15歳でみつかって22歳か
腎不全の療養食とか投薬とか、上手にお世話したんだな
自分は食事の移行や投薬に工夫が足りなくて駄目だった
そのあたりから獣医も「この飼い主はやる気がない、なのに病院に連れてくる」と認定したのか
採血もあまりせず、点滴通院ペースをあげる指示も出されなかった
「独居で自宅点滴は無理そうだし、この飼い主は無保険でお金ない」と判断されたのかもしれないが
保険は、拾った時点で猫エイズと白血病のダブルキャリアだったから加入は無理
しかし全額自費でも資金は問題なかった(人間の扶養家族がいないし)
病院窓口での支払いが滞ったこともない
だが何となく、場当たりな対応だったなと今思う
そういう、小さく浮かんでは消える違和感を、地元で評判のいいところだ、歩いて通える、
また病院を変えたらまたストレスが掛かる、などと封じていた
そして、発覚からあまり経たず、猫はいなくなってしまった
一番悪いのは、違和感を持ちながらもそこに通い続けた俺だ
転院したとして、結果は同じだったのかもしれないが
おかしいなと思う先に、猫を差し出し続けた自分が許せない