第20話 食卓の広がり

山岡の元同僚の女性が結婚。

その元同僚の結婚相手は会社社長で何でも食べられる身分にありながら、スクランブルエッグ、とんかつ、カレー、ハンバーグしか食べられない偏食の持ち主だった。

偏食の原因は、会社を継ぐため子供の頃に受けた父からの厳しい教育により、愛情のない機械的に作られた食事を食べ続けいていたことにあった。

両親の呪縛の鎖から自分の心を解き放てない社長を、奥さんの愛情がこもった本物の材料を使ったカツ丼が救う。

子供の頃に受けた両親の影響から抜け出すというなかなか深くいい話で、ネット上での評判も良い話。

あまり目立った問題点が見当たらないが、放送禁止になった。

「極端な偏食の人間はどこか精神的に歪んでいるものが多い。そんな人間とはお付き合いしたくないね。」

という山岡の偏食者を罵る発言と、カツ丼を作る際のブロイラー批判が原因ではと言われている。