昔大好きだったお爺ちゃんが亡くなった時は大変だったな
認知症は無かったんだけど、亡くなる5年前からは介護が無いと生活できなくて小さい頃から可愛がってもらってて私には大切な人だった
少しでも心が安らぐように穏やかに余生を過ごして欲しかったので1人暮らししていたんだけど泊りがけで毎日休まず介護をしたよ
仕事もあるのでその間はヘルパーさんにお願いして、私が帰ればヘルパーさんと交代していた
最初は私の母も叔父も来ていたけど私が介護してくれてるから安心とか言ってあまり寄り付かなくなった
元々そういう人だし人として尊敬はできる人では無い
お爺ちゃんの部屋で寝るようにしてて寝る前は必ず「ありがとうな、私の宝はお前だけだ」と私に言ってくれていた
多分翌朝を迎えられるか分からないから、私に伝えたかったのだと思う。日に日に弱って体調がいい時は車椅子で散歩していたのが、全く散歩できなくなった、それからとうとう亡くなった。
棺にはお爺ちゃんの好きなワインと小さい頃に私とツーショットで撮った写真、それから庭に植えて大切にしていた花を入れた
どうか天国で幸せに過ごして欲しい
お爺ちゃんは幸せだったろうか私の介護に不満な所が本当に無かっただろうか
たまに仕事休めば良かったとか凄く悔やむ
葬式から暫くして母と叔父が財産分与の事で話し合っていたら、スーツを着た司法書士さんが来てお爺ちゃんから財産と遺書の管理を任されていたらしい
内容は遺産は全て私にと、母と叔母はこれを恨まず私には関わるなと。もしも私が困るような事をすれば私の部下が黙っちゃいないと。
私が困ったらお爺ちゃんの部下の◯さんに相談するようにと名刺が同封されていた
そういう内容だった
母とは元々仲良くは無かったので疎遠になり
今は優しい旦那と可愛い子供に恵まれた
お爺ちゃんからもらったものは私の子供の為に使わせて頂きます
お盆になったら子供連れてお墓参りに行く
母親以上の愛情を小さい頃からくれたお爺ちゃんは私はずっと忘れない