>>310
て言うか、(少なくとも実在したそれに於いては)共産主義ってのは形式上「神」を否定しているにも関わらず構造的には宗教とソックリになってしまったっていう矛盾に陥ってるんだよ

マルクス的共産革命のシナリオってのは、歴史を起承転結ある有目的なものにしてしまう
価値観を固定化し、人々の道徳や倫理さえもその方向に固定してしまうような作用がある
マルクス的なそれが「教典化、教条主義化してしまうんだよね

で、労働者の平等を謳いながらむしろ支配/被支配の構造が強化されてしまうのもそのせい
「教典」があるからには、それに対する理解度で序列ができてしまう
そして、その知識の啓蒙や再分配の計画は当然そういった教典理解度の高い層が担うこととなる
世界の理を超越的に識る「預言者」が誕生しちゃうんだよな

こう見ていくと、共産主義ってのは衣を替えただけで実質宗教的超越概念と同値なものをむしろ主軸にしているとも言える