続きです

見たでしょ?と姑。見ましたと私。
聞けば、実際に義兄嫁とそういった方々が本当に親戚かはわからないとのこと。
でも確実に義兄嫁の両親は(まっとうだけれども)普通の人たちだった。ちゃんとした職業だけども、そういう家系ではないとのこと。
ということで、親戚といってもものすごく遠縁か、あるいは単なる義兄嫁の妄想か?そのへんがわからないらしい。
姑がどのへんで気づいたかというと、名付け。
子供の名前が二人とも妙に古風というか堅い名前だったから、冗談でそういうお家の子みたいね!と言ったら「はい、そうですよ」と答えたらしい。
最初は冗談と思ってたけど、義兄家のお宮参り、お食い初め、すべてが旧式で立派だったし、子育てもかなりきっちりしたものだった。
そこで「ああ、あれは本気だったんだ」となったらしい。
義兄にも探りを入れたけど、どうもそのへんのことには疎いらしく、はっきりした答えはわからない。
義兄嫁のやることも面倒だけど、まあちゃんとしてるからいいか、くらいの認識なんだって。
これが甘やかし放題のいい加減な育て方なら親戚も味方につけられるけど、なんせあの完璧ぶりだからどうにもわかってもらえない。
姑は最後、あなたにわかってもらえてよかった……って泣いてたよ。
それからたびたび顔合わせてるけど相変わらず義兄嫁さんと子供たちは完璧な立ち居振る舞いをしている。学校の成績もいいらしいんだよね。
ただ二人ももうそろそろ思春期。いつまでそれが通じるのか?
そもそも子供にはどこまで話してて、子供も本当に信じてるのか、気になって仕方がない…。でも聞けない。