いつぞやの広尾インタビュー


――データをつけるというのは、社会人になってからもずっとやっていたのですか?

スコアブックも打撃の記録もずっとつけてましたけど、その頃は手帳につけるしかないでしょ。あまり意味がないっていうかね。
だから、自分で勝手にプロ野球チームを作って、(架空の)選手を作って、その記録をつけていく。

――実際の選手ではやらなかったんですか?

最初は(実在の選手で)やったんですよ。でも、実態と(記録上での)乖離が出てくるのが嫌なんです。
王や長嶋が引退間近になると、ボロボロのはずなのに、こっちでは4割打ってたりするから、それが面白くない。だから、架空の選手で12球団、200人くらいを作ってね。これは記録マニアの人はみんなやりますね。
『アイオワ野球連盟』というキンセラの小説があります。オタクが架空のプロ野球リーグを作って試合をして、記録をつけていく。最後はそれにのめり込むという話ですが、まさにその世界ですね。


この時点でインタビュアーがドン引きしてそう
この後「ファンタジーベースボールの先駆け的な〜」とか強引にフォローしてるけど広尾の妄想リーグと実際の成績に基づいて決まるファンタジーベースボールでは全く違うし
きっと1968年の三沢優勝も広尾の脳内甲子園の結果なんだろう