少子高齢化で人口構成比率が高くなった高齢者の年金や医療費を、高齢者より人口比率の少ない氷河期以降世代が負担する。
自らは生産しなくなった人間の割合が増えて、割合の少ない人間の生産分でみんなが生きていく。
割合の少ない生産者=氷河期以降世代は、自分自身の人生設計や余暇に投入できるお金が減ってしまう。
単純に言ってしまえば、高齢者が増えることで、年下世代の人生の質が下がってしまうということ。
年下世代の人生の質もモチベーションも下げないように、高齢者の負担割合を増やすという選択肢はないのだろうか?
少子高齢化も、デフレも、政治も、赤字国債の累積も、つまり、この国の現状というのは、過去の積み重ねの結果である。
上の世代ほどその責任は重い。一生懸命働いて、子育てして、社会に貢献した人生であったとしても、 現時点の社会は過去からの継続であり、勤労から引退したとしても分担すべき責任はある。
高齢者にかかる公的費用が年下世代を圧迫するならば、高齢者の負担割合を増やして、 年下世代の負担割合を減らせばいい。高齢者だけが既得権益者・特権地位になるとバランスが取れない。