年は2歳差。当然周りの友人の心無い言動が出る。
何度言われたかわからない、お前の兄ちゃん、病気なの?

返す言葉がなかった。・・・・

こんな話は誰でもしたことがあるだろう。友達同士で兄弟はいるの?かわいい妹がいるよとか、
いいなぁ兄弟がいて、俺は一人っ子だからうらやましいとか・・。喧嘩ばかりだけど
お兄ちゃんがいてよかったとか。
こんな時は兄の存在を知られたくない、自分に話を振られないために話を自然に
他の話題へとそらせていた。

2歳差だから5年生になってからは同時に在学することもなく気持ちもある程度まぎれてきた。
それでもお前のに〜ちゃん病気なの?兄の同級生から、お前って弟なのかよププ。と何かと
いじられてた。

中学になるとまた在学になり馬鹿にされることが再開された。物わかりのある友人なら
話に触れなかったり、ちょっと笑う程度だったけど、違う小学校から入ってきたやつらにも
すぐに兄の存在やおかしな挙動などが知れ渡ってしまった。

しかし俺にもその悔しさをやり返す方法が一つあった。勉強をしてテストで成績上位になることだ。これは
比較的簡単にできた。ガキのころなんて誰も勉強しないし少し勉強すればトップにすぐになれる。6年生のころから
少しやり始めた。中学生になって馬鹿にされないようにと・・。
周りより頭が良いと思われることによって意地悪されることがかなり減ったというか言わさせないことに成功した。。