https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171115-00010003-baseballc-base

牧田ポスティングで西武にいくら入る?
2017年11月11日 16時30分

 西武が牧田和久投手(33)のポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍を容認した。
では譲渡金相場は、いくらになるのか。

 今オフはポスティング制度が従来通りのルールで延長される見込みとなり、
注目されている日本ハム・大谷翔平投手(23)と交渉するためには上限の2000万ドル(約22億6000万円)
が設定されることが確実だが、もう一人の制度適用者、牧田の譲渡金設定額は読みにくい。
所属先の西武は7年間の功労に報い金額にはこだわらないようだが、
現実的な設定額をメジャーサイドに聞いた。

 あるナ・リーグ球団関係者は「まず代理人はある程度の当たりをつけて入札に臨む。
そして獲得を希望する球団があれば彼(牧田)をいくらで獲得したいかの予算を事前通達してくる。
その中から彼がいくら受け取り、所属球団(西武)にいくら残すのかを代理人と選手、
所属球団の3者で相談するのでは」と推測した。

 その上で、現在32歳で先行投資は考えづらい牧田の市場相場を
「スプリット契約(マイナー契約ながらメジャー昇格時に年俸が切り替わる二重契約)が前提の年俸150万ドル(約1億6950万円)〜250万ドル(約2億8250万円)程度の
2年契約」(同)と指摘。2年総額で300万ドル(約3億3900万円)〜500万ドル(約5億6500万円)あたりが
獲得資金だろうと推測されている。

 そのうちの10〜20%を譲渡金とした場合、西武が設定し、
受け取る金額相場は推定30万ドル(約3390万円)〜100万ドル(約1億1300万円)と予想される。

 大谷との格差は最大67倍にもなるが、これがメジャーの現実でもある。