頼もしい人だと思って結婚した
家を建てるから同居なんかしない、
自営だけど手伝いもしなくていい、仕事も続ければいいと言われて信じてしまった
実際は180度違った
同居は当然だし仕事もやめて夜中まで自営でこき使われた
おまけに姑の実家の世話までさせられた
姑が私の悪い噂を流すから
狭い村なので噂はどんどん広まり顔を上げて歩けなくなった
実家は事なかれ主義で離婚には反対
頼もしいと思っていた夫はただのモラハラで
すっかり洗脳された私は30年近くも尽くしてきた
友達にも話したことなかった
そんなある日、私が当たり前のように夫の言いなりになってると
長女がどこで覚えたのか
「お父さんはお母さんを束縛してるだけだよ
そういうのモラハラっていうんだよ」と教えてくれた
色々ネットを見て
自分の環境がやっとおかしいことに目覚めて行動しようと思った
でも怖さが先にたって何もできなかった
夫に逆らったら皆殺しだと思ってた
それくらい洗脳されてたんだけど
殺される前に逃げなくちゃと思って
なんとか行動を始めた
2〜3年かけて本当に少しずつ少しずつことを進めてきた
でもその日が来るのが怖くて怖くて
できるならこのまま暮らせないかと馬鹿なことも思った
でも協力者もいたしあとには引き返せないこともわかってたから
前に進むことにした
家を出る日、初めてデパスというものを飲んだ
少しリラックスできて
さりげなく家を出れた
頼りにしてる家に着いたら夫から電話がかかってきて
いつものように頭ごなしに怒鳴られそうになったけど
もう怖いものもないので立ち向かった
最初はいつも通りむちゃくちゃ言ってた夫だけど
一時間話してるうちに何とか普通に話せて、今のところ離婚に応じる返事をくれた
結婚生活ででいちばん嬉しい日だった