かく、かぐ、というのは「掘る」とか、「かき分ける」「探求する」、という意味。

火山信仰と結びつけてる人間も多いが、実際は製鉄関連の神。
砂鉄は「ツチ」と言われていたし、採るのをかぐと言った。
天香具山を始め、、全国の「カグ山」は古い鉱山である可能性が高い。

ホノカグツチの誕生とその後をが示しているのは、
製鉄技術の流入による大乱と原始太陽信仰による婚姻統治制度の暗喩の崩壊。
反乱者の粛清と、追放。
根の国(出雲)の台頭と高天原(近畿)との断絶。
製鉄の普及とその後の更なる混乱。
軍事氏族(スサノオ)のクーデターと衰退する巫女政権(天照)。