ハンJ読書部☆4
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前スレで構造主義が話題になってたけど明日はクリスマスやし
レヴィ=ストロースの『サンタクロースの秘密』(せりか書房)を読もう(提案)
聖ニコラウス以前のサンタクロースの原像はなかなかカオスで面白いで
構造主義とマルクス主義っていうとヘーゲルさ派的な初期マルクスと『資本論』の後期マルクスを「認識論的切断」させたのがアルチュセールやけど
これに反して日本のマルクス主義は廣松渉みたいに初期マルクスの疎外概念こそ後期マルクスの物証化論に繋がるとする主張があるやね マルクスって初期と後期でそんなに差があるんか。勉強になるなぁ 田中伸尚『大正天皇の【大葬】』(第三書館)にいわく1926年12月25日に大正の天ちゃんが死んだんで
その後右翼を中心に「先帝祭の日にヤソの祭りなどまかりならん」って批判があって日本のクリスマスはしばらく停滞してたそうや🙄
そんな自粛ムードを雪解けさせたのが1933年12月23日の今の天ちゃんの誕生らしいで🙋
これ以来クリスマスは再び大っぴらに祝われるようになったとか😎
クリスマス商戦の恩恵に預かってる業界は今の天ちゃんに感謝すべきかもしれんな🤔 明治天皇は当時から神格化されとって伏見の御陵に飽き足らず代々木に神宮まで作られて
今でも明治聖徳記念学会なんて國學院出身者がよく論文寄稿する保守系学会があるし
近世の天皇から近代の天皇に衣替えした天皇として歴史学の研究対象やったね
昭和天皇は大元帥の戦犯ヒロヒトとして井上清たち戦後歴史学から糾弾されたし
保守派はそれに対抗して祭祀王や立憲君主の側面を強調しとった
間に挟まれて印象薄かった大正天皇研究を活気づけた日本思想史の原武史『大正天皇』は有名やね
今の天皇の30年間の在位は後世にどう評価されるやろか ちくま文庫から出たスガ秀実の「革命的な、あまりに革命的な」読んだ
結構面白かったんだがなんか胡散臭い雰囲気があってスガってあんま好きになれん スガとか渡部直己とか
あのラインは胡散臭くて好かんのよな
面白いのは確かやけど…… >>10 渡部直己はよく知らんが個人的にはそこに與那覇淳も入るイメージやわ
面白いんだがやたら高名な人間の発言やポップカルチャーの引用したりするところがなんか胡散臭いわ 「同時代のパリ五月革命に比べて日本の全共闘は不当に貶められてる」って日本の1968年を再評価しようとしたのがスガのここ10年位の著作の数々よな🤔
言いたいことはわからんでもないがウォーラステインやネグリ使って日本の1968年に世界史的意義を見出そうとするのは流石に勇み足を感じるで😥
当事者世代のスガに対して小熊英二は『民主と愛国』や『1968』で冷静な思想史的評価を下してたな😔 與那覇先生は前スレで専門の史学ニキっぽい人に
真に受ける人は少ないタレント枠やでって言われた気がする
よくも悪くも論壇向けの思想枠やね スガや渡部の文藝批評は国文学研究からそれなりに評価されてるんよな🤔
谷崎潤一郎研究で有名な千葉俊二はスガの『「帝国」の文学-戦争と「大逆」の間』や渡部の『谷崎潤一郎-擬態の誘惑』に触れとった🙄
個人的にはポモ用語まみれのスガや渡部の批評苦手なんやけど😥 渡部はギリギリ読めないこともないけどスガの文章は難し過ぎて好き嫌い以前に読み通せない事が多いわ 渡部はあのセクハラ事件どうなったんやろ
渡部の書くブックガイドは面白いやね
『必読書150』
『私学的、あまりに私学的な-陽気で利発な若者へおくる小説・批評・思想ガイド』
『本気で作家になりたければ漱石に学べ!-小説テクニック特訓講座中級者編』 前スレで大澤真幸のセクハラが話題になっとったけど社会学やと東大の内田隆三も定年退官前にやらかしとったな
『ベースボールの夢』『柳田國男と事件の記録』と面白い一般書も書ける人間やったのにな
男性研究者と女子生徒のこの手の醜聞はいつまで経ってもなくならんな
不倫の末に弟子の女院生殺して一家心中した英文学者・大場啓仁の事件なんて悲劇もあったンゴ
研究者はアカハラは当然ながらセクハラには厳しく臨まないと(アカン) >>9
コイツの世代って呉智英とかロクなのおらせんがや 内田隆三もそうやったんか どっちも理論思想系としては大物やないか
ただ内田隆三って新書やといまいちな気がしたな
あの人はぶっとい大著書いてるときが一番やわ
大澤も包括的な大著の方が個人的にはええね
まあ初期の「身体の比較社会学」からそれをこえたもんは書けてない気がするが 連赤事件を描いた立松和平の「光の雨」をスガ秀実が『革命的な、あまりに革命的な』で酷評しとったけど
福田和也も立松和平は思想的に浅すぎるって「作家の値打ち」でこき下ろしとったね
永田洋子中心に描いた連赤論としては大塚英志の『「彼女たち」の連合赤軍ーサブカルチャーと戦後民主主義 』がすこ
人物としては獄中歌人になった坂口弘もおもろいが 連赤関係で最近でたのやと安彦良和の評論&討論集『革命とサブカル』は面白かった
安彦の評論部分は平凡やけど連赤当事者の植垣康博や青砥幹夫との討論部分は生々しくてよい
永田洋子『十六の墓標』のほとんどは植垣による文章だとか始めて知ったは そもそも『光の雨』って坂口弘の著作から一部盗作した問題作やなかった?
大塚英志はよく安彦と富野を「学生運動からの転向者コンビ」ってワンセットにするんやけど
弘前大全共闘のノンセクト活動家で逮捕されるほどのガチ勢やった安彦と
日芸で自治会にちょっと入って辞めただけの富野では大分温度差感じるな
安彦は『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』と政治漫画がライフワークやし未だに左翼ではあるし 田原総一朗をはじめとして連赤とオウムが似てるって一部論調があったんやけど
時代背景考えるとあんまり似てないと思うんや
連赤は政治が激動していた60-70年代の存在やけど
オウムは大澤真幸が言うように「虚構の時代」の80-90年代の存在やし
山本直樹は『レッド』『ビリーバーズ』とどっちも漫画にしとったが オウム関連の書籍は面白いけど一般信徒のものと宗教学者のものを比較して読むと、学者のそれはオウムの教義を過大評価しすぎな気がするわ ネトウヨ系の教祖たちは学者は理論のことばっかり話して現実を知らん。現実はこうだっていうんだけど
学者は本当に現実を知らない?主に歴史が多いかな。思想とかもカントやデカルトをけなすときは大抵は観念的だってことだよね 京都大学名誉教授『歴史家たちは客観的な歴史研究で、ネトウヨが間違いに気付くことを誘導すべき』
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1545832813/
山室信一も知らない悲しきネトウヨたち
まぁキメラ―満州国の肖像―しか読んだことないけど 山室信一は思想史学者らしく歴史学よりはややマクロな視点から叙述するので面白いやね
東アジア全体から満州を捉えなおした『キメラ』や世界史から日露戦争を描いた『日露戦争の世紀』は鉄板
日本にとっての第一次政界大戦を再定義しようとした『複合戦争と総力戦の断層』が近年の著作では良かったで 歴史学者としては、ただ当時において参照できる証拠全て揃えて、そこから信憑性あるものだけを厳密に取捨選択しつつ、それに基づいて合理的に導かれる結論を実証的に下しとるだけなのに、
ただその結果が気に入らないだけのガイジからいちいち左翼扱いされてガバガバ史料解釈やらネットの「真実」()やらで攻撃されんのほんと可哀想よな
伊藤隆が「つくる会」の連中と対立して辞めた理由もようわかるわ
ウヨガイジに実証主義の精神なんぞかけらもないもん 「正しい歴史」っていうものに「正確な歴史」ではなく「正義にもとづく歴史」を求めてる連中やから
その「正義」もひとりよがりなものでしかないし >>29
むしろネトウヨは「正義にもとづく歴史」を批判してる側ちゃうの?
歴史修正主義って「現在の史観は連合国側の一方的な正義に基づいた史観だ」という相対化から始まるやん 19世紀ランケ以降の史学は基本的に文献史料を扱う実証主義でやってきたんやけど
20世紀中盤から文化人類学や民俗学といった口承を扱うフィールドワークとの交流が始まったり
バーガーやルックマンといった社会学の社会構築主義やフーコーの『知の考古学』をはじめ構造主義の言語論的転回によって
文献史学はよく批判されるようになったんよね
ある意味で言えばネトウヨの歴史修正主義は時代の鬼子とも言えるんよ
経済史の小田中直樹がその辺を『歴史学ってなんだ?』(PHP新書)でよくまとめてるで
文献史学と社会構築主義の対決だった吉見義明☓上野千鶴子の慰安婦論争とつくる会の歴史修正主義は双子のようなものって指摘は面白いンゴ ネトウヨ言説のルーツって何なんだろうな
江藤淳の閉された言語空間辺り? ウヨさん達の元ネタの人達の歴史修正主義者って東京裁判史観やらマルクス史観を問題視しとって、
むしろ自分たちこそが文献資料で偏向を正してるってみたいな考えもあると思うんや
遅くとも80年代くらいにはとっくになんたら史観やなくて実証の方が重視されるようになっとったのに
学者は左翼だから偏向しとる、みたいにイデオロギーで一刀両断して
資料のつまみ食いで「客観的な論証」をして見せるってのがパターンな気がするわ
日本近現代史の実証的な研究の先駆けみたいな立場やったのに
伊藤隆ってなんでつくる会なんぞに参加したんやろ >>31
うん、まあそれは批判されとるのは文献のみから事実を検証し文献にない事実は歴史排除してしまう文献史学の悪弊の一つであって実証主義の精神そのものではなく、
オーラル・ヒストリー等々の中でも実証主義の精神が生き続けとるのは注意が必要なわけやが
伊藤隆なんて正にオーラル・ヒストリーと実証主義を結合させて「日本史学研究で」名を残したわけやし
ウヨガイジの場合、>>34が指摘しとるようにやっとるのはそもそもの文献の不参照やら恣意的な抜粋・解釈やらなんよな
それで「自分らは『真実』()を発見した!それが左翼学者によって歪んで解釈されている!」なんて「世紀の大発見」()気取りで言ってしまうわけや
>>34
ぶっちゃけそれまで日本史学会を席捲してた唯物史観はもちろん、東京裁判においてなされた事実認定についても実証主義の見地からは再検証すべきところが多いわけで、
それにもかかわらず当時の教科書は未だそういう最新の研究からは離れた古い記述がされとったから、それを改善していこうという動き(建前)と反左翼感情(本音)やと思うわ
まあそれで入ってみたらまず結果ありきでそれに都合のいい証拠だけ集めるような、史料批判もあったものではないカスしかいなかったわけやな 実証主義が当たり前のものになったことで、歴史学の主張の一つ一つが非常に矮小化されてしまい、マルクス主義史観のような分かりやすい物語が消滅してしまった
けれども人は分かりやすい史観を求めるもので、史観のニーズだけは残った。マルクス主義史観が追い出されたポストの後に居座ったのが、司馬史観だったりネトウヨ物語だったりした
・・・というお話をよく見るんだけど実際のところどうなんやろ 歴史的にそうなったかはともかく
実証史学が一般人には退屈なんはその通りやな 歴史学における実証主義というのが、史観を廃してただ事実を探求すればいいということなら、それはちょっと違うんやないか?
大きくても小さくても物語とかコンテキストがあって初めて歴史叙述というのは可能なのであって、それがなきゃただの古物愛好になってしまう。
そういう、今の用語で言えば社会構築主義みたいなんは歴史学においては20c初頭辺りから意識されてるみたいやし。
>>36
史的弁証法に限らず世界システム論とかアナール学派とか日本で言えば網野史学みたいに歴史学と歴史観は今でも切っても切れんものだと思う。
ただ、その「物語」は、事実をどこまで整合的説得的に説明できるかに依って優劣があり、ネトウヨ物語は非常に劣っている、ということやろ。 正直、「史観とか物語とかいらんのや、ただ事実を解明すればええんや」という歴史家はあまり信頼できんと思う。
自分が依拠してる物語に無自覚ってことやから。 アクセスの問題もあるよな
一般人が網野史観に触れるのなんて『もののけ姫』観るときぐらいちゃうか
世界システム論なんかになると先にマルクスやんないといけないし
ネトウヨ物語を完全に葬り去るには、まっとうな史観へ容易にアクセスできるようにしないと無理な気がするわ >>40
それは、けっこう難しいやろなあ・・・
ネトウヨに限らず一般の「歴史好き」の歴史観って「武田軍団の強さの秘密は?」とか「信長に学ぶビジネスマンのリーダーシップ」みたいなやつやろうし、学問としての歴史学とは異質やん
まあそれはそれで歴史観の一つではあり、過去への多様な理解が可能である証拠でもあるんやけどな
ぶっちゃけ、たとえば農学部出た人が門外漢から「お百姓さんになるの?」と言われるような、専門家と一般人の知識の断絶ってどんな分野にもあるもんで、歴史家だけがその解消を要求する資格があるのかどうかもちょっと疑問やし。
ネトウヨイズムって合理的推論の束やなくて一種宗教的世界観やから、この方面からネトウヨを解体しようとしてもうまくはいかん気がする・・・ やるとすればそれは教育の役割だろうな
学校で習う歴史は「自虐史観」と言われることも多いが、その実は特定の史観を排斥し続けた結果の事実の羅列に過ぎなかったんじゃないか
自分の経験に照らして言うなら、学校の歴史の授業はプリントの穴埋めに終始したし
その状態ではじめて接するネトウヨ史観はどうしても強烈に映る
伝統的な史観のいくつかを並列的に紹介する授業はあってもいいと思う 歴史学の名著ってマルクス主義の知識ないと読めないもの多いからね
特に日本の戦後歴史学はマルクス主義歴史学が一時期までずっとリードしてきたからその傾向強いンゴ
遠山茂樹『明治維新』は明治維新についての不朽の名著やけど序論でいきなり講座派VS労農派の日本資本主義論争が出てくるし
カウツキーの引用までしてるのでマルクスに疎い現代の読者にははっきり言ってとっつきにくいやね
ウォーラーステインに関してもマルクスの資本論〜ローザ・ルクセンブルグの資本蓄積論〜アンドレ・フランク、サミール・アミンの新従属理論って
流れがあってから生まれとるしな 頼山陽みたいに人を一気に引きつける文章で歴史を書かれたらのめり込むよ
あのひとは武家の日本乗っ取りを批判する見方しかしないから一方的なんだが読ませるし
事実の羅列が正しいとか面白いともかぎらんし、そもそも事実かどうかとかどうやって判断してるのかも曖昧だし
ネトウヨが増長するのはそのへんの哲学が説明されてないからだろ 「マルクス史観が消滅した」というのがもし「無益なものとして廃棄された」という意味なら、そうではないんよな。
それを基礎としたより高次の理論に昇華されたんであって、歴史学におけるその価値は失われちゃおらん 歴史学の学説史は面白い本多いし文庫や新書でも読めるものがあるんでよかったら読んでみてや
1成田龍一『近現代日本史と歴史学』(中公新書)
2関幸彦『「国史」の誕生』(講談社学術文庫)
3大久保利謙『日本近代史学事始め』(岩波新書)
成田龍一はカルスタ寄りに見られるけど1みたいな史学史の本についてはオススメやね
2の関幸彦の本は「抹殺博士」重野安繹や「神道ハ祭天ノ古俗」久米邦武たち黎明期の歴史学者のエピソードが読み物として面白いンゴ
3はあの大久保利通の孫で皇国史観やマルクス主義に与せず実証主義的な近代史研究の基礎を築いた大久保利謙による研究史と回想 服部之総の「志士と経済」なんて読んどると史的唯物論は来たるべき革命の予想に関しては外したけれど
過去の事象を経済から説明するのがやはり上手いと感じるやね
西鶴の『世間胸算用』にそれを翻案した太宰の「貧の意地」に一葉の『大つごもり』と大晦日を舞台にした文藝作品には名作が多い 一般教養レベルで経済学勉強したいんやが、とりあえずマンキューのミクマクあたり読んどけばええんか? >>48
それでもいいが、別ルートとしてこんなのもある
マンキューやスティグリッツの本は何か俺合わなかったんだよな
飯田泰之『経済学講義』(ちくま新書)
坂井豊貴『ミクロ経済学入門の入門』(岩波新書)
八田達夫『ミクロ経済学Expressway』
神取道宏『ミクロ経済学の力』 >>49
はぇ〜そういうルートもあるんすねぇ
ワイも合わなかった時参考にさせてもらうでサンガツ 竹内洋って保守系の人っぽいけどどうなん?
ネトウヨの反教養主義を読み解くのに役立つやろか 個人的な関心と等々から、あの人の著作は大体読んでるが、専門の教育社会学関連の業績は凄まじい、参照必須。ただ、丸山真男を筆頭にしたいわゆる戦後知識人または文化人に対してはやや距離を置いて、突き放した見方をする
それを客観的とみるか、または捻くれてるとみるか、あるいは戦後知識人嫌いが入ってるとみるかは正直判断に困るな、と思う。橋爪大三郎あたりも上の世代を論じてる時は微妙に個人的感情が入ってる節があるし。
だから保守思想っぽく見えることもあるが、それをもって一から十まで保守派とか右翼とかいうのは違うと言いたい 竹内洋は保守っていうか左翼嫌い、進歩的知識人嫌いをこじらせてる感じはある
でも旧制高校とかに関する研究はやっぱり金字塔やね
学歴貴族のナントカとか個々の著作はもちろん『中村真一郎研究』の何号かに載ってた、
中村真一郎の旧制一高時代の日記を読むシンポジウムの記録でもかなり鋭いこと言ってたわ
教養主義でも『文学部という病い』なんかで叩かれたような手合いとは少し違って
戦後世代なのもあって教養主義そのものからある程度は距離をとって考えてるし
大澤聡の対談集『教養主義のリハビリテーション』にも出てるらしいから読んでみたいな 北田暁大の『嗤う日本のナショナリズム』は賞味期限が短かったな
あの程度のパースペクティヴしかないのか ネトウヨを笑うことは必要なことだがネトウヨに反発するあまり日本を腐すとそれはそれで支持は得られにくい
なので明治の政教社の人々や頭山満のような人を再評価すべきだとおもう
また三島由紀夫や日本浪漫派の亀井勝一郎などもリベラル側が再評価すべき >>57
三島の楯の会の制服作ったのは辻井喬やで
上野千鶴子と辻井喬(堤 清二名義やったか、覚えとらんが)の対談に二人の交友が書いてある 政教社の志賀重昂や『日本』の陸羯南に関しては丸山眞男の時代から既に評価されとるしなあ…
頭山満たちのアジア主義に関しても戦後の早い段階で竹内好が論じてるし
日本浪漫派も石川公彌子『〈弱さ〉と〈抵抗〉の近代国学』みたいに保守派以外で評価する人間は最近出てきたで
ワイは保田の文体と「イロニー」が苦手やけど
竹内洋は面白い知識人論を書く教育社会学者やけど時折「反リベラル」が強く過ぎて面食らう面はあるンゴ
編著の『日本主義的教養の時代―大学批判の古層』で三井甲之と蓑田胸喜の再評価の機運を作ったけど正直イマイチやったな…
三井甲之の仲間だった小田村寅二郎を論じてたからって江崎道朗の『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』なんて駄本を書評で高評価したり 反米右翼やアジア主義右翼を左派が評価するのはそれほど難しいことではないのでは?
戦前の右翼と戦後の左翼が同根なんてむしろ保守派が指摘してきたことやし 大塚英志が『少女たちの「かわいい」天皇』『ミッキーの書式』で論じてた「フェイクの美学を愛した三島由紀夫」論は面白い🙋
「からっ風野郎」も楯の会も三島事件もフェイクのサブカルチャーとして成立してたと🤔 三島由紀夫論なら、岸田秀が続ものぐさでボロクソ書いていたやつが面白い。
まぁ岸田らしく三島の幼少期に還元するめちゃくちゃな議論やけどな。
三島の文章に気持ち悪さを感じてたワイとしては当時目から鱗やったわ。 でも岸田秀もアレだしなぁ
河合隼雄が「日本では臨床もしないのに精神分析について語る人がいますが…」とか書いてるのを見て真っ先に思い出したのが岸田秀やった
それから岸田秀と町沢静夫の対談を読んだことがあるが、話噛み合ってなかった印象しかない
どうせアホな編集者が企画したんだろうが
その違和感は北山修と吉本隆明の対談読んだ時にも感じた
岸田秀は自己分析で自身の神経症を治したとか吹聴してるけどあんなん信じてるのはアホやで 臨床精神医学で思い出したが恋人を殺害しちゃったラカン派の小笠原晋也って
今は社会復帰して普通にTwitterやったり東京ラカン塾なんて集まりやってるんやなあ…
前スレで呉秀三の弟子の石田昇が殺人事件起こした話があったけど
臨床やってるとそういう事も起きちゃうんやろうか フランス語読めないし『エクリ』はくっそ訳文が読みにくいからあれやけどラカンの入門書でオススメある?
哲科出身のトッモに薦められたジジェクの『ラカンはこう読め』は難しかったわ😭 ラカンと人殺しといや岩波新書の市田良彦『ルイ・アルチュセールー行方不明者の哲学』読んだが新書でやるレベルと思えんぐらい難解だったが面白かった
スピノザとヘーゲルをとおしてマルクスを見るアルチュセールの遍歴は興味深い 今年も結局マルクス様の掌の上で踊って終わりだった
いつになったらこの呪縛から逃れられるのか >>65
ジジェクは議論のコツというか癖みたいなもの掴めれば簡単なんやけどな
新宮一成の講談社現代新書のやつが定番やけど学部生のころ予備知識あんまりない状態で読んだときはかなりややこしく感じたわ
簡単さでいえば斎藤環の『生き延びるためのラカン』は読みやすかったけど斎藤環じたいの評価がよくわからん
あとは「現代思想の冒険者たち」のラカンの巻とか、入門書やないけど藤田博史とかかな
本人の著作の翻訳やとセミネールのうち『精神分析の四基本概念』とかがまだ読みやすいやろか
ラカンはちょっと折口信夫に対する折口学みたいに「ラカン学」になってて局外者にはよく見えん ラカンやったら今はいろいろ出てるけど、今ならとりあえず『疾風怒濤精神分析入門』が一番分かりやすい
変わり種だと、ちくま学芸文庫のフィリップ・ヒル『ラカン』はイラスト付き入門書でこれも分かりやすい
同じちくま学芸の『ラカン入門』は中級者向けやね
あとブルース・フィンクって人は珍しいアメリカのラカン派分析家で、ラカンのフランス的晦渋さをアメリカナイズしたクリアな解説で評判
この辺から1,2冊読んだら、
松本卓也っていうラカニアンの新星が書いた『人はみな妄想する』を読むべし
ラカンは時期によって主張が変化していった人なんだけど、
それらは全部「神経症と精神病の鑑別診断」が念頭にあってのことだから、
そこを踏まえてラカンの理論的変遷を読んでいくといいよっていう本
そこからドゥルーズ=ガタリやデリダとの接点も見えてくるように書かれている
ジジェクはラカンじゃなくてジジェクとして読んだほうがいいと思う
最近は読む人いなくなっちゃったけど俺は好き
あくまでジジェクでっていうなら、
青土社の現代思想ガイドブックシリーズから出てる入門書から入って、
『斜めから見る』とか『ジジェク自身によるジジェク』かな
『ラカンはこう読め!』はいかにも入門書なくせに難しいよね ジジェクはポストマルクスから新左翼までかなり幅広く参照されてるイメージ
なにかでかいことあるとその辺の界隈はジジェクの反応待って身振り決めるなんて皮肉言われたりもしとったな ダグラス・マレー著『西洋の自死』を読んだ。
小林よしのり2019年01月01日 14:42
https://blogos.com/article/348653/ ここの人達って保守は悪でリベラルは善ってスタンスなんけ? 映画の教養深めたいなと思っとるんやが、
世界・日本の映画史あたりについて簡単に学べるような本知ってるニキいたら教えてクレメンス >>73
ちな日本版と世界版同じ本じゃなくてそれぞれ別の本でもええで >>73
村山匡一郎、 奥村賢編『増補版 映画史を学ぶ クリティカル・ワーズ』(フィルムアート社、2013)ええで
映画史を学びつつ重要な概念を学べる一冊
更にコンパクトな文庫新書なら
四方田犬彦『日本映画史110年』(集英社新書)
北野圭介『ハリウッド100年史講義』(平凡社新書)
あたりもおすすめやね
版元の社会思想社も潰れたし古い文庫レーベルやけど現代教養文庫の
猪俣勝人『日本映画名作全史』の戦前編と戦後編
猪俣勝人『世界名作映画全史』の戦前編と戦後編
の4冊もええね
猪俣勝人は映画監督かつ日芸の講師やってた人 最近読んだ映画本では志村三代子『映画人・菊池寛』(2013)は面白かったで
映画人かつ大映社長だった菊池寛から戦前の映画と小説のメディアミックスを研究した本 >>75
出先でID変わっとる>>73やけど詳しくサンガツ
事典らしいのから新書まで教えてくれて助かるで
今ちょっと一番上だけ尼で見てみたけど俳優の情報まで入っとるのはええな
読み比べして見るわ、サンガツ >>76
はぇ〜菊池寛って映画人でもあったんすねぇ 完全に文豪のイメージやったわ
ほんま勉強になるでサンガツ 叢書ウニベルシタスから邦訳が出たドゥルーズの『シネマ』がクッソ難しかったんやけど😭
福尾匠『眼がスクリーンになる時-ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』って解説本には助けられたわ🙋 映画本やと『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、 しかも10セントも損をしなかったか―ロジャー・コーマン自伝』かすこ
ハリウッドの底辺映画史 共産趣味なら若松孝二『俺は手を汚す』や足立正生『映画/革命』もええで
この人らが『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』というあの怪作ドキュメンタリーを撮ったと思うと感慨深いンゴ 映画関連やとセオドア・ローザック『フリッカー、あるいは映画の魔』がすこ
映画ネタにした伝奇小説やけど虚実ないまぜの映画ペダントリーが楽しい 正直もうネット全体でもフェミの方が優勢になってきとる感あるよな
Togetterあたりが反フェミの最後の砦ちゃう? はぇ〜流石読書部の住民は映画論も詳しいんすねぇ
少しずつ読ませてもらうやで〜 そういえば蓮見総長って映画論専門なんやっけ
総長の批評はポスト構造主義知ってないとわかりにくいんやろか ドキュメンタリー映画だけどゆきゆきて、神軍が忘れられんわ
あれについて書かれた本とかないんかな >>23
> 田原総一朗をはじめとして連赤とオウムが似てるって一部論調があったんやけど
> 時代背景考えるとあんまり似てないと思うんや
もの凄く似てると思う
社会(世間)と自分の距離正確に掴めない幼稚な人ってどの時代にも一定程度いて、
そういうタイプを絡め取った点でにてる >>90
オタクというよりも表現の自由戦士が嫌いなんやな 蓮實と淀川長治と山田宏一の座談会『映画千夜一夜』は読みやすいし面白いで
>>88
奥崎謙三自身の本なら『ヤマザキ、天皇を撃て』や『ゆきゆきて「神軍」の思想』と色々あるけど
一番狂ってて面白いのは『宇宙人の聖書―天皇ヒロヒトにパチンコを撃った犯人の思想・行動・予言』やな
深沢七郎の問題作「風流夢譚」を無断転載してて色々と頭おかしい奇書
事件自体については沢木耕太郎が『人の砂漠』所収の「不敬列伝」って短いルポルタージュで簡潔にまとめとった気がするンゴ
奥崎の晩年は特殊漫画家の根本敬にオモチャにされとったな
女装させられてペニバンつけた女王様にガン掘りされてスカトロプレイする奥崎謙三を描いた「神様の愛い奴」は
90年代鬼畜ブームを後世から感じられるカルト映画やね >>89
少なくとも連赤の世代はまだ「革命」がリアルやったけど
オウムのサマナの世代はニューエイジ思想やオカルトブームがあったとはいえ「日本シャンバラ化計画」はあまりにリアリティのない話やし
総括とポアも背景にある思想が違うしやっぱり似てないんやないか?
大田俊寛『オウム真理教の精神史』読むとことさらそう思えてならんわ 左翼思想の中のオカルト思想の極北みたいな部分はオウムに多少は感じる
荒俣宏と対談してたりとか
今はそんな部分欠片も見せんが荒俣って日本ニューエイジ普及の先駆やし
オウムが平井和正囲いこもうとしてた話といいこの辺は不謹慎ながら面白いは
ヘブンズゲイトあたりの西洋カルトとの比較とか >>92
奥崎本人が本出しとるのすっかり忘れとったサンガツ
90年代のアングラ文化は雨宮処凛の寄稿読んで知ったわ、ネットの発達と共に衰退していったみたいだけどそういう雰囲気を求める層が2chに吸収されたのかな オウムやマンソンファミリーといった現代オカルト思想の起源みたいなところがあるから
ブラヴァッキー夫人あたりから始まる近代神智学って忌避されがちやけど
神智学者のオルコット大佐とスリランカの上座部僧アナガーリカ・ダルマパーラ出会って
日本も含んだ近代仏教復興運動が始まるから意外と馬鹿に出来ないんよね
オルコットとダルマパーラは一緒に明治期に来日して日本仏教界に影響を残してる
今日世界中の仏教寺院に掲げられてる六色仏旗はダルマパーラが作ったものやね
佐藤哲朗『大アジア思想活劇―仏教が結んだ、もうひとつの近代史』がその辺詳しくて面白いで >>95
ご指摘の通りメディアとしての雑誌の衰退やろなあ…
吉田豪や雨宮処凜も書いてたけどあの頃は『BURST』『世紀末倶楽部』『危ない1号』と鬼畜雑誌が一杯あって
それがかなり読まれてたみたいやね
『BURST』に関しては古本屋でバックナンバー買ったことあるから何冊か持っとるけど
メキシコのサパティスタ民族解放軍(EZLN)の武装蜂起取材したり重信房子の娘メイにロングインタビューしたりと
何でもネタにする鬼畜サブカルの中に妙に共産趣味っぽいところがあったンゴ
そういう時代の空気の中で雨宮はメンヘラバンギャからパンク右翼になったんやろね オカルト関連やと去年でた大野英士『オカルティズム 非理性のヨーロッパ』は面白かった
近代にはいって科学的な思考が発達はじめてもそれでカバーできぬことを補完するためのオカルト、逆に人文含む科学のいくつかのオカルトとの接点とか色んなトピックがまとまってて面白い
オカルトとレイシズムの接点描いた横山茂雄『聖別された肉体ーオカルト人種論とナチズム』もよい
近代オカルトの霊的進化論がマルクス『資本論』に色濃くみられる社会進化論の双子であるいうのは面白い >>97
その時代に生きてその辺読んでた身からすると一番悪趣味系雑誌で影響あったんはGON!やな
他はコンビニじゃ買えんがGON!はコンビニで買えたから
サリン事件あった数ヶ月後の号でサリンの化学式書いたりようあんなことやってたもんや 『夜想』を出してたペヨトル工房が潰れてペヨトルの編集者だった村崎百郎が殺されたのも考えさせられるンゴ😔
長井勝一亡き後の青林堂が蟹江幹彦に乗っ取られたからまともな編集者は青林工藝舎に逃げて
ネトウヨ出版社に堕ちたから余命騒動が生まれてそれでワイらがくこに来たんやから不思議な因果やね🤔 村崎百郎追悼本は京極夏彦がインタビュー応じててなんでやと思うたが同級生やったんやな
やっぱ北海道って魔境だは
京極作品も所々に80年代ニューエイジの残り香感じる
本人はオカルト否定論者だろうけど ワイのおすすめは清水潔の「南京事件を調査せよ」
軍の戦闘詳報や従軍した兵士の手記を突き合わせて何が占領時の南京で起こっていたのか?を解明する良書やと思う
ネトウッヨに読ませてやりたいで ワイのおすすめは清水潔の「南京事件を調査せよ」
軍の戦闘詳報や従軍した兵士の手記を突き合わせて何が占領時の南京で起こっていたのか?を解明する良書やと思う
ネトウッヨに読ませてやりたいで 清水潔は変わった記者よな
元々は新潮社FOCUSの記者で桶川ストーカー殺人の県警の怠慢をスクープして
日テレに移籍してからは北関東連続女児誘拐殺人の冤罪をスクープして真犯人らしき人物に近づいとった
そんなトップ屋気質の清水潔が南京大虐殺の調査したんやから面白いやね 岩波書店の新刊で日本史研究会・歴史科学協議会・歴史学研究会・歴史教育者協議会の四団体が編集した
『創られた明治、創られる明治―「明治150年」が問いかけるもの』が面白かったで
去年の岩波がボチボチ出してた反「明治一五〇年」本の集大成って感じや
収録論文だと明治維新研究史を分析した
石居人也「歴史研究における「明治」を見る眼―「明治百年」から「明治一五〇年」への史学史として」
が興味深かったンゴ
50年前の1968年の段階で歴史学界は政府主導の「明治百年」キャンペーンに異を唱えてたんやね
先頭で批判の論陣を張った永原慶二はやはり偉大な学者だったんやな…
ハンJ的には加藤圭木「「明治一五〇年」と朝鮮」も興味深いかも
ここで論じられてる植民地公娼制度は慰安婦問題を語る上で避けて通れないテーマやし 【悲報】紀伊国屋新宿本店さん、信用を金に変える「百田尚樹先生の日本国紀がおすすめです!」
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1546569162/
創業者の田辺茂一が超一流の文化人だったことを考えると今の紀伊国屋書店がバカウヨムックに力入れてるのは悲しいなあ…
ATG映画の傑作として有名な大島渚の『新宿泥棒日記』には田辺茂一が本人役で出演してるンゴ
これも全て出版不況のせいなんやろか… >>107
横尾忠則が紀伊国屋書店でジュネかなにか万引きしようとして女性店員に捕まって興奮するんやっけ >>105
>日テレに移籍してからは北関東連続女児誘拐殺人の冤罪をスクープして真犯人らしき人物に近づいとった
何年か前に「文庫X」として売られて話題になった『殺人犯はそこにいる』やね >>107
ネトウヨワラワラのTwitterでもわざわざ紀伊国屋のアカウントをフォローしとるような人間には読書好きの知識層が多いからか、元ツイートのリプ欄は非難轟々の嵐やな
こんな虚栄に満ちた大本営発表的な本が売れてしまうぐらいもはや社会が夢もなく閉塞感に溢れとるという事やろなぁ リプ欄見てきたけど非難してるのは知性の欠片もない垢が多かったぞ >>110
流石にここ数年のネトウヨガイジがガイジ過ぎたわ
こんなん擁護しとる連中とか判断能力未熟な子供か人生失敗しとる社会不適合集団やろ 百田の本なんかに一銭も出す気はないが流石に百田の本置いてるだけで紀伊国屋も同罪とか不買とか言い出すのはおかしいやろ
Twitterで騒いでるのは反差別界隈とかフェミやしあれを知識層と言うのは…
本の内容批判するのはどんどんやればええしコピペ本推す本屋の知性が疑われるまでは分かるがこれでヘイトに加担したとまで言うのは分からんわ 置くのはかまへん
ただ思想の右左以前に間違いが多すぎる上に誠実でもない本をおすすめするのは知性が疑われてまうやろな
百田はtwitterとかでヘイト撒き散らしてるわけやしヘイトに加担ってのはそういうとこやろか ただ置くだけなら問題は起きないけれども
頻繁に発言が問題視されてる筆者が来てそれをPRに使ったらそらこうなるわなあ 置くのはおkというのも手放しに言えるんかなあ?
スーパーがヒ素入りミルクやダイオキシン入り食用油を置いて「消費者の判断に委ねる」とか言ってると考えたらどうや? 別に紀伊国屋が歴史修正主義やヘイトに賛意を示す意図があったとかじゃなくて世間的に人気作家やから呼んだ程度の話やと思うけどなぁ…
まあそういう大衆迎合が危険だと言いたいんなら分かるが
逆に明らかに政治的意図があってやってたジュンク堂のSEALDsフェアはネトウヨに突撃されて潰されたな >>114>>118
百田本の問題は歴史修正主義だの以前に本人が剽窃認めてる点やろ
先月勁草書房から出てた本が論文の無断転載発覚で回収までいってるんやで
それを回収どころか自社で訂正も出さずにサイレント修正で誤魔化す幻冬舎は終わっとるし知ってて宣伝しとる紀伊国屋にも問題あるわ
剽窃だけど学術書じゃないからセーフなんて通用せんからな
大体批判してるのが反差別・フェミとか観測範囲どんだけ狭いんや >>120
百田本は思想以前の問題というのは正しい
だから紀伊国屋は知性も品性も疑われるというのは分かる
ただそれとヘイト云々の問題を混同してるコメントがかなり目についたんで流石に紀伊国屋にヘイト本屋とかレッテル貼るのは間違ってるんちゃうかと思うわ 司馬遼太郎の歴史小説なんかは史実に忠実かと言えばまぁアレな感じやけども本人としては出来うる限りの資料収集と時代考証をしてリアリズムたろうとしてる訳で、懇意にしてた古本屋のサイトとか見るとそういうエピソード出てくるよな
それに比べてこのハゲはなんやねん
暇人の書いた大百科風オ◯ニー文章無断引用して開き直りとかもう小説家としても下の下でしかないわ >>120
実際フェミが粘着してんだろうが
表現の自由を潰したいカルトが 書店と出版社の責任に関しては
ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会・編『NOヘイト!出版の製造者責任を考える』が興味深いで
これの第二章「書店員は「ヘイト本」をどう見ているのか」にリアルな書店員の声が載っていて面白いンゴ
「個人的には絶対に売りたくないけれど客商売なので仕方なく売っている」
「自分の店ながら棚を見て嫌な気分になる」
「版元の営業が「今のうちにヘイト本で儲けたい」とあけすけに言っている」
「「売れるリベラル本を定期的に出版し続けること」くらいしかしか対抗策はないのでは」
ワイも元書店員やからわかるけど再販制度込みとはいえ書店業は利益率が極めて低い業種やから
数を売らざるを得ない面があるんよね
そして幻冬舎の見城徹って男がそういう「売らんかな」主義を徹底してベストセラー本を売り続けてきた男やからね
角川時代は「野生時代」の名物編集者として角川春樹に可愛がられた辣腕だったそうやが
ロマン優光が連載コラムで『日本国紀』を「ウケればなんでもいいという浅薄なテレビマンの発想で書いた本」と切り捨てとったけど
百田のそういう薄っぺらさと見城徹の売らんかな主義は相性がいいんやろなあ テレビで思い出したけど佐藤卓巳の『テレビ的教養―一億総博知化への系譜』が今月岩波現代文庫に入るで
教育テレビや生涯学習という「白痴」ならぬ「博知」のメディアとしてのテレビを分析したメディアスタディーズの好著の文庫化や
小学校へのテレビ導入をめぐる1960年代の「西本・山下論争」の解説あたりは特に面白いで
チンビンニキことお囃子が出てる番組を実況するのが好きななんJ民にはオススメやと思う 百田が普段からヘイト撒き散らしてるのが周知の事実としても日本国紀自体がヘイト本かって言うと微妙ちゃうんか?
日本国紀という問題のある本をプッシュした紀伊国屋は当然批判されるべきやけども今回のはヘイト案件ではないやろ
これで紀伊国屋はヘイト本屋だとか言うのはちょっと言い過ぎなとこあると思うけどな >>125
「ヘイト」の対義語が「リベラル」ってのが違和感あるわ
ヘイト反対は本来左右問わんはずやろ
「反リベラル」な本は全部ヘイトだみたいな方向に暴走しかねんと思うでこういう雑な対立作ってると 何や百田擁護するネトウヨまで来とるんか(呆れ)
リベラルは暴走するとかいつもの冷笑系ネトウヨの常套句いいゾ〜これ 話ぶった切ってすまん
ソシュールの言語学が構造主義の祖となったっちゅうんが構造主義の入門書読んでもイマイチ分かったようで分からないんやが、
レヴィ=ストロースがソシュールの言語学を援用して「未開人」の言語を分析したとかそんな感じでええんか?
その辺わかりやすい書籍あったら教えてクレメンス ちょっと前に山室信一の名前出てるけど
今月号の『図書』に載ってる新連載の「モダン語の時代」おもろかったわ🙋
今の流行語大賞の起源って1920年代に生まれてたんやね🤔
今年は『図書』毎月本屋に貰いにいくわ🏃 >>130
ソシュール言語学を使ったレヴィ=ストロースの著作では『親族の基本構造』が有名やね
外婚制にインセストタブーという「構造」を発見したことで有名な本
邦訳もあるけど大著なので手を出しにくいと思うしラドクリフ・ブラウンを始めとした人類学理論を知らないとちょっと読みにくいと思うんで
入門書として小田亮『レヴィ=ストロース入門 』(ちくま新書)をオススメするンゴ
ちなみにレヴィ・ストロースは「未開」概念にもメスを入れた人間として有名で
彼自身の著作である『悲しき熱帯』は優れたエスノグラフィーなので興味があれば是非読んでクレメンス
中公クラシックスに入ってるはずやで〜 ゴンクール賞の発表で小説じゃないから外したけどって異例の言及された『悲しき熱帯』すこ >>132
詳しくサンガツ
レヴィストロースがソシュール言語学と人類学組み合わせて構造主義を作り上げた感じなんやな
詳しくはレヴィストロース本人の著作読んだ方が手っ取り早そうやね
読んでみるわ、サンガツ >>132
完全に読み飛ばしとったけど普通に入門用の新書も紹介してくれたんやなすまんな 読んでみるで >>126
佐藤卓己は面白いもん書くなぁと一時期よく読んどったけど
鈴木庫三の本読んで信用していいものかよう分からんくなったな
鈴木に肩入れしすぎとる本人の書きぶりのせいも大いにあるが当時のメディアが悪いとか
そこを飛び越えて言論統制は悪くないくらいの読み方をするレビューが散見されて頭抱えたわ ネットと入門書で聞きかじったレベルだと、構造主義と現象学とフッサールが全部似たようなことやってるイメージなんだけど、この辺整理した本ってない?
めちゃくちゃ頓珍漢なこと言ってたらすまん 読書スレの人が建設的な会話を心掛けてるのは分かるがあんまり突撃してくるネトウヨ甘やかさん方がええと思うで
付け上がるからな 下らない対立引き起こそうとしてんじゃねーよ
差別用語振りかざしてるような奴の話など聞くに値しないね 個人の思想が右だろうが左だろうがどうでもいいわ
問題点を把握し、どうすれば解決できるのか、そのために何を読むべきか
その方が重要 アホなネトウヨにならないためにも読書して知性を磨きましょう。
って掲げてるスレで何をか言わんやって感じなんやけど本の話をしとる限りならワイは歓迎するで
このスレの話題についていける程度に硬い本を読んだり学問を重んじてたりそのへんに関心があるウヨさんとか
あんま見かけた事がないからむしろ色々交流してみたいわ >>138
ワイは哲学プロパーやないから哲学専攻ニキからしたら浅い理解かもしれんが
・フッサール現象学
・フッサール現象学から発生したサルトルの実存主義
・サルトルの実存主義を批判したレヴィ=ストロースの構造人類学(構造主義)
はそれぞれ別物やね
フッサール現象学については批判もあるけど竹田青嗣『はじめての現象学』(NHKブックス)が読みやすいと思うで
あとはスレの最初の方で名前出てる熊野純彦の『西洋哲学史―近代から現代へ』(岩波新書)の14章〜15章がフッサールからハイデガーへの流れを簡潔にまとめとるね
構造主義に関しては前スレで話題になってた内田樹『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)、
竹田と共著の多い橋爪大三郎の『はじめての構造主義』(講談社現代新書)あたりが鉄板やろか
レヴィ=ストロースとサルトルの関係については本人の著作である『野生の思考』(みすず書房)が平易で手っ取り早いで
第一章「具体の科学」で科学者と器用人(ブリコルール)に共通する「構造」について語り
第九章「歴史と弁証法」でサルトルの歴史観をヨーロッパ中心主義に偏っていると構造主義の立場から批判しとる
レヴィ=ストロースは専門の人類学理論に関してはとっつきにくいけれど
一般向けに書いた『野生の思考』『悲しき熱帯』『やきもち焼きの土器作り』『月の裏側』あたりは読みやすいンゴ >>142
流石に百田擁護するネトウヨなんかは門前払いでええやろ サルトルはアンガージュマン(政治参加)って言葉が遺ってるように
日本でも60年安保世代くらいまで強い影響力を持ってたみたいやけど現代ではあまり読まれない思想家の一人やね
加藤周一や海老坂武の知識人としての生き様なんてサルトルの影響が強いのに 竹内芳郎なんかもサルトルの影響強いな
増田靖彦「サルトルは日本でどのように受容されたか─その黎明期を中心として─」
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_110006619004.pdf?id=ART0008634599
この論文面白かったで
日本で最初にサルトルに論及したのは三木清の「神話」(1936)で次が串田孫一の「現代仏蘭西哲学管窺」(1942)らしいで >>130
物事には通時性と共時性の2面がある。
通時性は歴史的側面のことだ。
歴史は時間の流れにそった物事のありようのことだろ。
これを通時性とか通時的などという。
共時性は、その時間的な流れをある時点でスパッと切断して断面にした場合、その1断面そのものも無数の物事のあつまりで出来てるわけだが、それらの物事どうしは互いに無関係ではなくて有機的に関連しあって1つの大きな社会というか世間というかが成り立ってるだろ。
この成り立ってるありようを指して「構造」と称した。
つまり物事の歴史性を全部抜きにして、とある時間的1断面内にある無数の物事たちの間の関係性のすべてを指して「構造」と呼ぶ。
だが普通は、どんな物事も歴史的であると共に共時的(構造的)でもあり、その両側面は分かちがたく結びつきながら成立してるものだと考えられてる。
常識的にもそりゃそうだよな。
だがソシュールは独特の切り口からこの分かちがたく結びついてるハズの両側面を、完全無欠に切り離し別々の問題として論じることが出来る理論的な道すじを発見した。
その発見を導き出した着想こそ、有名な「言語は差異の体系である」ってやつよ。
ソシュールが発見したこの切り分け方を、言語現象とは別の色んな現象に応用することで、ありとあらゆる物事における共時的な成り立ち方つまり「構造」をとらえることが可能になった。
歴史性というものを一切シカトしつつ物事を考察・分析する理論的方法が手に入ったんだな。
この応用を最初にやったのが悲しき熱帯先生またの名をパンセ・ソバージュ先生ことレビー・ストロースなのよ。
レビー先生がこれを提唱するまでは物事の「構造」というものはそれと自覚しては世界のどんな偉い学者先生にも認識されてなかったの。
つまりレビー先生は世界に「構造」を初めて見出だした人だったわけね。 >>147
なるほどー
「通時性(=歴史性)を無視した共時的(=構造的)な物の見方」という全く新しい分析・考察方式を言語学において初めて提唱したのがソシュールであり、
その方法論を言語学以外のありとあらゆる事象の分析・考察にまでに応用させる先鞭をつけたのがレヴィ=ストロースという訳なんやな
>>130やけどクッッッソ分かりやすくて助かったわ
ますますレヴィ=ストロースの著書が読みたくなったンゴ
ほんまサンガツやで! 熊野純彦って多才よな
レヴィナスにマルクスに本居宣長まで語るのは幅広いわ
古典の翻訳もするし倫理学だからフェミニズムや生命倫理学も語れるし
和辻哲郎以来の東大倫理学の伝統を感じるンゴ ワイは人類学専攻やったけどレヴィ=ストロースほど幅広い読者持ってる人類学者は珍しいと思うわ
それに次ぐのがクリフォード・ギアツあたりけ?
同世代のエドマンド・リーチやヴィクター・ターナーも人類学の中では有名やけど普通の読書人からしたら微妙やろうしな…
80年代にマーカスとクリフォードがWriting Culture出して以降ポストモダン人類学による自己批判で理論化が萎んでいってるってのも大きいんやろうけど
いま人類学の外で読まれてる業績って
タラル・アサドのイスラム研究とデヴィッド・グレーバーのアナキズム人類学くらいしか思いつかンゴ
良くも悪くもフィールドワークの学問やからそれはそれとして悪くないことなのかも知れんけどね
岩波文化人やったのも大きいやろうけど文化人類学の存在を読書界に広めた山口昌男は偉大やったなあ…
ちなみに「精霊の守り人」シリーズの上橋菜穂子はアボリジニの研究やってた元人類学者やね >>136
天保銭(陸大卒)じゃないながらも努力した屈折した官僚型軍人・鈴木庫三の生涯と
石川達三たちが戦後に書いた鈴木神話を暴いたって点では面白い本やったな
ご指摘の通りなぜかネトウヨっぽいレビューが多いのが謎やが…
横浜事件で死人が出てるように「思想戦」の名の下に行われた言論統制自体は正当化できんしね >>150
過去スレにおった熊野ゼミ生らしきニキが絶賛しとった熊野訳版ヘーゲルの『精神現象学』もこないだ発売されたやね
同書の訳書って色々あるけど結局どれ選んでええかわからんみたいな所あったからワイみたいな門外漢には助かるわ 色々な翻訳賞を受賞した長谷川宏訳『精神現象学』から20年目の新訳やし熊野訳『精神現象学』楽しみやな
長谷川宏の訳した文章は自然で金子武蔵訳よりはるかに読みやすかったわ
まあドイツ語で読むのが一番なんやろうけどそれはワイには無理ンゴ… >>122
司馬の歴史小説は幕末維新を扱う場合でも、作品毎に視座と視点を微妙に変えていくことで、できるかぎり
いろんな視点で歴史の実態に迫ろうという誠実な作家精神があると思う
たとえば「翔ぶが如く」と「歳月」での江藤新平や井上馨の扱い方とか
百田ってのはあくまでも放送作家で、放送作家に「作家」の能力もプロ意識もないからな
後妻業女の片棒担いだゴミクズでしかないよ >>154
「精神現象学」は金子武蔵訳を越えるものはないし、今後もないでしょ
読みやすさはまったくないが、膨大な訳注(翻訳部分より注のページ数の方が多い)と併せて読むことで意義を持つ訳業
今の哲学研究者とは学識教養が違いすぎ
例外は牧野紀之訳、読みやすさでは随一で、長谷川訳のいい加減さもない名訳
でも前半はすばらしいんだが、後半部はいろいろと問題有り 『日本美を哲学する』の田中久文や『武士道の逆襲』菅野覚明もそうやけど東大の倫理学講座は独特の学風があるやね
熊野純彦はその中でもかなりの異彩を放っとるけど
まあ和辻倫理学ってベンサムみたいな一般的な倫理学(ethics)とはまた別の学問やからな…その学統の影響やろか 『精神現象学』は出回ってるアンチョコ本のほとんどを買って一度通読したけど、結局理解できなかったなぁ。人によって言うこと全然違うし >>158
金子武蔵「ヘーゲルの精神現象学」(筑摩学芸文庫)読んだ?
長野の小中高教員相手の講義録。あれが入門としては最高水準だと思う。
あとは三浦和男「精神現象学序論」(未知谷)の解説
熊野訳は読んでないんでなんともいえない
牧野紀之が、「ヘーゲルも、自分でもよく分かってないのに分かったふりして書いてる部分もある」
ってのはちょっとハッとした。牧野は同じ在野のヘーゲル研究者長谷川の誤訳迷訳ずばずば指摘してて、
長谷川への「嫉妬」が読んでて気持ちよくないが、ヘーゲル訳者としては凄い。学会からは完全に無視されてるけど レスバしてたらルソーくらい読んどけって馬鹿にされたんですけどルソーってオワコンじゃないんですか? 牧野はなぜか波多野精一の『西洋哲学史要』を現代語訳して出したりもしてたな
波多野の原著は当時ドイツ語で出てたヘーゲルから新カント派までの哲学史いくつかの要約版なんやけど
波多野自身がめちゃくちゃ秀才なんで要領よくまとまってて、文語体なのを除けばかなり優秀な哲学史教科書だったんや
波多野はギリシア語もできるしクリスチャンだった関係で中世哲学にも強いからそのへんが充実してるのも大きい
ワオはヘーゲルはどれも長谷川訳で読んだけど専門家には金子訳が圧倒的に評判ええみたいやな
当時最先端やったイポリットの研究書や仏訳なんかを踏まえたあの膨大な註釈が大きいんかね 牧野紀之ってなんかもうググって出てくる本人のブログ読んだだけでやべーやつってわかるわ 哲学者らしいといえばらしいんやろけど >>155
ネトウヨのよく言うマスゴミを象徴する精神性のハゲが崇められてるんやから呆れるわ 100田先生は集めた大量の資料とやらの写真だけでも公開してほしい 日本人自体が戦争を美化して正当化する歴史観しか自分らを救えないと思ってるからしかたない
誠実な研究とそれの対抗図式でしか歴史をみれないんだから。それほどに大衆ってのはアホなんだよ
百田の本にしろバカのひとつ覚えの所業だろ。いつでもオカルトは滅びない 波多野精一『西洋哲学史要』が23歳のときか
ドイツ留学中に指導教授が「自分の教え子の中でもっとも美しいドイツ語を書くのが波多野だ」と絶賛したとか
いろいろ逸話あるな
日本の文系で「早熟の天才」が大成した例は戦前数多いるが戦後は数えるほどしかいないんだよなあ 波多野精一は早熟の天才なのにアカデミズムに専念できた最後の世代ぐらいかも知れんね
中期(京大教授時代)はほとんどものを書かなくなって、退官の前後から後期の宗教哲学三部作が花開いたわけやし
深田康算とかと同じ、京都学派でも講義や後進の育成に注力してあまり大量に書かなかったタイプ
まあそのあとも哲学系なら東大教授とかで意図的にジャーナリズムに乗っからなかった人はおるんやろけど
どうしても人文系で早熟だと雑誌にバンバン書いてタレント化してしまうんやろな 東京帝大の宗教学講座を開いた姉崎正治が波多野に原始キリスト教史の講義を依頼したように
日本のキリスト教学の父みたいなもんやしね
エルネスト・ルナンみたいに史的イエス(ナザレのイエス)を最初に日本で研究した人物なんちゃうか
著作の多くが岩波書店から出版されてるのは岩波茂雄と信州人同士の付き合いがあったのと
弟子の石原謙や安倍能成が岩波の旧制一高時代の友人だったからやろか 書評エントリをめぐってると必ず出てくる山形浩生ってどういう人なん?
経済学とコンサルで得た知識で各種書籍を(わかりやすい文章で)こき下ろしてて、読んでて小気味いいのだが、いかんせん自分に経済学の知識がなくて評価に困る
著書も翻訳ばかりでさらに謎(とりあえず『新教養主義宣言』はポチった) >>171
ビートニクやSFについて語る時の翻訳家山形は好きやけど
政治経済について語る時の評論家山形はかなりアレな印象やな
小谷野あっくんや仲正センセイほどじゃないけどネットで結構やらかしてるのもちょっとね… 山形は『たかがバロウズ本。』は割りと好き
でも浅田彰につっかかって本人に無視されたあげく無関係な人に論のおかしさ指摘されて論破されたのは最高にださい
その文章収録した単行本を文庫にするときこっそり削除してるのも最高にださい 他にも山形は山野車輪の嫌韓流を「一部間違ってるけどこれはこれでアリじゃね?」的な評価してたな
あの世代に多い反左翼が売りのリフレ教おじさんというイメージ
SF小説の翻訳能力は認めるけど学術書は誤訳が多すぎるから出版社は最低限専門の学者にチェックさせろや 本人の著作読んだことないので面白い本ばかり翻訳する翻訳家としか認識してなかった 山形のSF翻訳は好きなんでそれに専念すべき
巽孝之・小谷真理と裁判沙汰にまでなったのにSF作家協会にはいったのは笑えるが
どーいう手打ちをしたのやら 相方の柳下毅一郎の方がすき
左翼アレルギーの山形にしては珍しく元東大全共闘議長の山本義隆の著書を激賞してたと思ったら
山形は予備校生時代に山本の物理の講義受けてたみたいやな
山本義隆は偉大な人物やから左右関係ないかも知れんけど 山本義隆は近著の『近代日本一五〇年―科学技術総力戦体制の破綻』よかったわ
山本義隆・最首悟・表三郎・牧野剛・小阪修平…と全共闘活動家→予備校講師って流れは結構多いやね
「大学解体」「反大学」を叫んでた人たちやから研究室には残らないケジメのつけ方を選んだというか ワイも山本義隆ってそれこそかつては極左の元締めみたいな人間やったのに日頃方向音痴な左翼叩きに勤しんどる三流自称保守言論人からはイマイチ叩かれないの謎やなと思っとって
もしかしてそいつらが予備校時代に本人から直接講義を受けたせいやろかと冗談半分で思ったんやがガチでそういう例あるんやなと
実際日頃うよ〜んな言動しとる駿台出身東大生のトッモも「あの人はレジェンド。ガチで凄い。」みたいな感じで尊敬しとったわ
まぁそいつ東大生つっても政治問題に関してはネットで韓国やら中国の「真実」()知って「冷静」()・「現実的」()な意見をしてしまうレベルの勉強不足・周りに流されやすいタイプの人間やからアレなんやけど 理数科目はクッソ得意なんやがな
あと今の自称保守論壇って昔は左翼運動にかぶれてた人間がその後転向した例が少なくないから、そういう人間の中には個人的に山本氏と知り合いで人柄とかも知っててイマイチ叩きにくいみたいな人間もおるんやろな 山本義隆の科学観は内省的で興味深いわ😎湯川秀樹の影響を感じるというか🙆
ブントや全学連に比べると転向する人間が少ないやね全共闘は🤔
ブントは西部邁・香山健一・林道義・森田実…と保守に転向した人間が一定数いるンゴ🙄
全学連と全共闘では世代差だけぢゃなく質的な違いも大きいんやろね🤨 山本義隆クラスの大物が黙して語らずやから「東大闘争については語りにくい」という雰囲気があるそうやね
あの川本三郎が犯人隠匿の罪で逮捕された朝霞自衛官殺害事件(赤衛軍事件)の犯人滝田修(京大経済学部助手)もそうやけど
将来有望な研究者たちがポスト投げ捨ててまで官学アカデミズムに反抗したのは今の時代からは想像もつかンゴ
ワイもそうやったけど今時の院生って自分のことと研究室周りの雑務で手一杯で政治なんか考える余裕ないしな… 山本義隆は大学に残ってたらノーベル賞とかとっててもおかしくなかったってよく聞くけどほんやまやろか
文系のワアにはよくわからん
でも下野してくれたお陰でカッシーラーの『実体概念と関数概念』とか大著『認識問題』とか
思想史の中でも科学史に関係する著作が明晰な日本語に訳されたのは感謝してるンゴ 今日買った本
ちくま文庫 西崎雅夫 編『証言集 関東大震災の直後 朝鮮人と日本人』
まだ読んでないけど中々おもしろそうやで それ読んだよ
100年近く経ったけど日本人は本当に進歩したのかどうか考えさせられた そうやって排外主義やヘイトスピーチは日本人全体の問題だあ!みたいに言うのやめろや >>187
平凡社ライブラリーの『増補 南京事件論争史』も買ったで
ワイは頭は良くないけど夜郎自大なネトウヨにはなりたくないから本を読むで 関東大震災を巡って加藤康男・工藤美代子みたいな歴史修正主義も出てきたしな
清水幾太郎の『流言蜚語』(ちくま学芸文庫)に書いてある震災体験記とデマ研究はおもろかったわ 笠原十九司やと学会にボコボコにされとった南京まぼろし論者の東中野修道って消えたな
その東中野より大分レベル低いのが加藤夫妻の朝鮮人虐殺否定論
悪質だったからか歴史学の山田昭次が岩波の『世界』に論文載せて批判しとった 姜尚中・徐京植・尹健次・李静和とポスコロ華やかなりし00年代には在日コリアンの研究者がよく書いとったね🤔
徐京植は3年前の「朴裕河論争」があった時に久しぶりに名前見た記憶があるンゴ🙄
ポスコロと言うと去年の酒井直樹は「明治維新150周年」もあったからかよく発言しとったな🙋
『引きこもりの国民主義』(岩波書店)は『死産される日本語・日本人』の続編って感じでよかったで😎 本の評判って何を参考にしてる?
著者プロフィールは当然として Amazonレビュアーで関心が近そうな人のレビュー一覧見てる 最近はALL REVIEWSとか見て専門外の本をチェックしたりしとるわ
本当はもっと社会科学系・自然科学系が充実してくれるとええんやけど…… 出版ニュースが今年3月で休刊するしこの先出版界と読書界はどうなるんやろな 暗いニュースばかり
個人的には勉誠のウヨ汚染がショックでしたね 勉誠出版はショックやったな
「アジア遊学」出してるところやしウヨとは縁遠いと思ってたが 雑誌『環』の書き手には保守系の人も多かったし新保祐司の本も結構出とるから
藤原書店は党派性にはこだわらないのかもしれんけど倉山満は評価するポイントがガチで何もないからな
八木秀次をもう一回り劣化させた感じやわ倉山は >>203
書名だけ見てあれ面白そうじゃんと思ったら著者名でオエッてなった ネトウヨが儒教を敵視してる理由って自分が儒教的制度によって老害に抑圧されているという被害者意識と
その儒教は中韓伝来→自分を虐げてるのは日本の中枢に入り込んだ中韓文化だ、悪いのはシナチョンだ!みたいな陰謀論に結びついてるからなんかな
体育会系嫌いの若いオタクがネトウヨ化しやすい現象と連関しとるんちゃうか まあ近世国学みたいに儒教を批判する日本思想の伝統がなかった訳でもないけどネトウヨの儒教嫌いはもっと浅いもんやないかな
四書五経どころか『論語』一冊さえを読んでいるとは思えないンゴ
せいぜい古田博司の反アジア主義をコピペで読んだとかそのレベルちゃうか 流行りの儒教批判は浅いもんな、むかしリベラル〜左派が儒教の封建性を批判してたのを劣化させた焼き直しみたいな
かえって本当のところ儒教ってどんな感じなんやろ?ってボチボチ本を読み出したのが自分含め友達に結構いるンゴ 孔子と儒学(儒教)の関係はマルクスとマルクス主義(マルクス教)の関係と同じ >>209
うわぁ……これは何かこじらせてる感じやな
対人関係で「意識高いオタク」や「漫画読み」的な人とこじれたんやろ
そこに中途半端にかじった人文系の知識を埋め込んで補完してる感じがちょっと精神的におかしくなってる風に見えるな >>209
折角読書をしたのに自己流の歪んだ解釈を押し通してしまった結果、
自分の考えを相対化できずにかえって自分の認知を歪ませてしまうという典型的な失敗例やな
巷の三流言論人しかり人生上手くいってない人間がマウント取りたさに猿でもできる読書に駆られた場合なんかに多い訳やが 佐野眞一が『だれが「本」を殺すのか』を出して出版不況を論じて話題になったたのが01年だったんやから
そこから18年で更に状況は悪化したってことなんやろうかねえ…
00年には約2万1千店舗あった書店は現在約1万2千店舗まで減少してもうたンゴ…
出版は電子書籍で生き残る可能性があるかもしれんけど書店業はどうしたらええんやろうなあ…悲しいなあ…(諸行無常) 【悲報】ネトウヨ、共産党と中核派の違いを知らない
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1544443632/
このスレ読んでて思ったんやが新左翼の歴史についての良い本ないけ?
共産党・ブント・革共同・社青同くらいの系列の違いはわかるけど分派が多すぎてよくわからん うわぁww眉毛剃っとるwwwwww
流石やな....ヤクザやん...
(盗み聞きした情報)
一尾ネットではめっちゃ面白い(笑)
(みたことないのに)
(大御所と言っただけで)
学校とは全然違うやん!(驚きの演技)
陸上ってさぁ、今までスポーツやってなくてなんかスポーツ始めようって思ってやるやつやん(笑)
KAITOも来なよ
だって本当におもしろいもん
(見たことないのに) キリスト教神学について勉強しようとしてみたけど、本がアホみたいに高いな
田川建三や内村鑑三みたいにそこそこ売れてる人以外は軒並み一万円近い >>216
未だにバイブルが立花隆『中核 vs 革マル』だけだからなあ… >>216
新左翼は旧左翼から生まれているんで社共の歴史を多少抑えると理解しやすくなるかもしれんで
◆立花隆『日本共産党の研究』(講談社文庫)
◆『日本共産党の65年〈1〉党創立〜第8回党大会』(新日本文庫)
◆原彬久『戦後史のなかの日本社会党』(中公新書)
◆松尾匡『新しい左翼入門―相克の運動史は超えられるか』(講談社現代新書)
この辺読めば旧左翼の流れがだいたいわかるやで
面倒くさかったら共産党が五全協で武装闘争路線を採択して六全協で自己批判して議会主義に回帰するところだけ読んだらええで
ここら辺で共産党に幻滅した人間がブントや日本トロッキスト聯盟を作って新左翼が生まれるんやね
新左翼に関しては
◆高木正幸『全学連と全共闘』(講談社現代新書)
毎日新聞の記者が東大新人会〜全学連〜ブント〜全共闘〜赤軍派〜東アジア反日武装戦線までの流れを簡単にまとめた一冊やね
高木には『新左翼三十年史』(土曜美術社)というより詳細に書いた一冊もあるで
◆伴野準一『全学連と全共闘』(平凡社新書)
1960年代生まれのノンフィクションライターが書いた一冊や。砂川闘争〜60年安保〜東大・日大闘争〜内ゲバ時代と各時代ごとに詳しく書いてるンゴ
◆荒岱介『新左翼とは何だったのか』(幻冬舎新書)
元第二次ブント戦旗派のトップが新左翼の歴史と思想について書いた一冊や
当事者ゆえのやや感傷的な筆致が気になるんやが付録の新左翼党派史はクッソ詳しいんで使えるンゴ
◆田代則春『日本共産党の変遷と過激派集団の理論と実践』(立花書房)
元検事が警察の御用出版社の立花書房から出した一冊やで
警察と検事の立場から淡々と各セクトと事件を説明するので良くも悪くもわかりやすいンゴ
◆大嶽秀夫『新左翼の遺産―ニューレフトからポストモダンへ』(東京大学出版会)
『日本型ポピュリズム』で有名な政治学者・大嶽秀夫がブント・清水幾太郎・「サークル村」の谷川雁・欧米の新左翼ら「前期新左翼」の
思想史と運動史を政治学から詳細に分析した良著やで
スガ秀実の鼻息荒い1968年論や小熊英二の大著『1968』は読めないンゴォ…って人にオススメしたい一冊やな
ワイは共産趣味者やけどこの辺読んで新左翼の流れとセクトをおおよそは掴めた気がするンゴ
長文すまんな >>218
高いって心折れたのはマクグラス『キリスト教神学入門』あたりけ?
あれは大判本やし定価も8000円くらいと高いンゴねえ…
「神の痛みの神学」で有名な北森嘉蔵が書いた神学入門書はお手頃価格やけど北森はちょっと特殊な位相にある神学者やしね
京都学派の田邊元から哲学学んでたのも有名やし
佐藤優が近年やたら出してる神学の本はどうなんやろ…『神学部とは何か』は面白かったが… サンガツやで共産趣味ニキ
佐藤優はどうなんやろなあ
自伝オタクなんで『私のマルクス』『同志社大学神学部』あたりから読んだけど基本は金太郎飴みたいにあちこちで同じ話してるイメージ
自伝もので教授に語らせた田辺元の戦時中の話を『学生を戦地に送るには』で一冊にしたり
神学と共産主義の関わりみたいな分野がいちおう専門だったみたいやがそっちの素養はさっぱりやからどの程度のもんか見当つかないンゴ
田川建三のことは当時神学部の学生運動家たちが被れてたけど自分は違った的な書き方で済ませてたはず
売文業になる前のフロマートカの翻訳なんかはまた違うんかな 佐藤優って経歴はおろか実際に動画とか見ても話し方からしてもうインチキ臭いし、
最近は怪しいハウツー本ばっか出してるし、
池上彰なんかにもあるけど、一見わかりやすく解説しているように見えて厳密には間違ってたり誤解を招いたりするようなアレな解説が散見されるしでワイは基本避けとるわ
世渡り上手で日頃から敵作らないようにしとるせいか知らんけどイマイチ叩かれないよな
専門分野の著書ならまだマシなんか? 左翼にはマルクス
右翼には神皇正統紀
創価には人間革命
とまさに全方位から愛される存在 柄谷行人が佐藤優をよくかわいがってるけど何か関係あるんやろか
2015年に出た『現代思想』の柄谷特集では巻頭で並み居る論者を差し置いて柄谷と佐藤が対談しとったわ
アソシエーション論である『トランスクリティーク』を国家論として読む…みたいな対談だったンゴ
佐藤の影響で宇野弘蔵を読む若い読者がいるそうやな
正直宇野理論はマル経の中でもかなり難解な方やと思うんやけど… 柄谷はもうダメ
大人しく文芸評論家だけやってりゃよかった 初期の『日本近代文学の起源』とか『マルクスその可能性の中心』は良い本やと思うわ
柄谷はNAMでコケたのがどうにも勿体無いンゴ
暗黒横浜の監督やって株を下げた森祇晶みたいやわ 柄谷行人は柳田國男をどう読めばああいう本書けるのかよくわからん >>220
遅レスですまんがいいレスだな。
戦後新旧左翼史入門のための王道とも言える基礎文献集だね。
ブログか何かにもそのまま書いて、検索すればいつでも誰でも読めるようにしたらどうか。
こんな掲示板の1レスに埋もれさせとくのもったいない感じだぞ。
ただ高木正幸は毎日じゃなくて朝日新聞の大記者(編集委員)出身よ。あの筑紫哲也とか本多勝一とか松井やよりらと同じ部署の同僚記者よ。 朝日は調査報道得意やし記者が良い物書きになること多い印象やね
『新聞と戦争』(朝日文庫)っていう満州事変以降の自らの戦争責任を追及した本よかったわ
柳田國男は政治学者や思想家によく論じられるのが不思議ンゴねぇ…
政治学者なら橋川文三、川田稔、鶴見太郎
思想家なら吉本隆明、柄谷行人
柳田國男の著作は扱うテーマが広いからそこも魅力なんやろね
初期の自然主義文学、山人論、遠野物語、農政論、中期の民俗学、世相史、普通選挙論、主婦論、後期の神道論、国語教育論、海上の道…
ワイは『木綿以前の事』がすこ パオロ・マッツァリーノはイザヤ・ベンダサンの平成版みたいなもんかな イザヤ・ベンダサン(山本七平)
ポール・ボネ(藤島泰輔)
ヤン・デンマン(斎藤十一)
悪しき伝統やね😥 パオロはもうちょいネタ寄りやね
エセ外国人なことを隠す気がない
初期の反社会学講座が一番やったけある程度平均しておもろいな
反社会学講座で温暖化懐疑論に手を出したけど
後でまた調べたら違うっぽいからごめんやでと素直に文庫で謝ったのは偉いと思った パオロは明らかにネタ枠やけど
平川祐弘のラフカディオ・ハーン論みたいに外人に褒めてもらうのを好む伝統あるよな🤔
ここの原住民たちもシンシアリーとかいうネット版呉善花みたいな韓国人ブロガー持ち上げとるし🙄 平川、芳賀、小堀とか東大比較文学の右っぷりはすごいやね
しかもみんなまだピンピンしてるという
小谷野あっくんの『東大駒場物語』は読んでたけど、世代交代してもう過去のものかと思ってたら
東大で出してる比較文学の雑誌がいまだに上下関係バリバリで内輪ノリなのにびびったわ
島田謹二の評伝連載したり、学会賞の選考会では芳賀徹が健在でゴリゴリの右な発言しとった
会員のプライベートな近況を載せるのはやめたみたいやけど博論審査の傍聴記を院生に書かせてるのもちょっとカルチャーショックや 近年の芳賀が「パクス・トクガワーナ」とか言いだしたのはなんだかなあ…って思うわ
芳賀と同じく日文研にいた山折哲雄が平安時代と江戸時代の平和を指して「パクス・ヤポニカ」と言いだした時の違和感に似てるンゴ
そもそも平安や近世が丸々平和な時代だった訳ではないしな…
川勝平太とか安田喜憲とかこの手の論法を使う人が日文研には多いやね
元々中曽根が作った機関やからナショナリスティックな研究者が多い傾があるそうやけど… 安田喜憲って学問的にはどうなんや?
雰囲気ホルホル本書いてる考古学者のイメージなんやが 奈文研埋蔵文化財センターにいた松井章みたいなガチで環境考古学やってた人に比べると安田は学問的にはいい加減やし
梅原猛流の縄文文化と多神教をやたらと称揚するナショナリストの系譜にある人やね
縄文文化って岡本太郎・太田竜・中沢新一・赤坂憲雄と伝統的に左翼が愛好してきた印象があるんやが
梅原猛以降はそこに右翼も相乗りしてる感じがするわ >>236
今気づいたんだけど「イザヤ・ベンダサン」って「さあうんこしよう」っていうダジャレ? 山本七平って『日本人とユダヤ人』のせいで印象良くないんやけど読む価値ある? 旧約学者の浅見定雄にボコられてもうたしな山本七平
『空気の研究』も大したものとは思えンゴ
山崎闇斎学派を書いた『現人神の創作者たち』と韓国系将官の生き様を書いた『洪思翊中将の処刑』は読み物としては面白いと思うで https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784881253335
元東大宗教学の島薗進が『原発と放射線被ばくの科学と倫理』という本を出すそうやけど
島薗進は311以降原発問題に熱心やな
医者の家系に生まれて東大理三から文転して宗教学に進んだだけあって元々生命倫理や「癒やし」に関心のある人やったが
専門である国家神道研究以外にもしっかり目配せしてるのが凄いンゴ
中沢・島田・四方田が有名やけど柳川啓一門下は本当にバラエティに富んでるやね >>243
「ダジャレなんだからマジになるなよ」説もあるらしいけど真相は不明やね
山本七平は癌で割と早く亡くなったので…
山本七平賞なんてものもできてもうたが >>244
ワイは結構あると思う
『空気の研究』は必読やで
日本軍の愚かさや失敗の研究は昔は右派が中心にやっていたんやが右派=ネトウヨになって消滅したやで
実体語の反対の空体語が行き着いたのが最近の「もう野党しっかりして」の連呼やな
山本読んでるとあれにはニヤニヤするで
そもそも安倍ちゃんは信念にない重大法案を多数通しとるがその意思決定も空気やろな
2013年のYP体制打倒!的言動から日米対立(当たり前やな)→翌年に集団的自衛権と進んだ流れもモロに空気
山本起点に日本軍の失敗研究に拡大するとええんちゃうか ベストセラーになった『失敗の本質-日本軍の組織論的研究』(中公文庫)の共著者の戸部良一も日文研の人だったな🤔
近著の『自壊の病理』は面白かったな🙄 軍事史ではここ10年くらい原田敬一・一ノ瀬俊也が面白いやね
あと歴史社会学で軍事をよくテーマにしとる福間良明もすこ 戸部良一と言えば市内の図書館に一番読みたいピース・フィーラーだけないンゴ
とは言っても91年の本やし日中戦争和平工作の研究もアップデートされてるんやろうけど
この辺知りたい時って誰の本読めばええんやろか 慶應の東アジア研究所が日中戦争の国際共同研究をここ10年くらいやっとって
そこに戸部良一も参加して日中戦争の終戦工作について書いてたで
早稲田のアジア太平洋研究センターも小林英夫たちが日中戦争についてかなり掘り下げてたし
早慶二校で日中戦争研究を進めた印象あるンゴ
日中終戦と戦後アジアへの展望―慶應義塾大学出版会
http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766424867/ >>244
イザヤベンダサンで味噌をつけたが、山本は戦後保守系言論人としては
田中美智太郎、福田恒存に次ぐくらいの力量あると思う
お奨めは「私の中の日本軍」「一下級将校の見た帝国陸軍」などの戦争体験手記
「現人神の創作者たち」は、文献学的な精度では丸山真男とか藤田省三より落ちるかも知れないが、
政治思想の分析としては、キャッチコピーは巧い(「無責任の体系」とか)が思想的深さはさほど感じられない丸山よりも
深いところまで到達してる 当初はシャレのつもりで笑ってもらえると思って書いたのに
予想外に大人気
しかもみんなが本気で信じちゃって
下手にネタ晴らしとかしようもんなら詐欺師扱いされる可能性が濃厚 さすがに福田と田中の次くらいには思わんけども
戦後保守オールスターで野球チームつくったら間違いなく入ることは入る
スキャンダルだらけのスター選手やから清原みたいなもんかな 若手保守系言論人でまともな奴っておるん?
正論・WILL・hanada・Voice見てもネトウヨ言論人だらけやし学者と呼んでいいのかわからん岩田温や三浦瑠麗が持ち上げられてる状況やろ まずまともな保守がおったとして今どのメディアに寄港できるんや
そこら辺はどれもこれもバランス意識した人間を採用せんやろ >249
クラシックなタイプの軍オタ(大日本帝国マンセーしないタイプ)の必読書は
『昭和16年夏の敗戦』
『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』
『海上護衛戦』
なんだけど若い世代には大日本帝国陸海軍を貶める反日の本と忌避する傾向があるようだ 海上護衛戦は艦これ効果で一時期ちょっと売れとったな >>264
まともな保守系言論人がリベラル左翼扱いされていて保守扱いされてないのが現状
曲がりなりにもソ連が息してた頃は反革新や反共さえ唱えてればタカ派でなくとも左翼扱いされなかったのが、
ソ連崩壊後は対立軸が右にズレてタカ派やら革新右派みたいなやべーやつらが保守を気取ってそれまで穏健保守の地位にいた自由主義者を左翼リベラル扱いして排斥始めとる状況
まぁ戦前においてはそういう内部対立→勝利→新しい内部対立の行き着いた先が統制派と皇道派の極右同士の対立だったんやろけど
丸山眞男やら福田恆存やらが主張した日本における「『思想の座標軸』の不存在」の問題も結局そういうやべーことが永遠繰り返される危機感にあるということやな
じゃあ一応プロテスタント国家で「思想の座標軸」が存在しとったドイツでは何でナチスが派遣握ったのかという話になる訳やが
その辺はフロムの「自由からの逃走」あたりに書いてある、同じプロテスタントでもルター派プロテスタントに見られる特質みたいな所に求められるんやろか しかし、いくらそんな本を読んだところで今はSNSの時代。
ちょっと現実に適用できない。 >263
清原かw
じゃ立浪さんに相当するのはだれだろ?
オールスタークラスじゃないけど野村貴仁相当ならすぐ思いつくが
>270
今の論壇にまともな意味での「保守」も「リベラル」もいないと思う
自称「保守」は貴方のいうように「やべ〜やつら」、自称「リベラル」は中身「ラジカル」
左右保守リベラルの軸がしっちゃかめっちゃかになってる
そのあたりの諸概念をきちんと精確正確に定義した研究書学術書もほぼ皆無(欧米でも実はないんだよね管見では)
自分の頭で真正面から現実と取り組み、自分の言葉で自分なりに定義づくりするしかない 細谷雄一は高坂正堯になりたいのかな
でも顔がチンフェみたいだから駄目 >>270
ちな今左翼扱いされてるまともな保守言論人って例えば誰や? >>275
例えば上に上がっとる丸山眞男は東大紛争の頃は反動や権威主義の象徴みたいな扱いされとった訳やろ?
実際本人としてはどこまでも民主主義者・自由主義者でしかなく、本人が散々言っとるように共産主義もマルクス主義も全く志向していなかったにも関わらず(あの砂川事件判決出した田中耕太郎と親しかったくらいやし)、
今では自称保守の人間からはリベラル左翼扱いされて叩かれる事が少なくない訳やろ
(まぁ丸山は昔から右からも叩かれとったんやろが、その程度が増えてるという事や)
長谷部恭男や石川健治等々の今の憲法学会の主流におるような憲法学者なんかも、本人としてはただ立憲主義(=その基盤にあるのは民主主義と自由主義)の立場から9条を守れと言っているだけで
別に共産主義やマルクス主義やら革新やらを志向しているわけではないにも関わらず、タカ派の自称保守からはその「穏健性故に」左翼だのリベラルだのレッテル貼られて目の敵に叩かれとるよな
さらに分かりやすい例で言えば半藤一利やら秦郁彦やらあたりやけど、
これも最近では一部のネトウヨガイジは自虐史観唱える反日左翼扱いしとる訳やろ
さらに極端な例でいえば、石破なんて一応法治国家として法治主義のプロセスを重視する方針を志向しとるだけで
別に主張としては共産主義を志向していないどころか革新右派・タカ派のそれに近いにも関わらず、
安倍真理教信者からは「左翼」だの言われて叩かれとる訳やろ
>>273が指摘しとるように「保守」と「リベラル」やら「右翼」「左翼」の定義がガバガバになっとるんよな
まあ個人的には>>270で指摘したようにソ連崩壊で敵を失って右同士の対立が始まっとることや、
日本に西欧におけるキリスト教や自由主義みたいな思想の軸になる明確な宗教やら思想が存在してない(曖昧漠然とした儒教倫理くらいしかない)こと、
にも関わらず西欧における保守とリベラルの対立軸をよく考えもしないまま日本に導入しようとして混乱が生じとることあたりやろなと思っとるけど
ちなワイもまだまだ勉強中の身やから事実誤認みたいなのあったら教えてほしいわ >>276
>>273が言うように、西欧においても保守とリベラルの明確な違いはないというのはまぁ難しいところで、
ワイの知り合いにおるアメリカ人の福音主義のクリスチャンは、こないだの大統領選ではトランプに投票したんやけど、本人としてはトランプの排外主義には反対で、トランプ政権の政策にも度々苦言呈しとるんよな
ただトランプが同性婚や妊娠中絶の合法化に反対しとって、排外主義云々よりもそっちの問題の方がクリスチャンとしては重要だからしぶしぶトランプに投票したと言っとった
彼を保守派と呼んでええのかリベラルと呼んでええのかようわからん
簡単な二項対立で図れる問題やないんよな >>276
> >>275
> 例えば上に上がっとる丸山眞男は東大紛争の頃は反動や権威主義の象徴みたいな扱いされとった訳やろ?
> 実際本人としてはどこまでも民主主義者・自由主義者でしかなく、本人が散々言っとるように共産主義もマルクス主義も全く志向していなかったにも関わらず(あの砂川事件判決出した田中耕太郎と親しかったくらいやし)、
丸山真男ってか師匠の南原繁含め東大系法学部人脈って「リベラリズム」じゃないよ
ソ連への媚びの酷さのどこに「リベラリズム」がある?って話
日本で「リベラリズム」と言えるのは、戦前の吉野作造、美濃部達吉、津田左右吉、無名だけど桐生悠々とか
ごくごく少数 丸山眞男は主張自体は自由民主主義の王道だと見れるけど現実に適応していくとなると厳しいよなあと思う
司馬遼太郎が鶴見俊輔との対談で「思想というものは理想として完成度を高める事に価値があるのであって、現実に存在しないものでありそれを実現させようと思ったら死ぬしかない」みたいなことを言ってたけど思想ってそういうものなのかな >>278
レスサンガツ
ちなみに「リベラリズム」それ自体の定義が論者ごとに異なるのであえて>>276ではその使用は避けとるで
君のいう「リベラリズム」は天皇を中心に据えたオールドリベラルあたりになるんやろけど、ここではもっと広くミルの言うような「他者危害原則」を含むか否かぐらいをメルクマールで使いたいんやわ
ちな丸山は南原だけではなく>>275でも言っとるように田中耕太郎にも学んで生涯にわたる親交しとるし、本人としても共産主義やマルクス主義者ではないと言っとるんやけど、具体的にボルシェヴィズム志向してるような文献あったりする?
あったら普通に読みたいし教えてほしいわ >>276
長谷部や石川とかの東大憲法学は社会契約論に依拠しとるから「立憲主義」理論のレベルで保守派から攻撃されるのは当然ちゃうの?
バークやハイエク流の保守主義は社会契約論を拒絶しとったんやから 民主主義と自由主義をごっちゃにしとるけどハイエクなんかは民主主義は手段であって目的ではないと論じる自由主義者やからな
行き過ぎた民主主義=全体主義に歯止めをかけるのが立憲主義というのが保守派の「立憲主義」理解やと思うで
慣習法による法の支配を正しい「立憲主義」理論とする保守派が社会契約論・自然権論・国民主権論に依拠する東大憲法学を攻撃するのは当然かと >>282
例えばハイエクが『隷従への道』の5章で詳細に論じとるような「法の支配」は日本国憲法を貫く立憲主義の大原則であって、なんなら別にワイもある程度ハイエク支持しとるやけど今の日本国憲法の通説とは福祉国家主義除いて殆ど矛盾抵触しないやで
てかハイエクの主眼は集産主義によって導かれる国家権力の増長・全体主義やろ
さらに言えば、ルソーのいう社会契約論って普通に福田恆存みたいな保守思想家にも支持されとるからそれを支持しただけで「リベラル左翼」扱いされるのはやっぱり疑問符なんやわ >>283
ちなみにルソーの社会契約論って全体主義につながりかねないやべー思想だっていうのは当然東大教授クラスならみんな理解しとることで、別にまんま吸収しとる訳やないで
慣習法・自然権論・国民主権論に依拠する=左翼リベラルってのも…
普通に実定法主義の影響もバリバリ受けとると思うんやけどどうなんやろ >>284
国家権力を制限する立憲主義というのはまさにハイエクらの志向してる「立憲主義」理解やけど、その理解から言うと9条は異物やからな
保守派にとって国家権力を制限して守るべき権利というのは「国民固有の権利」であって「国家以前の自然権」ではないから
9条の理念であるところの全世界の人間の普遍的な人権を志向することで世界平和を実現する…というのは共産主義的な地球市民思想から演繹されたものと保守派から見なされるのはしゃーないんとちゃうか
ルソーはなぁ…ハイエクもアーレントも全体主義の元祖として最も厳しく糾弾してる思想家やから保守派にとっては受け入れがたい人の方が多いやろな >>286
一応現在の通説とされとる芦部憲法読むかぎりは、「9条の理念」は、「全世界の人間の普遍的な人権を志向することで世界平和を実現する」というよりかは、(それが立法政策として良いか悪いかは別として)純粋に戦前の軍事権の暴走への反省から生まれた防止措置であって、
別に共産主義はおろかそこまで国際的な広がりは持たないと思うんやけどなぁ
「共産主義的な地球市民思想」というのも、うーん、これもなぁ…共産主義とコスモポリタニズムってそんな不可分な思想なんか?
後者はヘレニズム時代に共産主義関係なく広がっとった訳やろ?
例えばどういう論者が唱えとるか教えてもらってええ?普通に読んでみたいわ >>287
マルクス主義自体が国家の廃棄を唱える思想やからなぁ…コスモポリタニズムが究極的には国家を解体する思想とすれば近似性はあると思うで
ただ安易にコスモポリタニズム=共産主義とするのは短絡的やったかもしれんな
9条に関しては日本国憲法前文とも併せて考えるとやっぱり9条自体に理想主義的な理念があるのは否定できんと思うけどなぁ
石川健治なんかはあくまで軍事力統制システムとして立憲主義の立場から評価しとったけど >>289
なかなか合意に入れなくてすまんな笑
9条が理想主義的なのは普通にワイも同じ考えなんやが、
国家の解体→マルクス主義とするのもワイには疑問符なんよな
それこそオーストリア学派で反共のロスバードが唱えた「無政府資本主義」って言葉があるくらいやし
ちなみにコスモポリタニズムの弊害として、横の垣根は取っ払いやすい代わりに身分制秩序みたいな縦の垣根は残しやすいって批判はどっかで聞いたことあるで
さらにいうと、そもそもマルクス主義って国家解体するかなぁ
一国社会主義論はもとより世界革命論だって最終的には一つの国を目指す訳やし
むしろそれこそハイエクが述べとるように計画経済の為に国家の権力をどんどん増長させてく思想やない?
実際ソ連は事実上ソ連以外の東側諸国の政治経済にバリバリ介入しとった訳やし…
「共産党宣言」とか読む限りでもマルクスの主眼はあくまで資本家による奴隷的搾取からの労働者の解放で、国家の解体それ自体を主眼としてる訳ではなくないか?
むしろ資本を共有した上での一定の強制労働行わせようとしとるように、国家ないし政府それ自体は残そうとしとらん?
もしかして無政府主義での社会主義を唱えるアナルコサンディカリズムなんかを念頭に置いとるんやろか?
それも確かに左翼の一派には違いないやろけど、アナ・ボル論争なんてのがあったように、マルクス主義とはちょっと違わないやろか で、話が元に戻る訳やけど、結局、君も言っとるように、「前文や9条が理想主義的である」故に「それを支持する人間はリベラル・左翼である」っていうのは、君に限らずよく言われる訳やけど、
結局の所それは、その人物が「穏健派」か「タカ派」かを中心として右翼左翼や保守リベラルを判断しとる訳で、
その人間が共産主義や革新を志向しとるか否かではなくないか?
そういう人物を「理想主義者」「頭お花畑」として批判するのは別にワイも構わんのやけど、それ別に「左翼・リベラル」ではなくないか?
それって(その方針が良いかどうかは別として)寧ろ「穏健自由主義者」ないし「穏健保守主義者」と言った方がしっくりこないか?と個人的には思ってしまうんやわ 別に共産主義や革新を目指してる訳ちゃうんやから
まぁこういう所にも日本の「保守・リベラル」「右翼・左翼」の定義がごちゃごちゃになっとる一端が表れとるんやろけどな
君とレスしてるうちに、ワイも考えがかなり整理されたわ!
とりあえず今日はワイはもう寝るやで、夜遅くまで付き合ってくれてサンガツな!ほな! 国家の解体というのは無政府主義とイコールというよりも慣習の積み重ねによって発展してきた法秩序に基づく国制を解体するという志向かな
保守主義というのは個別性を重視する思想であって慣習=法や権利とは各地域で個別的に発展してきたものであって普遍的・抽象的な人類総体に適用できるものではないという発想が根幹にあるんやが
そういった個別的な秩序・権利を拡大して「人類普遍の権利」「国家以前の自然権」といった概念を志向するのが革新と分類されるのは一般的やとは思うで
9条に関して言えば穏健派・タカ派(平和主義かそうでないか)で分かれてるというよりも9条の理念に内在する理想主義的=普遍的・抽象的なイデアを肯定するか・否定するかという問題やと思うんや あ、ID変わっとるけどワイはID:XPOuSTQBや >>292
待たせてすまんな レス返すで
「慣習の積み重ねによって発展してきた法秩序に基づく国制を解体するという志向」が革新・左翼であるというのはワイも君と同意見や
ところで、「それを維持・改正すべきかどうか」とか、「平和主義の是非」とは別として、
9条ってもう制定されてから70年以上も立っとる訳やけど(もう帝国憲法より長生きやな)、
それって、バークが「省察」において、ある意味オランダによるクーデターと言えなくもない(実際、トーリ―の一部やジャコバイトはそう考えていた)名誉革命から続く政治体制を、
それが自由を保護するための国家的方策であり、先代から継承されてきたものとして擁護したのと同様にして、
君も言う石川健治が指摘しとるように、崇高な理念以前の問題として、事実上軍事権の増長を抑制して国家権力からの国民の自由を保護するための国民の既得権益として、先の世代から継承されとらんか?
やっぱりそれって、ある意味「バーク的な保守主義」ないし「自由主義者」やないか?
少なくともハイエクが批判しとるような集産主義者とは違うものやないかと個人的には思うんやわ(「9条を維持・改正すべきかどうか」とか、「平和主義の是非」とは別の問題であること、重ねて強調しておくで)
「個別的な秩序・権利を拡大して「人類普遍の権利」「国家以前の自然権」といった概念を志向するのが革新と分類されるのが一般的」っていうのは、ワイの勉強不足なんやろけど全然知らんかったわ
例えばどういう論者が言っとるか教えてもらってええか?普通に勉強として読んでみたいで ちなみにバークって著書の『自然社会の擁護』で「確実な争う余地のない諸原理によれば…自然権の侵害であり…」とか、「人類の自然権に注目した場合」とか、「我々は、何が経験で、正しく、公平で、誠実であるかについて、
どんな政治技術も博学な詭弁も我々の胸から追い出すことのできない観念、確率、原則を、神慮によってうえつけられている」と言っていたり、
本人が「自然」という用語をルソーとかとは違う形で使っていたことを加味しても、普通に自然法・自然権的発想には親和的なんよな
ハイエクも、前に言った『隷従への道』の「法の支配」について述べているところで、
「法の支配の主たる適用範囲が権利章典や憲法で定められている国もあれば、明文化されていない伝統としての法の支配の原則が根付いている国もある。
が、『そうした形式(=当然伝統的政治システムも含むわけやな)はさしたる問題ではない』」としたうえで、「『形はどうあれ』、立法権の制限をそのように認めるのは、個人の権利の譲渡不能性、人権の不可侵性を認めることを意味する。」
なんて日本の自称保守言論人からはリベラル左翼扱いされかねないような発言をした上で、
「行政の問題に関する限り、政府が手を出せないような人権という制限領域は、状況がどうあれ存在してはならない」みたいなどこぞの保守言論人が喜びそうな発言をしたエコノミスト紙を、
「恒久的にそのような権力を認める立場は、法の支配の維持とは両立せず、一直線に全体主義国家に向かうことになる」として批判しとるんよな
まぁそらバークのみならずハイエクも支持したイギリスの伝統的政治法律システムって実質自然法・慣習法的発想に基づくコモンローの国であって、バークが批判しとるルソーはグロティウスの自然法思想クッソ批判しとる訳やからある意味当然といえば当然な訳なんやがな
ちな君ってどういう保守思想家の本読んで影響受けたか教えてもらってええ? 普通に気になるわ ほんまレスバしたい訳やなくて、自分の考え整理したいだけやからゆるーく考えてな
他のニキも何か思う所あったら教えてくれるとうれしい
あんまり板荒らしたくないからワイはぼちぼち終わりにするで
ID:XPOuSTQB=KCKecmOTIDニキはワイのしょうもない自説に長々親身に付き合ってくれてありがとな、普通に勉強になったで >>290
理念型としてのマルクス主義と現象としてのソ連政治は一旦切り離したほうがええんやない?
そのうえで、理念型としてのマルクス主義は、無階級社会においては国家は自然に死滅していく筈という感じやから、国家の解体ということをあまり声高に主張する必要は感じないんやろ。
あと、言ってしまうと見も蓋もないんやけど、言及される対象の国家がブルジョア国家か「労働者国家」かで変わってくることもやっぱり考えにいれんと。 バクーニンが第一インターナショナルを脱退したのはプロレタリア独裁で権力を奪おうとする考え方に反発したからやね
権力を集中させたら今よりひどい専制、搾取が完成されてしまうと
マルクス主義の権力との融和性の高さはアナキストがよく指摘してない? >>298
マルクス主義者は権力の抑制の必要性に鈍感だ、というのはよく言われるよね。
これも「労働者国家かブルジョア国家か」というのに関わってくるんやけど、マルクス主義者は「労働者国家では労働者が権力を握ってるんだから、そもそも権力を抑制する必要が無くね?」という発想になる。 マルクス主義は知らんがマルクスならそもそも共産主義社会では国家はないという話じゃなかった? 釈迦に説法で申し訳ないんやがワイなりの考え方書くで
いまの国家って基本的に「自由主義」「民主主義」「資本主義」を中心に組み立ててると思うんやね
でもそれぞれの主義を突き詰めていくとおかしなことになっていくんや
「民主主義」を突き詰めると全体主義になっていく(ファシズムやポピュリズム)
「資本主義」を突き詰めると不平等が増加していく(まさにマルクスが指摘したこと)
「自由主義」を突き詰めると国家の介入を許さない(夜警国家)
んでそれぞれの主義が行き過ぎないように歯止めをかけるんやね(立憲主義や社会保障・人権)
問題はここからやが右と左で政策の志向性がどう違うかというところやね
まず左はなにより人権を中心として政策を好む傾向があると思うんや
そこから導かれるのは「不平等を許さない」
そのために「国家に介入してもらう」「少数派にも最大限配慮」やと思うんや
次に右は自由主義を軸にして国家を最初に持ってくると思うんや
そこから導かれるのは「国は人々に極力干渉しない」「不平等が起きても自由主義の結果」
民主主義だから「多数派に従え(功利主義?)」
じゃあ国は何をするのといったら残った役割は軍隊だけやね
右と左が思想上の対立軸を持たないっていうのはこういうところやと思うんやで
どちらも「自由主義」「民主主義」「資本主義」は受け入れた上で志向性が違う
だから大きな主義や思想でくくってしまうとおかしなことになると思うんや
(保守VS革新、自由主義VS共産主義とかは古いからきれいさっぱり捨ててしまうんやで) ヘーゲル読みたくてカントの入門書(中川元著)買って読んでるけど、分かりやすい反面かなり退屈
キリスト教の価値観を哲学の言葉で言い換えてるだけのような…。世界の見方がひっくり返っちゃうような感じがない 栗原康の伊藤野枝伝『村に火をつけ、白痴になれ』(岩波書店)が面白かったから『アナキズム-一丸となってバラバラに生きろ』(岩波新書)を読んでみたがイマイチやったわ😩
勝田吉太郎や秋山清の著作みたいな本格的なアナキズム思想史を期待したのがアカンかったんかな🤔 カント『判断力批判』は相変わらず美学の古典みたいやね🙋
これも熊野純彦が新訳出しとったな😎 >>306
カントの入門書はいろいろあるけど個人的にはちくま新書の『カント入門』がおすすめ
ワイはあれで『純粋理性批判』の凄さみたいなものがようやくわかったわ
埴谷雄高が獄中で『純粋理性批判』を読んで先験的弁証論に感動したとか言われても意味わからんかったのが実感としてつかめたンゴ
ちなみに著者はどっかの大学の先生なんやけどソバが大好きらしくて『そばの哲学』みたいな本まで出してたはずや >>308
いま調べたら2013年に亡くなっとった
最後の著書のタイトルが『そば往生』らしい >>301
プロレタリア革命の後、共産主義社会の前の特殊な過渡期として「プロレタリア独裁」がある、と言うとるな。
マルクス的には国家とは階級が他の階級を抑圧・収奪する装置なんで、ブルジョア国家ではブルジョアジーが労働者を収奪する、労働者国家では逆に収奪者を収奪する装置となる。
その結果として階級が消滅すれば国家はその目的を失って、眠りこむように消滅していく筈、となる。 どうせションライやろ
潮匡人の本でバークやハイエク齧ってガバガバ芦部憲法批判繰り広げとったな 前スレで問題視されてた篠田英朗がそういう雑な「憲法学」って藁人形論法しとったな
長谷川宏『同時代人サルトル』を読んだら大江健三郎や長谷川たち50年代の大学生たちがサルトルにハマった理由が少し分かった気がしたわ そもそもションライがルソーもバークもハイエクもまともに読んでる訳ないし…
長谷部や石川の憲法理論なんて理解できる筈もないやろ
日本の憲法学は社会契約論だ、社会契約論はバークとハイエクに批判されとった、だから憲法学は保守の敵だ!っていう雑な三段論法しかしとらんでこいつは >>307
日本はカント、新カント系列の優秀な研究者戦前からいっぱいいて、水準の高い概説書入門書がある
石川文康の他には中島義道のやつとか、哲学的文章の読み込み方の良い指南書になってる
あと古いけど高峯一愚「カント講義」、三批判書それぞれの入門書(論創社)とか
全部絶版で、「純粋理性批判入門」なんて一万円超えてる。文庫化するべきね 第一次ブントの学生たちがよく読んでいた非代々木系評論家は吉本隆明・埴谷雄高・谷川雁らしいけど
谷川だけは吉本・埴谷に比べて現代じゃあんまり読まれてない印象あるけどどうなんやろ?
筑豊の炭鉱労働者との深い付き合いが有名なように吉本隆明より真摯に知識人の問題を考えとった人にも思うんやけど
サークル村は谷川のほかにも森崎和江・上野英信・石牟礼道子と個性がすごいンゴ
石牟礼道子は去年亡くなった時にそこそこ読書界で話題になっとったね 戦前の学生たちの間で新カント学派が西田哲学を通じて流行っていたって事は有名やから
ヴィンデルバントやリッケルトは翻訳でええから一度読もうと思ってるんやけどなあ
どれも戦前の翻訳なんよね 日本における新カント派の影響はすごいやね
三木清から廣松渉に至るまでほぼ新カント派から出発してるし
河野与一『学問の曲り角』なんか読むと現象学もかなり長いこと新カント派との関係で読まれとったみたいや
生の哲学とか現象学系統の実存主義とかに揺さぶられつつ日本の講壇哲学では新カント派がずっと保守本流やったイメージあるわ
個人的には朝永三十郎の『近世における我の自覚史』がすこ
タイトルからデカルトとかの本かなと思っとったらほとんどカントやった 鴎外が天皇制をテーマにしたことで有名な短編「かのやうに」にもハンス・ファイヒンガーの話が出てくるし
戦前期の新カント主義の影響力ってスゴかったんやなあ
>>317
谷川雁のアッニが民俗学者谷川健一なんよね >>317
谷川雁、「隋唐帝国形成史論」の谷川道雄の実兄なんだな
いまwikiみて知ったわ
谷川4兄弟、谷川健一、雁、道雄、日本エディタースクール創設者の吉田公彦、すごい並びだな
>>319
フッサールもハイデガーも、認識論的基盤はカント・新カント派だからね え、フッサールやるにはもしや先にカントやらないとダメ? >>322
もちろん
だって、西欧近代現代哲学を、あくまでも「認識論」というベースでみると、
アンチヘーゲルとアンチ唯物論(反「素朴実在論」反「反映論」)って、
カントと新カント派(「カントに還れ!」)の巨大な流れになる
ヘーゲルvsカントの認識論的対立の流れ押さえてないと、フッサール分からないよ ほうほう しかたねぇやるか
まずは上に挙がってる入門書読めばいいのかな? >>315
適菜収が「愚民文明の暴走」って本で対談相手の呉智英にまんまその論理で民主主義批判やってたの思い出したわ
まぁ適菜も呉も同レベルの論客やね(適菜の方がもっとガバガバか) 適菜収っての調べたらベンジャミン・フルフォードと共著出してて草 >>295
『自然社会の擁護』あれはバーク本人は風刺と主張しとるからあれをバークの思想に含めていいのかは微妙やな >>320
ファイヒンガーのals obの哲学は蓮實重彦も『赤の誘惑』で哲学的フィクション論批判の文脈で触れとったな
あのフィクション論が『ボヴァリー夫人論』の基礎作りだったんやからつくづく凄いおじいちゃんや >>302
資本主義を批判している人たちは
不平等を問題にしてるんではないので
そこはもうちょっと厳密にやった方がいい
マルクスは搾取と
人間の疎外を問題にしてる ションライが読んでる保守思想の本なんて潮匡人のペラい新書1冊だけやぞ
ハイエクもバークもwikipediaでしか読んでないのはとっくにバレとるし構うだけ無駄やで 潮匡人ふりまわしウヨさんは何度か見たけどションライとはたぶん別人やないかな
ションライは指摘された芦部憲法のほかはWikipediaだけで、Wikipediaが一次ソースだと思い込んでたふしがあるから
潮匡人のウヨさんは確か一次文献に当たるのはコスパが悪いからダイジェストで十分、みたいな自己正当化をしとった
ションライはそもそも自己正当化する以前に一次文献と二次的なソースの違いがわかっとらん感じやった ションライの長文はもっと日本語崩壊しとる気がするで >>329
サンガツやで、ワイなりの見解を示すと
1ワイはマルクスに興味が無い
2主眼はいま現在の右派左派動向を説明することにある
でまさにその「搾取理論」という問いの立て方自体が悪手やと思うで
資本主義を批判することは出来てもそれに代わる制度構築や政策を生み出すことが出来ひんから
そんな状態よりは格差や不平等に焦点を当てた方が見通しがすっきりするやろ
誤解を恐れずに言及すると、もはやマルクスに価値がない
価値を見出そうとするならば大胆な解釈・思い切った捨象が必要と思うんや >>302←これ読んで図らずも外山恒一を思いだしたw
まさか本人? 最近日本史の新書増えてる?
目についたらすぐ買うんだけど、最近特に読むのが追い付かん 浄土宗の坊さんが書いた『仏教抹殺―なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』(文春新書)っていう神仏分離と廃仏毀釈を扱った新刊が出たんやけど
意外とこのテーマは不思議と書いている人が少ないンゴ
明治後期に辻善之助たちがまとめた『明治維新神仏分離史料』って資料集があるからとっつきやすいテーマやと思うんやけどな
その辺散歩してれば神社の隣に昔の別当寺があったりして神仏分離の名残を見つけるのは簡単やし
10年以上前にシカゴ大学のジェームス・ケテラーの出した『邪教/殉教の明治―廃仏毀釈と近代仏教』(ぺりかん社)って本が話題になったくらいには書き手がおらん 苗木とか薩摩くらい過激に廃仏毀釈運動が見られたところなら結構リサーチされてそう
このあたりは大学の授業でさらっと習っただけなんで筋違いやったら堪忍してくれ 安丸良夫『神々の明治維新』なら読んだことある兄貴多いんやないか?🤔
樹下茂国の屑っぷりが読んでて胸糞やったけど中世以来山王の神官たちは叡山に抑えつけられてたしな😔 >>335
この数年岩波・中公・講談社・ちくまだけでも月1冊ペースで出とるし増えてるやろね
本郷和人みたいに乱造する奴もおるし 本郷和人は夫妻はスター性もあるしテーマ的にも中世王権論やってるから
「京兆専制」論でスターになって天皇生前退位の有識者会議に呼ばれた今谷明みたいな存在になれそうな気もするけどどうなんやろね
黒田俊雄・網野善彦・永原慶二と一時期の日本中世史研究者はスター揃いやったしその影響なのか常に人材が供給されるイメージあるンゴ
さらに遡れば平泉澄や石母田正みたいなレジェンドおるしね いまは政府が史学よりもデマゴーグを推す時代だから
今後有識者として呼ばれるのは百田大先生とかでしょ 西洋中世史もスター輩出せんかい!
阿部謹也なき今誰の本を読めばいいのかわからん
佐藤彰一か? ホイジンガ『中世の秋』を訳してた堀越孝一は去年亡くなったやね😞
樺山紘一はまだご健在やな🙋 特亜ドッチョンコパヨクどもが読む本なんざ焼いちまえ 去年の日本西洋史学会大会のプログラム
http://www.seiyoushigakkai.org/2018/program.html
民衆史研究やメディア史研究の発表が多いのは90年代以降の傾向やろね
酒井三郎『日本西洋史学発達史』(吉川弘文館)という古い本があるんやが
明治維新直後から1950年代までの日本における西洋史研究の流行り廃りを書いていて面白いで
やっぱりアナール以前は圧倒的に政治史中心なんやね
1930年代になるとマルクス主義の影響で経済史が流行るンゴ のちに大家になる中村吉治が東京帝大時代に農民史やりたいと思ってたら
指導教官の平泉澄から「百姓に歴史はありますか?豚に歴史はありますか?」って言われた畜生エピソード有名やし
政治史以外は傍流扱いだったんやね
近年になってジェンダー史学って分野が開拓されたのも宜なるかなって感じや 大久保利謙の自伝に若いころの平泉澄の颯爽とした教師ぶりが書かれてて、単に皇国史観のイデオローグやと思ってた不明を恥じたで
でもやっぱりナチュラル畜生みたいなところはあったんやね、エリート主義の裏返しとかそういうのなんやろけど
阿部謹也も『自分のなかに歴史をよむ』『北の街にて』『阿部謹也自伝』あたりの自伝的な文章が好きや
上原専禄に卒論のテーマ相談に行って「それをやらなければ自分は生きていけない」テーマを探せって言われる話は何度読んでもグッとくるンゴ
上原専禄と河野与一のエピソードで、どっちかがどっちかの書斎を訪ねたら額に
「蒙以養生」
と四書五経のどこかから引いたきたフレーズが書いてあって、それをもう一方が
「モウイイヨセ」
の語呂合わせになってるって気付いたエピソードを柳沢重剛『語学者の散歩道』で読んで、これもよかったな
どうもワイの読書はゴシップとアネクドートに偏りすぎるやね、スレ汚しすまんゴ >349
上原専禄 ドイツ中世史の第一級研究者にして隠遁後は日蓮研究に没頭した人だよね
著作集第二巻は繰り返し読んだなあ、ってか読まされた 平泉澄って神がかったキチガイのイメージも強いけど元々は黒板勝美の一番弟子で東京帝大の国史学のエースだったんよな
家永三郎『一歴史学者の歩み』(岩波文庫)も網野善彦『歴史としての戦後史学』(角川ソフィア文庫)
あたりの歴史学者の自伝は読み物として面白いし史学史の勉強にもなるからすこ 桃崎有一郎『,武士の起源を解きあかす』読んだ。
武士の定義がそれでいいのかとか、牽強付会っぽいところもあったけど、結構面白かった
冒頭でマルクス主義史観をばっさり否定してるんだけど、自分で描いてる中世社会の状況がマルクス主義史観のそれに似てて草生えた 橋本治死去
小説より雑文や評論が読まれる人やったが小説もそれなりにすこ
合掌 速読苦手ワイ、日本史・世界史等々の教科書にのっとるレベルの歴史的偉人の主著読みつくすだけでも3〜4年はかかりそう
それとも3〜4年続ければ大体は終わるとプラスに考えるべきなんやろか
いずれにせよ大学入る前からちびちび読んどけば良かったンゴねぇ(苦笑) 世界の名著(続含めて)でも3年は軽く取られるでしょ
その上で日本の名著も行くとなれば4〜5は軽く飛ぶんじゃないか? 続編込みで世界の名著が81巻日本の名著が50巻って
こんな固くて膨大な叢書今だと考えられないンゴねぇ
当時の日本人の教養への熱意を感じて尊敬するけど
どっちかのシリーズでも全巻読んだ人は殆どいないと思う 世界の名著にはホンマお世話になったわ
学生時代、講義やなんかで興味をもった哲学者のものをとりあえず一冊手もとに置きたいときとか
古本屋めぐりして一冊数百円でバラ売りの世界の名著のその人の巻を買ってくるとかしょっちゅうやった
『スピノザ・ライプニッツ』の巻で「エチカ」「モナドロジー」「形而上学敍説」が一冊にまとまってるのもすごいし
『存在と時間』なんか一冊本で読める邦訳は長いこと世界の名著だけだったはずや
確か『意志と表象としての世界』はいまだに一冊に収まってるのは世界の名著だけや(まさかの西尾幹二訳やけど悪くなかった)
ベルクソンの巻は『精神のエネルギー』『思想と動くもの』の論文集二冊から抜粋した数編の短論文が入門編にちょうどええチョイスやし
世界の名著に限らず全集ものの端本を古本屋から安値で拾ってくるの好きやったなあ
それこそ世界的な名著の数々をフラッと立ち寄った店で菓子でも買うような値段で自分のものにできるのに興奮してたンゴ 世界の名著はコスパという点では最高よな あれだけ主著がまとまって古本屋で100〜300円ぐらいで買えるし
まぁ読書メータ―やと冊数稼げなくてちょい残念な訳やがそれはどうでもええな
あとは抄訳のものには抄訳とケースにちゃんと書いてくれれば最高だった いちいち全訳か中見て調べるの怠いねん
てかベンサムとか未だに著作の邦訳が世界の名著の抄訳しかないってどういうことなんや
どこでもええからはよ出してくれ 筑摩書房が半世紀前に出した『現代日本思想大系』も古本屋の均一棚で投げ売りされてるけどええ日本思想アンソロジーよな🙄
ウヨニキにもサヨニキにも勉強になるンゴ😎
竹内好編『9 アジア主義』、橋川文三編『31 超国家主義』、福田恆存編『32 反近代の思想』、林健太郎編『35 新保守主義』
あたりはワイの中の右翼のイメージを変えてくれた🙋
ワイは松田道雄編『16 アナーキズム』と益田勝実編『30 民俗の思想』がすこ😃 黒き微睡みの囚人って本買ったで
歴史改変sf小説や
ヒトラーがでてくるやつ オタクとネトウヨの親和性について真剣に考察した本おせーて 北田暁大の『嗤う日本の「ナショナリズム」』は直接的にオタクとネトウヨの親和性を説いた本ではないかな
サブカルチャーの中のアイロニズムが「ネタからベタ」に変容していく過程を書いとるンゴ
どっちかって言うとそれは続編の『終わらない「失われた20年」』の方やね
戦前の大城のぼるの空想科学漫画あたりを例に「オタク文化の戦時下起源」を主張しているのが大塚英志やササキバラゴウやね
大塚の『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』とササキバラの『「戦時下」のおたく』はなかなか面白いで >>368
青弓社のあの本は良いすごく本なんやがちょっと題名に偽りありで
90年代の保守論壇誌の言説分析が中心で「サブカルチャー」要素があんまりないんよね
オタクの話はあんまり出てこないし >>364
今読んでるけど面白いは
ヒトラー扱ったSFは『鉄の夢』一択やと思うとったが 岩波の「ラオコオン」読んでて感動してるんやけどこういう小説技法の本知ってたら教えて欲しいンゴ
小説技法ってリカルドゥー→渡部直己の系譜と
ライトノベル作法研究所みたいなオタク業界ゴロみたいな本しか知らない ディーン・クーンツのエンタメ小説の書き方とか王道の指南本やろ ラオコオンって小説技法についても書いてるのか。買おうかな 小説技法やったら普通にデイヴィッド・ロッジ『小説の技法』でええんやないの
『ユリシーズ』の読者を引き付ける技法解説とか面白かったは
エンタメやったらジョーゼフ・キャンベル『千の顔を持つ英雄』がスターウォーズに影響与えて以来やたらキャンベル種本にした脚本術みたいなんが多いからそれで
国産やったら都筑道夫『都筑道夫の小説指南』とか 技術指南としては役に立たん気もするけど保坂和志のやつはすこ 『嗤う〜』は賞味期限が短かったな
今のネトウヨは嗤う余裕もなくてガチやん >>376
むしろそれが北田の書いてた話やなかったけ?
ネタで良識に反抗するネット右翼やってたのがいつの間にかベタでガチなネット右翼になってもうたと おそらくラノベ作者向けに書いてるんやろうけど
大塚英志がウラジーミル・プロップの物語論を使ったストーリー作成法の本をよく出しとるね
近世の歌舞伎の頃からキャラクターと世界観を『世界綱目』ってデータベースで共有してストーリーは作られてた…なんて言って面白かったンゴ >>373
文学代表として紹介されてるのはホメロスやから
小説っていうとかなり語弊あるけど
造形美術と文学の特性の違いを論じた最初の本らしいで
「草枕」にも引用されてる
次はアリストテレスの「詩学」チャレンジするで 村上裕一『ネトウヨ化する日本』
宇野常寛『母性のディストピア』
もオタクとネトウヨについて書いた本?読んでないけどおせーて http://memo1379.blogspot.com/?m=1
これハンjで貼られたことあったっけ
浅学中の浅学のワイはなるほどなーと思ったけど オタクを主語にしてる割にはその分析が主観的すぎると思った(小並)
客観的なデータを元に理論を導き出すというよりか結論が先にあってそれを補強するためにいろんなものを切り張りしていないかな >>381
江戸川乱歩に私淑した韓国ミステリの祖、金来成の復刊と翻訳相次いどるが韓国ではまだ読まれとるんやろかな
『魔人』は乱歩の『蜘蛛男』みたいなスリラーやったは >>378
>プロップの物語論
人間が世界を自分の理解可能な形に落とし込もうとする過程で、
物語として収束させがちなパターンの研究と考えたら、
案外なかなか重要な気がする @ イデオロギー一般の嫌悪
A 推論的解釈を拒否して「直接」対象に参入する態度(解釈の多義性に我慢ならず自己の直接的解釈を絶対化する結果となる
B 手応えの確かな感覚的日常経験にだけ明晰な世界を認める考え方
C 論敵のポーズあるいは言行不一致の摘発によって相手の理論の信憑性を引き下げる批判様式
D 歴史における理性(規範あるいは法則)的なものを一括して「公式」=牽強付会として反発する思考、等々
『日本の思想』からの引用やけどまんま今のネトウヨやな ネトウヨの分析したところで病気の治療薬がないんだから意味なくない
ネトウヨは○○だから取るに足らんっていう結論に持っていくのが著者の言いたいことなの?
でも無視できないレベルにまで増えてるしそこまではいかずとも日本礼賛番組みて育ってる高校生とかいるわけだろ
白蟻一匹だから大丈夫とかいって家を食われる家主みたいだな
俺はネトウヨはこういう生態ですみたいな話にそこまで興味はない >>388
読んだで
原始性と技術の章が目から鱗やったな >>387
イデオロギー一般の嫌悪、これネトウヨの特徴として強く感じるんよな
イデオロギーの内容を吟味してその妥当性を否定するのではなく「イデオロギーだから駄目」って否定する傾向があると思う
保守主義にせよリベラリズムにせよ多数決や人定法で変えてはならない絶対的原理は存在するんだが、それを相対化して「特定の原理を信仰する奴は一様に愚かだ」と言いたがる
ネトウヨの思想ってケルゼンあたりと親和性高いやろ
ネトウヨがハイエクの思想を担いでるみたいに言われることあるけど、ハイエクはケルゼン的な価値相対主義やイデオロギー不要論を激烈に批判しとったし
結局ネトウヨの立場って保守主義というより実定法万能主義とか多数決万能主義みたいな方向なんちゃうかと思う 日本史の本読んでると国司、郡司、田堵、名主、守護、地頭とかで必ず混乱するんだけど、この辺整理したライトな本って何かない? ネトウヨって韓国やサヨクを叩く雰囲気で緩く繋がっとるだけで結構多様やないか?
例えば>>382のようなネトウヨかつオタクは「こういう人ネットで見たわ」ってなるけど
ここの原住民の多くはそれとはかなり違うタイプに見える
ここのコテハンやtwitterみたいに同じネトウヨの様々な主張を定点観測できる例は別として
中の人が入れ替わるネット世論を薄く広く観察してネトウヨ思想なるものを抽出しようとしても
相異なるタイプのネトウヨの主張を一緒くたに扱って支離滅裂な人物像ができあがるか
自分の思い描くネトウヨ像に合わせて主張を取捨選択する恣意的な議論になってまうと思うわ ネトウヨの生態については、
まぁ生育歴とか所得との関係とか精神疾患とか
IQとか脳の構造とかまで判明してくれば有益だと思う
というのは、説得して治せるわけじゃなくても
ネトウヨはIQ低いとかそういうのを世間に広めれば
ネトウヨが恥って価値観が生まれるからな
遺伝子や脳のレベルでアレだったら治療の可能性も出てくる。 そもそもイデオロギーって何なのか。
韓国人が嫌い、はイデオロギーとはいわんよな?
ネトウヨはこのレベルで思考してるから
イデオロギー嫌いというよりイデオロギー以前なんだよ
ケルゼンと親和性あるってのは皮肉だな
要は啓蒙主義が価値相対主義に行き着き、
何でもいいなら自国マンセーでもいいじゃん
って意味かい
これって左から生まれた社会構築主義が
ネトウヨに逆利用される逆説と同じだな
てかそれこそ価値相対主義的な構造主義者の
レヴィ=ストロースが極右化してるわけでな
適当に思いついたこと書き散らしてみた オルタナ右翼は黒人のIQ云々とか言ってるしネトウヨが韓国人にその論法を使い出すんじゃないか
結局は経済を良くしないことにはどうにもならん気がする 上で出てる丸山が念頭に置いてる本居宣長の儒教批判にせよ、ケルゼンのマルクス主義批判にせよ、
儒教やマルクス主義を否定するとこまでは正しくてもそれを「イデオロギーだから駄目」って批判のやり方してしまうと、全ての思想を相対化することになって逆にファシズム思想ですら台頭する余地を与えてしまうし
保守の根幹である自然法(慣習法)思想を否定することになるから、相対主義を受け入れるのは保守主義の自滅に等しいと思うんやが
「○○はイデオロギーだから駄目だ」みたいな論法よく使うネトウヨは、そのへん分かっとるんかな?って思うことがある >>391
ハイエクのケルゼン批判は大著「法と立法と自由」読むのめんどい人には、
『新自由主義とは何か―あすを語る』(東京新聞出版局)がお奨め
ハイエク「オーストラリア学派」vsケルゼン「ウィ〜ン法学派」って、
法学的には英米法系「法の支配」vs大陸法系「法治主義」の対立を背景にしつつ、
哲学的には、新カント派の内ゲバとして読むことができる。ヒュームの系統(英米経験論)vs大陸合理論の対立。
そこで、キーになるのはやっぱりカントなんだ。
>>387
そこに挙げられた特徴は「ネトウヨ」(ネトウヨっても多種多様だから一括りにはできない)だけに固有のもんじゃないでしょ
右であろうと左であろうと、極端なイデオロギーに囚われた人はほぼそういう特徴を帯びる
おれの眼からみれば、「戦後民主主義の虚妄に賭ける」と啖呵を切った丸山真男ですら
「極端なイデオロギーに取り憑かれた」人にしか見えない
「ネトウヨ」ってのは、「戦後民主主義の虚妄」が生みだした鬼子みたいなもんだな 高校生くらいのネトウヨならともかく、小林よしのり読んだ世代より上だと「サヨクの洗脳が解けた!」というのが大半、つまり元左派な人々
なにが問題かというと180度転向した自分を客観視する視点の欠落であって、これはもう人格的な問題なんだよ
葛藤することができない
思想的な問題じゃないんだな >>333
>葛藤することができない
これは言い得て妙
過去の自分を批判することで思想的に深化することができず、ただ180°反対側に飛び移るだけ 知識がないからかな
人格は言い過ぎで知識で人格はある程度変わるし
思想で葛藤なんてある程度に知識がある奴で
節操を保てるのも教養があり学ぶことが
できるから思想を深化できる
小林に扇動された人なんて知識ないし
知的訓練をしてないから容易に変節するよ ネトウヨは「正義なんてない」と言いたがる
本当は自分のやってることが悪だと分かってるんだろう 今は直接関係者や知識人が情報を発信できるのだから新聞(マスゴミ)なんて要らないなんて言う奴があるけどさ
そりゃ既に教養がある人ならそれでもええやろが淫夢新聞を拡散してしまうようなあまりに低レベルなメディアリテラシーの人間が相当数おる現状でそんな事したら今まで以上にまともな情報を手に入れにくくなるだけやろ >>403
その知識人とされる大学教授でも釣り垢に引っかかったりデマRTして拡散しとるからなぁ
指摘されたら詭弁で逃げるし余計厄介や >>401
やっぱり人格的な問題やで
連中には「いやちょっと待てよ…」という自問自答がない、というかできないんだ 読書スレだろここ
「おれのねとうよろん」はいらないよ >>405
なるほど。
無知の知も認識するには知識必要だし
精神の発展も年齢のみならず知識で変わるよ
ニーチェのラクダ、獅子、幼子みたいにね
それに悪人正機という考えもあるぞ。 ここはお前の日記帳だから好きなことを書け
『陰謀の日本中世史』呉座勇一
面白かったやで
プロの歴史家がアマチュアを史料で殴る!KO! 明治維新について公平な視点から見ていてかつ無知なガキにでもわかりやすい本教えてくれたら嬉しい😌
後者はできないなら無視してくれてもいいんだ😓調べて読むし😓 >>317
石牟礼道子って今年のセンター倫理にでてきたが最近まで生きていたのか
確か水俣病起こした政府批判した人だろ 自分はここで語れるような高尚な本は2冊程度しか読んでいない(アーネスト・サトウ著作の1外交官から見た明治維新上下)し読書と言って語ると言ったらセンター国語にでてきた論述文の話やそれを読んだ感想を語ろうかな
随分昔の論述(2007年辺り)にマルクス主義がどのような物であるかと簡単に触れた文の最初の方だけが問題として乗っていた
資本主義というのをヴェニスの商人と例え価値観の違いから金を生じさせる事(貿易などの商売)を良しとする資本主義をマルクスは否定したと言っていた
社会主義は唯物的と言うがそれは資本主義が認めた人の価値観の違いが価値を産むという理念を否定し労働を尊い物としたと言う点から唯物論だって言われてるのか
でもそれってどうなの?
労働による付加価値も価値観の違いによって生じてるんじゃないのかとは思う
まぁ貿易などは労働に関係なくただ価値観の違いから金を生み出してるのに対して労働による付加価値は労働に比例して生まれるものだしその点が違うのだろうか
経済の話を学校の先生から聞く度に思うんだけどこの世って非常に上手くできてるよなあ >>412
うまくできてたなら戦争なんてないはずだぜ >>413
上手くできてるってのは自分の中の感想に過ぎないんだよねえ
それを上手く論述できるようになりたい
>>414
確かそうだったはず >>380
村上裕一の『ネトウヨ化する日本』は思想史的な分析をした本やね
第四章「ネトウヨの精神的起源としてのロマン主義」がこの本の中心となる部分で
オタクの「セカイ系決断主義」「ロマン主義」と戦前の日本浪漫派の相似を指摘しとる
村上は丁寧に説明してはいるけど保田与重郎の「イロニー」と現代のオタクのアイロニズムが繋がっているようにはあまり思えンゴ…
宇野の『母性のディストピア』は直接的にネトウヨについて書いた本やなくて
『ゼロ年代の想像力』『リトルピープルの時代』に続く評論集で押井や富野のアニメを題材に
現代の政治について書いた本やね >>410
おっ埼玉来てるやん
埼玉の好きな幕末明治なら読みやすい本がいくつかあるで
◆オススメ
・藤田覚 『幕末から維新へ〈シリーズ 日本近世史 5〉 』(岩波新書)
・井上勝生『幕末・維新―シリーズ日本近現代史〈1〉 』(岩波新書)
この新書二冊は幕末にいたるまでの寛政〜天保の近世社会の変容を丁寧に書いているので分かりやすいで
・三谷太一郎『日本の近代とは何であったか―問題史的考察』(岩波新書)
「近代」「政党政治」「資本主義」「植民地」「天皇制」というテーマから日本の近代を検討した新書
テーマは幅広いけど語りおろしなので読みやすいで
・三谷博『明治維新を考える 』(岩波現代文庫)
近代化論・マルクス主義歴史学・司馬史観といった有名な明治維新論三種を分析した好著や
・成田龍一 『戦後思想家としての司馬遼太郎』(筑摩書房)
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』『坂の上の雲』を歴史学者が批判的に読み説いた本で埼玉に特にオススメ
◆読みやすくはないけど変わり種として面白い本
・山口昌男『「敗者」の精神史』(岩波現代文庫)
東北諸藩出身者と旧幕臣という「敗者」たちが薩長中心の維新秩序から離れて創り上げた思想を人類学者が読み説いた本
・田中悟『会津という神話―“二つの戦後”をめぐる“死者の政治学”』(ミネルヴァ書房)
メディアの中で再生産される「悲劇の会津」という被害者史観を批判的に検討した刺激的な一冊
◆明治維新研究の古典だけどマルクス主義の知識がないとかなり難しい本
大学入試終わったらチャレンジしてみるとええかも
・遠山茂樹『明治維新』(岩波文庫)
・服部之総『黒船前後・志士と経済 他十六篇』(岩波文庫)
・羽仁五郎『明治維新史研究』(岩波文庫)
ららマジのイベント走ったりネカマ煽ったりするのもええけど受験頑張るんやで >>417
なっが😓
さんがつやで受験終わったら読む😉 維新史の古典は、どうしても、ほぼ全部マルクス主義、共産党系学者のものになる
417の古典に付け加えると
井上清「日本現代史1」(東大出版会)
文庫では宮地正人「幕末維新変革史」(岩波現代文庫)
明治維新史の裏面に関わる「孝明天皇毒殺説」に興味あるなら、
原口清(孝明天皇疱瘡死説)vs石井孝(毒殺説)の論争は知ってた方が
この論争、wikでは決着してない風に書いてるが、実際は、石井が潔く負けを認めた
未曾有の出版不況で良心的な出版社大変だが、
特に個人的には、岩田書院とか、歴史学の硬い研究書を儲け度外視で出し続けてて頭下がる思い
孝明天皇毒殺説を実証的に否定した原口清の著作集(2に関係論文収録)とかさ
お金ある人買ってあげて 大月書店とか執筆者ほぼ手弁当らしいが経営大丈夫なんかな >>388
ネトウヨは大衆の反逆を読んでも、自分は大衆じゃないと思うだけ せやな
あの本は「自分が愚者に成り果てる寸前であることを自覚し、だからこそ努力する者」を賢者と定義してて
逆に自分こそが真理を知っていると思い上がって、自分が「分別のある少数者」側であることを疑いもしない者を愚者だと言っとる訳やな
要はバーク以来の人間の不完全性を深く自覚して過去の歴史から学ぶことをやめてはいけないという謙虚な姿勢を大切さを説いてる保守思想やが
あの本を読んで「自分は大衆とは違う」と叩き棒にするような奴こそまさに大衆の典型ってことやな
実際俺はそういう奴ネット含めて何度も見てきたが
政治論としても本質的に大衆は国家主義と親和性高いから危険ってことを訴えてる内容やのに
大衆は抑圧すべきなので国家権力が必要みたいなどう読んだらそんな結論になるんやって誤読する奴も結構おるしな
ネトウヨが読んでも「専門家こそが大衆」とか「権利には義務が伴う」とかの耳触りのいいワードに飛びつくだけで
「弱い敵との共存」「国家の限界」「国家という匿名の機械による社会的自発性の吸収」なんていう自由主義者としてのオルテガの主張には見向きもせんやろ
逆に「これだけ真実を訴えてるのに世の中から相手にされないネトウヨこそが大衆に迫害される少数者だ」とか言い出すかもしれん バークは実は保守ではないみたいな論をネットで最近よくみるんだけどどういう理屈なん? >>422
これには激しく同意する。
学部生時代オルテガ読んだ時、現代人の自分が感じたのは「知識人やなまじ勉強している人間こそ、これを読んだら自分のことを省みないといけない」だったから。
だからオルテガを読んで常に我が身に問いかける姿勢を持った一方、オルテガを引用しながら、その反面結構な頻度で発言の内容や活動がまさしくその批判対象の大衆そのものな西部邁にはずっと違和感が拭いきれなかったんや。
何が言いたいかと言うと、自分が付け加えたいのはオルテガ読んだ挙句に「これだから大衆は〜(自分を棚に上げて)」なんてことを言う奴は皆オルテガが批判する奴では?ということ
自分語りみたいで、すまんな。 すまん、ワイほとんど本とか読んだことないんやが、何読んだらええんや?小説より新書のほうがおもしろそう。学生時代は現代文は小説より評論文のほうが好きだったし。 評論のほうが好きなら、ゲンロンとか読んで、参考文献から深く追っていくのはどないやろか
ところで、普通の小さめの本屋には正論はあるのにゲンロンが無い問題 合格発表終わって受かってたら色々読もうかと思ってるんだけど司馬遼太郎以外のおすすめの歴史小説家っていない? 建国記念日(紀元節)だから紹介するけど星野良作『研究史―神武天皇』(吉川弘文館)って古い本が面白いで
中世から戦後に至るまで各時代の識者が神武天皇についてどう考えてきたのか…って研究史の本や
朱子学者・林羅山は『神武天皇論』で呉の太伯が天皇家の祖先だって主張したり
町人学者・山片蟠桃は『夢ノ代』で「神話なんてデタラメで信じるに足りないしそもそも文字史料が残ってないのだから嘘だ」って記紀神話を切り捨てとるンゴ
>>427
埼玉は西郷にハマってたみたいやから海音寺潮五郎はどうや?
エンターテイメントと史実のバランスをとって歴史小説を多く書いた作家でほとんど文庫化されとる
西郷についてなら『史伝西郷隆盛』『西郷と大久保』『西郷と大久保と久光』とか
『日本歴史を点検する』って司馬と海音寺の対談集もあるで 歴史小説か微妙だけど吉村昭すこ
でも歴史物やノンフィクションより「少女架刑」みたいな静謐な文体の純文学のほうがすこすこのすこ😘 合理的解釈だけが歴史ではない。神武天皇が実在しようがしまいが物語だとしてもそれを信じたり疑ったりして行動した人物がいる事実をよくよく考えたほうがいい
神話は作り話だからで解決するとおもうことが近代合理主義の大きな誤謬だな その辺の神話の持つ意義に関しては国文学・民俗学・文化人類学が汲んできたんやないかな🙄
折口信夫、西郷信綱、益田勝実、中沢新一、三浦佑之…と古代人の心情を研究してきた流れがあるで😎
山方蟠桃は江戸時代の人間なのに実証主義的に神話を批判したのが優れている訳で🤔 >>427
英仏百年戦争が好きなら断固として佐藤賢一をオススメする
『傭兵ピエール』『双頭の鷲』
面白いぞ
百年戦争が好きじゃない?じゃあ佐藤賢一の『英仏百年戦争』(集英社新書)を読むんだ
百年戦争が好きになるぞ >>430
ワイの故郷が津波に飲まれたので吉村昭の『三陸海岸大津波』を読んだんやけど落ち着いた筆致で凄まじい事実を淡々と書いてて
肝が冷えるやらリサーチ力に呆れるやら
『関東大震災』『陸奥爆沈』『深海の使者』とかどれも面白かったですねえ
でも一番のお気に入りは『羆嵐』 >>435
吉村昭の最高傑作は「天狗争乱」かなあ
おれも実家が津波でやられ、置いてた森茉莉全集もってかれた
津波の犠牲者って酷いよ。ほんと可哀想で 『創られた伝統』って 読んだ人おる?
創られた伝統の実例並べただけならあんま買う気になれんのだけど、それ以上の考察はなんかある?
高いから慎重になってる ネトウヨが好んで使う「次のファシズムは反ファシズムから生まれる」とかいう言葉、出典は誰なんや? ここみてたらネットって使い方上手くやればすごく成長できるんだなあって思った小並 読書といえば教科書を読んでふと思ったんだが教科書って贅沢なものだよな
たくさんの学者が頑張って探求して来たものの結晶だし >>442
名著やけど編著かつ文化人類学の本やからね
同じく人類学者の書いたゲルナー『民族とナショナリズム』やアンダーソン『想像の共同体』と同様に若干クセはあるで
有名な論文はトレヴァー=ローパーがスコットランドのタータン織について書いた「伝統の捏造―スコットランド高地の伝統」やけど
テレンス・レンジャーが書いた「植民地アフリカにおける創り出された伝統」がワイは好き
一度図書館で借りてみて青木保の解説とホブズボウムの序論だけ試し読みしたらどうや?
>>446
山川世界史の監修に関わった歴史学者が「世界の中等教育でも日本の世界史教育は水準高い」と自画自賛してたのを聞いた記憶あるで
実際高校生向けやのにアフリカ史やイスラム史まで抑えてるからよく出来てると思うわ >>447
自画自賛してたんだ
それはあれだと思うけどな
世界史とかもうめちゃくちゃ大変そうだな 何人の人間が制作に関わるのやら
作ってくれた人に感謝だわ 上で出てた「創られた伝統」は面白そうなタイトルだから図書館で予約した
振り返ってみると社会の教科書や資料集って凄く良い本だよね アンダーソン、ゲルナー、ホブスボームと構築主義的な立場をとる国民国家論が主流やけど
歴史主義的な立場から構築主義に反論したのが『ナショナリズムの生命力』のアンソニー・D・スミスやね
二者を読み比べたら面白いと思うで
社会学のヨーロッパ移民研究の事例からナショナリズムを語るロジャース・ブルーベイカーなんてのも近年一部で話題
明石書店から邦訳も出とる 今日古本屋よって社会主義と民主主義って本買ったんだけど難しすぎて草
日本語訳された英文って独特なむずかしさあるよな
それはそうと左翼ってなかなかに可哀想だな
スターリンや毛沢東みたいなガイジと一緒にされたり
ジョンキーンって人は左翼を民の権利拡大したいと思いつつ権利者と戦う意思のあるもののことを言うと言うがなぜ社会主義など民の為にと謳ってる主義を掲げる国は独裁者政権になってるんだろうか
この疑問わかる人いる? まず第一に、独裁化してしまった社会主義政権というのはほぼすべてプロレタリア独裁を掲げるマルクス・レーニン主義政権であって、同じ社会主義でも社会民主主義はまずそういう事態にはなってない、という点は押さえとくべきやな。
その上で何故マルクス・レーニン主義が独裁に帰結してしまったかというのはいろいろ議論のあるとこやけど、彼らが国家の持つ権力を制限、制約する必要性に鈍感だったというのはその答えの一つやろな。
資本主義との共存を前提とするブルジョア民主主義は国家権力の肥大化を警戒して、それを制約するような仕組みを歴史的に創り出して来たんやけど、マルクス・レーニン主義者は
「労働者が権力を奪取した後での国家権力への制約とか革命の邪魔にしかならんし、無階級社会では国家権力なんてどうせ消滅するんやから意味ないやん」としてそういう先人の知恵を省みなかったんや。
結果、資本主義諸国に包囲された臨戦態勢の中で国家権力が野放図に拡大していく中で、それが人権を踏みにじっていくのにブレーキをかけられなかったんやな。
つまるところ、近代国家というリバイアサンからデュープロセスや三権分立といった手綱を取り去ったことによる必然的帰結やと思うで。 無階級社会(大嘘)
資本主義との闘争がなければどうなっていたのか気になるところだな
やっぱフェビアニズムだとかが1番いいと思うんだけど欠点てなんかある? 柄谷行人が「国家とはまず他の国家に対して国家である」と言ってる
つまり「周りに国家があるなかで俺んとこ国家やーめた」とは出来ないって話で、そりゃそうだわな
すると他国に負けないために産業発展するしかなく、
後はそれを国家と民間どっちが主導するかという話になり、
開発独裁と共産主義の違いはほとんどなくなる。
まぁソ連や中国が独裁になるのは
「共産主義だから」の前に文化的なものじゃなあかと
エマニュエルトッドの家族類型の話とか、この辺をうまく説明してなかったっけ 『ロシア革命以前からローザはレーニンの前衛党論に反対していた(1904年にレーニンの発表した『一歩前進二歩後退』への批判に始まる。議会主義への態度をめぐって対立していたカウツキーともこの点においては一致していた)。
批判の第一は革命後の独裁(プロレタリアート独裁)のあり方・解釈についてである。プロレタリア独裁とは階級の独裁であって一党一派の独裁ではないと主張したローザは、革命後における民主的自由を擁護する立場を取った。
批判の第二は、運動組織原則(レーニンの前衛党論)に対してであった。革命は自然発生的でなければならないと考えたのも、前衛党論批判の理由の一つであった。
獄中にいた1917年、レーニンを指導者とするボリシェヴィキによってソビエト政権が樹立された十月革命の報に接するや、
レーニンの前衛党論を改めて論難し、実際の十月革命が自然発生的でないことや革命後の民主的自由が危ういことなどを指摘、ボリシェヴィキが新たな独裁を生むだろうと予言し獄中から警句を発した。
具体的には、ボリシェヴィキによる憲法制定会議の解散を批判し、「搾取者」(すなわち革命政府への反対者)にも選挙権を与えるべきであること、出版・結社・集会・言論の自由を保障するべきであることを批判した。
ローザの有名な言葉「Freiheit ist immer die Freiheit des Andersdenkenden.(自由とはつねに、思想を異にする者のための自由である)」はこうした文脈のもとに書かれたものである。
これらの批判は死後、弟子によって出版されたが、ローザ本人の確認を経ていないことから、ローザの真意が記されているわけではないと旧ソ連は批判していた。』
Wikipedia - ローザ・ルクセンブルク 図書館の除籍本に有斐閣アルマの現代の裁判あったからgetしたやで〜
裁判法は知らんからラッキーやったわ 清水書院のサイト見たら高校のころ図書館で読みふけった「人と思想」シリーズの一部がまえがきを全文掲載しててつい読んでしまったわ
『カント』とか『デカルト』とか著者の個人的な思い出話と絡めて書いてあるやつはいまだに記憶に残ってるもんやな
旧制中学の気風が残った田舎の高校やったから教養主義のつもりでそんな本も読んでたし
受験勉強そっちのけで読んでてもバカにされんで尊敬してもらえたンゴ >>454
「同じ社会主義でも社会民主主義は」
と書いてるけど、社会主義と社会民主主義は別でしょ。
いまある先進資本主義国は日本も含めて大なり小なり社会民主主義国でもあるわけで、
それを社会主義と言っちまったら資本主義国はごく少数の途上国ばかりって話になるぞ。
>>453
「なぜ社会主義など民の為にと謳ってる主義を掲げる国は独裁者政権になってるんだろうか 」
と書いてるけど、いくつかの基本的事実がまったくふまえられてない空論と感じる。
いま地球上のどこにどれだけの社会主義国があるかの基礎知識さえ欠けてるように感じられる。
ベトナムは国の成立以来これまでずっと社会主義体制だが、独裁国だったことも軍事政権だったことも一度もない。
ベトナムは昔からいろんな面で日本とは縁の深い外国なんだが。
南米チリはその昔、資本主義国だった自国の国政を社会主義に大転換する方針を国会で民主的に決議した。
これで成立したのがアジェンデ政権。
いわゆる江戸城無血開城などよりもはるかに文明的な「革命」だった。
このアジェンデ政権は世界の社会主義史上に今も輝くきわめて大きな歴史的経験であり、
現代社会主義を語り考える上で欠かすことは絶対にできない。
真に民主的な経緯ののち成立したこのアジェンデ社会主義政権は資本主義の犬であるピノチェトのクーデタでひっくり返されてつぶれた。
それで成立したピノチェト政権は典型的な軍事独裁政治を長くつづけた。
このことからも分かるのは、軍事独裁は社会主義に特有の政治では全然なく、普通に資本主義国にもいくらでもある。
敗戦前の日本も大日本帝国であり資本主義国だったが軍事独裁と言いかえてもいいような代物で、いわば日本型軍事独裁の政治だった。
しかもそれが80年近くもつづいた。
反対に、社会主義国なのに独裁でも軍事政権でもない実例もいくつもある。 >>460
知識なくて申し訳ない
そういう成功例があるのね >>460
混合資本主義と社会民主主義には明確な境界線は引けないけど、明らかに温度差があるよね。
アメリカ経済や日本経済は混合資本主義かもしれないが、社会民主主義とはふつう言わない。
ベトナムの政治体制はどう見ても民主主義とは言えないと思うが。独裁とまでは言わないが、権威主義体制でしょ。
ついでながらキューバも。
米帝の悪宣伝よりは遥かに良いとしても、今の日本の多元的民主主義体制と取り替えたいとは思えない。
チリについては、短期間しか存続しなかったので先例としては不十分だと思う。
「社会主義体制には抑圧的体制に移行してしまうような内在的傾向があるのか」が問題なんだから、短期間の政権掌握では反証にはならない。
あと、軍事独裁は社会主義に固有、などという主張は誰もしていないと理解している。 南米といえばマジックレアリズムだけど社会主義となんか関係あるん? >>463
あんまり関係ないような・・・ ラテンアメリカのマジックリアリズムに限ってもバルガス=リョサは保守派、ガルシア=マルケスは左派やし。まあガルシア=マルケスの左派ってのもどこまでほんとうなんか、「おまえ独裁者が好きなだけやろ」と問い詰めたい気もするが。
そこらへん考えると、むしろカウディリスモみたいなラテンアメリカの政治的伝統と関わりがあるのかもしれん。
そういやロシア文学のブルガーコフなんかもマジックリアリズムの括りに入るんやな。 美術用語だっまマジックリアリズムを文学的な用語として転用した最初の人らしいマッシモ・ボンテンペルリもイタリアのファシスト党に加担してた人やったな
そのせいでイタロ・カルヴィーノやディーノ・ブッツァーティほか後続作家に非常に恨まれてるとか
退廃芸術として排したドイツとちごうて未来派やダダイズムまで人脈的に関わってたイタリアファシズムってちょっと面白い マルクス自身も『ゴーダ綱領批判』を書いたようにレーニンやボルシェビズムやスターリニズムに繋がるようなプロレタリア独裁の思想があったのは事実やな
そこに対する修正主義としてドイツ社民党右派のカウツキーやイタリアのグラムシがおって
スターリン批判以降はグラムシのヘゲモニー論と構造改革論がマルクス主義者の中で大きくなっていくんやね
日本でも旧社会党の江田三郎や共産党の不破哲三(のちに自己批判)は構造改革派やったしな
現代でもエルネスト・ラクラウとシャンタル・ムフのポストマルクス主義やネグリとハートの『帝国』はグラムシからの影響が強いし
グラムシの影響力はなかなか侮れないものがあるンゴ
>>461
昨日とうすこスレ見てたら埼玉はカツドンチャンネルみたいに園芸好きなんやな
植物学者の牧野富太郎の随筆が青空文庫入っててタダで読めるからオススメやで
https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1266.html
>>466
『もう、たくさんだ!メキシコ先住民蜂起の記録』(現代企画室)ってサパティスタの主張をまとめた本があってなかなか面白いで
マルコス副司令官がグラムシのマルクス主義やエミリアーノ・サパタのメキシコナショナリズムから影響受けてることがわかるンゴ
いまグダグダになってるベネズエラの反米主義や反グローバリズムも考える上でも面白いかも >>468
「植物一日一題」「植物記」「植物知識」が短くて読みやすいし図版多いからおすすめやね
興味が出てきたら『牧野富太郎自叙伝』もええで牧野は小卒なのに東京帝大から博士号貰った天才や
あと受験頑張れ マジックリアリズムか微妙なとこやが南米作家でがっつり政治に関わった作家やとフリオ・コルタサルがおるな
政治活動どっぷりの後期作はほぼ政治パンフのようなもんと評価低いが初期の短編群は面白い 現代企画室で昔出してたフアン・ルルフォ『燃える平原』が知らん間に岩波文庫にはいってて驚いたは
岩波はホセ・ドノソも文庫にして 「民主主義の死に方」
トランプ政権についての本だけど日本も他人事ではないやね 民主主義さあ、いつも死んでんな
そう言われてるうちが華なんだろうけど、
煽りすぎな感が正直否めないんだよなあ。。
こういうと冷笑系とか言われそうだが >>473
これ読んだな
豊富な実例が乗ってて勉強としてはもちろん読み物としても面白かった
合わせて読むならヤン=ヴェルナー・ミラー「ポピュリズムとは何か」(岩波書店)がおすすめかな ルルフォとかボルヘスとか、ラテンアメリカ文学をヨーロッパに紹介したのって地味にロジェ・カイヨワだったりするんだよな
カイヨワが抄訳も含め仏訳して、それがきっかけで広まるみたいなパターンが結構あったらしい
ワオは小説が苦手なんでラテンアメリカ文学やとオクタビオ・パスの評論や詩論が好きやな アメリカでボルヘスを始めて紹介したうちの一人がH・P・ラヴクラフトと同じウィアードテールズでデビューしたホラー、ミステリ作家兼編集者のアントニー・バウチャーやいうのは偶然なんやろうが面白い
ボルヘスがラヴクラフトに影響受けて短編書き、逆にボルヘスが米のSFやファンタジーに影響与えるとよくできとる
>>475
民主主義と資本主義は不断に危機を迎えておりそれでもなお体制は続いていく「かのように」見えるのがポストモダンだって誰かが 訂正
南米チリのアジェンデ政権のことで>>460にだいぶウソ書いちまった笑
書き込んだ後になって気付いた笑
許せ笑
民主的な選挙でアジェンデが大統領に当選してアジェンデ政権が成立。
そしてその政権が社会主義国へ向かって大改革をすすめてたところピノチェトが…てのが正確な経緯。
脳内修正よろ カイヨワはフーコーも処女作の原稿から読んでて身内に紹介してたらしいぞ
自身も美文で有名だったからフーコーの文章に驚いたと >>477
作者の主張によれば
民主主義は制度的に守られているのではなく
権力者の良識や自制心によって守られてきた
そういうのを軽視する政治家が力を持つのはどこの国でも起こりえる
特にネット社会ではポピュリズム傾向が顕著
自分たちだけは大丈夫って考えるほうが不自然 >>481
はえーすっごい……
フーコーはどうも苦手なんやけど大秀才やし向こうの知識人なんかに訊いてみると文体もバロック的で見事らしいやね
でもフランス語の美文って日本語のそれと基準も違うから原書で覗いてみてもなかなか理解するのは難しいンゴ……😢
ワオはドゥルーズの野性味あふれる文体のほうが好きやし読みやすい気がするわ、特に『ニーチェと哲学』がすこ😘 >>482
それって民主主義というよりも立憲主義の問題では 『日本会議肯定論』って本出てたけど誰か読んだやつおらん? 副題 左翼・リベラル勢力は、なぜ「日本会議」を憎むのか? 左翼、右翼ともに全体主義者。
他を排除したいという性質を原理的に持つ。 どんな制度だろうと権力者がその気になれば合法的独裁は可能 ゲーデルは米国の市民権を取得するための面接試験で
合衆国憲法には独裁国家への合法的移行を可能とする欠陥があると説きはじめ
保証人として付き添ったアインシュタインを困らせたとかなんとか >>485
>>486
版元が深見東州(半田晴久)のワールドメイト系企業のたちばな出版やからね
そらカルト右派たるワールドメイトは同じカルト右派を擁護するやろうなあ…と 憲法的習律とか議会慣行なんかも憲法典そのものと同様に民主政治の不可欠な要素だけど、安倍ちゃんによって着々と破壊されてるよね せっかくの読書スレなんだからそういう話題は🙅
ここ最近のシャムさんの動きを見てて自然状態とか社会契約論を勉強しなおしたくなったな
何か面白い本ないかな? 西川長夫が書いてたと記憶しとるけどパリ五月革命に「われわれは福祉の柔和な暴力をも拒否する」っていう有名な言葉があるんやが
今回のSyamuさん東京放浪編でそれをちょっと思いだしたで
福祉国家(大きな政府)でさえも規律や訓練を伴う暴力だ…って批判するラディカリズムやね
勃起宿舎時代のSyamuさんは衣食住は補償されてたけど座敷牢という「柔和な暴力」の下にあったとも言える訳で
まあ今の日大のキャリーバッグと中日のスマホで放浪してる状態も幸せには見えへんが… プラトンって保守思想の中ではどういう位置付けなんや?
オルテガや田中美知太郎はプラトンの影響受けてるけどカール・ポパーは全体主義の祖として批判してるな プラトン政治思想のメタヒストリーについては佐々木毅『プラトンの呪縛』(講談社学術文庫)が詳しいで🙋
ポパーだけぢゃなくワーナー・ファイトやリチャード・クロスマンのプラトン批判も紹介しとる😃
こうして見るとプラトン批判は英米系が多い🤓 やっぱギリシア哲学は伝統的に英語圏が強いんやな……昔からオックスフォード・プラトニストとかあったし
佐々木毅は蓮實重彦の後任総長で、蓮實おじいちゃんが卒業式か何かの式典挨拶のときプラトンに言及して
「佐々木先生がプラトン学者だからというわけではありませんが」とか言ったのが『大学について私が知っている二、三の事柄』に載ってたわ サヨク系の本は似非インテリ世代がどんどん死ぬから売れんようになるやろうなあ 「全ての西洋哲学はプラトン哲学への脚注である」って言いきったホワイトヘッドも有名な英米系プラトニストやね
佐々木毅は宮廷法人化の時期に総長やったから総長選で再選できなかったとか噂話はあるけどどうなんやろ? >>1
こちらの書籍も皆さんにオススメします。
世界の奴隷制の歴史 (世界人権問題叢書)
Slavery and Social Death: A Comparative Study
著者:オルランド パターソン
Orlando Patterson
最も典型的で最も長い朝鮮半島の奴隷制度について説明があります。
辞書みたいな分厚さの書籍ですが。
https://www.amazon.co.jp/dp/4750314307
英語の分かる方は Kinde 版がお安いですよ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00L9XW79O
1980 年台まで奴隷制度があった韓国 / 1980 년대까지 노예 제도가 있었다 한국 ← 今もある
https://kaikai.ch/board/43873/all
イザベラ・バードの「朝鮮紀行」 : Korea and Her Neighbours
https://kaikai.ch/board/51180/all
【創氏改名】…よく考えたら「姓」が無かったの?
https://kaikai.ch/board/63196/all
3月1日: 朝鮮半島奴隷解放記念日 にしよう
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1549797120
李承晩 The 韓国人大虐殺王
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1549795105 原ちゃん明石書店が左翼出版社だということすら知らなさそう
明石も奴隷並の編集者の扱いで労使紛争しとったけど KindeってなんだよKindleやろ
朝永振一郎の岩波文庫『科学者の自由な楽園』『量子力学と私』が面白かったけど物理の専門的な話がわからなくて残念だったんで
岩波新書(黄色)の『物理学とは何だろうか』読んでるけどド文系やからわからないンゴ😭
西田幾多郎や田辺元から廣松渉まで日本の哲学者は量子力学はじめ物理学への関心が強いから気になってるんやけどとてもついていけんな…… プラトンは奥が深すぎてそう簡単に語れるもんじゃない >>503
知ってるよ
左翼じゃない出版社の方が少ないだろ?
>>504
あ、ごめん、打ち間違えた
ストロークが弱いのか、ときどき入力抜けする
安い予備用のキーボードのままなので
白色系のメカニカルキーボードって、今は作ってないのかなあ
他のスレッドにも投稿してあったかな?
訂正しますね
数学や物理の概念だったら、長沼伸一郎氏の書籍がおすすめです >>502
>>1
訂正:
Kinde 版 → Kindle 版 左翼じゃない出版社
産経出版、扶桑社、育鵬社、文藝春秋、新潮社、小学館、幻冬舎、PHP研究所、ワック社、飛鳥新社、青林堂
うーんこの 知ったかぶりはよくないで原住民ちゃん
ニューエイジ思想とオカルトブーム経由なんやろうけど新プラトン主義についての日本語文献は妙に多い気がするわ
神学に関わるからキリスト教関連が多いのは当然にしても多い…多くない? 活版印刷という行為自体が改革的だからね、しょうがないね 『ソクラテスの弁明』『饗宴』あたりは短いから高校倫理や大学のパンキョーで扱うこと多いやね
『饗宴』を読んだ倫理の授業で初めて知った「少年愛」という概念が気になって稲垣足穂読み始めた記憶あるわ 『国家神道と日本人』読んで国体思想に興味湧いてきたんやけどなんか良い本ない? >>510
知ったかぶりなんて煽りは良くないと思うわ
その道一筋に生きてきた人でもなければ解釈や理解に差があるのは同然やろ
ましてプラトンは有名やし誰しも教養として齧るとこやと思うんや
そんでその解釈や理解の違いを語らうのも読書やないんか 「明石書店が左翼出版社だって知ってたし!」ってほざいた>>507の原カスの知ったかぶりに突っ込んだだけちゃうかそれ 人身売買対策後進国の日本を棚に上げて嬉々として明石書店の本を紹介しちゃうマヌケさが原ちゃんの原ちゃんたる由縁
という訳でワイは藤野豊『戦後日本の人身売買』(大月書店)をオススメするわ
序論で戦前日本の人身売買が概括されとるけど戦後になっても農漁村と炭鉱では人身売買が横行していたという悲惨な事例が沢山
>>513
その本で島薗進は国体論を近世の流れから紹介しとるから
岩波の日本思想大系シリーズの53巻『水戸学』に入ってる会沢正志斎「新論」と藤田東湖「弘道館記述義」を読んではどうやろか?
訳注も解説も丁寧やから読みやすいンゴ
「新論」は「国体」って新しい言葉を広く定着させた幕末志士のバイブルやね
志士たちが「新論」をどれだけ読みたがっていたのかについては桐原健真『松陰の本棚-幕末志士たちの読書ネットワーク』(吉川弘文館)なんて本もあるで イタコ芸人とこのザ・リバティ貼り出して草
アホやろ原住民頭ハッピーサイエンスか 韓国の事例を必死になって紹介したところで日本の問題点が相対化されることはない訳で
個々の問題点を解決していくべきやって発想にならないのが不思議やね
ここの原ちゃんたちの悪癖よな 上の方で東大憲法学叩きしてたションライに構ってるアホもそうやけど原住民とふれあいたい奴は他所のスレでやってほしいわ 時代が違う過去の事例を必死になって紹介したところで日本の問題点が相対化されることはない訳で
個々の問題点を解決していくべきやって発想にならないのが不思議やね
板の趣旨ズレってのもアホやね。 改変すら出来んのか原住民は(呆れ)
島薗進は片山杜秀との対談集『近代天皇論 ─「神聖」か、「象徴」か』 (集英社新書)が面白かったわ >>523
意味不明
ちゃんと根拠ぐらい論理的だせ。似非野郎。 >>515
自分はプラトンの話なんてしてないよ。
507 が最初の書込みなので。
それに学術系出版社は、ほとんどが左翼系だろ。 >>519
>>1
日本併合前の朝鮮は、住民の大半が奴隷階級だった。
日本併合によって、新戸籍制度が導入されて、奴隷も一般の国民とされた。
ただし、戸籍には名前が必要だったが、多くの奴隷にはまともな名前すら与えられていなかった。
そこで創氏改名によって彼らにも名前を与えることにした。
彼ら元奴隷たちは学校などに通えるようになる。
ところが、これらの方針に対して、奴隷支配者層は激しく反発して暴動となる。
奴隷は売買可能な資産であって、その奴隷の解放は奴隷支配者に資産を奪うことである。
それが彼らの主張であった。
その後、奴隷制度は地下に潜り、公の場からは隠されるようになって、現在に至る。
3月1日: 朝鮮半島奴隷解放記念日 にしよう
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1549797120
李承晩 The 韓国人大虐殺王
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1549795105 ちょうどプラトンの『国家』読んどるんやけどほんま凄いやな
勿論プラトンの主張する理想国家はある種恐怖の管理国家・全体主義国家なんやけど、だからこそ統治者の倫理教育には徹底した重きを置いとるし、そもそも人間が不要な欲望を出しとるのが悪しき戦争の原因と一蹴しとる
自然状態からの国家生成プロセスとか、民主制が僭主独裁制を生むプロセスなんかも当時の段階で詳細に分析しとるんよなカエサルもナポレオンもヒトラーもいない時代に
ソフィストの屁理屈論法なんかはTwitter見とると腐る程跋扈しとるなと思わされるわ
批判はされど未だに偉大な古典として読み続けられる理由がようわかるて ポリュビオスの政体循環史観も鋭いわ
今は民主政から衆愚政への移行期かな? ホワイトヘッドって『過程と実在』とか難解で評判やし邦訳だと独特の用語法を造語でカバーしてるから読みにくいんよな……
西田幾多郎と比較されたりしてるから気になるけど大陸哲学と比べても入口が少なくてとっつきにくいンゴ😢
ポパーによる(プラトンも含めた)批判とかそういう政治哲学的な含みもあるみたいで、そういうのはどのへん読めばええんやろか
英米系の哲学でも経験論とも論理実証主義や分析哲学とも微妙に被らないから位置付けがわかりにくいンゴ……
プラトンは『パイドロス』がすこ😘
中村真一郎が旧制高校時代にルネサンス期のラテン訳を踏まえた古い仏訳で読んで陶然としたとか、竹山道雄がギリシア紀行文で旧制高校時代に読んだのを回想したり
旧制一高ではプラトン読むのが流行だったんやろか
林達夫が京都府立一中のころ、みんなからバカにされてた村山槐多がひそかに図書館に通って英訳のプラトン全集をおもしろがって読破してたのを見かけて驚愕したエピソードもすこ😍 左の人が世界的な右傾化現象を「衆愚」「ポピュリズム」「反知性主義」とレッテル貼りしてホルホルしてるけど
ポピュリズム批判するのは本来保守の役目であり
革新として「馬鹿な下層が全部悪い」で片づけるのはどうなんですかね
まあそこを突いて「下層を擁護しないお前らは似非リベラル!」って喚いてるのが冷笑系なんだが 村山槐多やと数年前に『村山槐多耽美怪奇全集』って幻想小説集でてたが分量多くないのにどうすんのか思うたら
津原泰水のオマージュ中編いれて無理矢理文庫にしてて草が生えた
「悪魔の舌」すこ アラビア語読めないから原典は読んだことはないけど
井筒俊彦読むとギリシア哲学をイスラム教の中で保存し発展させていたイブン・シーナーやイブン・ルシュドって偉大だったんやなと思うンゴ
国枝史郎・夢野久作・作家としての村山槐多が日本の幻想文学として再評価されたのが1960年代後半みたいやな
三島・渋澤・種村季弘とかあの辺の『血と薔薇』系列の人らがそういう機運作ったんかな
小谷野あっくんはこの辺嫌いなのか国枝の「神州纐纈城」をつまらんと批判してた記憶 渋沢龍彦って今どういう評価なんやろ?🙄
ワイは幻想文学読むきっかけになったから未だに好きなんやけど近年は矢川澄子へのDV等への批判も増えてきた印象😔
スガ秀実は60年代論で三島を評価したけど渋沢はトンデモ扱いして退けてたな😥 >534
じゃあなんで「保守」はポピュリズムを批判しないんだろう?左派とかリベラルには言及せずに論じられるかい? 佐野眞一『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で読んだんやけど
埼玉・血洗島村の澁澤一族では澁澤龍彦家が本家で澁澤榮一家が分家に当たるそうやな 右翼か左翼かに所属すること自体頭が悪いってことに気づけ
偉大な思想家はそんな枠におさまりきらない思考を持ってるし、自分は左翼だから右翼を否定したいって気持ちがあることが弱い証拠
俺は右翼が戦前を美化しようとなんともおもわない。保田與重郎とか祈りだか信念だか分からん文章を書き連ねてる人も立派だと思うね
小林秀雄とかポール・ヴァレリーみたいにすべてを遠くから観察する人になるほうがいい。文学者でいえばカフカだな
小林秀雄がプラトンの国家についてで書いてるだろ、グラウコンと言うか歴史的社会的といおうが同じことだと >>537
むしろ今は
右翼(冷笑系ネトウヨ)「俺は真のリベラル!」
左翼「俺は真の保守!」
ってアピール合戦になってねぇか? 《ポピュリズム批判するのは本来保守の役目》
とか書いてる奴いるけど、どこの世界の話だ?
日本の新左翼だって何十年も前から普通に公然とポピュリズムぐらい批判しつづけてきてるんだが?
《革新として「馬鹿な下層が全部悪い」で片づける》
ていうのも、これまたどこの世界の話だ?
おれの知る限り左翼・新左翼いずれも、ちゃんとした奴の言うポピュリズム批判で
「馬鹿な下層が全部悪い」
なんてのはありえねえんだが?
左翼でも新左翼でもまともな奴の言うポピュリズム批判は衆愚批判では全然なく、衆愚に媚びへつらって恥も外聞もなく政治の正道を平気で外れる政治屋どもへの批判なんだが?
こんなのあたりまえすぎる話だぞ?
ただし左翼・新左翼いずれでも、程度の低いゴミや腐れはこの限りでないだろうよ。
しかしそれなら右翼・新右翼でも同じだろ?
物事に対する観察が雑すぎるんだよ。
もっと気イつけて物事ながめろやっつうの、なあおい? >>533
異端ブームで再評価された人やと小栗虫太郎や海野十三、橘外男、牧逸馬もそうやな
三島は自決直前の文学論でも作品にふれるぐらい国枝と泉鏡花を高く評価して探偵小説系の人は江戸川乱歩以外評価してなかった
松本清張作品を文学と認めん言うぐらいミステリ嫌いやのに乱歩だけ評価したいうのは同性愛指向と関係あるんかどーか
『黒蜥蜴』の戯曲で乱歩と付き合いできてからは二人してゲイバー通ってて付き合わされた石原慎太郎が辟易したとか
夢野久作再評価に関しては埴谷雄嵩と鶴見俊輔の好意的な論評の影響も大きい印象
>>534
浅田彰に旧世代の遺物扱いされて以降絓秀実の『快楽主義の哲学』トンデモ本説に至るまでアカデミックな評価は順調に低下してるで
他愛ないエッセイ多いししゃーないといやしゃーないが『悪魔のいる文学史』とか『胡桃の中の世界』とかいまだに割りとすこ
澁澤は異端作家やと小栗虫太郎のペダントリーと橘外男のポルノグラフィを評価しとったな >>534
澁沢は練達の超一流アンソロジストだと思う。「幻想のメルヘン」素晴らしい
サド論とかはあまり評価できないけど
無名の官能小説批評家かなにかに
「サドは猥褻ではない」なんてサドへの侮辱だあれこそ「猥褻文学」なのだ、
みたいな批判されてたなあ あ「暗黒のメルヘン」か
中学時代読んだ「瓶詰めの地獄」は衝撃だったな
アメリカにも似た構成の短編あるが、レベルが違う 『暗黒のメルヘン』やと日影丈吉「猫の泉」と大坪砂男「零人」がすこ
範にしたのはアンドレ・ブルトン編『黒いユーモア選集』なんやろうけど澁澤の嗜好が伺える気がする >>540
三島は「久夫十蘭全集」(旧版)の編集委員になってるから、ミステリ嫌いではないでしょ
三島偉いのは、無名の才能に光を当てて世に出すサポートやってるとこ
森茉莉、深沢七郎、色川武大とか >>544
久生十蘭でも誉めてたの戦後の作やで
特に「鈴木主水」あたりの時代もの
江戸川乱歩に「推理小説はどんなの読みますか」って聞かれて「先生のもの以外読みません」って答えたりとか
こんとき乱歩、あわよくば三島にミステリ書いてもろうてジャンルの振興はかろうとしとったようだが全て諦めたと >>530
中島義道曰く当時の一高教養主義の中ではプラトン始め西洋哲学は文科なら専門非専門問わず読んでて当然で、ぶっちゃけ非専門の人間でも昨今のその辺の哲学者並みの知識があるみたいな話書いてあったな
加藤尚武は学生運動の怨み半分で丸山の哲学用語に関する見識を批判してそれが未だに外野からの丸山の攻撃材料にも使われとる訳やけど、
中島曰く確かに加藤の指摘は正しいがそれは非常に高いレベルの食い違いの話であって、超ハイレベルがハイレベルを批判してるとかそういう域らしい 最近中上健次読んでるけど登場人物多くてややこしいわ
ワイの頭が悪いだけかもしれんけど 橋本治亡くなったけど何がすごい人だったのかいまいちわからん
楽しい本書くおっちゃんってイメージしかない 『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』が少女マンガ批評の先駆けだったり
『蓮と刀』だっけ、あれがゲイ的な立ち位置からの男性中心主義批判だったり
『革命的半ズボン主義宣言』も男性の権威主義的な文化を笑いに変えたり
そういう批評をぜんぶ軽いノリでやってのけたのがすごかったんかなぁ
『桃尻語訳枕草子』も古典文学研究の権威性を笑いのめしつつ実はかなり正確な逐語訳になってるとか
日本美術史関係の著作とかは浅田彰が対談で「奇想」が持て囃された日本美術史の流れにオーソドックスを取り戻したみたいな批評してたし
何を論じるにしても基礎が実はかなりしっかりしてて、ふざけてるようで実際おもしろいけど射程が長いみたいなところが大きかったのか
あとは「とめてくれるなおっかさん」の駒場祭ポスターで68年神話の当事者になった威光もあるんやろな
本人の回想文を読むと学園紛争とかからはかなり距離があって、一種の祝祭的なムードの中に一人でいたみたいな気分だったらしいが >>550
なるほど。ホントに理解してないとライトな本って書けないもんなぁ 夏目漱石『こころ』、同性愛文学説って橋本の『蓮と刀』発ってマジなんかな
『愛の矢車草』、『愛の帆掛船』あたりはLGBT文学として再評価されていい 作田啓一は『個人主義の運命―近代小説と社会学』(岩波新書)でルネ・ジラールの「欲望の三角形」を使って
『こころ』におけるKと先生は静という女性本人ではなくてお互いの「模倣」を愛してたなんて書いとったンゴ
『こころ』関連で面白いのは「残された主人公(わたし)と静が結婚して静は妊娠する」っていう小森陽一「『こゝろ』における反転する手記」の主張やな
漱石研究の泰斗である三好行雄は「先生はコキュ(寝取られ男)ではない」で批判して80年代にちょっとした論争になったんや 中上健次は路地や熊野の話が有名やけど実は第二次ブントの活動家だったことは意外と知られてないやね
21歳の頃に第二次羽田闘争・王子野戦闘争・三里塚闘争に参加しとるンゴ(大下敦史「赤ヘル時代=活動家としての中上健次」)
それでも風変わりな活動家だったそうでセクト仲間との待ち合わせに新宿風月堂(当時のヒッピーの貯まり場)を指定して周囲に驚かれたとか・・・ 中上健次と北野武(と永山則夫)はあのころの生活圏が被ってるんよな、確か羽田空港の肉体労働では一緒やったとか
そのへんを膨らませて三島とか永田洋子とか絡めて漫画にしたのが大塚英司原作の『アンラッキーヤングメン』やけど
『こころ』の小森陽一説は高校のとき授業のなかで脱線として聞いた覚えがあるンゴ
現代文の授業で『こころ』やると流行るから他の科目の先生も参入して、確か倫理か世界史の教師から聞いたはずや 長文書けば書くほどチョンコパヨク民(自称ハンJ民)には教養や品性が皆無なんがよく分かるよな
というか、いつもこんな調子で早口で言っててキモがられとるんやろうなあ
やれやれ(冷笑) 脊髄反射のコメントもセンスや知性が全く感じられないってどうよ? 生活保護費の過酷な「召し上げ」が福島市で頻発するナゾ | 生活保護のリアル〜私たちの明日は? みわよしこ | ダイヤモンド・オンライン https://diamond.jp/articles/-/194829?page=3
>親族の援助を強く求めた事例、
>医療費の給付範囲が不当に狭められている事例、
>本人が親族に「死ねば良かったのに」と言われている場面で同席していた福島市職員が同意した事例、
>酷暑の夏にエアコンを設置させないように心を折る目的と見られる言動、
>病気で後遺症があって働けないのに就労指導、
>もちろん申請時の「水際作戦」など――。
福島では生活保護受給者にこんな厳しい対応が取られてるようやで
木村くんは小豆島でヘイトスピーチしながらぬくぬくナマポ生活できてよかったな
木村くんの家に来るケースワーカーや職員さんは心の中で「このおっさん早く死ねばいいのに」って思ってるかも知れんけど
この記事の著者の『生活保護リアル』も興味出てきたから読んでみるで
理科大修士から筑波の博士課程をへて技術者として働いてたのが立命館の院で研究しとる人みたいや ここで原住民を見るのは久しぶりやな
別に遊びに来るのはええが相手してほしかったら
おもろかった本の話でもしてくれや マジメな話、ここに出てくるんは20年くらい前に読んで辛気臭かった本とかその関連書が多くてねえ
キミら老害の似非インテリ世代やろ?
そういうのや無しに最近のおもろい本とか出せんの? 読んで理解できなかった本をあげられてブチ切れとるんか
単なる能無しのボケ中年やん 老害の似非インテリが図星やったからってキレなくてもいいのに 『無知の涙』の永山則夫や『天皇ごっこ』の見沢知廉が所属していた新日本文学会って
途中で共産党と構造改革や部分核停条約批准をめぐって喧嘩別れしとったから
大西巨人や中野重治はそのまま新日本文学に所属し続けてたんやね
スガ秀実の『1968』いわく最晩年の中野重治はどうも復党を考えていたらしいやけど
党除名後の長編『甲乙丙丁』でミヤケンを批判しまくった中野が復党するなんてありえたんやろうか…? 文学者の復党いうと太宰治が一旦離れた日共に戦後復党してたいう話は本当なんかどうか
石原慎太郎や澁澤龍彦も共産シンパだった時期あること考えると戦後の文壇への影響でかいんやなって 最近の左寄りの人達はネトウヨや自民党を批判をするのによく「自称保守」という呼称を使うし
ネトウヨや自民党のやることはバークやハイエクの保守主義に沿ってないと指摘して、自分達リベラルこそが真の保守だと主張したりする
逆に冷笑系ネトウヨとか呼ばれる連中は
「自分は真のリベラリズムを肯定する立場であり今のリベラルの欺瞞性に疑義を呈している」みたいな小賢しいポジショニングをする
左翼「俺は真の保守!」
ネトウヨ「俺は真のリベラル!」
っていうアピール合戦になってるよな これって左翼は保守主義の正しさを認めざるを得なくなって
ネトウヨはリベラリズムの正しさを認めざるを得なくなってきてるってことで
その結果、「保守」「リベラル」という肩書きの取り合いを起こしてる
不思議な現象だと思う
結局「お前は真の保守/リベラルじゃない」と指摘する体を取るのが論法としては一番楽だから皆そっちに逃げる訳で
左右共に知性が劣化して、そういう論法しか使えない奴が増えたから「保守」「リベラル」の取り合い現象が起きてるんだと俺は思うけどね
まぁだから「保守」「リベラル」とかいう能書きに拘る奴っていうのは総じて頭悪いし
「自分は右からも左からも攻撃される」とか勲章みたいにうそぶく奴に限ってその傾向が強かったりね
俺は別に「真の保守」でも「真のリベラル」でもなく「ネトウヨ」でいいやって思う >>568
ちくま文庫の『田中清玄自伝』にいわく武装共産党のトップ・田中にとって弘前高と東京帝大の後輩ではあったんやけど
印象の薄い男だったらしいで津島修治くんは >>568
戦後まもなく共産党に期待して、党の会議に顔出したりしてたが、すぐにいやけがさして、
戦後民主主義礼賛の風潮に「馬の上に狐がのってる感じ」と嫌悪感を顕してる
入党はしてないんじゃ マルクス生誕200年記念で共産党宣言の解説書出てたけど大きい上に分厚くて驚いたわ
ざっと読んで見たら面白かった 去年あたり大学生の読書時間ゼロが50%超えたってニュースが話題になっとったけど
若者が本を読まなくなったのと若い世代ほどネトウヨ化しとるのは関係あるやろな
新聞を読まない若い世代は自民党支持と麻生のお墨付きやしな 読書量の減少よりもネットを用いたポピュリズム手法の影響の方が大きいと思う 大学全入時代で大学生の母数増えたから、相対的に減っただけのような気もするんだが
10代20代全体の読書量の変遷はどうなってるんだろ 甘えん坊の太宰は戦後民主主義と資本主義が
個人に強いる自由に耐えかねたんだろう 若いうちに丸山眞男を1冊でも読んでたらネトウヨにはならん気がする まあ似非インテリの老害パヨクのほうがバカなんですけどね
やれやれ(冷笑) >>578
丸山なんて高校で読まされるんちゃうの?
今の若者は丸山も読まんのか… >>581
ワイは十数年前に高校生やったけど定番教材の「であることとすること」は結局やらんかったな
国語教師のなかで右っぽい人が発言権持ってたのもあるが
漱石、鴎外を優先すると丸山真男までやってる余裕がなかったらしい
高校のころ丸山の『回顧談』とか徂徠論とか読んでたら政治学に興味持ってたかも知れんなあ
そういえば浅田彰もゲンロンのインタビューでシールズが丸山真男を挙げてたことについて
「丸山真男は高校までに読んでおいてほしい」みたいなこと言うとったわ 『「である」ことと「する」こと』は今でも現文の授業で全員やるね 集英社信者(というかジャンプ信者)で講談社を異常に叩くネトウヨよく見るんだけど、あいつら集英社が左翼出版社だと知らないんだろうか?
まぁジャンプがフェミから叩かれたり、講談社=ゲンダイのイメージから勝手にネトウヨの味方集英社vsパヨク講談社という対立図式作って肩入れしてるんだろうけど
https://shinsho.shueisha.co.jp/catalog-index/
集英社新書のラインナップだけどこの著者名ざっと見ただけでド左翼だと分かりそうなもんなのにな
ジャンプ信者とネトウヨなんて両立不可能だと馬鹿でもなければ気付くだろうに 事実関係とかどうでもいい、出版社とか企業名だけで叩くのがイデオロギーでくだらなすぎる
ハイデガーのヒューマニズムとは何かを読めばイデオロギーがいかにくだらないかがわかる 出版社内は一枚岩じゃないからなあ
戦後民主主義ど本命な小学館でも、右翼の巣窟になってる部門は幾つもあるとか
ジャンプ信者で講談社アンチってかなり矛盾してる
少年ジャンプは集英社の小説系の編集部とは疎遠で講談社ノベルスと仲良しだぞ 何か教育やいじめについて書かれてる本で印象に残ったものないかな?
そういう被害者や加害者とも今後関わることもきっとあるだろうし色々と知りたい
世田谷区の保坂区長の書いた「学校を救え!」は20年前の本だけど今でも通じることばかりで興味深かった せやせや
例えとしては不適切かもしれんが、
外山恒一だってあの青林堂から本出してるからな このスレでも名前出てた牧野紀之の新訳ヘーゲル「小論理学」昨年暮れ出た。
旧訳は素晴らしくて、ヘーゲル学びたかったら絶対読むべき名訳。でも、購入するのは思案中。
「精神現象学」の第二版も出たんだが、これが期待を裏切る酷い出版でな(訳自体は第一版と
同じなのに、訳者の雑文付録につけただけで第二版と銘打ち出版一万二千八百円なり)。
さすがに一万六千円出すには躊躇せざるを得ない 精神現象学はどの訳がええんやろ
いちばん手軽やったからとりあえず平凡社ライブラリーの樫山訳を手元に置いてるけど評判よくないし実際読みにくいンゴ😢
読みやすいと評判になった長谷川宏訳あたりどっかで文庫になってほしいんやけどな……他のヘーゲルの訳は岩波文庫とか入ってるし
あとはイポリットの仏訳や研究成果を踏まえてるとかで学者の評判がめっちゃいい金子武蔵訳とか
このあいだ出たばっかりのちくま学芸文庫の熊野純彦訳はどうなんやろうか >>592
基本は金子武蔵訳、それに続くのが牧野紀之訳、「序論」だけなら三浦和男訳、
熊野訳は未読だから評価できないが評判悪くないみたいだね
牧野は、訳者としての凄さと、研究者としての低次元さの落差に驚くよ
刑法学の泰斗牧野英一の孫で経済学者牧野純夫の息子、血統的には
申し分ない学者人生歩めそうなのに、「山岸会」に嵌ったり哲学コミューンつくったりいろいろ危ない人らしい >>593
やっぱ金子訳なんやな、注釈充実してるもんな
牧野は確かにブログとか見た限りでもなんかいろいろと変わった人っぽいな……翻訳はええらしいが
序論だけも含めて参考にさせてもらうわ、サンガツ センスが昭和で止まったまんまのおっさんがインテリごっこで笑いもの 精神現象学と法哲はいちおう読んだけど
理解できたかも怪しいし、ほかは手出せてないわ。
マルクスはおいといてヘーゲルって後世への影響どんなもんなの? ドイツ哲学ではヘーゲルでいちおう講壇哲学は完成したみたいな風潮が長く続いたし(下手すると新カント派まで?)
フランスでは第二次大戦前ぐらいから本格的な移入が始まって、コジェーヴのヘーゲル講義に出てた中からバタイユ、ラカン、サルトル、メルロ=ポンティ、その他もろもろの思想家が出てきてる
岡本太郎もある年の出席者名簿に載ってたのを見たことあるが、このコジェーヴのヘーゲル読解がフクヤマの「歴史の終わり」論とか東浩紀の『動物化するポストモダン』まで引きずられてるンゴ
ゴシップめいたところだと何年か前に引退したフィギュアスケートの選手が長谷川宏訳の『美学講義』を愛読書に挙げとったな 聞きかじりの雑な知識やから話半分に聞いてほしいんやが
古典物理学がいちおう完成しちゃってからは量子力学なんかが出てくるまで物理学は地球物理みたいな応用方面にしか活路がないと思われてたって山本義隆の本で見かけたんやけど
ある意味で新カント派とか現象学が出てくるまでのヘーゲル哲学もそんな感じだったんやないかなと思うわ
もちろんドイツ以外では実証主義とかフランス・スピリチュアリスムとかいろんな動きはあったわけやし単純には比較できんけど
フランスでのヘーゲル・ルネッサンスは第二次大戦後にコジェーヴの講義を出席者の一人やった作家のレイモン・クノーが出版したり
ジャン・イポリットが『精神現象学』の緻密な仏訳と研究書『精神現象学の生成と構造』を出したのも大きかったみたいやな
木田元が言うにはそれまでドイツ留学してヘーゲルの弟子筋から口伝で教えられてきた『精神現象学』の読み方が、イポリットなんかの研究で一般にも手に取れるようになったらしい
フランスでは上に挙げたような連中がヘーゲルの影響下にすごい仕事をやったし
フランス以外でもルカーチの『若きヘーゲル』とかハイデガーのヘーゲル論とかもあったし、フランクフルト学派もヘーゲルの影響抜きには語れないやろうな >>581
今大学四年やけど高校時代普通にやったぞ
ただワイのいたような地方公立進学校だとそもそも現国教員からして丸山の思想の意義をちゃんと理解してなかったし、
なおかつ教科書に載っとるのはあれは完全版ではなく政治的な言及・具体例を極力排除して原文よりも無駄に抽象性の高められている要所抜粋だから(ただでさえ丸山はこちらに簡単に尾を掴ませない表現をするのに)、
ワイは当時はただ定期テスト用の勉強した後は「丸山眞男」という名前だけ覚えてその思想内容は殆ど忘れて終わった 周りもそんな感じやったな
そんで大学入って『日本の思想』読んだ時は驚愕したわ
こんな重大な問題提起が50年前にされてて、しかもそれがなおかつ全く解決されてないなんてな >なおかつ教科書に載っとるのはあれは完全版ではなく政治的な言及・具体例を極力排除して原文よりも無駄に抽象性の高められている要所抜粋だから
そういえば国語教科書なんかに載る評論は政治的変更とか特定企業のどうこうとかあるのかあちこち削られてるんやったな
教育実習で大岡信の評論をやったとき教材研究のつもりで原著に当たったら細かい部分(フランス語の語源を詮索してるところ)がバッサリ削られててびっくりしたの思い出したわ
本来なら丸山真男なんて公民の授業で講読ぐらいやってもおかしくない古典なのにな
しかも今は倫理と政経がセンターで一つの科目にまとまってるから余計に丸山みたいな書き手のものに触れるきっかけが作れそうなもんやけど 書いた量がすべてではないけどなんでこんなに怒涛のように書けるのはよっぽど精神力が高い
思想家だとヴォルテールは200冊、ライプニッツは100冊予定、ルター120冊。どれだけ毎日執筆してたんだ
ゲーテは143冊でアレクサンドル・デュマは300冊
常に思考しつづけることは苦痛なのに平気でやれる人はすごい。一生に数冊の研究書しか書けない学者もいるのに >>588
中井久夫『いじめのある世界に生きる君たちへ 』 かな?
元は「いじめの政治学」ってタイトルの文章で(『アリアドネからの糸』所収、他の著作集にもあるかも)
いじめ当事者の子どもにも読みやすいように文を変えてるんやけど、元の方が読みやすいのはワイだけやないはず
https://www.amazon.co.jp/dp/4120049213/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_G.OCCb1RSS066 『道化の民俗学』からの流れにある山口昌男『いじめの記号論』は面白かったわ
あとは山口の本を意識した礫川全次・田村勇編『いじめと民俗学』(批評社)なんかもええな
駄本やなと思ったの小浜逸郎や森口朗のいじめ論
「家族の復権」を訴える連中のいじめ論はどうにも薄っぺらいンゴ
森口朗は最近幸福の科学やチャンネル桜に関わり出して「あっ…(察し)」って感じ >>602>>603
サンガツ
早速明日から読んでみることにするわ 不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか? (ブルーバックス)??須藤 靖
面白かったやで
宇宙がこの宇宙だけなのか?
なぜ重力と核力はこんなにも強さが違うのか?
そういう疑問に優しく答えてくれる良書だったわ
レベル1マルチバースに想いを馳せるには絶好の一冊 小浜の教育評論はレベル高いぞ
義務教育の学校は「だらしのないゆる〜い収容所」というのは本質を的確に捉えていて、
そこから虐めの必然性を導き出してるの慧眼 小浜逸郎って神奈川県でつくる会の教科書の採択を推進した奴やんけ 小浜逸郎は在特会の「在日特権」デマも真に受けてたし劣化したなあと思うンゴ
呉智英や浅羽をはじめ旧宝島系の書き手かつ吉本隆明信者ってどうもネトウヨ論壇に堕ちやすい印象あるわ 歴史認識でネトウヨでも、専門分野では一流って人は身近にもいるから何とも言えん ネトウヨガーでごまかしとるけど単に昭和の化石のカビの生えた似非インテリ本が現代社会でウケてないというだけの話やで 小浜はともかく浅羽や呉って別に吉本信者やないやろ
芹沢俊介みたいなんもおるし吉本関係者だからってすべてネトウヨ方面でもない思うがな 吉本隆明の魅力って反インテレクチュアルリズムと口の悪さだけやなくて誌的センスやラディカリズムも備えていることにあると思うんやけど
吉本信者って反インテレクチュアルリズムと口の悪さだけ継いでると思うんや
松原正系列の福田恒存のエピゴーネンが旧仮名遣いと口の悪さしか真似できないのに似てるわ
福田の演劇人としてのセンスを継げてないねん >吉本信者って反インテレクチュアルリズムと口の悪さだけ継いでると思うんや
>松原正系列の福田恒存のエピゴーネンが旧仮名遣いと口の悪さしか真似できないのに似てるわ
これはほんと同意 全盛期の吉本隆明はホンマに口汚いやろあれ😨
『共同幻想論』を極めて穏やかに批判した山口昌男にガチギレして「チンピラ人類学者」呼ばわりやで😓 口汚さは花田清輝との論争から特に変わってないからね仕方ないね
花田VS吉本を吉本の勝利と裁定した埴谷雄嵩もコム・デ・ギャルソンで吉本批判して口汚く罵られてしまう因果の巡りよ >>616
韓国フェミもいろいろ問題になっとるけどいっぺん読んでみようかなとは思う。 貴様ら近デジは利用してるか?
最近ゲーテにイかれてるからゲーテのウェルテルを調べてたら見つけたわ
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1086009
秦豊吉って今手に入りにくい翻訳なんで高橋義孝と読み比べている 『復興期の精神』と岩波文庫から出てる『花田清輝評論集』読んだけど花田もかなり面白い評論家よな
スガ秀実は花田>吉本ってジャッジしとるんやっけ 日本の近デジとかフランスのガリカとかwebで版権切れの文献見せてくれるのはホンマありがたいわ
欲を言えば電子書籍とかとフォーマット統一して青空文庫とか個人で版権切れの本をpdf化してるサイトとかとまとめて読めると助かるんやけど
花田清輝ほんとすこ😄
京大時代か学費が続かなくて中退したぐらいの時期に懸賞で当選した「七」からして神秘主義を題材にエンタメ性を加えた洒落た小説やしな
『復興期の精神』『錯乱の論理』あたりを戦中戦後に書き継いでたのとかカッコよすぎるやろ
右翼と渡り合いつつうまく利用して戦後の価値転換から口車に乗せて真善美社を立ち上げたあたりから、いろいろ前衛的な文化団体を立ち上げるオルガナイザーっぷりもすごい
吉本はまあ詩人としてのセンスと粘り強い思考力を併せ持った非専門家ぐらいの理解で間違いはないやろが、花田はとにかく計り知れない大人物って感じやな 糸圭が言うにはアマタイ・鈴木志郎康・吉増剛造・菅谷規矩雄・安東次男・入沢康夫…と60年代後半は小説より現代詩が人気があったらしいで🙄
そういう現代詩ブームの流れの中で吉本隆明や谷川雁が読まれてたと理解すべきなんかな🤔 吉本なんて読む価値あるんか?
吉本は心理臨床の経験なんか全くないくせに、吉本信者の怪しさ満載の自称心理カウンセラーが持ってきた事例に対して適当にハッタリかまして「そこまでやれば治ります」とか真顔で言ってる本読んでドン引きして二度と読まないと誓ったわ
人生は吉本なんか読んでる無駄な時間を浪費する余裕があるほど長くはないぞ 吉本の詩は読む価値あるで。
戦後詩の流れの中に置いたらやっぱり相当のもんやわ。
評価が上下する評論よりよっぽどあとに残るものがあるわ。 吉本は固有時との対話とか転位のための十章とかエリアンの歌?とか初期の詩はすこ
批評家・思想家としてはあまり買わんが『言語にとって美とはなにか』は現代詩とか現代短歌を読むうえではときどき参照されるイメージやな
蓮實重彦が「言語学の知識がないからあんなお猿さんみたいな本を書いてしまうのです」とかボロクソ言ってたらしいが 花田清輝自体は好きやけどシンパが微妙にアレなイメージあるのはきっと浅羽通明のせい
京極夏彦も花田好きらしいな 30年代くらいに国語学者がソシュール言語学を輸入してたはずなんやけど(時枝誠記はソシュールを批判してた)
吉本はなぜ60年代に『言語にとって美とは何か』で「海を見て「海(う)」と発音した」なんてトンデモの主張したんやろうか
三浦つとむはソシュール批判する程度にはちゃんと理解してたみたいやけどなあ… 吉本、ソシュール読んでなかったからとちゃうの
絓秀実『花田清輝―砂のペルソナ』信じるならマルクスすらろくに読まんと花田に噛みついたみたいやし 【ノーベル賞級作家】村上春樹さんフランスの若者と対話「なぜ小説を書いているのか分からないが日本の戦争の歴史はできるだけ盛り込む」
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1550969950/ 相変わらずチョンコパヨク民(自称ハンJ民)が似非インテリごっこしとるなあ
そういう遊びはせいぜい20世紀までやで 遊ばせとけばいいじゃんそれで
なんで止めようとするんかね 木村の住所があぼーんされるとChMateやTwinkleでスレが読めなくなるから注意ね
対処法はキャッシュ削除
なおこのあぼーん戦術は原住民スレとかで試してる最中 でもチョンコパヨク民(自称ハンJ民)の願望も虚しく
パヨクさんがイジメられる流れは変わらず
ミジメやなあ…やれやれ(冷笑) >627
三浦つとむはソシュール読んで俺でもこれよりマシなの書けると思ったのが十七か八
三浦死後三浦言語学が情報工学系で注目されるようになる
スタンフォードにいた池原悟たちとNTTグループかな しかし…これだけ臭い名前出しておいて
早稲田に居たセクハラジジイの話はしないのは
さすがにモラルも常識も教養もインテリジェンスも無い
似非インテリでも「あいつは恥ずかしい」とか思ってるのかなあ… 山本七平、食わず嫌いしてたけど読んでみたら面白いな 早稲田のセクハラジジイって渡部直己け?
スレの最初の方に名前出てるやろ まったく昭和の化石っぽい話やなあ
今どきのナウなヤングにパヨク臭いネタはウケへんのやで 七平は面白いけどなんでイザヤベンダサンなんて名前名乗って本書いたんやろな 渡辺は『「電通」文学にまみれて』で展開した電通文学論は面白かったは
当の本人がその中に飲み込まれたこと含め 文系が馬鹿にされるようになった元凶みたいな連中やなあ 文系が馬鹿にされるようになった元凶みたいな連中やなあ(51歳無職生活保護) 初代スレか二代目スレに書いてあった柄谷が渡部やスガを連れて近大に就職した裏事情面白かった(KONAMI) 谷川雁のパートナーだった森崎和江に関してはフェミニズムの流れで今も読まれてるみたいやな
谷川が大正行動隊を組織して鉱夫たちと共に戦った大正炭鉱が中間市にあって
その中間市から桜井誠が生まれたというのは何とも言えない九州の複雑さを感じるわ 平成も終わりだと言うのに老害パヨクの話題はカビ臭いなあ
そんなだからナウなヤングに馬鹿にされるんやで 吉本隆明と清水幾太郎が60年安保当時に人気があったのは
丸山眞男たち大学に所属する近代主義知識人たちが及び腰だったのに対してこの二人はかなり積極的にコミットしたからみたいやね
清水幾太郎はその後の転向もあるから当時の人気が想像しにくいが🤔 清水幾太郎の自伝二つ読み比べたら
左翼時代の自伝では学生時代?にロシア語教室に通ったときの先生や他の生徒のこと褒めてるのに
転向してからの自伝では「あんな政治的に偏向したところ通いたくなかった、ロシア語だけ教えてほしかった」とかディスってて草不可避やった
でも『論文の書き方』とか普通に名著やね
『倫理学ノート』は意外と評判がええ(林達夫も褒めていた)けどどうなんやろ 自伝の傑作といわれてる新井白石の折たく柴の記読んだけど別にって感じだった
人の評判ほど頼りにならねーもんはねーな
夏目漱石の思い出すことなどのほうが面白い 清水は「自分は下町生まれの江戸っ子」って自意識が強かったから旧制一高に代表される「山の手」のハビトゥスが嫌いで
わざわざ旧制一高じゃなくて東高受験したらしいけど(この辺は同じく下町生まれの吉本隆明にも通じそう)
じゃあ丸山眞男が「山の手」的な人物だったかというと些か疑問が残るんよな
父の幹治はジャーナリストやし大衆文化に生きた兄・丸山鉄雄や全共闘シンパやった弟・丸山邦男を見ても
丸山家ってそこまで「山の手」っぽさがないような…『丸山眞男回顧談』読んでもスノッブな印象は受けんし… 新井白石ってなんか江戸の事詳しく書いてくれた人だっけ
なんかシドッチとかいう宣教師と話してキリスト教批判してたよな
あの人の文がセンター漢文で出たけど漢文読んでるのまさか >>650
岩波文庫入ってる『西洋紀聞』はええで
シドッチと白石の間の東西文化の違いが単純に面白い >>652
新井白石は儒者だから漢文も書いたけど『折りたく柴の記』『西洋紀聞』『読史余論』はいわゆる雅文(擬古文)やな
近世でも白石・松平定信・本居宣長の雅文は大学受験国語でたまに出るやね🙄
埼玉は仏教にハマってるみたいやから末木文美士『日本仏教史-思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)を薦めるで
現代の仏教史で一番読みやすくて奥が深くてなおかつ安い(724円!)名著や🙋 雅文って何?🙄
いにしえの精神を知るために古語真似するってこと?🙄 >>650
えーあれ面白いやん
前半部なんかは近代人の精神を感じるなあ >>651
あの時代に府立一中受験のために小学校時代から進学塾通って「お受験」してたのはわりとスノッブでは?
まあお受験で社会的階梯を上昇しようとする志向は新中間層的ではあっても、華族に代表される旧体制上流階級的ではないかもな。 戦前の革新右翼と観念右翼の違いがよう分からんのやけどお勧めの文献ないか?
観念右翼は自由主義者だったとか言ってるネトウヨ見たけど陸軍皇道派に繋がる勢力のどこが自由主義者なのか分からんわ >>659
筒井清忠『二・二六事件とその時代―昭和期日本の構造』(ちくま学芸文庫)の第二章「戦間期日本における平準化プロセス―思想集団の社会史」がええと思うで
筒井は平準化志向をキー概念として北一輝・満川亀太郎・大川周明たち革新右翼と頭山満たち従来の右翼をカテゴリー分けしとるンゴ
アナキズム・マルクス主義・超国家主義・社会民主主義・陸軍総力戦派・革新官僚と六つの思想集団を比較対象して説明しとるからかなり分かりやすい いくらネトウヨのなかにバカがいるとはいえ
20世紀から更新されてない年代物の
バカな老害パヨクにdisられるほどのことはないんだよな
やれやれ(冷笑) 武士の誕生についてなにも知らんのでなんか読みたいんやけどなんかオススメある? ◇第一期 武士=農民自衛論(大正〜敗戦)
有力農民が自衛のために武装して発生と定義
◇第二期 武士=在地領主論(戦後〜60年代)
開発領主としての武士の再発見
◇第三期 武士=職能集団論(60年代〜現在)
武芸を持った職能民として再定義
歴史学のなかで武士の扱いって時代ごとにかなり変わるやね
メタヒストリーが気になる人には関幸彦『武士団研究の歩み』(新人物往来社)全二冊をおすすめしとくわ 四方田犬彦『ハイスクール1968』で
著者の四方田含め杉並〜世田谷のミドルアッパーの子弟だらけだった教駒の校風に
下町出身の金子勝が猛烈に違和感を感じていた…って描写があったやね🤔
これもブルデューのハビトゥス論っぽい話やな🙄 こんなん見つけたから置いとくで
<資料>科学史・技術史関連科目シラバス(2016年度)に採用された教科書・参考書一覧
京都大学学術情報リポジトリ
http://hdl.handle.net/2433/230674 若い頃は小説に哲学や理解を求めて読んでたからいまいちだと思ってた本も読み返せば素晴らしい傑作だということに気づく
とくにドストエフスキーみたいな劇的な小説じゃなく日常を扱った小説
フローベールのボヴァリー夫人とかジッドの狭き門とか、描写のひとつひとつが神がかっている
何かを教えてほしいという気持ちで読んじゃ駄目だな。あの草木の描写を味わうようでなければ >>667
これ京大の指定教科書かと思うたら全国の大学で何が使われとるかって資料なんやな
ちょっと興味深い調査やな >>667
ジョセフ・ニーダムが入ってることに意外な感じを受けたけど中国科学史ってことか
立川昭二の医学史についての随筆は面白いやね
クーンの翻訳やってる科学哲学の佐々木力は過去にセクハラ問題なかったっけ? >>670
>科学哲学の佐々木力は過去にセクハラ問題なかったっけ?
女子学生を海外の学会かなんかに連れてったとき云々みたいな話で揉めてた
本人の反論文をどっかで見た記憶あるわ 佐々木力セクハラしてたんけ😨
村上陽一郎の文章は現国で触れたことある人多いんちゃうかな🤔
科学哲学を一般読者に普及させた貢献度は高そうや🙄
野家啓一が『物語の哲学』って遠野物語論書いてたけど面白かったわ😃 日本の文系不要論・理系至上主義みたいな風潮って科学哲学ちょっとでも齧っていればそういう思考にならないと思うんだがなぁ
ネット上の底辺理系に限らずエリート理系でも科学原理主義みたいな思考の奴ゴロゴロいるしリベラルアーツって大事だなと思うわ 学会暴露話、私もやってみよう
帝大科学史教室がプリンストンで博士取得し、ギリスピー門下でアカデミックな訓練を受けた某を助教授として採用した
酒屋の賞を取り岩浪文化人の仲間入りした某は、採用に尽力した伊東・村上両教授を追い出し教室のヘゲモニーを握ったとされる
https://twitter.com/redqueenbee1/status/1101062173671841793?s=19
これ佐々木先生?
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) キミらみたいな文系バカがソーカル事件以降も性懲りもなく寝言ばかり言ってたからやで
やれやれ(冷笑) 野家啓一『物語の哲学』は面白かったな
東北大の最終講義も「無題(untitled)」だったんやけどそれが曲者で
芸術作品にとってタイトルとは何か、から始まって日本語における主語述語関係とか
かなり射程の広い講義になっていて感動させられたわ
分析哲学系って苦手なんやけど野家啓一ぐらいになってくると一流の芸になってるのな
ちなみについこのあいだドナルド・キーンの訃報のときキーン氏とゆかりのある東北人としてニュースに出ててびびったンゴ 今まで新書読んでこなかったけど梅棹忠夫の「知的生産の技術」読んで感動してるわ
岩波とかの新書でおすすめ教えてクレメンス 桑原武夫が作った京大人文研のあの学際的な雰囲気好きやな
今西錦司・梅棹忠夫・中尾佐助・上山春平・鶴見俊輔…川喜田二郎もここに入れてええんかな?
ベストセラーがある今西や梅棹と比べて中尾佐助はやや知名度が低いのが勿体ないンゴ
中尾の照葉樹林文化論の試みとか壮大で面白いんやけどな 京大今西霊長類学の後継者である伊谷純一郎はええぞ🙋
『高崎山のサル』(講談社学術文庫)『ゴリラとピグミーの森』(岩波新書)『アフリカ紀行』(講談社学術文庫)と代表的著作はどれも面白い😎 ここ数年よく読まれてるカナダのイアン・ハッキングも元々は科学哲学の人やったっけ
日本ではフーコー系譜学の後継者みたいな読まれ方が中心っぽいけど >>678
『知的生産の技術』が好きなら既に名前出てるけど梅棹の仲間やった川喜田二郎の『発想法』(中公新書)なんてええんちゃう😎
現代でもKJ法はブレインストーミングにまだ使われてるし🙋 新書やないけど『知的生産の技術』の舞台裏を秘書として見ていた著者の
藤本ますみ『知的生産者たちの現場』なんてのも面白かったな
梅棹の遅筆ぶりとか、いくら知的生産の技術を導入してもはかどらずに溜まっていく書類とか、なかなかリアルやで
それが単なる暴露でなしに、仕事をていねいにこなそうとするから遅くなってしまう真面目な梅棹への尊敬があるから味わい深いンゴ
『知的生産の技術』がベストセラーになったあと自由行動で梅棹研究室を見学にくる高校生が増えた話なんかも微笑ましかったわ >>679
その多くは三高旅行部〜京大学士山岳会の人脈でもあるんだよな。あと、里山概念を提唱した四手井綱英とかも。
後のマナスル登山隊の隊員リスト見ると、アカデミックな世界で著名になった人間があんまり多いんで驚くで。 ヤマケイ文庫から梅棹の本出てるもんな🙄
戦前に内モンゴルの傀儡政権だった蒙古聯合自治政府でフィールドワークした記録『回想のモンゴル』(中公文庫)もええな🙋
若き日の梅棹は石田英一郎や今西錦司と一緒に内モンゴルの調査をしてたんやね😎
軍隊と一緒に行動してフィールドワークするという点では梅棹も鳥居龍蔵からの流れにある戦前の「帝国」の人類学者やね🤔
今だったらポスコロ的な批判もありそうや😅 石田英一郎は華族の跡継ぎが赤化して長く獄中にいたのとか本人も興味深い経歴よな
中村光夫が留学から帰国する船(第二次世界大戦勃発による)で石田英一郎と一緒になった話を書いてて(『知人多逝』ほか収録)
プロレタリア作家として出発しながら「転向」して批評家になった中村の屈折した心情がにじんだ文章やった
しかし蓮實重彦があれだけ吉本隆明を挑発してまで小林秀雄sageとセットの中村光夫ageをやったわりに
中村の功績はまだいまひとつ見えてこないというか決定版的な中村光夫論が出てきてない気がするンゴ…… >>687
「芸術人類学」って元々言いだしたのは石田英一郎なんよな今じゃ中沢新一の手垢がついてもうたが
石田は元々華族やったけど赤化したんで廃爵されたのは割と知られとるやね
岩倉具視の孫の岩倉靖子・陶磁器研究の大河内信威(小川信一)と並んで有名な赤化華族よね
中村光夫論は割とガチで読みたいンゴ
大澤聡あたりの周辺で誰かやる人出てこないやろか
「近代の超克」繋がりやと下村寅太郎や西谷啓治を書いた論文は意外とあるんやけどなあ… 小林秀雄はベルクソンと本居宣長の影響が甚大だと思われているが、実はヴァレリーの影響のほうが大きいんじゃないか
文学以外の批評に手だしすぎなのもヴァレリーに似てる
ヴァレリーを読んで染まっていたから、宣長が体にスッと入っていったのでは
こいつらは結論があるような哲学が嫌いだから あとは宣長に関しては思想史研究の村岡典嗣の影響も大きいやろな
村岡典嗣が岩波から出てた旧宣長全集の編集してテキストをまとめてたお蔭で
宣長が昭和戦前期に読まれる下地を作っとったし >>689
赤い華族といえば築地小劇場の土方与志もや 小林秀雄は大昔受験のときに読んでもおもろなかったけど
学校出てから読み返してみたらおもろかったなあ 丸山の『日本の思想』並みにハイレベルな新書ない?
最近の新書は下らんのばっかやからたまには重厚な新書読んでみたいわ むしろ新書のレベルは上がってるよ
つーのも単行本で学術書出せなくなってきてるから
若手中心に新書に降ってきてる
日本史系に顕著やね いやまともな学術系の新書も増えてるのは分かってるけどほとんど入門書って位置付けやからなあ
丸山みたいに行間読む知識ないと理解できないレベルの新書って出てこないんかなと でもキミら上辺の知識でイキってるだけで
行間読めもしないし知識もないし当然、理解もできてないやん
やれやれ(冷笑) 昔は新書のグレードって
岩波>講談社&新潮>その他やったけど最近どうなんかな?
高校の時OBが岩波から新書だして大騒ぎだったの思い出すわ
それだけ価値が高かったんやね でも中公新書は岩波の次くらいにカッチリしてるイメージ ちくま学芸文庫と講談社学術文庫と岩波新書と中公新書さえ読んどけば馬鹿にはならん
ちくま学芸文庫は難しすぎて内容が頭に入らないこともあるが注の数が他とくらべて多い
半分が注と解説ってのが結構ある ナベツネが朝日の若宮と二大新聞のトップ同士で対談した時に
「朝日の学術出版がずっと羨ましくて出版部門の拡充を考えていたところに旧中央公論社の倒産があったので買い取った」って言うとったで
あのおじいちゃんは野球民と相撲民からは基本嫌われてるけど学問はガチで好きなんやと思うンゴ
あんなに高齢なのに未だにカントを読むのが日課らしいし
中央公論の歴史に関しては杉森久英『滝田樗陰―ある編集者の生涯』(中公文庫)って伝記小説が面白いで
もともと本願寺の仏教系雑誌として始まった『反省会雑誌』を滝田が文藝欄を拡充させて『中央公論』という一大総合誌にするという
あと記者時代の近松秋江の屑エピソードが草生える 中公新書忘れてたで
クズといえば野間清治もクズだったらしいな
徳田球一が沖縄教員時代の生徒で
「本土から来た教師の中で最悪」とか名指しでこき下ろしてたな 朝倉喬司が書いとったけど徳球のアイデンティティは複雑やったみたいやな🤔
徳球は自身が支配者たる薩摩商人の家系に生まれたことを誇りにしとったけど
鹿児島の親戚の家に行ったら「汚いジキジン(琉球人)」と言われ差別されて憤ったそうや😔
フランツ・ファノンの『黒い皮膚・白い仮面』みたいなエピソードやね😭 山本夏彦が『私の岩波物語』にいわく元々は『キング』『少年倶楽部』と雑誌中心の娯楽出版社だった講談社が
戦後になって講談社新書みたいな学術出版に手を出すのは東京帝大出身かつ高等文官試験通ってた四代目社長・野間省一の影響が強いそうやね 篠田英朗は自我肥大症の一種とちゃうかあれ
実際に吉次公介と岩波編集部の事実誤認はあったんやろうけどあの騒ぎ方は小谷野あっくんや仲正センセイっぽいンゴ
しかも小谷野仲正と違って喧嘩芸にもなってないし著作はつまらないという
「東大憲法学がワイを無視してる!」って糖質的発想しとるけど法学の基礎も理解してない門外漢だから無視されてるだけやろあれ
そして岩波と憲法で思いだしたんやが芦部憲法の七版が今週の8日に出るで
ヘイトスピーチ対策法や「忘れられる権利」について追記されるみたいやね 憲法の芦部信仰がキラい
教科書の記述が抽象的すぎててんで役に立たんのに、それを言うと「行間を読め」とか訳のわからんことを言う奴が未だにいる
憲法学は研究者サークルの間でしか理解不能な雑文がごろごろ量産される業界だけど、そういう空気の醸成に一役買っていると思う 復刊してくれる分だけ有り難いけど
ちくま新書→ちくま学芸文庫や講談社新書→講談社学術文庫みたいに新書が文庫化されると微妙な気持ちになるのワイだけ?😓 >>631
例えばこういう風にあぼーんが来るとスマホで反応しなくなる
その場合はキャッシュ削除 >>711
篠田に関しては「東大憲法学」とかいう学歴コンプ丸出しの用語使ってる時点でガガイのガイなので まあいつの時代にもいるんやけどなこういうタイプは
ほんま毎度思うけど人格攻撃に走る自称識者()にロクなやつがいた試しがないで >>712
むしろ憲法って実定法の中では門外漢でも理解しやすいと思うんやけどな
だからこそ頓珍漢な批判を浴びがちでもある このスレの上の方で暴れてるションライID:XPOuSTQBも東大憲法学ガーって的外れなこと喚いとるけどこいつの種本篠田やろな にわか乙
ションライに石川健治や長谷部恭男を読む知能はないゾ
篠田は専門分野ではほんまに俊英やったんやけどな
何でとち狂ったんやろ キミらも読んでも理解できてないんやし同じようなもんやん
やれやれ(冷笑) >>719
ションライや木村はアゴラ読んだだけとかそんなレベルやろ >>721
木村くん読書スレで小林秀雄のことチラッと触れとったやないけ
小林秀雄の何を読んだんや?
読書感想文でも書き込むほうがヘイトするよりよっぽど楽しいで
熟女AVレビューやコンビニ惣菜レビューよりは恥ずかしさもないやろ
読書部スレに書き込むんやったら毎度毎度おなじような定型文でガイジっぷり晒すより短くても本の話を書いてくれや >>717
そういえば懐中時計も、
輸入の最初から日本人の好みはスケルトンモデルと知って、
そういうとこ変わらんなと思ったわ 山本七平の『空気の研究』読んでフェティシズムに関心湧いたんやが何か良い入門書ある?
基礎知識として聖書と『資本論』とフォイエルバッハ『キリスト教の本質』は既読
軽くググったら石塚正英って人の本が面白そうだけど素人でも理解できるんやろか ポスコロ系の研究者たちが編集委員やっとった左翼論壇誌って今もうないんやね
高橋哲哉・徐京植たちの『季刊前夜』と鵜飼哲・冨山一郎・岡真理たちの『インパクション』の二冊は休刊状態
『季刊前夜』の休刊は知っとったけど『インパクション』が5年前に休刊してたの知らんかったンゴ…
しかし高橋哲哉に鵜飼哲とデリディアンって口だけやなくてアクティビズムに関わろうとするんやな >>726
『新マルクス学事典』の「フェティシズム」の項ではその石塚正英の本に加えて
・高橋洋児『物神性の解読』(勁草書房、1981)
・市村一夫『マルクスと共同体』(世界書院、1986)
・保井温『人間観の転換―マルクス物神性論批判』(青弓社、1991)
の三冊が挙げられてたンゴ
フェティシズムは疎外や物象化にそのまま繋ってるし
マルクスが最晩年になってももジョン・ラボックの偶像崇拝論批判しとるから割と重要な概念よな フランスの戦後知識人って社会問題にコミットしない方が珍しいくらいだし
フーコーがエイズで早死にして、ドゥルーズは呼吸器疾患で安楽死同然の自殺して
最後の生き残りみたいになってたデリダ自身が後年になってからかなり積極的に政治的発言をするようになったからかね
東浩紀が取り上げた『郵便絵葉書』とか『弔鐘』あたりの極端な実験的テクストから離れて、後期デリダは割とわかりやすい(特に政治的主張はなおさら)のもあるかと
高橋哲哉は高校の先輩で、文芸部の部室に高校時代の高橋が寄稿した古い部誌があって読んだ記憶があるンゴ
国語教師に高橋哲哉と同期の人がおって、その人の話では試験の模範答案の代わりに高橋の答案が貼り出されるような秀才だったらしいで
ちなみにニュース23のキャスターやってた元朝日新聞の星浩も同期やったとか ・加藤典洋との『敗戦後論』をめぐる「歴史認識」論争
・『靖国問題』での戦死者祭祀施設についての問題提議
・東日本大震災の後の福島についての発言
常に社会に対して問題提議する人よな高橋哲哉は
ただ「歴史認識」論争に関しては正直gdgdになって終わってしまった印象
元々は戦死者をめぐる政治の話だったのが高橋も加藤もアーレントやデリダ解釈の話にズレていったし 李順愛が『戦後世代の戦争責任論』でまとめていたように高橋☓加藤論争はリベラル内部の内部対立の感があるやね😓
近年の朴裕河現象もそんな感じ🙄
つくる会や小林よしのりと同じ流れとみなして
加藤典洋を「ネオ・ナショナリスト」扱いするのはやや勇み足だったんちゃうかな🤔 『靖国問題』自体はそこまで大した本とは思わんのやけど00年中盤に一石を投じた意義は感じるンゴ🙄
島薗進・阪本是丸という国家神道研究のドンたちが反応したし
附随して小島毅・東郷和彦・三土修平も靖国論書いてたし🙋 靖国本やと坪内祐三『靖国』がすこ
競馬から奉納プロレスまでモダンな遊び場としての靖国いう視点が面白い
東京の都市風俗としての靖国神社いうのか 木下直之『世の途中から隠されていること― 近代日本の記憶』も坪内に似た視点からの靖国論のひとつやね >>735
そういや、『貴族院書記官長柳田国男』(岡谷公二 筑摩書房)を古書市でゲットしたばっかりだったわ 前川國男とか丹下健三とか磯崎新とか日本の建築の流れをなんとなく読める本はないかしら 建築といえば立原道造の建築家としての側面を一級下の丹下健三との比較で取り上げた鈴木了二『寝そべる建築』は面白かったわ
立原道造の建築論だと東大の卒論「方法論」をそこで引用されてるハイデガーの詩論やオスカー・ベッカーの芸術哲学を軸に取り上げた名木橋忠大『立原道造の詩学』もおすすめやで あと中谷礼仁の『国学・明治・建築家』も丹下健三との対比で立原道造の「方法論」に触れとるな
古書価が釣り上がってたんやが08年から著者がはてなダイアリーで公開しとる
廃墟になることを前提とした「壊れ易きもの」としての立原の建築論はいま読んでも新鮮や >>736
それわりとおもろかった(コナミ)
徳川家達公爵が華族会館のボーイを強姦して金で示談にしたって話はそれで読んだんだったかな? >>731
加藤・高橋の論争は排外主義の国際比較で明戸隆浩が似たような事書いてたな 日本で一番犯罪率の高いのは朝鮮人じゃなくて中卒なんだ😱 学歴差別イクナイ
学歴なくても賢明な人はいっぱいいるし、それこそエリック・ホッファーや三浦つとむみたいな学歴無き知識人だっている
ここの住人は平均より高い学歴や学校歴を持った人が多そうやし、だからこそ自戒せんとな 安倍ちゃんのせいで日本のリベラルは学歴差別オッケーみたいな風潮あるけど
学歴=階級みたいなもんだし一番良くないとこやわ キミら老害の分際でいつまでも学歴コンプレックス引きずり過ぎやで
やれやれ(冷笑) じゃあ学歴社会よりも平等な社会があるんか?言ってみ
左翼・リベラルは理性主義から発展した啓蒙思想なんでインテリなのは当たり前なんやで
低学歴なんていつもファシズムの担い手になる害悪でしかないわ http://hissi.org/read.php/wcomic/20190307/UElEa1FCNk4w.html
36 :名無しさんの次レスにご期待下さい (ワッチョイ cbdc-Bk/n)[sage]:2019/03/07(木) 02:25:35.34 ID:PIDkQB6N0
尾田栄一郎って作中のストーリーは革命マンセーで極左的なのに
道徳観は儒教・体育会系・任侠・武士道・家父長制・東洋精神主義にどっぷりなんだよな
これかなり根が深い問題だと思ってて、尾田は読切のモンスターズの頃から「西洋」を異常に悪魔化して描いてるところがあって
それに対して「東洋」の精神主義は素晴らしいと称揚する傾向があるんだよね
元々は左派的な立場から出てきた西洋中心主義・帝国主義への反発といった反西洋思想が、東洋的な精神主義を称揚する文化ナショナリズムの形で発露してるんだと思う
このタイプの左翼ってかなり多いんだよね
なんかよくツイッターにいる冷笑系とかが、リベラルを名乗ってる人間が実際は前時代的なマッチョイズム価値観に親和してることを指摘してたりするけど
そういう風潮を後押ししてるのって実はワンピなんじゃねぇかなと思うんだわ
心情左翼・心情リベラルみたいな層に国民的漫画であるワンピ的な思想がスッと浸透してるんじゃないかと
その源流にあるのが頭山満とかのアジア主義なんだろうな。尾田って竹内好あたりのシンパだろ 学歴だけがあっても、味方に福島瑞穂や鳩山由紀夫がいたら、無能で有害だろ 柳田國男と徳川家達の衝突は家達の男色趣味への嫌悪があったって言うけど柳田にはホモフォビアがあったんかな
国文学者の加藤守雄が師匠の折口信夫と柳田國男邸を訪ねたら柳田から「加藤君、雌鶏になってはいけませんよ」って
遠回しに「折口の稚児になったらアカンで」って言われたって『わが師折口信夫』に書いとったわ
帰り道に恥をかかされた折口は泣いていたそうや
結果的には折口が強引に加藤に関係を迫ったから柳田の警告が正しかったんやけどな パワハラだから批判なのかホモフォビアなのかは、
それだけだとわからんね 学歴をはじめとしたメリトクラシー(能力主義)で思い出した話としては
極めて狭い範囲ではあるんやが宮嶋博史と岸本美緒・深谷克己のあいだに展開された儒教的近代論争というのがあったンゴ
門閥に縛られず科挙試験による人材登用を実施して中央集権体制を構築できていた中国・朝鮮の「儒教的近代」があったのに対し
同じく朱子学を採用しながらも日本は「儒教的近代」を迎えられなかった…と朝鮮史研究の宮嶋博史が主張したら
中国史研究の岸本美緒が「西欧型近代を否定したいがために中華思想を全肯定する裏返しのオリエンタリズムのおそれがある」と批判し
日本近世史の深谷克己も「日本史と東アジア史を繋ぐためにもむしろ東アジアの同質性に目を配るべき」って批判したんや
興味がある人は宮嶋の講演会記録読んでみてや
講演会記録「「際」 を自覚した者の苦悩―朝鮮思想史の再検討―」
https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/15470/006015010001.pdf 現実には性理学なんぞ近代化の邪魔者でしかなかったんやけどな
やれやれ(冷笑) >>746
> じゃあ学歴社会よりも平等な社会があるんか?言ってみ
議論のスリカエだな
学歴差別良くないという話(個々人の主体的な態度モラルの話)してるのに、
「学歴社会より平等な社会」なんて次元の異なる話するとか
> 左翼・リベラルは理性主義から発展した啓蒙思想なんでインテリなのは当たり前なんやで
> 低学歴なんていつもファシズムの担い手になる害悪でしかないわ
この辺もレベル低い通俗「ファシズム」論だな
「ヒトラーは無学無教養、思想的には雑多なごった煮で体系性もない、
それに騙されたナチス支持者は低学歴な愚かな大衆」、
こういう程度の低い「ファシズム論」って、戦後日本リベラルの「大衆蔑視」が底にあるわけでな
ハイデガーにしろフルトヴェングラーにしろ、当時のドイツ的知性が「いかれた」ナチズムに、「思想」がないわけないだろ!って気づけないようじゃな
ムッソリーニにしたって、「文明の英雄」(フロイト)、「素晴らしい知性と意志の持ち主」(ゴーリキー)なんて
評価受けるレベルなわけで、今そんなレベルの政治家なんて世界にいないだろう?
「日本ファシスト」ってのは、戦前の日本で最高クラスの知性が顔を揃えたんだよ
高畠素之、大川周明、北一輝、このレベルにかなう戦後の日本リベラルインテリどれだけいるの?…って話
学者ではなく軍人だが、石原完爾とか、とてつもなく明晰強靱な知性、論理的思考力
転向したマルクス主義者達いわゆる「転向ファッショ」も、東大京大一橋(東京高商)出のインテリ連中、
これに関しては伊藤隆が研究してるな 朝日新聞「平成の30冊」を発表
https://book.asahi.com/article/12182809
1位「1Q84」(村上春樹、新潮社、2009年)
2位「わたしを離さないで」(カズオ・イシグロ、土屋政雄訳、早川書房、2006年)
3位「告白」(町田康、中央公論新社、2005)
4位「火車」(宮部みゆき、1992)
4位「OUT」(桐野夏生、1997)
4位「観光客の哲学」(東浩紀、2017)
7位「銃・病原菌・鉄」(ジャレド・ダイアモンド、2000)
8位「博士の愛した数式」(小川洋子、2003)
9位「〈民主〉と〈愛国〉」(小熊英二、2002)
10位「ねじまき鳥クロニクル」(村上春樹、1994)
選ぶ識者によってガラッと変わりそうやがコピペしてない下位までいってもオウム関連一個もないあたりに時の流れの早さを感じる >>757
東浩紀の本を推薦してるのが三浦瑠麗で草生えた(こなみかん) なぜ喧嘩商売ネタ?🤔
あずまんの著作は最初期の『存在論的、郵便的』『郵便的不安たち』が面白くて『動ポス』以降はイマイチやわ😥
ただ『思想地図』に『ゲンロン』と雑誌を立ち上げて盛り上げるあたりエディターシップは高いやね🙄
本人的には『批評空間』に育てられた恩返しやって言ってたけど😎 あずまんは前に文芸誌に書いてた掌編小説が
クッソ面白かったゾ
哲学者(?)ある日突然思い立って家のあちこちにカメラを設置して24時間中ライブ配信して
大儲けする話やったかな?
あと弱いつながりは読みやすくて良かったわ 丸山学派が大衆を蔑視していたという吉本隆明あたりの批判はどうなんやろな🤔
丸山門下の松下圭一は大衆社会論で有名かつ革新自治体ブームの火付け役で市民運動を信頼しとったし🙄
一方で同じ丸山門下の藤田省三は大衆社会を警戒してたから対照的で面白いンゴ😎 いまの大学生に藤田省三を読ませると不評やったって新聞記事が去年話題になっとったな
確かに物言いにキツいところがあるけどそこまで敬遠されるのかと驚いたンゴ 湯浅誠の『反貧困』が入ってるけど10年くらい前のロスジェネ論壇ってなんだったんやろな
湯浅は運動家としてまだ関わり続けてるし雨宮処凜も書き続けてはいるが
赤木智弘ってまだおるんか? 【書籍】 日本は戦闘民族サイヤ人、米国はフリーザ、韓国は?〜歴史学者が書いた『ドラゴンボール、日本帝国主義を語る』[03/06]
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1551846150/ 岩波の緑川亨って北朝鮮行ってたんやな🙄
緑川は社長としては岩波雄二郎と安江良介の間に挟まれてるから地味な印象やな🤔
塙作楽なんかと同じ戦後入社組の大卒社員やね😎
岩波は戦前入社組は小林勇や長田幹雄みたいに丁稚出身やしな🙋 >>724
石塚正英の廣松渉物象化論批判はハイクオリティ
廣松さんの「疎外論から物象化論へ」って、マルクス文献学的解釈としては完全にデタラメだもの なんで左翼知識人やのに「廣松」って旧字体表記にすること多いんやろ
まあ本人の文体にあれだけ漢語多いしな
「冀求」「懇篤」「櫃底」「庶幾」「推輓」…戦後知識人とは思えない格式ばった感じを受けるンゴ
共産党の御用学者でトロツキズム批判を繰り返してた山科三郎の本では「広松」表記になっとったが 旧かな遣いオナニーよりはええやろ
文芸ならまだしもネット上では旧かな使用者=キチガイでええね 廣松の漢字へのこだわりは確かに謎やね
その割に文章でぜんぶ新字体を旧字体にするようなことはしないし
ライトな保守派の書き手(中村光夫とか吉田健一とか)みたいに仮名遣いだけ旧仮名ということもない
福永武彦とか塚本邦雄とか思想的には左派寄りでも旧仮名や旧字体にこだわってた審美的な作家や歌人はおるけど廣松はそういう感じでもないしな 旧仮名遣いのイメージが悪いのは野嵜健秀・岡田俊之輔あたりの福田恒存ワナビ・松原正系列の旧仮名バカの所業によるものもあると思うで
國學院の阪本是丸門下たちがやってる研究会に顔出してた時期があるんやが
彼らは国学研究やってて古典読んでる人間なのでメールが旧仮名遣いでも割と自然な印象を受けた(こなみ) 廣松の奥さんが高校か中学の国語教師で
漢語癖は奥さんからの影響だと聞いたことあるな 旧かなの話題が出たから質問したいんやが
論文書くときで戦前の作家の引用ってどうしたらいいの?
一太郎でも出てこない異体字とか使う作家の場合手書き? そら使ったテキストの原文準拠よ
ただ国文学や日本史学以外では旧字旧仮名は「現代仮名遣いと新字体に改めた」って註を入れれば変えてもいいってローカルルールはあったりするで
異体字に関してJIS第三〜第四水準にない場合は「〓(下駄記号)」に置き換えるか外字エディタ使うしかないんちゃうかな
異体字に関して読みやすい論文があるで
須永哲矢「近代語文献を電子化するための異体字処理」-国立国語研究所
https://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/cmj/doc/04sunaga.pdf 正字正仮名にこだわったような作家でも筑摩書房あたりは平気で新字新仮名に変えるな
泉鏡花とか石川淳とか読みやすうなったからええけど 石川淳の作品を旧字旧かなで文庫に入れてるのは中公文庫くらいやなかったかな
手元にある『夷斎小識』『文学大概』は旧字旧かなやわ
他は新潮文庫の『焼跡のイエス』、講談社文芸文庫の『紫苑物語』、集英社文庫の『狂風記』、岩波文庫の『至福千年』
と他の文庫レーベルでは全部新字で現代仮名づかいになってるンゴ 小川栄太郎みたいなインチキ旧字旧かな論者の多くが言語学・国文学を学んでない人間が多いのを見ていると
どうも国語改革の歴史についての理解が乏しいように見えるわ
明治時代の上田万年以来日本の国語学はずっと国語改革に取り組んできたわけやし
いやーほならね簡単な御家流で書かれた村方文書でいいから崩し字読んでみろって話でしょ私はそう言いたい 谷崎潤一郎の文体が作品によって大きく違う
蘆刈とか春琴抄のだらだらと句読点なく続く文章が評価される理由ってなに?
別にいいと思わねえし読みにくい
普通に書いてる少年とか刺青のほうがいい 昔の作家は娯楽作家でも文章の息長かったりするし谷崎だけの特徴でもないような
大佛次郎や白井喬二、国枝史郎あたりと今の作家の一文の量比較したら前者のほうが多分長い
この辺は講談や落語の速記に見られる風景から人物の心情まで一気呵成に語り挙げる浪曲師や落語家の語りを文章におこしたもんの影響やいわれるが谷崎のもそうなんかな
自然主義文学の隆盛にともなってよりリアルに簡潔に書く文体が出てきてそちらに移行してくんやけど
谷崎だと『鍵』が一番すこ
片仮名の部分読みづらいけど 「春琴抄」はかなり狙ってモダニズムと日本主義の混合(ブルームズベリーグループにとっての源氏物語みたいな)をやろうとした文体やろなあ
川端康成は東大英文に一年いたわりに英語が苦手で旧制一高の教科書やったド・クインシーの『郵便馬車』に苦戦したらしいけど
谷崎は経済的理由もあって国文中退やけど英語はよく読めて同じド・クインシーの「芸術の一分野としての殺人」を翻訳してるし
ロシア文学やフランス文学の長篇を英訳で読んで自作の糧にしてたり、和辻哲郎なんかの影響で当時の流行りの哲学も一通り目を通してはいたらしい
野崎歓が『谷崎潤一郎と異国の言語』なんて本を書いとったね >>775
サンガツ
ということは国文と日本史の論文書く人は外字エディタ使うか
修論レベルならワンチャン手書きか 余命スレからきますた
近江民法1-6
山本民訴法入門
リークエ民訴法
宇賀行政法
水町労働法
辻村憲法
高橋重点講義上
要件事実マニュアル
くらい 余命スレの無職やんけ!毎日昼夜問わず書き込んでるみたいやがどこの法学博士なんや?
法学の般教すら受けたことないザコが労働法についてちょっと勉強したいって思ったときは何読めばいいの?この水町『労働法』ってやつ? 最近あまり余命スレ見とらんので分からんのやけど
この人はどういうキャラなんや 民法といえば、我妻民法だろ。
ちなみに、おバカさんヤジ将軍である長妻は年金制度改革案をいい加減だせ。 >>788
古すぎる。後難解。潮見民法読めないと無理。俺の大学の教授は学生時代読むのに1ページに1時間かかったと嘆いていた。 続き
法と経済学@シャベル
スティグリッツ入門
これでバカウヨ卒業やで >>780
自称保守ってなんで旧かなで文章書きたがるんやろなあ
戦前コンプレックス? 我妻民法講義が難解に感じるのはマルクスの影響が強いからで、マルクスと『近代法における債権の優越的地位』さえ読んでしまえばそこまで大変ではない
潮見は今時珍しいぐらいコテコテの概念法学を展開してて、読んでてバカバカしくなるところ多数
言動を見てると法律学以外の勉強を全然してないんじゃないかなぁと思う
我妻と研究姿勢がまるで違う
以前加藤雅信との対談でけちょんけちょんにされていたが、さもありなんという感じ 辻村憲法はフェミニズムを重視しているハンJ民にとっては重要やな 反フェミニズム 10万人あたり何人レイプされているかの指標ランキング
https://en.wikipedia.org/wiki/Rape_statistics#/media/File:(A)_Rape_rates_per_100000_population_2010-2012,_world.jpg >>791
ノスタルジーやろなあ
深層心理下での目的は自己慰撫や 昔、ソウル大学法学部の学生さんが我妻民法探してたなあ…当時はたしかまだ復刊されて無くて入手困難だと嘆いてた
※法学や経済学などの分野では日本統治時代の文献が結構重要 ポストモダニズムとしてのノスタルジーについては
フレドリックジェイムソンが詳しく論じてるが
旧仮名オナニー連中はその絵に描いたような見本で笑えるわ ジェイムソンってポモ批判も含めてテリー・イーグルトンと仕事似とるな…って思ってたけど
今ググったらサイードとイーグルトンとジェイムソンの三人で『民族主義 ・植民地主義と文学』って共著出してたわ 岩波ブックレットとか読んで頭の中にゴミ詰め込むよりは
ウヨ本読んで頭の中空っぽにするほうがマシかも知れないと思い始めてきた。 >>796
法学はまあ日本法を継受してるんだから当たり前やけど、経済学もというのは以外やなあ フレドリック・ジェイムスンは『未来の考古学』が面白かった
ポストモダン打開するものとしてSF小説読むいうのは面白い
先端的なSFの一部がポストモダン文学と近しくみられてるの考えると尚更 まあ日帝時代があるから学問によっては日本語文献読まなきゃアカンのよね
ムーダン(朝鮮半島のシャーマン)の研究やってる韓国の先生が
赤松智城や秋葉隆たち京城帝国大の学者の本や満鉄調査部の論文読む為に日本語勉強した…
って聞いた時はなんだか申し訳ない気持ちになったンゴ 昔は中国でも韓国でも大漢和が必需品だったしな
本邦の先人はやっぱり偉大よ アメリカの法曹教育でもイギリス法とその歴史はがっつりやる、と聞いたことあるな。 前の方で左翼運動関連書籍あげてくれた人いたんで追加
「討論 七十年をどうする」(田園書房)
司会 清水多吉、小長井吉宏、水戸巌
参加者 本多延嘉(中核派)さらぎ徳二(ブンド)いいだもも(共労党)、鈴木みち夫(ML)
貴重な歴史的ドキュメントがバザーで50円也 また生活保護関連のデマが出回ってる…
ネットリテラシーに関する本とかって何かないかな? 真実なんてどうでもいい人たちが拡散してるから
リテラシーってあんま関係ないんだよね 何だか悲しいな
よくあるデマだけど最近は特に生活保護や社会問題系の本をよく読んでいただけにいつもより寂しく感じた >>805
新左翼関連の本で当時出た本は古本屋で投げ売りされとるよね
ワイも図書館で日大闘争のドキュメント『叛逆のバリケード』や第一次ブント〜全共闘のイデオローグ長崎浩の『叛乱論』を
公共図書館のリユース本コーナーから無料でもらったことあるで
その本はのちに革マル派に殺害される本多延嘉が生きてた当時の証言やから貴重やね
いいだももたちの共労党はいわゆる共産党の構造改革派たちが作った党派よね
ベ平連を「市民運動」として高く評価した小熊英二に対して「ベ平連における共労党の役割を過小評価してる」って反論したのがスガ秀実やったね >>809
マル経学部スレのほうにちょっとした説明を書いたので
今村仁司『近代の労働観』(岩波新書)
清水正徳『働くことの意味』(岩波新書)
の二冊を紹介しておくで
どちらも労働を哲学的に考えるための入門書やが清水はギリシア・ヘブライズム〜マルクス主義の範囲で簡単に説明しとって
今村はフリードマン、モース、ハーバーマスとマルクス以後の労働についての思想を紹介しとるンゴ
ワイも社畜になる前はこの手の本を読んで頭でっかちに考えたりしたもんや
埼玉は最近伊勢に行ってきたそうなので井上章一『伊勢神宮と日本美』(講談社学術文庫)も紹介しよう
「伊勢神宮こそ日本建築の起源」という言説が如何に創られてきたかのメタヒストリーを調べる面白い本や ちょくちょくこのスレで出てくる埼玉って何者?
ふつうにレスしても無害? とうふスレのコテハンというガチガイジ
おそらく無害だから安心してくれ >>814
とうすこ民のコテハン高校生
ソシャゲ「ほにゃららマジック」と「バトルガールハイスクール」の話題以外ではおそらく無害 今村仁司の息子の今村真介はフランス語の翻訳ボチボチ続けとるな🙄
コジェーヴ翻訳とか😎 そういえば資本主義と社会主義を読み進めて気になったことがある
ラディカルってシス単で合理的と乗ってたがそこだけカタカナ言葉でラディカルって書いてあるのよ
原因としてはラディカルに当たる語が日本語にない事が原因だと思うんだけど合理的とは微妙に差があるのだろう
どういう差なの?
調べても出てこない ラディカルは合理的という意味だって
誰か外山恒一に教えてあげて >>816
ラディカルは「根本的」って意味
あえて言いかえれば「原理主義的」だよ
たとえばキリスト教は、カトリックもプロテスタントも、現世のこの世、世俗に妥協して生き延びてきてる
ところが、「聖書」の「根本」に帰れ!という「原理」主義者は、
「世俗」に妥協しない
聖書の一字一句が真実、でああるいじょう進化論も認めない
ラディカルってのは本来はそういう意味 radicalとrationalを間違って使ってる可能性 マジで?
ガイジだったすまん
ラディカルを日本語で書かない理由を教えてくれ >>820
ニュアンス的には根本的とは違うんだ
どうでもいいけど読み直してくるか合理的で読んでたわ 原理主義はradicalismよりfundamentalismやないかな
この原理主義って単語が本来の19-20世紀アメリカのキリスト教から離れて
あらゆる宗教や現象に当てはめられることに対しての批判がサイードやタラル・アサドから出てきとるけどこれに替わる便利な言葉がないんよな
リバイバル運動・千年王国論
カトリック十全主義(インテグラリズム)
修正主義シオニズム
イスラム復興運動
ヒンドゥーナショナリズム
反セム主義
日本会議
こういう復古的な宗教右派を説明する際に「原理主義」以外の言葉が現状見つからないンゴ はえー
ラディカルにはそんな背景があるのか
それを踏まえ読み直そう 教典のある宗教ならそれを一字一句受け入れるというのが原則で、近代的な価値観に大幅な譲歩をするキリスト教がむしろ例外
その異様なキリスト教の前提の上に生まれた「原理主義」なる言葉を、イスラムに当てはめるべきではないという言説には非常に説得力がある
安直なカテゴライズをするなら「反近代主義」とでも言った方が実態に合っている radicalの一般的な訳語は
@急進的なA根本的な のどっちかだね大概は
日本語カタカナでラディカル(ラジカル)な○○という時は大概は1の意味かな 要は急進派
Aの意味も一般的には"radical improvement"(抜本的な改善)とか"radical change"(根本的な変化)とか「変化」的な単語を修飾するためによく用いられる印象
語源がrootと同じラテン語の「根」を意味する単語から来てるから、radicalそのものの意味としては用は何かの根底や根本に関わることやそれを変化させるニュアンスだね
Aの意味から転じて@が生まれてったんじゃないかな ラディカル・フェミニズムの定義って私的領域(内心の自由)にまで介入してくるフェミってことで合ってるよな?
ツイッターのオタクとかはラディフェミ=過激フェミくらいの意味で使ってるけど(まあそれも間違いではないが)原義は「根本からの改革を求める」フェミニズムって意味やな
まあまさしく立憲主義の公私区分を否定するネトウヨの裏返しでしかないわな ラディカル・フェミニズムの「急進性」ってのは
1960〜70年代から始まった第二波フェミニズムの中での急進性を示す意味であって攻撃性を意味している訳ではないンゴ
社会主義フェミニズムや自由主義フェミズムが従来の社会制度や思想を所与のものとして受け入れてたのに対して
ジェンダー(社会的性差)の概念を提示して根本から問い直したから「ラディカル」って呼ばれた訳やね
具体的には「家父長制」って概念を提唱したケイト・ミレットや同性愛の神学者としてキリスト教の父権制を指摘したメアリー・デイリーたちのことや
この流れで後期フーコーのセクシュアリティ論や生権力論が読まれてたりしたんよ
フェミニズムも一つの学問領域やからそれなりに勉強しないと掴めないんやけど
自称ツイフェミやそれを批判する人たちも大雑把にしかフェミニズムを掴んでないから不毛やね
ムチャヒディンくんが自演で立ててるハンJフェミニズム勉強スレとかいう魔窟といい… 「ノンセクトラジカル」って単語でよく聞いたんやが普通のラジカルと違う意味なんやろか 「昔俺はノンセクトラジカルだった」という先生に「ノンセクトって代々木ってことですか?つまり民青?」と無知な質問して苦笑されたことがあったなあ😅 ノンポリとノンセクトは重なるけど別物なんよな
セクトに属してなくても運動には参加するとか
ノンセクトが実権を握ってる自治会とかあったり
五百旗部真の「私の履歴書」読んでたら大学院で全共闘が多数派、ほか民青が少しいてノンポリは五百旗部ひとりだったので
孤立してるのを見かねて教官が早々に就職の口を見付けてくれて広島大学に助手として赴任できた話が出てきたわ
猪木正道や高坂正堯に師事した五百旗部が左翼のはずなかろうに、たまたま田母神論文騒動のとき防衛大学校の校長としてごく穏当な発言をしたせいで
五百旗部真でググると上のほうに「五百旗部はサヨク!」って論調のウヨ系ブログが大量に出てくるの悲喜劇って感じやな 猪木正道なんかも今生きてたら左翼扱いやろな
反共主義者やったけど 猪木は存命中から左翼認定受けてたで
松原正・中川八洋らに批判されて裁判しとったような
『猪木正道の大敗北 ソ連を愛し続けた前防大校長の言論抑圧裁判の真相』なんて猪木批判本も出てたわ 林健太郎や亀井勝一郎も左翼だろう
亀井は平和について大いに語ることはよいことだと青春論に書いてあるし
小林秀雄も左翼といわれるかもな オールドリベラリストの多くは左翼扱いされるやろな
全自連反主流派の副議長だった野口武彦(国文学)や「渡辺数馬」のペンネームで第二次ブントの理論家だった山内昌之(イスラム史)あたりが有名やけど
元アクティヴィストの研究者ってあの世代には多いやね
野口は儒教の革命思想を研究したし山内もロシア革命とイスラム教の関係を研究したから問題意識を持ち続けてたんやろうか 北一輝って皇道派ってやつだよな
名前的に右翼じゃないんか? >>839
まさにそういうネトウヨおるわ
こいつハンJも荒らしてたし今は漫画系のスレで暴れてるガイジウヨや
http://hissi.org/read.php/wcomic/20190314/U3ZyZGpiWGsw.html
ワンピース専用ネタバレスレッド Part4140
883 :名無しさんの次レスにご期待下さい (ワッチョイ 23dc-aa6Z)[sage]:2019/03/14(木) 01:44:53.06 ID:SvrdjbXk0
尾田栄一郎が影響を受けた思想家は宮崎滔天、頭山満、北一輝、大川周明、竹内好あたり
最近じゃ作中にも頭山盗賊団とかいうのが出てきてあからさまになってるしな
ワンピース専用ネタバレスレッド Part4140
904 :名無しさんの次レスにご期待下さい (ワッチョイ 23dc-aa6Z)[sage]:2019/03/14(木) 05:10:58.63 ID:SvrdjbXk0
尾田栄一郎ってワンピのストーリーは革命マンセーで極左的なのに
道徳観は儒教・体育会系・任侠・武士道・家父長制・東洋精神主義にどっぷりなんだよな
これかなり根が深い問題だと思ってて、尾田は読切のモンスターズの頃から「西洋」を異常に悪魔化して描いてるところがあって
それに対して東洋の王道は素晴らしいと称揚する傾向があるんだよね
西洋中心主義・帝国主義への反発といった(元々は左派的な立場から出てきた)反西洋思想が、東洋的な精神主義を称揚する文化ナショナリズムの形で発露してるんだと思う
このタイプの左翼ってかなり多いんだよね
なんかよくツイッターにいる冷笑系とかが、リベラルを名乗ってる人間が実際は前時代的なマッチョイズム価値観に親和してることを指摘してたりするけど
そういう風潮を後押ししてるのって実はワンピなんじゃねぇかなと思うんだわ
心情左翼・心情リベラルみたいな層に国民的漫画であるワンピ的な思想がスッと浸透してるんじゃないかと
その源流にあるのが頭山満とかのアジア主義なんだろうな。尾田って竹内好あたりのシンパだろ そんなの流行ってるのか?
まぁ世間に疎くてわかんないけど 猪木正道は新版『共産主義の系譜』が去年出てたから買ってみたけど面白かったわ >>836
下斗米伸夫は山内と東大法で同期だったはずだけど、彼もブントに関わってたのかな?
酒の勢いで御本人に訊いてみたんだけど、苦笑して教えてくれなかったんよ😗 >>840
今のレイシズム大好きキモオタウヨにとって宮崎滔天や頭山満なんて左翼以外の何でもないやろな
こいつみたいにアジアを侮蔑して白人様に媚び諂うだけが今のネトウヨや まあ戦前の右翼の悪い部分を煮詰めたのが戦後のサヨクやという見方もあるけどな どうしてもかばい切れない戦前の右翼を切り捨てて戦後の左翼に責任を押し付ける論法として
浅知恵つけたネトウヨが使っとるのはたまに見かけるなそれ そもそもその人竹内好を読んでいるかすら怪しい…怪しくない?
『日本とアジア』(ちくま学芸文庫)に収録されている評論読んでも分かるように竹内のアジア主義は割と屈折していてややこしいで
橋川文三の愛憎入り混じった日本浪漫派解釈みたいなもんや
それにそこで挙げられているアジア主義者の内実はバラバラや
初期アジア主義者で浪漫主義者だった『三十三年の夢』の宮崎滔天
民権運動から転向してフィクサーじみたこともやっていた玄洋社の頭山満
インド哲学研究から昭和維新のイデオローグになった『安楽の門』の大川周明
社会主義と進化論から国家社会主義を唱えた『国体論及び純正社会主義』の北一輝
宮崎と頭山のあいだでは連帯から侵略へとアジア主義が決定的に変質しとるンゴ
北・大川たちの国家社会主義と頭山は完全に別の思想やし
北一輝と大川周明も仲が悪かったのは有名や
竹内好どころか松本健一あたりすらちゃんと読んでないやろそのネトウヨ >>845
いわゆる民族派右翼というやつやな
鈴木邦夫とか小林よしよりとかはまさに今はそうで左翼扱いされる右翼の典型やろ?
純粋な右翼として筋を通すのであれば
国土に外国の基地と軍隊を置き軍事的にアメカスの言いなりとなる事を許容する安保法制などには到底賛成できないし
美しき日本の国土や自然を汚した原発にも賛成はできず
韓国や中国も同じアジアの同胞として好意的に接することになる筈
ところがちっぽけな白人コンプレックスやら同じアジア人への同族嫌悪意識やらがそれを邪魔して結局はアメカスのいいように利用される
その辺のネトウヨガイジの欺瞞をまさに指摘したのが朝生での井上達夫による百田ハゲへの追求で、ハゲはそれにぐうの音も出ずに完全敗北した訳やな 福間良明が『二・二六事件の幻影―戦後大衆文化とファシズムへの欲望』(筑摩書房)で書いてたように
60年安保〜1968にかけての政治の季節に二・二六事件への再評価の機運が出てきて
竹山道雄みたいなオールドリベラリストが警戒していたのは事実やけど
戦後の新左翼と戦前の国家社会主義を結びつけるのは難しいんちゃうか >>850
そうやって左翼の立場から民族派右翼にシンパシー示すこと自体が戦前の右翼と同じって物語ってるように思うがな
まあ君が左翼かどうかは分からんが君の米軍基地、原発、対中韓に対する考えはどうなのか気になるわ
オールドリベラリストがネトウヨから左翼扱いされてるのと民族派右翼が左翼扱いされてるのを同次元で語るのは無理やろ?
オールドリベラリストを左翼扱いする立場ならまさに民族派右翼に近くなる
脱亜入欧、自由主義擁護、統制経済反対の保守じゃいかんのか? この手の親米保守=ネトウヨとレッテルを張る行為は横行してるけど凄く違和感あるんや
アジア的価値観も社会主義も否定して、西洋近代を受け入れた上でアメリカと共に歩んでいくという形の保守はあかんのか
それをアメポチだのネトウヨだのここの人達みたいな左派は言う訳やけど、それってまさにオールドリベラリストを弾圧した戦前の右翼と同じちゃうんか アメポチだのネトウヨだのとバカにされとるのは
反西洋近代的な心性がダダ漏れなくせに対米追従しとる一貫性のなさやないかな
少なくともワイはアジア的価値観へのシンパシーはあまりないし
西洋近代を受け入れた上での対米追従は当否は別としてネトウヨとは別問題やと思うわ あ、念のため言うとくとワイは昨日のID:5h9p2Us+とは別人やで
せやからID:5h9p2Us+のスタンスは分からへんが
ネトウヨ叩いとるからと言って皆が親アジア・親社会主義・反米左派ってわけやないわ >>853
「共に歩む」って対等が前提やろ
日米関係のどこが対等なんや? 日米関係を江戸時代から平易に書き起こした本はないかな? アチアチ議論で盛り上げてくれるのは有難いけどせめて何らかの書名はあげて欲しいンゴ読書部スレやし
カルスタの吉見俊哉が書いた『親米と反米―戦後日本の政治的無意識』(岩波新書)好きやな
政治的には反米が盛り上がっても無意識の親米が続いていた事を大衆文化から読み解いていくという一冊
戦前日本の大衆文化にもディズニーやらジャズやらハリウッドってアメリカニズムが浸透してたのは有名やし
>>857
それこそ上で名前の挙がってる五百旗頭真の編著やけど『日米関係史』(有斐閣ブックス)やな
ペリー来航〜日露戦争〜ワシントン体制〜満州事変〜太平洋戦争〜占領期〜日米安保〜911以後の日米関係が書かれてる >>840
こういうキモオタネトウヨの心理ってのは要するに、
自分がアジア的な儒教倫理や体育会系のカーストにおいては最下位にいて虐げられてるのでそういう価値観を否定したいし、
かつ儒教・体育会系等のアジア的価値観=穢れたシナチョンの文化ということにして日本のナショナリズムからは切り離す
その上で「日本人であるだけで」無条件に肯定され、保護されることを望んでる訳やな
そういうキモオタウヨにとってアジア文化は憎むべき敵でしかなく、
迫害されているアジア人やマイノリティと共に人権を訴えるという発想も出てこない そら自分の人権だけが守られればええ訳やからな
それどころか在日や女性やマイノリティが保護されるのに自分が守られないと逆恨みし、人権思想が諸悪の根源だと考えるようになる 宮崎滔天やら頭山満やらこのスレで久々に名前を見て
いつか大陸浪人について腰を据えて調べてみたいとか昔の目標を思い出したやで
アジア主義の本は結構あるんやけど大陸浪人にスポットを当てた本は当時はあんま見かけんかったけど今も変わらんのかね
奇人変人が多そうやからゴシップ的な本なら書きやすいかと思うんやけどな 戦前から戦後に引き継がれた「親米」の文化的空気みたいな話は面白いやね
何年か前に話題になった蓮實重彦の『伯爵夫人』もそのへんをジャズ評論家の瀬川昌久との出会いで再確認して書かれたみたいやし
瀬川昌久は旧制学習院高等科から東大の法学部だか経済学部だかに進んでいて、蓮實の先輩にあたるとともに『伯爵夫人』の主人公と重なる経歴の持ち主なんや
蓮實自身も戦後にアメリカ映画とジャズの洗礼を浴びたのを『随想』あたりから隠さんようになっとるし、瀬川昌久の評論集『チャーリー・パーカーとビッグバンドと私』巻末では対談もしとるな
映画とジャズと野球(『伯爵夫人』に書ききれなかった戦前の職業野球に関するエピソードは工藤庸子との対談で触れられてる)を介して戦前と戦後の「親米」的連続性を意識的に伝えようとしてる感じやね 朝日ジャーナルとか読書新聞読んで新人類ともてはやされた年代の老害パヨクがさんたち…
いつまで自分は若いつもりなんやろな >>850
ネトウヨの台頭で右翼が左翼扱いされるようになったとかじゃなくて
従来の右翼は大日本愛国党はじめ親米反共だっただろ
民族派右翼はそうした従来の右翼とは異なる路線を打ち出して「新右翼」「民族派」と自ら名乗った オールド・リベラリストについて包括的または概観的に書かれた本とかないんやろか
「オールド・リベラリスト」と呼ばれる一群の人物でも個々人で思想的な立ち位置とかまるで変わってくるから難しいんかな
『丸山真男回顧談』で「重臣リベラリズム」とその限界って言葉が出てきてるけどそれとの関係とかも気になるンゴ
重臣とその周辺にいた人たち(吉田茂とか)以外にも幅広い文化人がオールド・リベラリストのくくりに入るけど
オールド・リベラリストのはずだったのが「保守の論客」や「市民運動家」に転身していくパターンも少なくないし
林健太郎は自民党から議員になったからオールド・リベラリストには含まないか?とか
逆に自民党議員でもハト派なら広義のオールド・リベラリストに含めてもよいか?とか
何に対して「オールド」なのか(共産党に対してなのか、新左翼に対してなのか、現代の極右に対してなのか)も立脚する時代によって全然変わってくるしなぁ
考えすぎて頭時間なるで 五十嵐仁 編『「戦後革新勢力」の奔流―占領後期政治・社会運動史論1948‐1950』という本では
安倍能成・津田左右吉たち第一世代岩波文化人の同心会
辰野隆たちの日本文化人連盟
長谷川如是閑たちの自由懇話会
をオールドリベラリスト集団として規定しとったな
清水幾太郎たちの二十世紀研究所
丸山眞男・大塚久雄たちの青年文化会議
鶴見俊輔・鶴見和子たちの思想の科学研究会
といった戦後リベラリスト集団の世代と比較して「オールド」やと
ただ気になるのは「オールドリベラリスト左派」「社会派オールドリベラリスト」という概念がこの本に出てきたことやな
労農派マルクス主義者の流れにあって戦後は日本社会党に合流した人の一部がそれらしいンゴ
具体的には高野岩三郎・森戸辰男・大内兵衛あたり
大内兵衛に関してはリベラリストっていうよりマルクス主義者のイメージが強いんやけどなあ…
結局は便宜的なものなんやろね「オールドリベラリスト」って括りは オールドリベラリストって進歩的文化人との対照で”オールド”なんかな?だとしたら社会権とか再分配への関心の濃淡で分けられそう。大内兵衛も進歩的文化人と呼ばれることあるよね?
オールドリベラリストの関心は政治的リベラリズムにとどまっていて、特権階級である自分たちの既得権益を侵害するような再分配には冷淡なイメージなんやけど、違うかな。 >>869
おお、サンガツやで
そういう団体は同心会くらいしか知らんかったから助かるわ
やっぱり便宜的なくくりなんやろけど挙げてもらった本も図書館で借りてみるわ
関係ないけど安倍能成と森戸辰男の名前が並ぶと戦後の「学者文相」の系譜を思い出すな
辻田真佐憲『文部省の研究』が新書なんで内容は薄いけどそういう系譜が戦後の一時期にあったことについてページを割いてて興味もったやで >>867
> 清水幾太郎たちの二十世紀研究所
> 丸山眞男・大塚久雄たちの青年文化会議
> 鶴見俊輔・鶴見和子たちの思想の科学研究会
この辺のメンツはそもそも「リベラリスト」じゃないもの
戦後進歩的知識人は厳密には「リベラリズム」じゃない、本当の「リベラリスト」だったら「容共」じゃ筋が通らない
でも、この人たちは、口では進歩的なこといいつつ、象牙の塔内では権威主義丸出し、
思想や理論の枠組みはもろにマルクシズムべったり、でも、共産主義に賭けるだけの覚悟はない、
そういう「偽善性欺瞞性」「中途半端」さが戦後進歩的知識人で、
全共闘のゲバ学生が激しく嫌悪したのはまさにそこだった シュミットの翻訳で有名な田中浩は『日本リベラリズムの系譜』で福沢諭吉-長谷川如是閑-丸山眞男って流れを説明しとったけど
如是閑は丸山幹治の盟友で眞男にも影響与えてるから重要な人物やないかな?🙄
明確に反ファシズムを主張したリベラリストやけど社会主義者ではなかったしな🤔
>>861
渡辺龍策『大陸浪人-明治ロマンチシズムの栄光と挫折』(徳間文庫)って本があるで🙋
著者の渡辺龍策は馬賊を初めて学術的に扱った中国政治史研究者😎
東京音楽学校(現東京藝大)の校長やった渡辺龍聖の長男🤗
大陸浪人には宮崎滔天・大井憲太郎・荒尾精みたいに中国革命に命をかけたロマン主義者もおれば
辺見勇彦・伊達順之助みたいに馬賊の頭領になったのもおるし
単なる大陸ゴロや侵略の手先もおるね🙄
代表的人物の頭山満も西郷党-民権主義者-国権主義者-アジア主義者-フィクサーと思想的変遷を経とるしな🤔
伊達宗城の孫で華族ながらも素行不良で馬賊になった伊達順之助は漫画みたいな人物よな🙋
実際に檀一雄や胡桃沢耕史が順之助を主人公に小説書いとるし😎 >>871
> 渡辺龍策『大陸浪人-明治ロマンチシズムの栄光と挫折』(徳間文庫)って本があるで🙋
付け加えると中公新書「馬賊」も
それから徳間文庫朽木寒三「馬賊戦記」は日本人大馬賊(総覧把)小日向白朗の伝記
どこまでフィクションかノンフィクションか判別できないけど、めちゃくちゃ面白い
大陸、満州の民衆史としての意義もあると思う 親米保守と反米保守の問題についてだが、一昔前のネトウヨ界隈にはこんなコピペがあったな
これもランドパワー/シーパワーとか地政学用語使ってたり妥当性には疑問符つくが
『朝日が日露戦争をマンセーした事をもって保守化したとか言ってる奴がいるが、日本の思想対立の構造が分かってないな。日本の対立構造は〜
https://www18.atwiki.jp/nihonnkiki/pages/149.html#id_b60157c4 >>866
靖国が気になったなら靖国研究の古典・村上重良『慰霊と招魂-靖国の思想』(岩波新書)をオススメするで😎
島薗進や阪本是丸が出てきた今となっては批判も多いけど靖国問題を考える入門書では相変わらず鉄板や🙆
幕末長州から話を始めるので埼玉向きだと思う🙄 最近の日本史新書ブームで出た本を面白く読ませてもらってるんだけど、何か方法論に疑問が出てきていまいちのめりこめなくなった
どの本も遺された史料を合理的に説明しようとしてるのはわかるんだけど、結局研究者のバックグラウンドにある経験・思想をそこに投影してるだけちゃうんかという感じが拭えない
特に、カール・マルクス、マルセル・モース、ヴェーバー、デュルケーム、網野善彦辺りの顔がチラついてどうも
たぶんこの手の議論って山ほどなされてると思うんだけど、まとまった本とかないかな? 新書やからねえ
「出版する側の都合」言うのもあるやろし
専門書とは違うやろ 「研究者のバックグラウンドにある経験・思想をそこに投影」しない歴史叙述なんてあり得るんやろか?🤔
E・H・カーの「歴史とは何か」とかは? 歴史本読んでも「それで?」で終わることがおおい
とくに専門領域を細かく詳しくやってても「その部分以外のことは知らないんでしょ?」でおわる
実証研究の弊害は思想の部分が優等生の意見程度で終わる所
文学者とか評論家のほうが鋭いとおもうことがある 「ルッキズム」を真剣に深く考察した本ない?
人類にとってメッチャ重要な事だと思うけど どの学問領域もそうやけどグランドセオリー不在の時代やから明確な歴史観を持ってる書き手はそこまでおらんと思うなあ
講座派マルクス主義や大塚史学・富永社会学系のウェーバー主義はちょっと古いし
昔は華やかだった中世史研究も網野善彦や権門体制論の黒田俊彦や東国国家論の佐藤進一みたいな大きなモデルを主張する人も今はそう多くないンゴ
細やかな方法論に関しては現代でもなお色々やっとるけどね
歴史観を述べれば価値中立性を保てと言われるし禁欲的になれば実証主義じゃつまらんと言われるから難儀な時代やな
こういう時代背景もあってつくる会〜ネトウヨの史料無視の修正主義が生まれてきてもうたというか
>>878
学説史からなら成田龍一『歴史学のスタイル―史学史とその周辺』(校倉書房)
分析哲学からなら野家啓一『歴史を哲学する』(岩波現代文庫)
ポストモダン・構築主義・歴史修正主義・ポスト「真実」といった現代の諸問題から歴史学を考えるなら
岡本充弘『過去と歴史― 「国家」と「近代」を遠く離れて』(お茶の水書房)
この辺やろか >>883
ルッキズムというよりはユニークフェイス(顔に何らかのハンディがある人々)の話やけど
石井政之っていう顔に大きなあざを持ってるライターが外見の問題について色々書いてて面白いで
『顔面バカ一代』『肉体不平等』『人はあなたの顔をどう見ているか』… 戦前の右翼と戦後の左翼は同じだよ
武者小路公秀という日本の親北派の親玉みたいな学者もこう言ってるしな
武者小路公秀
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%80%85%E5%B0%8F%E8%B7%AF%E5%85%AC%E7%A7%80
アメリカ同時多発テロ事件後は、「イスラーム世界と日本とは、共通の西欧近代の超克という課題をもっている」として、
「西欧中心の「オリエンタリズム」的現実を、一日も早く清算する必要がある」、「私たち日本人は、日本が「イスラーム」と一緒に非文明の側に分類されているという基本的な事実を忘れてはいけない」と主張し、
「かつての日本の「カミカゼ=特攻精神」と今回のイスラーム「原理主義」テロリストに、共通するひとつの心情がある」と、戦時中の日本の精神性とイスラーム原理主義との間の共通性を指摘した[7]。
(「日本とイスラーム世界」『別冊 環』4,2002年) その発言って戦中に京都学派や文學界グループが唱えた「近代の超克」と現代のイスラム復興運動が相似してるって指摘であって
戦後左翼と戦前右翼の共通点なんて指摘しとらんやろ🤨
橋川文三・廣松渉・柄谷行人と「近代の超克」に注目した戦後知識人は多いけども🤔
藤原書店の『環』での発言やから同じ版元から翻訳が出たフランクの『リオリエント』やウォーラステインの『アフターリベラリズム』『ポストアメリカ』を意識した発言とちゃうんか🙄 古典は豊田有恒のいい加減にしろ韓国と、根本敬のディープ・コリア
イイ顔→ <; `Д´> 根本敬って一定以上上の世代に人気あるやね渋谷のアップリンクでよくイベントやっとるし
後の世代からすると死体写真で鬼畜漫画描いた変なおじさんって感じやけど
幻の名盤解放同盟で音楽ファンからも評価されてたり
根本敬は90年代鬼畜ブームって奴とは別物なんけ? >>843
またアジア主義ガーとか言ってる
一つのワード覚えたらそればっかりやなネトウヨは
http://hissi.org/read.php/wcomic/20190322/SlFyNDFyQWow.html
5 :名無しさんの次レスにご期待下さい (ワッチョイ dedc-1t4V)[sage]:2019/03/22(金) 06:58:19.21 ID:JQr41rAj0
痛いニュース(ノ∀`) : 【画像】「なぜこんな子がいじめに」…自殺した中3女子生徒が可愛いとネットで話題に - ライブドアブログ
http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1988603.html
ほんまジャップは陰湿やな
和風ゴリ押しとか西洋ファンタジー排斥とか、西洋叩きしてる奴ってのもこういういじめブスと同じ心理なんだろうな
アジア主義とかっていうのは本質的にはイケメンや美人への嫉妬なんだよ
イケメンの白人が許せなくて西洋を憎むようになって、日本のナショナリズム称揚したりアジアの連帯だの喚くようになる
それがサブカル界で発露してるのがなんJ民みたいな奴らの西洋ファンタジー(なろう)叩きとか、ジャンプの和風ゴリ押し・西洋ファンタジー排斥だろ 渡辺真由子の学位取り消しやけどあんなお粗末なレベルの研究不正を今の時代にやるのが信じられンゴ
倫理的な判断以前に絶対バレるやろうに・・・
池田ノビーや古市憲寿もそうやけど慶應SFCのこういういい加減な学風はもうちょっと厳しい目で見た方がええと思うわ
領域横断が売りなのはわかるけど基礎が出来てないで
そしてこの事件をダシにして本土や嫌儲ではフェミ叩きや女叩きが盛んになると思うとうんざりするやね
(渡辺はメディア研究者であってフェミニストではない) スガ秀実の読みにくさは現代思想用語使いまくるだけじゃなくて
連体詞の「かかる〜」を乱発するような文体の妙な硬さもあるわ 糸圭の『革命的な、あまりに革命的な』で谷沢永一の師匠が藤本進治という強烈なマオイストだったと知って驚いた。 スガに関しては対談を文字に起こしたものすら読めんわ
宇宙人やろ デビュー作の『砂のペルソナ』は読みやすいな
読み終わると面白いから満足感はあるんやけど文体がどうもな 『反原発異論』なんかは楽しく読めたけどな絓
『探偵のクリティック』の小栗虫太郎論とか『文芸時評というモード』の船戸与一論とか純文学じゃない作家語るときが妙に面白い
言文一致とナショナリズムの関係から天皇制と並走した作家としての夏目漱石批判なんかは異論ある奴多いやろうにあんまり論議されんな 大昔に「新人類」とか言われてイキってた世代の老害には老害の自覚が無いらしいな
やれやれ(冷笑) 『砂のペルソナ』は確かに花田清輝論としては決定版とまではいえないけどかなり完成度高かったやね
スガの本だと『小説的強度』読んでみたいんやけど古書価が高いンゴ……
あと廣松渉『事的世界観の前哨』も単行本は数百円で出てるのにちくま学芸文庫版はAmazonで5,000円超えとかお財布こわれる
文体が読みにくいのも現代思想系・仏文系のマチズモみたいな感じするわ
渡部直己にあんなことがあったから過剰にそういうイメージしてしまうのかもしれんが
スガも早稲田文学か何かに「学生と教師の恋愛は恋愛無罪」とかむかし書いとったのが晒されてたし 『砂のペルソナ』は言ってること見たら吉本より花田の方が正しいよね、つーか吉本は花田の言を歪曲したり誤解したりしてるよね、いうのをきちんと論証したんが面白い
吉本の勝ちとする埴谷の裁定もあって終わった人感あった花田の再評価に先鞭つけたいうても言い過ぎやない思うは
ほぼ同時期に松岡正剛がやってた遊でも花田再評価みたいな言あったこと鑑みても 突然流れ切るけど、ここのニキたち、「東日流外三郡誌」って知ってるか?
ワイ、全然知らんかったんや。
つーか、なんとなくマンガとか小説の元ネタ的にうっすらそういうもん(東北古代のまつろわぬ民のロマン的な)があるのは知ってたんやけど。
昨日たまたま本屋で買った「東日流外三郡誌 戦後最大の偽書事件」つールポ作品が面白くて。
もともとは2006年の本で、今回補筆して二回目の文庫化らしいんやけど。全然知らんかった。
でっちあげの偽歴史資料をめぐる事件のルポやねんけど、
いまの余命騒動のあり方とほんとにリンクする点が多くてな。
良識?あるアカデミズム人たちが「あほみたいな作り話で取り上げる価値無し」みたいに無視して、
結果としておもしろおかしく偽書が流布して固定化する、みたいな。
そんでビリーバーが登場して擁護すんねんけど、その擁護のしかたがまさにネトウヨのありようと同じやなとか。
20世紀末の話なのにさ。すげーイマ感あんねん。
読んでみてほしいわ。集英社文庫の今月の新刊や。 竹内文書とかその系統でけっこう有名な話やな
でもハングル版的には引き合いに出すんやったら
「桓檀古記マンセーしてたチョンコ」のほうが先にくるやろ
ネトウヨなんか昔のチョンコの劣化コピーやしね
で、そのネトウヨのさらに劣化コピーが
キミらチョンコパヨク民(自称ハンJ民)なんやけどね
やれやれ(冷笑) 木藤亮太との共著『アナキスト民俗学:-尊皇の官僚・柳田国男』は民俗学や思想史研究からは無視されとったな
『神々の闘争-折口信夫論』を書いた安藤礼二も「意味不明」って切り捨てとったし
吉本隆明や橋川文三以来の伝統なのかも知れんけど批評家って不思議と民俗学について書くの好きよな
松浦寿輝の折口信夫論、柄谷行人の柳田国男論、中沢新一の南方熊楠論…
偽史に関しては日本古典SF研究会会員で歯科医の長山靖生がよく書いとったね 竹内文書の話もでとったな。あと類似のいろいろも。
偽書の内容ではなくて、偽書をめぐる騒動をおっかけた記者さんの文章やから、
めぐる人間関係と背景の考察がルポとしてとてもおもしろいねん。
地元紙の東奥日報の記者の人。
ちょっと前に安彦良和の「原点」っていう自分史?の聞き手になってた人やわ。
それが面白かったんで今回手にとってん。
なんか宣伝みたいになったけどすまんやわ。 話変わるけど中公文庫は「内田百關後日記」とかいう今さらどこに需要があるのかわからないものを三部作で出すとか正気なのか
内田百閧フ文庫を狂ったように出すところはヤベェって小谷野のあっくんも言ってたぞ 集成っていうことだから続き物でいろいろ出すのは当然じゃなかろうか。
こういうのって揃えて持とうっていう意識が働くから…
何でも手に取りやすい形で出版しといてくれたらたすかるやわ。
別に文句付けることもないやん? 中公文庫のラインナップの謎さは今に始まったことやないからセーフ
横尾忠則の幻想小説集成だしたり武田泰淳の中間小説だしたり売れたんやろか
買うたけど
>>904
柳田農政学へのクロポトキンからの影響いう視点は面白いが中々
そーいうのなら大塚英志『偽史としての民俗学』のほうが面白い
オカルティズムや陰謀論と柳田の直接的、間接的な関わり描いたもの
竹内文書や東日流外三郡誌もでてくるが後者については柳田が反応してたのこの本で知ったは 内田百閧フ文庫を大量に出したところは
福武書店→文芸から完全撤退してベネッセに
旺文社→文庫消滅
っていう前歴があるから… >>909
ち、ちくま文庫は生き残ってるから(震え声)
百閧ヘ「東京日記」とか「旅順入城式」が好き
いわゆる夢文学やと最高峰やないかなって まあ大昔は資料性が高かったり評価だ定着した良書を安価に供給する
…というのが文庫本やったらしいけどな
しかし東日流外三郡誌や竹内文書を出して日本人を嘲り笑いたかったんだろうけど
チョンコをはじめ露助やドイツも似たようなことしてるしなあ オカルトと日本のナショナリズムいうたら平田篤胤大先生の『霊の真柱』が
平田による神代文字の研究なんかそうやけど要は「うちのほうが支那より古いんや!」いう歴史用いたマウントなのが端的に何を求めてるのかわかって面白い
戦後になってくると本来左派な文脈にあるはずのニューエイジと愛国オカルトが絡みだすいうのはちょっと誰か研究するべき事案 ニューエイジといいつつ前近代に回帰というか近代人として自分を鍛えるのを怠ってる感あるからあまり不思議に思えない
ワクチン拒否系とか砂糖玉系とかと同根っていうか オカルトとナショナリズムっていうと義経=ジンギスカン説もそれか アホな言説に踊っってるのはむしろサヨクさんやのに
ネトウヨに結びつけようとチョンコパヨク民(自称ハンJ民)が必死やな
やれやれ(冷笑) 古本屋で買ったからか何冊か持っとるな福武文庫🤔
手元にあったのは古井由吉『槿』、中野美代子『カニバリズム論』、柄谷行人『批評とポストモダン』…😓
文庫レーベルとしてのまとまりがよくわからんラインナップやわ😨 偽書は偽書と分かってて読む分には面白いやね😎
現代思潮新社から出てる『日本古典偽書叢刊』シリーズはきちんと国文学研究者が解説からしてるからすこ😃
安倍晴明で有名な『ホキ内伝』も入ってるし🙄 福武書店は良書を文庫化する路線から社長が代替わりして
今のベネッセの社長は同じ文化貢献でも文学やなくて直島とかアート系に移行したみたいやな
百鬼園先生すこだから日記の文庫化はうれC
ちくまで全集が文庫化されてるし2000年代に入ってから新潮文庫が随筆と阿房列車シリーズを出してるし
それなりに固定客が見込める作家なんやないかな >>2
学術機関リポジトリポータルJAIRO
http://jairo.nii.ac.jp/
は2019年3月末にサービス終了
4月3日から新しいURL
学術機関リポジトリデータベース(IRDB)
https://irdb.nii.ac.jp/ 福武は割りと海外文学もだしてたな
文庫はほぼ古典やったけどハードカバーは結構新しいラインナップやった
ウィリアム・コツウィンクル『ファタ・モルガーナ』とかデヴィッド・ブルックス『迷宮都市』とかすこ >>914
その手のネタは洋の東西を問わんのやで。
西晋を滅ぼした南匈奴も三国志平話じゃ劉備の孫扱いやし
漢族の皇帝で唯一頂上以北に軍を進めた明の永楽帝もモンゴルじゃ「じ、実はモンゴル人やから」とか言われたりしてる。 >>921
最後には陰謀論化して銃乱射の生存者を金貰った役者とか言い回るようになるだで
色々スレ違いだけどここの人は普段どういうフォーラム使ってるの?
自分は日本語圏だとRedditのnewsokurとニコ百の通報スレくらいだがTwitterとかかなやっぱり
ネトウヨに限らずアレな面多すぎて日本人とあんまり会話したくないんだけど
そういう場所を確保しないと自分が偏るだけだからなあ… ネトウヨ「日常系アニメを叩く奴は左翼!!!」
http://hissi.org/read.php/wcomic/20190326/NHk4TUlwUlUw.html
200 :名無しさんの次レスにご期待下さい (ワッチョイ ffdc-1t4V)[sage]:2019/03/26(火) 17:33:59.27 ID:4y8MIpRU0
ネット民ってハッピーエンドとか優しい世界とか正義や綺麗事を言う善人が活躍する漫画を「頭お花畑」とか言って叩くから
今でもネバランのエマ叩いてる奴らなんかそれだし、ワンピの不殺主義が昔のネットで叩かれてたのもそれな
反対に殺伐とした世界観でグロ要素が多かったり無常観とかニヒリズムが前面に押し出されてる漫画を好む
ハンタとかネウロとか、ジャンプ以外だとカイジとか虚淵作品とかがそれか
昔はこれ系の露悪主義とネトウヨが被ってて、そいつら今は冷笑系とか言われてる連中の原型だったけど
今のネット民はそれが反転してて、ネトウヨ叩いてる側が「今のオタクや陰キャは頭お花畑のハッピーエンドや優しい世界を求めて現実逃避して…」とか言って露悪系漫画を崇めてるケースが少なくないんだよな
これ興味深い現象だと思うんだが誰か検証してる人いないんだろうか
203 :名無しさんの次レスにご期待下さい (ワッチョイ ffdc-1t4V)[sage]:2019/03/26(火) 17:38:15.75 ID:4y8MIpRU0
芥見なんか間違いなくネトウヨを馬鹿にしまくってる今のネット民の典型だと思うし
実際作中にフェミニズムや弱者男性叩き入れまくってるのを見るとリベラル(アンチネトウヨ)にかぶれてるのは間違いないと思うけど
その芥見がハンタ系の露悪漫画描いてるってのが象徴的だよなぁ
昔はネトウヨの方が「現実なんてこんなもんだ!正義なんてどこにもない!」とかほざいてあの手の露悪系・ダーク系漫画を推してたんだよね
なのに今じゃリベラルの方がオタク=ネトウヨを結びつけて「ハッピーエンドや優しい世界を好む奴はキモオタネトウヨ!」とか言って露悪系・ダーク系漫画を崇めてる はてなが文章書くのに適してるせいかインテリが集まる印象。次いでtwitter
facebookは文章書くのに不向きで、研究者がいても大した投稿していない
このスレみたいに色んな畑から集まって教え合うフォーラムがあれば是非利用したい 白樺って教科書には出てくるけど文学運動としてはたいしたことない?
自然主義と白樺派ってのはどういう関係にある? >>924
はてなか
悪い印象しかなくて試したことなかったが興味が沸いた
うーん英語圏でいいならRedditのお題を出し合って議論するr/changemyviewがいいよ(r/unpopularopinionは論外)
自分はr/exmuslimとr/twoxchromosomes、あと最近r/neutralnewsに入った
純粋に知識を教えあうところはよくわかんないが探せばあるだろうな
日本語圏だと難易度高すぎるしここみたいな場所は貴重 どのSNSがという問題ではなく
空気読めないコミュ障がハブられてるだけだって気づけよ
やれやれ(冷笑) >>925
露悪的な自然主義(早稲田派が多い)に対して人道主義・理想主義を掲げたおぼっちゃん揃いの白樺派が学習院から出てきた感じやな
後世の人間にはわかりにくいけど「文壇の天窓を開け放った」とか言われるぐらい武者小路実篤はすごかったらしい
陰気な自然主義の私小説から明るい小説に移行したのもそうやが、文章表現のうえでも今は当たり前になってる言葉で武者が最初に使ったのも多かったらしい
ドストエフスキーやトルストイみたいな柄の大きいロシア文学が読まれるようになったのも白樺派が人道主義の面で担ぎ出してからみたいやね
志賀直哉は私小説を心境小説に押し進めたけど全体的に言えば同じ自分のことを書くのでも性的な話や貧乏、病気の話ばかり書くのでなしに
もっと心理的なこととか親との和解とか生と死とかを書いたのが大きいんやろな
文体が簡潔でお手本とされたのもひとつの口語文の完成といってええやろし、志賀を真似た次世代から梶井基次郎みたいなすごい才能が出とる
有島兄弟とかも私小説に比べるとかなり西洋的なロマンを書いた感じやね、里見トンは鏡花からの影響もあるし
個人的には白樺派でも最年少の郡虎彦が幻想的ロマン的な色彩が濃くて好きやで
杉山直樹の評伝を読むと、単身ヨーロッパに渡って現地人の恋人の協力を得て向こうの劇壇で喝采を博したり、かなり早い時期にグローバルな活躍をしとるみたいや
全集が「邦文編」と「英文編」に分かれとるぐらい英語での劇作は豊富ンゴ >>927
こんなんネットで公開すると平凡社のオーウェル批評選集が売れなくなるなw 生ポ木村ジジイが半端な書き込みでここに混ざって頭が良くなった気分を味わおうとしたるけど、スルーされてんな
哀れな独居老人だなあ 哀れななのはチョンコパヨク民(自称ハンJ民)やけどね
やれやれ(冷笑) >>933
おまえ「ネトウヨ」という言葉を使うことで自分とネトウヨを切り離してるつもりだけど
おまえは未だにゴミみたいな昔のネトウヨそのまんまだって自覚出来てないの
もはや精神医療の領域なんやで?
ぼっちを極め過ぎてあたまがおかしくなってんのや
普通の頭があればおまえが自分がここに巣食っていたバカで無知で恥知らずなネトウヨそのものだって気付くはずだもんな
なあ、虫けら >>925
>>929
ちなみに「自然主義」って
西洋における「自然」(「自然科学」と同義の「科学的・実験的・客観的・自他分離的」といったニュアンス)を
日本(東洋)における「自然」(「無為自然」の「自然」と同義の「東洋思想的・自他同一的・ありのまま」といったニュアンス)の解釈で受容した結果違った方向に発展しとるから注意が必要やな
前者は「○○といった状況では人間はどういう行動をとるのか」といった科学的・実験的な方向へ向かったのに対し、
後者は「悪い部分や恥ずかしい部分もも隠さずとにかくありのままの自分をさらけ出す」といった私小説的(そして>>929が指摘しとるようにある種露悪的)な方向へと走った
この辺は前スレでも上がってる柳父章の『翻訳語成立事情』で詳しく書いてあって面白いで 日本は細かい部分までアニミズムが浸透してるからなんでも人格化しがちで自然もだよなあ
自己投影ばかりして他者を見る目が鍛えられてないということにもなるのか もしかしてこういうページも張った方がいいかな
ソーカル事件の訳者のブログ
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fn/
ソーシャル・テクスト事件からわかること、わからないことは必読 >>936
929だけどサンガツやで
確かにゾラも露悪的やけど私小説やなくて「実験小説」やしな(クロード・ベルナールの『実験医学』を踏まえてるから、いわゆる「実験小説」とは別な概念やけど)
西洋的な「自然」を追いかけていくと「生む/生まれる」が語源のラテン語naturaから「能産的=生む自然」「所産的=生まれる自然」の区別とか
さらに遡ってギリシア語のピュシスから「生成としての自然」とか出てきて、それはそれで滅茶苦茶に面白いことになるやね
丸山真男の「である/する」と「ある/なる」とか、その問題意識をさりげなく引き継いでる木田元のハイデガー研究とか……
西周にはじまる哲学語の翻訳過程も、九鬼周造の「実存」とか由良君美の「脱構築」に到るまでいろいろ検討していくと面白いし この変な関西弁のきもいやつ以外にこのスレ誰もいないのかよ >>938
ソーカルはともかくブリクモンはその後所謂「表現の自由戦士」みたくなっちゃったよなぁ >>925
河盛 武者さんの文章の影響は、大変なもんじゃありませんか。従来の日本の文体を変えたといっていいんじゃないでしょうか。
尾崎 まあそうですね。
河盛 「……という気がする」というのは、武者さんが始めたんでしょう。
尾崎 そうそう。それと「とても」と「およそ」。
河盛 ああそうですか。
尾崎 「とても」っていうのは、否定語のあれでしょう。それを肯定に使っちゃった。あれは武者さんから始まっていますね。「およそ」もそうですよ。
滝井 「こういう感じがする」というような言葉は「白樺」から流行って来た。それから「気分」というような言葉もそうですね。
(河盛好蔵・滝井孝作・尾崎一雄・網野菊「武者小路実篤を偲ぶ」昭和51年7月)
白樺派の文体が当時の「新しい日本語」を作ったという一例やね
「とても」の話はここ最近の「全然」と似てるな 武者小路氏については、ボケボケになっても色紙を書かされた人っていう記憶 加地伸行が今どれほど耄碌してネトウヨ人脈に食い込んでるか
直視できないわけじゃないけど
それでも「元号を日本由来にする」とかいう戯言には
キレてくれると信じたいんだ😭 加地先生一応ちゃんとした漢学者なんだから、元号を自分たちで決めてる時点で中華から自立してるって理解してると思ってたけどなぁ。
漢籍縛りにしてるのは単にネタが少ないからだけだし。 >>934
近藤勇の天然理神流じゃないけど
東洋的な「自然」概念って、natureの本義の解釈としては
近代英米哲学での用法より正解じゃないかと思う…ときがあるな >>945
加地伸行は白川静をいたく尊敬してるのだが、
白川その人はあまり加地を買ってないっぽいんだよなあ ワイ日本思想史学会にいたんことあるんやけど
加地伸行は従来の経書の訓詁から離れて宗教としての儒教の祭祀研究を開いたパイオニアやから界隈では評価高かったんやけどな…
この落ちぶれっぷりはショックや >>936
初期丸山の思想史研究でも「自然」と「作為」は重要な概念やしね
丸山は近世の「自然」を朱子学的な受動的な秩序だとして徂徠と宣長の「作為」が「自然」を解体して政治と主体が生まれたって言ってるンゴ
「作為」の体現者としての福沢諭吉の評価も丸山の中では高いしな
こうした近代主義者としとの丸山が子安宣邦たちポスコロの人たちから批判されとるけど… 武者小路実篤の新しき村・有島武郎の有島農場・西田天香の一灯園と戦前にはコミューンが流行った時期があったやね
日文研の鈴木貞美が「大正生命主義」としてまとめとったような 京都学派系の本が一灯園系の燈影社と革マル系のこぶし書房から出てるのすき >>950
そうそう漢学者としては優秀だったのになんでこんな落魄れるかなぁってのが 加地については細木数子に騙された安岡正篤のようなものと思えばええんちゃうの
業績は人格や業績外の知識保証するもんやないし ふと思ったんやが仏教語の自然(じねん)と儒学の自然(しぜん)って同じものなんやろうか
大乗仏典のsvayambhuやsvabhavaを漢訳する際に「老子」「荘子」から借用して自然としたけれども
「自然」って難しい言葉やな 儒学自体が五胡十六国のあたりで仏教とフュージョンしてるからなぁ。
後漢末〜魏晋のあたりだと「自然」って「社会」とかと同じような感じで使ってるっぽい。 >>958
初期大乗仏典のいう自然は「衆生がありのままに救われていく力」って意味やから意味も随分変容したんやろね…
日本の天台本覚思想では「草木国土悉皆成仏」として全世界を肯定するっちゅう究極の発展を遂げるやね
本覚思想の観点から仏である植物を供養しようっていう草木供養塔が山形県にはよく建立されてるンゴ
しかしネトウヨ原住民たちが大好きな古田博司も優秀な朝鮮/儒教研究者やったのが
今やネトウヨムック量産して百田尚樹と対談するほどダークサイドに落ちてるもんな…
まあ原ちゃんや百田が古田博司の屈折した朝鮮観を理解出来ているとはとても思えんのやけど ちょっと儒教っぽい内容だったんで良かったら儒教スレにも皆来てクレメンス
彡(゚)(゚) 儒教について語るスレ
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1538452050/
岩波新書の『東アジア仏教史』が売れてるみたいやし
朝鮮仏教史のスレでも立ててみようかな 丸山の儒教観について知りたいんやけど何読めばええ? とてもそういう状況やなかったけどハン板って本来学問板やし
そういうスレが増えて細々とでも続いていけばええな
仏教は興味あるし少しだけ本も読んでるんで立ったら見に行くやで >>961
最初期の『日本政治思想史研究』(東京大学出版会)やね
ただ近世日本の朱子学・古学・国学が前提知識とされてるのと
方法論としてマンハイムとウェーバーを使ってるのであんまり読みやすいとは言えないかも
源了圓『徳川思想小史』(中公新書)あたりを副読本にしてゆっくり読むしかないやろか… 「自由」も明治維新を境にかなり意味が変わっちゃった言葉よな チョンコ性理学がまともな儒教やと思わんほうがええで
やれやれ(冷笑) 『日本政治思想史研究』から荻生徂徠の再評価始まったってホンマなんやろか 『政治思想史研究』の後半部は召集令状受けてからの一週間で書いたもんいうのが凄い
戦地出発するその日の朝まで書いて辻清明に渡したとか >>711
小谷野も仲正もなんJ民からは冷笑系とか言われそうなタイプなのに叩かれないよな >>969
あそこまでぶっ飛んでると第三者としては見ててオモロイやん
絡まれた人は気の毒やと思うけど 頭がよくても人間性が糞だと屁理屈しかいわないんだなってのが小谷野だろ あっくんも仲正先生も人間としてはアレやし絶対に関わりたくないんやけど
書くものが割と面白いからなんともいえませんわ・・・
仲正センセイは『ポストモダンの左旋回』は名著やし
あっくんの『八犬伝綺想』『谷崎潤一郎伝』『東大駒場学派物語』あたりのきちんとした著作は面白いンゴ
でも知り合いがあっくんのブログで実名晒された上に「死ね」とまで書かれていたのでこわかった(小並) 谷崎が偉大なのはわかるがそこまでかとは思うね
大体小谷野みたいに一度惚れたら実証的に何がすごいこれがすごいって論拠をあげだすようなやつが嫌いなんだよ 小谷野のあっくんはおもろいときとつまらんときの差が激しいというか
つまらんときはほんまにそのジャンルの恥さらしレベルの駄本しか書かんからなあ 小谷野の『江藤淳と大江健三郎』は文庫入って読んだが面白かったは
江藤淳への批判ってもう少しされるべき なんつうかその辺の「論客」っ人生負けと失敗重ねてコンプレックスばかり肥大化させちゃった「負け組」感がすごいする まあ仲正氏の場合宗教入ってるからちょっと違うけど
特に東大卒→アカデミズムや職場で挫折orはみ出し者→作家・ネットで言論(笑)活動 のタイプに凄い多い
そういう人って「昔は」東大とか出ちゃってアカデミズムにも片足突っ込んでた分、「俺は賢いんだ!敬え!」の分不相応なプライドばかりが肥大化しちゃってて、
でも「今の」現実ではそうではないことをちゃんと本心では自覚してるから年中イライラしてる状態なんだよね 結局は弱者のルサンチマンの裏返し
そういうやつって読書も周囲にひけらかしたりマウント取るためだけにやるんだよなぁ純粋な知的好奇心や自己研鑽は二の次三の次で
知識人の批判者が悪い知識人()の典型になるというこれもよくあるパターン
人間こうなったら終わりの良い見本やね あっくんは確かにそうやと思うがあっくん以外誰やねん そういうコンプレックスがバネになって偉大な業績残す人もおるから何とも 小谷野は畑違いの分野に関してきちんと調べて物言うの徹底するだけで大分ましになる思うがな
さすがに特撮関係の新書で事実誤認書き散らかしたんは擁護する気にならんは 事実関係もそうやしレビュー系もてんであかんやろ
偏屈丸出しなのに文章が味気なさ過ぎて説得力がない
基本的に偏屈さを芸にできる私小説
エッセイか事実だけでいける伝記しか強みがない 小谷野の私小説はさほど面白くは
文章の硬さと題材が噛み合ってない感がすごい
評論やと硬い題材でも割りと硬軟とりまぜてやれるんやけど小説やとなんかそれ空回りするんよな 事実を偏執狂みたいに調べ上げるストーカー体質だからそれはできるんだろうねえ
でも何かを主張するとか思想が少しでも入ってくると頭がおかしいことが露出する
西尾幹二とかもこのタイプ 国民の歴史は買って損した
只の自分マンセー名無しさんやんけ 元号ナショナリズムのおかしなところは元号自体が中国由来で1400年漢籍からとってたのをいまさら変えたところでなんかあるのってことがわかってないとこよ
そもそも日本古典からでも中国古典からでもどうでもいいし
日本古典から取れば中国の影響から逃れられると思ってるバカウヨも中国古典からじゃなきゃだめというバカサヨも同じだろう
文化を政治の道具にするな。元号から中国要素を排除したら日本すげーってなるのか。頭が悪すぎる
じゃあ今まで漢籍から様々な意味を元号に込めてきた日本人はいったいなんなんだと(笑) そもそも左翼が中国古典からじゃなきゃ駄目とか言い出す意味が分からん
左翼なら伝統否定すべきだろ 岩波の『文選 詩編 二』ポチったわ。サンクス
さっそく在庫切れみたいでびびったわ そんな左翼いるの?
伝統とか保守とかいつも言ってる反動ウヨがまた伝統を捏造したよw、と冷笑してるだけじゃないの。 左翼はそもそも元号制度に反対やろ
元号法制定(1979)の際には社共の旧左翼から新左翼まで反対しとったんやし
まっとうな国文学者や漢文学者や歴史学者がいい加減な典拠から元号制定したのに批判しているのと
カルチュラルスタディーズ系の文化左翼が万葉集を持ちだしたことを批判してる程度のことや
カルスタの国文学批判はハルオ=シラネ・鈴木登美編『創造された古典―カノン形成・国民国家・日本文学』(新曜社)がよく出来た本やで
この本所収の品田悦一の論文「国民歌集としての『万葉集』」を読むと現代日本人の万葉集好きは近代以降の「創造された伝統」だとわかるンゴ
近世に万葉集を研究した国学者である契沖も真淵も万葉集にナショナルな意識を見い出してはいなかったんや
近代になってから文部省、上田万年たち国語学者、芳賀矢一たち国文学者、正岡子規・佐々木信綱・島木赤彦・斎藤茂吉たちの歌人…と
様々な人間の言説が重なって編み上げられたのが「万葉集は国民歌集」って物の見方なんやね
戦時体制の時代には防人歌が戦意高揚に用いられたりな… ワイはあっくんのフェミニズム批判にはあんまり同調できないけど
非モテあっくんとパワー系陰キャの仲正は本来Jボーイやケンモメンと相性良さそうなんやけどな
仲正とケンモメンの出会いは不幸やったな
>>975
確かに江藤の史論のうさんくささはもっと批判されてもええと思うわ
特にネトウヨが大好きなWGIPの元ネタ『閉された言説空間』は結構なトンデモ本で
メディア史研究の福間良明と有山輝雄が批判しとるし近現代史の秦郁彦も陰謀論として一蹴しとる
でも文藝批評家としては『成熟と喪失-“母”の崩壊』が一部の左翼にウケとるから複雑なんよな
上野千鶴子と大塚英志は『成熟と喪失』を高く評価してよく言及しとるしな… 品田悦一はデビュー作の『万葉集の発明』でそのへんの「国民歌集」化を総まとめしてたのがツイッターでも話題になってるみたいや
20年近く前の本やし再版や文庫化もされとらんから手にいれにくいけど
師匠筋にあたるのが西郷信綱なんで「天皇から庶民まで」の国民歌集という虚像が作られていく過程の検証も
基本的には防人歌なんかは本物の下級兵士が詠んだわけやなく貴族が庶民に仮託して詠んだという西郷信綱の視点の継承やね
人妻との許されぬ恋とかそういう相聞歌(そうもんか:恋愛の和歌)も古代人の素朴な感情の発露とかではなく宴席の座興やったというのが現代の万葉研究では通説らしいし
新古今研究の風巻景次郎(『中世の文学伝統』が青空文庫でも読める)から西郷信綱をへて品田悦一へ……って感じの系譜みたいや
いまだに一般層には「ますらをぶり」とか「天皇から庶民まで」とか「古代人の感情の発露」とかいう見方が根強いのは何なんやろな
近代短歌のいろんな流派が万葉集を手本に仰いだのも大きいんやろけど、やっぱり国語教育の問題なんかなあ
ワオは人工美の極致みたいな新古今の藤原定家なんかが好きやから万葉ageみたいな風潮はあんまり嬉しくないンゴ >>992
歌様としては新古今は技巧的にすごく優れててワイもすき
宣長も歌論の『排蘆小船』で記紀歌謡や万葉集を評価しつつも「古今こそが歌詠みの教材としては最適だ」って書いてるんやけど
そのすぐあとの段で「さて新古今は、此道の至極せる処にて此上なし」と新古今と定家がやっぱり最高やでって激賞しとるンゴ
西郷信綱は戦後の古事記研究にレヴィ=ストロースやファン・ヘネップといった人類学の知見を持ってきて新天地を開いた第一人者やね
西郷信綱をはじめ益田勝実・藤井貞和・古橋信隆・三浦佑之・神野志隆光と古代文学研究者って意外とスター多いンゴ
そしてみんな割とリベラル〜左翼のスタンス スガ秀実の本で塚本邦雄たち前衛短歌の存在を知ったけどあれも面白い運動やな
塚本邦雄が定家に挑戦した『定家百首』(講談社文芸文庫)買ったで
ハンJ読書部☆5
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1554152077/
新スレ建てといたから適当に使ってクレメンス WGIPとか言ってるのってネトウヨというよりも反米右翼とか民族派ちゃうんか?
今のネトウヨは流石に親米路線とWGIPやら大東亜戦争肯定論が両立せんことは気付いとるやろ
ネトウヨの大半が親米保守なんやからWGIPとか言ってる輩とネトウヨは微妙に違うと思うわ ワイも江頭淳夫のWGIPは胡散臭いと思うわ
福間良明ニキの『「反戦」のメディア史』で読んだけど占領終わったら戦争を肯定する出版物が大量に出てきた訳やし 映画だって57年に新東宝が「明治天皇と日露大戦争」なんて映画大ヒットさせてるし(その後天皇ものと戦争ものは新東宝のドル箱に)
それこそやきうと並ぶ反共スポーツのプロレスも当時は反米愛国路線(なおベビーフェイスが何故か朝鮮人の力道山なのは草)やからね。
江藤さんはお上品な育ちだからエクスプロイテーション映画やプロレスなんて下品なものは興味がなく大新聞と文学者だけ見てるから「一億総転向」にみえたんだろうけど実際はそんな事はなかったんやろ 戦後生まれのうちのトッチャマも少年時代に『ゼロ戦ヤマト』や『紫電改のタカ』といった戦記漫画夢中になって読んでたらしいゾ
ほんとに洗脳されてたらスポーツやサブカルチャーで反米意識高かったのはおかしいよなあ? W村上を「文学のサブカルチャー化」って嫌った江藤が田中康夫を評価したのはんにゃぴ…よくわかんなかったです…
大塚英志の『サブカルチャー文学論』を読んでも江藤のサブカルチャー観は頭MURのポッチャマには難しかったゾ(こなみ) このスレッドは1000を超えました。
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