全米オープンテニスは8日、女子シングルス決勝が行われ、大会第20シードの大坂なおみは
6-2、6-4のストレート勝ちで第17シードのセレーナ・ウィリアムスを破り、日本勢として初めてグランドスラムを制覇した。
この一戦でセレーナは、第2セットに自身の陣営からコーチングを受けたとして主審のカルロス・ラモス氏から警告され激怒した。
その後ラケットを破壊して2度目の違反となり、1ポイントを奪われたセレーナは感情が爆発。
謝罪を求めると、ラモス主審はゲームペナルティをセレーナに与え、大坂は5-3とリードを広げた。
セレーナは次のゲームをキープした後、チェンジエンドの際にもラモス主審にも抗議を行ったが、
大坂は見事に冷静さを保ち、次のサービスゲームをキープして母国にとって歴史的な勝利を手にした。
迎えた表彰式では、セレーナを応援していた観客がアナウンサーにブーイングを浴びせ、今度は大坂が泣き出す場面があった。
するとセレーナは、観客に対して若きチャンピオンへのリスペクトを呼びかけた。