軍の大将夫婦が兵士を「奴隷」扱い、調査開始 韓国
2017年8月3日 11:34 発信地:ソウル/韓国 [ 韓国・北朝鮮 韓国 ]

【8月3日 AFP】韓国で軍の将軍夫婦が自宅で兵士らを「奴隷」のように扱っていたことが、非政府組織(NGO)の告発で発覚した。
兵士らは洗濯や便所清掃からゴルフボール拾い、切った爪集めまで、さまざまな仕事を強要され、妻から手首に呼び出し装置を着けられていた人もいたという。
当局は2日、調査を開始した。

 韓国のNGO「軍人権センター(Military Human Rights Centre)」の声明によると、問題のある行動を取っていたのはパク・チャンジュ(Park Chan-Ju)大将と妻。
私邸に配属された兵士たちに「洗濯やアイロンがけ、庭仕事、便所掃除」などをさせ、足指の爪のかけらや角質といった細かいものまで残らず拾い集め」させていた。
 妻は厨房担当の兵士に日常的に暴言を吐き、フルーツを投げつけたり、ナイフを振りかざしたりしていた。
息子にパンケーキを持っていくことを忘れた兵士の顔に、そのパンケーキを投げつけたこともあったという。