弾道ミサイルの利点は先制打撃である。
発射台や発射車両に常に準備ができているので、状況発生時に迅速に攻撃することができていて、弾道ミサイルの速度が速い。
一方、航空機は、状況発生時に武器を装着し、出撃を準備する時間が消費され、人命や機器の損失のリスクも大きい。
スタンドオフミサイルは重量が大きいため、F-15E級でも多く搭載はできない。
一方、弾道ミサイルは、軌道飛行速度はマッハ5〜6、終末落下は最大マッハ10以上まで到達するので、
座標だけ特定されていれば、瞬く間に用意されているミサイルを数百機発射する。
先制攻撃が急迫した脅威を排除しながら、航空機は準備を終えて、比較的安全に多量の航空爆弾を投下する時間を
確保できる。
相互補完的な運用をするものである。