一昔前の科学だと、絶対零度になれば物質は止まり、死ぬといわれた。
しかし、実際には絶対零度下でも物質の崩壊はしない。
つまり陽子と中性子は離れないし、原子振動も止まらない。
むしろ中の電子は枷をはずされ無限の行動を始める。

さて、これは誤爆ではない。人間はいうまでもなく原子の塊である。
いわばこの地球のかけら、宇宙のかけらなのだ。

我々は脳の中を駆け巡る電子の動きで思考をし、電気信号で各部と連絡を取り合って体を動かし、
離れた所でも会話が可能な電波装置を使う。電気はつまり、コミニュケーションツールなのである。

宇宙は死んだようにと冷えているように見えてこの電子にとっては楽園、自由の海なのだ。
地球は、・・・即ち我々は、びっしりと隙間無くあらゆる情報とあらゆるノイズをのせた
この電子の海に何時の時も浮かんでいる。
我々は自分が意識していないだけで、いつでもこの電子の海と繋がり、発信し、受け取り、
・・・そして死ねばその海に還っていく。
肉体は焼かれ、ほとんどが炭素と水とカルシウムに変換され、地球の一部に戻っていく。

我々は宇宙という神から生まれ、常に神とともにあり、神の元に帰る。
それはどのような星、どのような形態の生命でも同じだ。地球だけの話ではない。

そう考えれば、宇宙人などただの兄妹、親戚に過ぎない事が解るだろう。
宇宙人は神などではない。