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【OUT アウト】
第102話(1)
●平台公園●
.ドッ.
トシ「そ…そんな…圭吾……((泪))」ドッ.
:ドッ.:
[圭吾]
[狂乱鬼]
.ドッ.ドッ.
.ドッ:.ドッ.
トシ「何で.狂乱鬼なんかに…………寝返った!?((汗))」
:ドッ.
.ドッ.
圭吾[.∵・.:]
:ドッ.
トシ「何で…!?((汗))」.ドッ
オ.ォ:.オォ.:.オオ
─[トシ][達也]──
トシ「なんでだよ!!!!!(((泪)))」
───[圭吾]───
─[[狂乱鬼連合]]─
オ:ォ.オォ.オ:ォオ
斬人が.崩れてゆく.:
第102話(1)終 第102話(2)
●平台公園●
.ドッ.
達也『マジか!?(汗─心声)』.
.ドッ:
達也『あのあっちゃんの忠犬みてェな野郎がマジで寝返ったのか!?(心声)』.
※達也『ボウリング場で圭吾に肩を掴まれる達也』回想※
.ドッ.
:ドッ.:
達也『それに何だ!?(ゴクッ…心声)』:
.ドッ.
[圭吾].
達也『アイツの握ってる.あのゴツイのは!?(心声)』ドッ.
.ドッ.
.:〔八角棒〕.
.ドッ.:
第102話(2)終 第102話(3)
●平台公園●
突然.狂乱鬼と共に現れた圭吾.
その右手には巨大な八角棒を握り締める.
狂乱鬼のユニフォームを着た圭吾に動揺するトシと達也…その時
[ジャリ…].
「しゃあねェべ.こんだけ斬人が追い込まれてっとヨォ……」:
トシ「!?」.
[達也]:
トシ「ア…アンタは(驚)」.:.
.オ.ォ:.オォ.
柿崎[.‥(睨)∵.].
トシ「柿崎……さん
(驚)」:
:ォ.オ.オ.
柿崎「ヨォ…トシィ 久しぶりィ〜〜〜ッ
(ハート)」.
現れたのは
爆神蜘元特攻隊長の
柿崎明
狂乱鬼連合
爆神蜘
元特別攻撃隊隊長
柿崎明【カキザキ アキラ(18)】
第102話(3)終 第102話(4)
●平台公園●
.オ.ォ:.オ:.
達也「トシくん知り合いかよ!?(汗)」.
トシ「ああ……俺と圭吾の中学の1コ上の頭だった……(今は爆神蜘の特隊だったハズ…)(汗)」.
達也「…て事は長嶋の奴.昔の先輩を頼って!?(汗)」:
.オ.ォ.
[狂乱鬼]
トシ「そ…そんなのアリえねェ!!(汗)」.
トシ「圭吾は俺の中学に2年の時に転入してきた(汗)」.
トシ「当時の圭吾は一匹狼的な所があってよ…(汗)」:
トシ「それが逆に目立ってナマイキだって柿崎ら3年によくボコられてたんだ(汗)」.:
.オ:ォ.オ.
[圭吾].
トシ「だから当然.柿崎を恨んでるハズだ!(汗)」.
達也『あのオトコ
(長嶋)がよくボコられてた!?本当かよ(汗)イマイチ想像できねェな…(悩─心声)』.
第102話(4)終 第102話(5)
●平台公園●
.オオ.ォ:.オ.
柿崎「はは…気持ちはわかんよ(睨)」.
[圭吾].
柿崎「3日前.コイツが俺ン所に来た時ゃよ.正直俺も驚れェたわ(睨)」:
柿崎「約2年ぶりだからヨォ(睨)」.
圭吾の肩に右腕を回し.圭吾との経緯を話す柿崎
柿崎「以前と同じで全然しゃべんねェから質問攻めにしてやったのよ(睨)」.
圭吾[:∴.].
柿崎「そんで.仲間になりてェのかって聞きゃあ頷くからヨォ(睨)」:
柿崎「とりあえずケジメとしてオメェをやらせる事にした
ワケだ(睨)」.
トシ「くっ…!!(焦)」:
柿崎「まァ.そっちの田口がこっちに付いたって前例もあんし.元々は中学の後輩だから面倒見てやろうと思ってヨォ(睨)」.
第102話(5)終 第102話(6)
●平台公園●
達也「はあ!?田口が寝返った!?(驚)」:
トシ「クソッ…やっぱあのブタマジだったか…(汗)」.
達也『マジかよ─あのバカ(汗─心声)『田口イメージ─回想』』.
柿崎「じゃあしっかりやれよ圭吾!!
[バンッ!!!]」.
圭吾[((揺))].
柿崎は圭吾の背中を叩き.気合いを入れる
柿崎「しんどいだろうがケジメだ.そうすりゃ信用してやる…」:
柿崎「今夜にでも狂乱鬼幹部達に通してやんよ」.
[コクッ…].
圭吾[∴:(頷)]:
.・.::.:.:.∵∴:∴:
ォ.〔八角棒〕オォ.:
:.オ:.∵∴:∴:..:.:
:.∵ォ:∴:.∵.・.::
:.:.∵[圭吾]∴:.::.
:.∵∴:∴:.∵ォ.:.:
.・.:∴:.∵:..・.オ
達也[(汗)].
圭吾は臨戦態勢に入った
第102話(6)終 第102話(7)
●平台公園●
達也『クソッ…マジかよコイツ!?けどトシくんを見殺しにやできねェ…(汗─心声)』.
達也『やるしかねェ!!(睨─心声)』:
トシ「マ…マジかよ圭吾!?(焦)」.:.
.:[ジャリ…]
圭吾[・∴.∵・]
[ジャリ…].
ゆっくりとトシに歩み寄る圭吾
トシ[焦] [.・]圭吾
見つめ逢う…二人
トシ「わかった……
好きにしてくれ………(諦)」.:
達也「オ…オイ.トシくん!?
嘘だろ!?(驚)」.
圭吾[ザッ>>>].
圭吾が突進する
第107話(7)終 第102話(8)
●丹沢スクラップ●
要「さっきも説明した通り…現在斬人の人数は狂乱鬼の約半分だ」
_________
///|//|//|//|//|//[
//[要][丹沢]/[]///[
///////[…]///////[
■[マ]─│─[松坂][
/[…]/[軽部]/[…]/[
///////[…]////////
要「田口が寝返っちまった事で…オレらの行動範囲はほぼ把握されてる状況だ」
要「一昨日.セイアン(生活安全課)少年係の萩原が来て
早急に今のゴタゴタを終わらせろと言って来た」
要「じゃねェと斬人を潰スとよ…※『萩原の横顔イメージ─』回想※」
松坂「早急にっつってもいったいどうしたら?泥沼っスよ(汗)」
[マヌク]
軽部「まァ一番手っ取り早ェのは代表戦だァなァ…(閉目)」
あっちゃん「たしかにそうだね…実際一週間前に海くんから電話で代表戦の打診があったよ…(閉目)」
あっちゃん「ま…丁重にお断りしたけどね(閉目)」
第102話(8)終 第102話(9)
●丹沢スクラップ●
軽部「何よ?俺らじゃ役不足!?」
あっちゃん「いや.そうじゃないさ…今の状況じゃ仮に代表戦に勝ったとしても
(閉目)」
あっちゃん「最終的にウチが潰される…
(閉目)」
あっちゃん「狂乱鬼は代表戦で負けた場合.現状だと人数で勝ってるから100%.ゴチャマンに持って行くハズだ…」
あっちゃん「もっと言えば.ゲリラ戦でオレらの数を削ったのは.俺を代表戦にアブリ出し.最終的にゴチャマンで潰すのが狙いだろう……」
あっちゃん「それに今回は.代表戦じゃ勝負がつかない(閉目)」
マヌク「?」
[軽部]
あっちゃん「代表戦なんかには.楽崎海は出て来ないからね…※『海イメージ』回想※」
第102話(9)終 第102話(10)
●丹沢スクラップ●
軽部「なるほどねェ…実際.良樹くん達をハメて年少送りにしても」
軽部「結局海くんが娑婆に残った事で.狂乱鬼ができちまったかんなァ…(苦笑)」
軽部「あん時きゃ.俺も田口っちゃんも大変だったねェ」
軽部「斬人に貸りのある連中を数人雇って良樹くん達を襲わせてさァ」
軽部「頃合い見計らって警察にチンコロしたんだよねェ」
軽部「それで良樹くん達は暴行・傷害とか色々付いてゲンタイ」
※軽部『室内で良樹・フーリン・イッカク・ニカク達が金属バットを持った刺客に襲撃され奮戦する』回想※
軽部「ニカクくんがキレまくっててさァ…デコスケ4・5人ブッ飛ばしててヨォ(♪笑)強ェし怖ェし…」
マヌク「………(難顔)」
松坂「は…はは…ヤバイっスね…(汗)」
第102話(10)終 第102話(11)
●丹沢スクラップ●
あっちゃん「だけどあの場から海くんだけは逃げ切った」
_________
||||||||||||||||||[
|||||| ̄ ̄ ̄||||||[
||||||───||||||[
[松坂][軽部][マ]■[
[……][……][……][
あっちゃん「この9か月間.俺らの情報網を使っても一切見つけられず(閉目)」
あっちゃん「良樹達の出院と同時に狂乱鬼と共にまた姿を現した(閉目)」
あっちゃん「そして今度は.良樹を含む幹部全員の所在をくらませ.フフ…」
あっちゃん「チームを自在に操っている…」
要「………」
あっちゃんを横目に静観する要
あっちゃん「つまり狂乱鬼に勝つ為の絶対条件は…」
あっちゃん「この西千葉を含む近隣地域全体から弦巻良樹と楽崎海を見付け出し……」
※西千葉を含む近隣地域全体の地図上に良樹と海が並び立つ-イメージ図※
あっちゃん「確実に .潰ス事だ…(開目・鋭)」
第102話(11)終 第102話(最終編)
●平台公園●
鳥〈カァカァ カァカァ〉
蟻〈クチュクチュ クチュクチュ クチュクチュ クチュクチュ クチュクチュ〉
昆虫の死骸に
蟻が群がり
その体液を舐めとる
隠微な音が
聴こえてくる
重苦しい
静寂に包まれた
平台公園
何者かの
小汚い
草履足が現れた
その時
〔八角棒〕.
柿崎[((吐))].:
達也[((驚))].
トシ[((驚))]:
狂乱鬼[((驚))((驚))((驚))].
.::.∴:..:..:.:.::.
圭吾[[ゴツーーーーーーーーー!!!]]
[[!!!(吐)]]柿崎
.:.:.:∵.:.::.::..:
静寂を斬り裂く圭吾の八角棒攻撃が
柿崎の喉元を振り斬った.柿崎は卒倒する
柿崎[[ドドオッーーーー!!!!(倒)]].
圭吾[:∵‥.∴].:
.オ.ォオ.ォ.ォ.
達也「な…何で…!?(呆)」.
トシ「け…圭吾………(呆)」.:
.オオ.ォ. ォ.
第102話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第103話(1)
●平台公園●
.グォ.ォ:ォ.オ.
狂乱鬼「ちょっ…何だよお前!?((汗))何だよいきなり!?((焦))」.
.オ.ォ:.オ.
圭吾[<<<<<<<≪≪≪≪≪ーーー(疾)]
巨大な八角棒で狂乱鬼に襲い掛かる圭吾!!
斬人に特攻隊長.帰還!!
圭吾[[ゴッー!!]] 狂乱鬼[!!((弾))]
圭吾[[ゴッ!]] 狂乱鬼「ぐっ!!!((折))」.
[((弾))!!]狂乱鬼 狂乱鬼[!((弾))]
[[ゴッーー!!]]
圭吾[[ガッー!!]]
狂乱鬼[((弾))!!]
圭吾は巨大な八角棒を巧みに振り回し.金属バットの上からガードもろとも狂乱鬼を薙ぎ倒していく.
折れ曲がった金属バットが周辺に弾き跳ぶ
第103話(1)終 第103話(2)
●平台公園●
[ダダッ]:
狂乱鬼A「な…何だよコイツ…意味わかんねェよ!!((焦))」.
狂乱鬼B「クソッ…柿崎さんがやられた…一旦フけんぞ!!(焦)」.
[ザッ]
トシ「オイオイ.ドコ行く気だよ?」:.
狂乱鬼A・B[!!!((驚))].
トシ「大将置いてフけるなんて最悪だぞ!?(半笑)」:
トシ[[ゴッー!!]].
狂乱鬼[!!]:
この場から逃げ出そうとする狂乱鬼の顔面に強烈なトシパンチが炸裂する
第103話(2)終 第103話(3)
●平台公園●
[ゴッーー!!].
狂乱鬼「ぐあっ!!ギャッ!!」:
[[ガッー!!!]]
.
達也[(冷)].
目の前で起きている戦況を冷めた顔で見守る達也.
海と交わした不干渉宣言が脳裏に浮かんでいた.
※達也『俺は今回のアンタらの抗争に…一切関わる気はねェ……(土下座の海)』回想※
達也「ハァ…(溜息)」.:.:
第103話(3)終 第103話(4)
●平台公園●
鳥〈カァ カァ〉
狂乱鬼A「あ…((倒))」
狂乱鬼B「うぐ…((倒))」:
狂乱鬼全滅.
元爆神蜘特攻隊長-柿崎明率いる狂乱鬼vs復活した斬人特攻隊長-長嶋圭吾+山口俊男コンビの局地戦は終わった
達也[(冷)]
気だるそうに立つ達也
トシ[((汗))]
狂乱鬼[((倒))((倒))
((倒))((倒))((倒))]
圭吾[・∴.‥.]
〔八角棒〕
狂乱鬼[[((倒))((倒))((倒))((倒))((倒))].
両膝に手を置き肩で息をするトシと八角棒を右手に静観する圭吾.
圭吾から危険な雰囲気が漂う.
圭吾[∵.・:・.].
第103話(4)終 第103話(5)
●平台公園●
トシは圭吾に駆け寄り話かける
圭吾[∴.:.].:.
トシ「何だよ圭吾ビビらせやがって!! 」:
トシ「ガチで裏切ったのかと思ったじゃねェか!!」.
圭吾「………」.
無言のままトシを見る圭吾
トシ「へ?(汗)」.
圭吾[ゴツー!!].
:.トシ[!!].
突然、トシは圭吾に八角棒で殴られる
トシ「ぐうっ!!((痛))」.:
達也「なっ!!?(驚)」.
トシ[[ドドォッーー!!!(倒)]].
達也「トシくん!!
((驚))」.
第103話(5)終 第103話(6)
●平台公園●
達也「だ…大丈夫かトシくん!?((汗))」.
トシ「ぐっ…ううう…((震・出血))」.
後頭部を抱えて踞るトシに駆け寄る達也
達也「テ…テメェマジか!?何考えてやがる!?(汗)」:
達也「!!(驚)」.
.:∵・∴.:・∵∴..:
圭吾[■(狂)■].:∵:
∵・∴.:・∵∴.:.∵
達也は異様に渦巻く圭吾の瞳を見て驚愕する
達也『コ…コイツ…何てェ目ェしてやがる…!?(驚─心声)』.:.:
第103話(6)終 第103話(7)
●丹沢スクラップ●
松坂「弦巻良樹と楽崎海を……見付け出し潰す…」
松坂「け…けど…西千葉だけでもかなり広いっス(汗)」
松坂「いったいどの辺りから攻めて行けばいいんスか?(汗)」
斬人親衛隊
松坂周治【マツザカ シュウジ(16)】
あっちゃん「うん.まずは外国人が経営する(閉目)」
あっちゃん「自動車解体作業所や廃車置場からだね…(閉目)」
松坂「が…外国人ヤード…スか(汗)」
第103話(7)終 第103話(8)
●丹沢スクラップ●
要「知ってると思うが.外国人の違法ヤードってのは…」
要「盗難した車を解体して海外に流してる場所だ……」
要「地元民もあまり足を踏み入れない山林の奥に多く…」
要「なおかつ.敷地の外全域が数mの高さの鉄板やコンテナに覆われてる…」
※外国人違法ヤード外観(イメージ図)※
要「しかも24時間体勢で解体できる様に」
要「ある程度の生活環境も整ってるから長期滞在も可能だ…」
要「場所によっちゃ 不法就労や日本の病院に行けねェ連中の為に」
要「専門の闇医者もいるって話だ…」
※仕事中の外国人が集まる外国人違法ヤード内部(イメージ図)※
軽部「キキキッ(笑)
ムチャクチャヤベェ場所だけど…隠れるにゃ持って来いだァね(ハート)」
斬人特別遊撃隊
No.2
軽部玄也【カルベ ゲンヤ(17)】
第103話(8)終 第103話(9)
●丹沢スクラップ●
松坂「け…けど.千葉だけでも400箇所近くあるって話じゃないスか!?(汗)」
松坂「それに.俺らみてェなガキが調べに行った所で.そう簡単にはいかないと思うんスけど…(汗)」
あっちゃん「うん……だからそこは……(閉目)」
あっちゃん「マヌク…」
マヌク[(閉目)]
斬人別動隊
マヌク・カンドゥ・優希【マヌク・カンドゥ・ユウキ(17)】
あっちゃん「お前に頼む」
マヌク「OKボス まずは何ばすれば良かとかね!?」
要・軽部・松坂『出たよ九州弁……[-_-,](`皿´)〔-_-'〕(心声)』
第103話(9)終 第103話(10)
●丹沢スクラップ●
あっちゃん「まずは六本木のナイジェリア組織の伯父さんに千葉の違法ヤードの事を色々聞いてみてよ(閉目)」
あっちゃん「まずはその情報を元に動いてみよう(閉目)」
マヌク「OKボス.伯父ちゃんは本国の大ボスの息子やけん(ハッハッハッ・笑)」
マヌク「組織ン中でも幅ァきかせとるけん大丈夫ばい!!(ハッハッハッ・笑)」
マヌク「そいに伯父さんは本国で2度も名誉勲章ば貰っとるガチの英雄やけんねェ…(嬉笑)」
マヌク「この世ン中で一番尊敬できる.男ン中の男たい!!(嬉笑)」
軽部「ケッ…何が一番尊敬できるだよ!?」
軽部「だったら何で六本木でマフィアなんてやってんのよ!?」
軽部「大方.母国で何かヤベェ事でも
やらかして日本に来たんじゃね?」
マヌク「何てかキサン.伯父さんナメとっとやコラ!?(怒#)」
要「オイコラ二人共その辺にしとけよ!(叱)」
軽部「ナメてねェよマ○コ野郎!(#怒)」
第103話(10)終 第103話(11)
●丹沢スクラップ●
あっちゃん「松坂」
松坂「っス!(頷)」
あっちゃん「親衛隊は目黒が抜けて No.2の林崎もパクられてガタガタだ…(閉目)」
あっちゃん「親衛隊の下の世代のトップはお前だ.下は任せたから…(閉目)」
[要]
松坂「ウ…ウッス!」
あっちゃん「それと目黒の事だけど…(閉目)」
あっちゃん「アイツは斬人を抜けた気でいる…(閉目)」
あっちゃん「だけどパイセンらはそうは思ってない…(閉目)」
あっちゃん「だから.目黒のガードはしっかり頼む…」.:
松坂「は…はい!!(汗・喜)」
要「……」
正面を直視したまま静観する要
あっちゃん「とにかくこれからは狂乱鬼とバッティングしても喧嘩は極力避けて欲しい」:
[要].
あっちゃん「オレらがイモを引き始めてると思わせていた方が都合がいいからね」.
閉目していたあっちゃんが開目し.再び鋭い表情を見せる
第103話(11)終 第103話(12)
●丹沢スクラップ●
あっちゃん「そして良樹と海くんを見付けるまでは」
あっちゃん「絶対に相手にこちらの動きを悟らせない様 慎重に行動する様.皆に伝えてくれ…」
_________
||||||||||||||||||[
|||||| ̄ ̄ ̄||||||[
||||||───||||||[
[松坂][軽部][マ]■[
[……][……][……][
真剣な表情であっちゃんの指示に耳を傾ける松坂とマヌク
あっちゃん「俺の予想では.恐らくこのゴタゴタの決着は 最終的にそれぞれの場所で局地戦になるハズだ…(鋭)」
あっちゃん「■だから…■」
あっちゃん「どのバケモンとぶつかってもいい様に…腹をくくっておいてくれ…」
-------------------
※薄暗闇に浮かび上がるニカク・イッカク・海・良樹・フーリン・三浦…狂乱鬼連合幹部6人のシルエット.12個の瞳が不気味な光を放つ-イメージ※
第103話(12)終 第103話(13)
●平台公園●
.:∴オォ:.オォ∵.:.
:..∵圭吾[狂]∴:...
∵トシ[((踞))].:∴.
∴.:.達也[睨]:..:∵
.:∵・∴.:・∵∴.:.
∵コォオォオオ ォ∴
.達也[睨][狂]圭吾:.
∵・∴.:・∵∴.:.∴
踞るトシを挟んで睨み合う達也と圭吾
[ジャリ…].
達也「なるほど……コイツァ.イカレてやがる…」:
達也は静かに腰を上げる
[ググッ].
トシ「う…うぐ…((踞・震))」:
踞り.後頭部を押さえながら圭吾と達也の様子が気になるトシ
オ∵・∴.:・∵∴.:.
∴ォ・∵∴.:.∵:.∴
達也「上等だよ.メガネ男子」∵・∴.::.:
:.∵∴:∴:.∵:.∵∴
∵・∴.:オ∵∴.:.∵
∵・∴.::∵∴.:.∵.
達也「俺もオメェとは一度やってみてェと思ってたからよ……(睨)」∵・∴.:・:
∵・∴.:・∵∴.ォ:.
不敵な笑みを浮かべる達也.
その鍛え上げられた上半身の筋肉が隆起する.
第103話(13)終 第103話(最終編)
●市街●
軽部.幹部会議が終わり歩きながら電話中♪
通行人[…]────
────通行人[…]
[…]通行人────
軽部(TEL)「いや〜〜まいったよマジでェ」
軽部「あっちゃん.俺にマヌクの指示に従えとかぬかしやがんのォ(♪)」
軽部(TEL)「うん.大丈夫!!俺の動きは周りにゃバレてねェ…」.:
.軽部(TEL)「で?目黒っちはいつ狙うの?」.
●某所●
田口(TEL)[=《田口っちゃん?》=].
リアゲートに座りながら軽部と内通する田口.
田口の瞳に冷たい光が.灯る.
田口(TEL)[………].
第103話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第104話(1)
●平台公園●
午後5時24分
.・.:∴:.∵:.:.∵∴
コ.ォ:ォ.オ.ォオ.:.
オォ. 圭吾[狂].ォオ
ォオ.達也[睨]:オォ:オ.ォ.オ.オォ.オ.:.
:.∵∴:∴:.∵:.‥.:
睨み合う達也と圭吾
達也『確かにコイツとは─一度はやり合ってみてェと思ってた……(心声)』:
※あっちゃん『まァ─一応ブキ使うのは─多対戦の時だけって決めてんみてェだけど…』達也回想※.
達也『けど…コレは…(汗─心声)』.
.ォ〔八角棒〕オォ.
圭吾[:.〔八〕∵.].
圭吾は八角棒を中段に構えた
第104話(1)終 第104話(2)
●平第公園●
圭吾[:.〔八〕∵.].
達也『今さら何言っても仕方がねェ…………(汗─心声)』.
達也『コイツァ─骨の一・二本は覚悟しねェとな…(苦笑・心声)』.:
トシ「ま…待ってくれ達也くん…((踞・震))」.
達也「!?」:
トシ「オ…俺は平気だ…だ…だから圭吾とモメないでくれ…((踞・震))」.
圭吾[・.〔八〕∵.].
トシ「い…今の圭吾は.マ…マトモじゃねェンだ…((踞・震))」:
達也「オイオイ.ンな事ァわかってんだよ!!!(汗)」:
トシ「バカよせ圭吾!!(踞)」.
達也[!?(汗)].:
圭吾[ブオッーーーーー].
突然.圭吾の八角棒攻撃が達也に襲い掛かる.
第104話(2)終 第104話(3)
●平台公園●
圭吾[ブオッーーーーーーーーーーーーー]
達也「…っ!!」.
とっさにかわす達也
達也「やろっ!!(汗)」.[ザッ]:.
.[[ミキ]].
瞬時に下半身のバネを溜める.達也の下腿三頭筋が隆起し静脈が浮かび上がる
.:[[ミキ]].
達也[ドッーーーー]
〔八角棒〕.
圭吾「!!!」.
達也は一気に圭吾の懐まで踏み込んだ
トシ「うおっ!(汗・驚)」.
圭吾「!!!(狂)」.
圭吾の瞳に緊張が走る
達也[[ゴツーーーー!!!!!]].
第104話(3)終 第104話(4)
●平台公園●
達也[[ゴツーーーーーー!!!!!]]⌒
圭吾[[!!]].
-------------------
:.
⌒〔八角棒〕.
.
-------------------
トシ「(驚)」:
─[圭吾].:[達也]─.
⌒〔八角棒〕.
[ドッ!((弾))].
達也のパンチが
圭吾の右前腕部を強打.持っていた八角棒を弾き跳ばした.
達也「ヘッ…やっぱ避けんのは上手ェや…」.
.[[ビリッ]]:
圭吾「…………」.
.[[ビリッ]]:
圭吾「ニィ…」:
痺れる右手を見つめ半笑う圭吾.
トシ「あ…あんなに深く踏み込まれた圭吾は…初めて見た…(驚)」.
[達也]:
トシ「な…何だよ.さっきの達也くんのダッシュ力は…!?(驚)」.
第104話(4)終 第104話(5)
●平台公園●
達也「さァーて.これでお互い素手だ 楽しもうや…(睨)」.
トシは二人の間に割って入る
圭吾[:.∵:].
[バッ].
トシ「オ…オイ二人共もう止めてくれよ!!!(汗・困)」
達也「ちょっ…邪魔すんなよトシくん!!!(汗)」:.
「ゴホッゴホッ!!ゴホッゴホッ!!((震))」:
達也「!?」圭吾[・.]
その時.失神していた柿崎が目を覚ます.
第104話(5)終 第104話(6)
●平台公園●
柿崎「(ハァ)け…圭吾…い…いきなり(ハァ)な…何…しやがる……((震))」.
[圭吾][トシ][達也].
柿崎「(ハァ)な…仲間に…な…(ハァ)なるんじゃなかったのか!?((汗))」.:
圭吾「…………」:
達也「何だコラ.オッサン!?オメェは引っ込んでろ!!(汗)」.
[スッ…].
〔八角棒〕.
圭吾[∵.‥.(拾)].
八角棒を拾う圭吾
.:..[ジャリ…].
圭吾[∴.:∵]:
[ジャリ…]..
圭吾は.喉元を押さえて踞る柿崎に歩み寄って行く.
第104話(6)終 第104話(7)
●平台公園●
柿崎[((震))].
:.:...[ジャリ‥].
圭吾[:∵.・.]:
[ジャリ‥].
達也「オ……オイ.ドコ行くんだオメェ!?(汗)」.
達也「コラ長嶋逃げんのかテメェ!?」.
[ザッ]:
トシ「ちょ…ちょっと待ってくれ達也くん!!(汗)」.
圭吾に詰め寄る達也を制止するトシ
柿崎「!!?((驚))」.
オォ〔八角棒〕オ.
圭吾[[ドッーーーーー!!]]:
柿崎「…っ!!」.
達也・トシ「!!(驚)」.
圭吾は苦しむ柿崎の左肩に八角棒を叩き付けた
.[[ピクッ…]]:
柿崎「う…ぐ〜〜〜っ!!う゛〜っ!!((苦))」.
:[[ピクッ…]].
再び倒れる柿崎.
柿崎は.左肩を押さえながら苦痛で顔を歪める.
第104話(7)終 第104話(8)
●平台公園●
柿崎「(はっ)ちょ…待て!!((怯))な…何がしてェんだ圭吾!!?(はっ)((怯))」.
圭吾[・.‥(狂)].
柿崎「な…仲間になりてェンじゃねェのか!?[[ドカッ!!!]]いぎっ!!」:
柿崎「わ…わかった.抜けてェんだろ!?[[ゴッ!!!]]グウッ!?」.
柿崎「わかった.オ…俺が気に入ら……[[バキッ!!!]]あぐっ!!」:
トシ[(驚)]:
達也[(驚)].
容赦無く柿崎を叩き続ける圭吾.その光景に驚くトシと達也.
トシ「や…やっぱり.あの時と同じだ…(驚)」.
第104話(8)終 第104話(9)
●狂乱鬼アジト●
山間にひっそりと聳え立つ.狂乱鬼連合のアジト…ホテルニュー潮薔薇[廃墟]
その敷地内に停めた車のリアゲートに座り.軽部からの連絡を受ける田口.
田口「目黒をやンのは.多分…この一週間以内だ…(鋭)」
●市街●
軽部(TEL)「ところでハルケンの事だけど 結局あの日パクられずギリでバックレたワケじゃん?」
軽部(TEL)「警察がガチで探してんみてェだけど…大丈夫なん?」
●廃墟●
田口(TEL)「ああ…海くんが隠れ家を点々と移動させてる…」
田口(TEL)「どうやら県内のオービスやNシステムの位置を全て把握してるみてェだ… やっぱタダ者じゃねェぞあのチビ…」
[ジャリ‥]
[田口]
[ジャリ‥]
軽部と話ながら廃墟内へ向かう田口
田口(TEL)「ああ…軽部も気ィ付けてな…オウ.また連絡する…」
第104話(9)終 第104話(10)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
[ジャリ…]
田口[(鋭)]
廃墟内に入る田口
「[バキッ!] ギャッ!!」
廃墟内に何かを叩く音と呻き声が響く
田口「っス…ニカクさん.定時連絡終わりました…」
「[トガッ!]っが!!」
ニカク「オウ」
田口「まだやってんスか…」
「[バキッ!]ヒギっ!!」
ニカク「ああ…見てるこっちもウンザリだ」
[イッカク]
[狂乱鬼]
「■ハァハァ(汗)■」
第104話(10)終 第104話(11)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
.オォ:オ.ォ.オ.
:.海「ハァハァ」..
ハルケン[((震))].:
左腕を三角巾で固定しながら.金属バットを右手に息を切らす海.
そこには両手首をロープで縛り吊るし.右肘に包帯を巻いたハルケン(全裸)に制裁を加える惨状があった.
その隣には既に制裁を加えられ.踞る大島(全裸)の姿も見える.
海「(ハァ)お前には本当ガッカリだわ…(ハァ)なァ?ハルケン…………(汗)」.
冷徹な瞳をした海を前に.涙と鼻血を流して項垂るハルケン.
ハルケン「ズ……ビバベン…ズビ…バベン…ズ…ズビバ…ベン((怯))」.
.:.田口[(睨)]..
ハルケン「ズビ…バベン…((怯))」:
田口はその惨状を鋭い眼光で見つめていた.
第104話(11)終 第104話(12)
●平台公園●
.トシ[驚]達也[驚].
柿崎「カ……カンヘン(勘弁)ヒヘくらはい…ホ…ホンロウ(本当)に…ひ…ひ(知)らはひんへふ…((震))」.:
.:.[[フルフル]]:
柿崎「は…はんふはひ(幹部達)のひ…ひはひょ(居場所)は…ひ…ひ(知)らはいんへふ……((震))」.
[[フルフル]]:.
圭吾[:∵.∴.].
〔八角棒〕.
[ドッ…(失)]柿崎
圭吾の拷問で顔面がコブの山脈状態になり舌が回らない柿崎.
柿崎は意識を失った.
圭吾[:.・.(狂)].
第104話(12)終 第104話(最終編)
●平台公園●
.[ザッ…棒〕]:.
圭吾[・.∴.(収)].
達也「え!?(驚)」.
[ジャリ‥].:
圭吾[∵.:.]
:..:[ジャリ‥]:
圭吾は八角棒を背負って来たケースに収め.この場を跡にする.
達也「オ…オイ.ちょっと待て長嶋!!まだ勝負は着いてねェぞ!?」.
トシ「ゴメン達也くん.ここは勘弁してやってくれ!!(困)」:
トシ「今の圭吾は何言ってもダメなんだ!!(困)」.:
達也「はあ!?(汗)」.
軽く両手を伸ばして達也を制止するトシ.
沈んだ表情でトシは語る.
トシ「い…以前.ウチの5代目と揉めた時と.同じなんだ…(俯)」:.
達也「!?(汗)」.
トシから去っていく圭吾の背中から.危険な雰囲気が漂う.
:.∵・∴.::.:∴.:.
.:.∴:.:.∵・∵.:.
:.∴.:[圭吾]:.∵:.
.:∴:.∵.:∴:∴.:
∵.:・∴:.‥∴∵.::
トシ「あの状態に入った圭吾はもう…手が付けられない…」.
第104話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第105話(1)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
コォ ォ オ ォ
海「なァ.ハルケン……」
オ ォ オォ
海「なんでお前らに」
[◎]
オ ォォ
海「斬人の主要メンバーを拉致らせてると思ってる?」
オ ォ オ ォ オ ォオ
///////////////////
V││[鬼]││││/
[爆]│││││[鬼]/
[爆]│[◎][鬼]││/
[爆]│││││[一]/
[島]│││││[二]/
[ハ][海]│││[田]/
V││││[◎]││/
V││[鬼]│││[鬼
///////////////////
オ ォ オ ォ オォ
※[廃墟内見取図]※
二台のビデオカメラが作動する…
ホテルニュー潮薔薇[廃墟]…内部
そこでは九人の狂乱鬼連合の前に
爆神蜘の五人が.全身痣だらけの姿で跪いていた.
目の前には.金属バットを右手に海が立っている.
涙と鼻血を流しながら項垂れたハルケンが.海の尋問に答える.
ハルケン「そ…それは…た…丹沢敦司を……お…誘き出す為です…((怯))」
第105話(1)終 第105話(2)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「正解正解〜〜〜っ!!その通りだよハルケン!!」.
海「主要幹部が拉致られれば.丹沢も後ろで見てる訳にはいかないからね」.:
海「じゃあさ.何で丹沢を………誘き出す必要があるんでしょォ〜〜〜か!?」.
ニカク[(睨)]
田口[(睨)]
イッカク[(睨)]
大島「う…ううう((怯))」
ハルケンへの制裁を鋭い表情で見つめるニカク・田口・イッカク.
その惨状を.ハルケンの隣で怯えながら見守る大島.
ハルケン「そ…それは…………((怯))」
ハルケン「た…丹沢を…潰ス…為です((怯))」
海[∴.・.:.(冷)]:
第105話(2)終 第105話(3)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「えいっ!![ドカーーー!]」.
ハルケン「ギャッ!!」.
ハルケン「ぐう゛う゛い゛い゛ィ!!((涙))」.:.
海はハルケンを金属バットで叩き付ける.ハルケンの巨大陰茎が揺れる.
海「答えが荒いなァ…」.
海「正解は…丹沢と良樹を一対一の状況に持ち込ませる為でしたァ…」:
不満気に口を尖らせる海.
海「けど丹沢は絶対に良樹と一対一にはなりたくない…さてナゼでしょう?」
ハルケン「そ…それは.ち…力が.き…拮抗してる…から((怯))」.
海「とう!![ドカッーーー!]」.
ハルケン「いぎっ!!!」:
海「くやしいけど正ェ〜解!」
海「まァ個人的には6対4で良樹が上だと思ってんだけどサァ…」:
ハルケン『な…なぜに…((怯─心声))』.
ハルケンへの制裁は続く.
第105話(3)終 第105話(4)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
田口「言いたかねェっスけど」
田口「丹沢敦司は喧嘩に関して言えば.良樹くんと同じでチートスペックです」
田口「あの細ェ体は.全身がギリギリ詰められた強力なバネだと思っていい…」
田口「しかも天性の当て勘がハンパねェ上.拳が小さい分.ピンポイントで急所にバンバン入る…」.
※『返り血を浴びたあっちゃんが素手喧嘩で相手を倒す(イメージ)』※:.
田口「普通の人間じゃ.まず反応出来ねェ……(閉目)」.
ャjカク「カッカャbカッ.経験者は語るってヤツだな!!(♪)」.
ニカク「正直言って俺から見ても.パワーとスタミナなら良樹だが.スピードと当て勘なら丹沢だろう」:
ニカク「まァ本当ン所は.実際にやり合ってみねェとわかんねェけどよ…(半笑)」.
第105話(4)終 第105話(5)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「まっ.つまり下馬評じゃ.やり合えばお互いただでは済まないって事だね…(閉目)」
海「だから向かい合う時は.お互い自分達のテリトリーの方が好ましいんだ…」
海「もし一対一で相手陣地で勝利しても.その負けた方の仲間にボコられて終わりだからね……」
海「特に丹沢が潜ってる場所が本当にタチが悪いんだよ…さてナゼでしょう?」
ハルケン「そ…それは((怯))」
大島[((怯))]
海「やあっ!![ゴッーーー!]」
ハルケン「ギャ!!」
大島『まだ答えてねェのに…ムゴイ…((怯─心声))』
ハルケンへの制裁は続く
第105話(5)終 第105話(6)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「この約一ヶ月.丹沢が潜って出てこない.あの(有)丹沢スクラップってトコはさ…」.:.
海「現在は(株)丹沢金属の敷地内にある実質子会社みたいなもので」
海「敷地面積は2953u.東京ドーム約半分強の広さを誇る中規模工場なんだ」
※(有)丹沢スクラップの俯瞰図※
海「つまり.俺らみたいな違法ヤードじゃないから当然セキュリティは万全…」
海「しかもスクラップ置き場が迷路状になってて非常に迷いやすいときてる…」
海「その上.常に何人かの斬人メンバーがバイトで入ってるから.ほぼ臨戦態勢と言っていい」
※丹沢スクラップでバイト中の斬人メンバー※
第105話(6)終 第105話(7)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海は軽く辺りを歩きながら.敵将-丹沢敦司の戦略を推測する.
海「要するにあの場所にいるかぎり.丹沢は絶対に安全って事なんだよねェ………」
海「だから丹沢を必ず俺らの陣地に誘い込まなきゃいけないんだ」
ハルケン[((怯))]
狂乱鬼A・B[(座)・(煙)」
海「さすがに主要幹部が何人も攫われりゃ.丹沢も動かざるを得ない…仲間の信用を一気に失うからね」
海「きっと丹沢はそうなる前に何とか俺らを見付け出し.寝首をかこうと狙ってるハズだ」
海「もしかすれば.居場所を特定した段階でデコに何か吹いてサシちまうかもね…」
海「な…田口!?」.
田口[(鋭)].
第105話(7)終 第105話(8)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
田口「でしょうね…(閉目)」:
田口「さっきの定時連絡ではヤードの捜索にマヌクを出したらしいです…(閉目)」.
海「ホラァ.ハルケンヤベェじゃん!!あん時.武藤を攫って来りゃスムーズだったのにヨオ!!」.
[[グリグリ]]
ハルケン[((痛))]
[[グリグリ]]
ハルケンの頬を.金属バットの先端で押し捻る海.
海「大体.殴り合いなんて.しょせん自己満足に過ぎないだろ!?クソ頭の悪リィ.不良漫画のファンタジーなんだからさァ!!」
海「しかも.それで勝ってりゃまだいいもんをさァ…」
海「負けて帰って来るなんてありえないよ.本当にさァ(2コ下のガキにヨォ)」
大島達[((怯))((怯))((怯))((怯))]
武藤拉致計画失敗を咎める海に.震えが止まらない大島達.
第105話(8)終 第105話(9)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「お前もう不良としちゃ終わってんだろ!?だからさァ…」
海「オメェもうクビな!」
ハルケン「■!!■」
ハルケン「そ…そんな.それだけは勘弁してください」
ハルケン「オ…俺.ココ抜けたらもう行くトコ無いっスよ…(涙)」
大島[((怯))]
ハルケン「そ.それだきゃ勘弁して下さい!!(泣)」
ハルケン「な…何でも.何でもやりますからァ!!((泣))」
大島「ハ…ハルケン…((泪))」
必死な顔で海に懇願するハルケンを目の当たりにし.歯を食い締めながら泪が止まらない大島.
第105話(9)終 第105話(10)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「何でも?本当? じゃあさァ…」.
海「ボソボソ」.
ハルケン「!!」:
海はハルケンに耳打ちする
イッカク[(睨)]
ニカク[(睨)]
田口[?(睨)]
大島[?(泪)]
海「どう?やってくれる?」.
海のレンズに.不気味なフィルターが掛かる.
ハルケン「………(汗)」:.
絶句するハルケン
ハルケン「はい……それが良くんの為になんなら…(汗)」
第105話(10)終 第105話(11)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「本当ォ!?(イマイチ信用出来ないなァ…)」
ハルケン「本当です.信じて下さい!!」
:.∵・.∴・:.:・∴.
海「■本当ォ?ねェそれって…本当ォ?■」・.∴・:.:・∴.
∵∴.:.‥∴.:∵.:∴
ハルケン[((怯))]
冷徹な瞳で睨む海を前に.言葉を失うハルケン.その時.
海「嘘だ!![[ドッ!]]」海「嘘だ!![ガッ!]海「嘘だ!![[ドッ!]]」海「嘘だ!![[ガッ!]]」海「嘘だ!![ガッ!]」海「豚だ!![[ドッ!]]」海「嘘だ!![ガッ]」海「嘘だ!![ゴッ!!]」.
ハルケン[!,!'!'!.!,!:!'!,!'!,!,!:!'!,!']
突然.海はハルケンを滅多打ちにする.
その衝撃で辺りに散乱するコンクリートの破片が跳ね上がり.ハルケンに降り掛かる.ハルケンは阿鼻叫喚状態に陥った.
第105話(11)終 第105話(12)
●丹沢スクラップ●
要「0時までに戻らなかったらGPSで探してくれ」
あっちゃん「うん…くれぐれも気を付けてね」
[松坂他]
単車に跨がりあっちゃん達と話す要
要「心配すんな.オメェが行くよりゃマシだ(自信顔)」
あっちゃん「ハハハまァねェ…………
俺は一つ上の世代から超嫌われてんしねェ……(汗)」
.[スッ⌒(被)]:.
要「そんじゃあ行ってくんわ……」.
要「阿修羅の大将ン所に…」
要[[[ブォーオンー!!!!!!]]]..
要[[オォーーンーーーー!!!!]].
要は颯爽と阿修羅総長の所へ向かって行った.
松坂「やっぱ俺も行った方が?(汗)」
あっちゃん「………」
遠ざかって逝く要の背中を見つめながら心配顔の松崎と.自然体のあっちゃん.
あっちゃん「要なら.大丈夫さ…………」
要[オンーーーーー!オーーーーーーン……]
第105話(12)終 第105話(13)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
長時間に渡るハルケンへの制裁が.漸く終わろうとしていた.
海「痛みに耐えてよく頑張った………感動した!!」
[[ピクッ]]
ハルケン「……………((震))」
[[ピクッ]]
大島達[((怯))((怯))((怯))]
精根尽き果てるハルケンと.怯える大島達.
[ゴソゴソ]
海「本当は今.渡すつもりじゃなかったんだけど…」
[ゴソゴソ]
[スッ…]
海[(掌)]
海はポケットの中から取り出したモノを.項垂れるハルケンに見せた.
ハルケン「?…!!!((驚))」
第105話(13)終 第105話(14)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海[…[爪]…]
海の掌にはあの日.武藤とのタイマンで失った良樹の爪が.1枚だけ置かれてあった.
[フル][フル]
ハルケン「ほ…ほへは.ひよひ(良)ふんほ…ふ…ふめ(爪)…((泪))」[フル][フル]
海からのサプライズに.泪が溢れ出るハルケン.
海「ゴメンね.必死に探したんだけど.一枚しか見付かんなかったよ(苦笑)⌒★」.
少し舌を出しながら.自分の頭を小突く海.
ハルケン「は…あ(有)ひはほ(難)う(((泪)))」
[キン]
ハルケン「は…はひはほう.はひはほう…((凸))」[キン] [キン]
キラリと輝く良樹の爪は.ハルケンの勃起した巨大亀頭に置かれた.それを見つめながら興奮するハルケン.
第105話(14)終 第105話(最終編)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「水臭せェよハルケン!だって俺達.友達だろ!!(笑)」
[ナデナデ]
ハルケン「はっ…はっ…(((凸)))」
[ナデナデ]
興奮が止まらないハルケンの頭を.優しく撫でる海.
田口「いや〜〜っこういう形の友情ってのもあるんスねェ…(遠い目)」
ニカク「ねェよ!(完璧な主従関係じゃねェか…)」
海とハルケンの友情劇を白け顔で見る田口と.スマホを弄りながら無関心なニカク.その後ろでイッカクが感動の泪を流していた.
イッカク[(泪)]
第105話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第106話(1)
●千葉 阿修羅●
阿修羅.
構成人数.
約90人を有する.
武闘派チームである.
西千葉北西部を.
活動拠点とする. 西千葉4大暴走族の
一つである.
以前.
西千葉最大の.
暴走族である.
愚狼が西千葉.
統一を図った際.
斬人と連合を.
組んで阻止した.
過去もあり.
現在斬人とは.
友好関係と.
言われている…
第106話(1)終 第106話(2)
●阿修羅アジト●
[(脱)⌒スッ]
要「フウ…(鋭)」
要が阿修羅のアジトに到着する
[[ザワザワザワザワ]
-┳-┳-┳-┳-┳-┳-
-○-○-○-○-○-○-
|=================|
|LIve House ───|
|─VILLAGE MAN'S─|
|=================|
|‖‖‖‖‖‖‖‖||
|‖‖‖‖‖‖‖‖||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[ザワザワザワザワ]]
阿修羅のアジト
LIve House
VILLAGE MAN'S
綾川「だから何度も言ってんだろが!!
ウチ(阿修羅)の大将はココにいねェってヨ!!(睨)」
阿修羅
特別攻撃隊隊長
綾川庄次【アヤカワ ショウジ(18)】
阿修羅の特攻隊長綾川が要を恫喝する.
第106話(2)終 第106話(3)
●VILLAGE MAN'S●
[ザワ][ザワ]
[阿修羅メンバー]
要「またまた綾川さん.今日こそはココにいるって聞いたんスけどねェ…本当はいるんでしょ.ザキさん(愛想笑)」
綾川「安倍テメェ.何なれなれしくウチの大将の名前ぬかしてんだコラ!?(睨)」
綾川「そっちは友好関係のつもりだろうがなァ!!もうこっちゃあ.そのつもりはサラサラねェンだよ!!(睨)」
[阿修羅メンバー]
[ザワ][ザワ]
綾川と阿修羅に囲まれる要.その時
「綾川さんやめてください」
綾川「あ"あ"!?(睨)」
阿修羅「!?」
要「!?」
水野「トールくんが会うそうです…(冷)」
人混みの中から現れたのは.阿修羅特別攻撃隊の水野輝衣
水野「………」
阿修羅
特別攻撃隊
水野輝衣【ミズノ キイ(16)】
第106話(3)終 第106話(4)
●VILLAGE MAN'S●
綾川「止めろだ?テメェちっとトールに気に入られてっからってもう天狗かコラ!?(睨)」
水野「スミマセン.全然そんなつもりは…(冷)」
綾川が水野に詰め寄る
水野[(冷睨)]
綾川「クッ…!!(汗)」
綾川「安倍.ココでナメたマネすりゃわかってんな!!」
綾川「それと輝衣.そいつらと仲良くすんじゃねェゾ!!」
阿修羅「……」
引き上げていく綾川と阿修羅メンバー達
要「…………」
引き上げて行く綾川らを見ながら疑問顔の要
水野「申し遅れました.自分ココで特隊のぺーぺーやらせてもらってます」
水野「水野輝衣と言う者です(礼)」
要「斬人の副総.安倍要だ.悪リィな.助かった(苦笑)」
第106話(4)終 第106話(5)
●VILLAGE MAN'S●
[フル][フル]
水野「あの安倍さん.一つお願いがあるんですが…((礼))」
[フル][フル]
要「あ?」
水野「あの握手.お願いできますか!?((汗))俺以前から安倍さんに憧れてて…((照))」
[ポリ]まんざらでもない→ 要「え?何?そォなのォ?俺ァそんな大それたモンじゃねェのにヨォ…(照)」
[ポリ]
頭を掻きながら照れ笑う要.水野はガッチリと両手で握手する
要「ったく.しょーがねェなァ…」
水野「アザス!!(手汗)」
第106話(5)終 第106話(6)
●VILLAGE MAN'S●
要は阿修羅総長が待つ.ライブハウスの屋上まで案内される
要「……」
水野「失礼します.トールくん.安倍さんが来られました」
阿修羅総長「オウ……来たか……」
背中を向けたまま返答する彫物大男
要「ゴク…(生唾)」
要「ご無沙汰してます.ザキさん(汗)」
水野[(冷)]
阿修羅メンバー[(汗)]
[ジャリ‥]∴・:.・:
オ:.・・∵.:.・・∵
阿修羅総長「オウ….
…」‥∵・:‥.:・∵
∴:.オ・∵.:.∴:‥
・∵.:.ォ.∵:‥∴.
.∴:‥∴・:.・:.・.
阿修羅総長「久しぶりだなァ.要ェ…」.:
:.・・∵.:.∴:・.:
・∵.:.∴.・:オ∴.
第106話(6)終:.・ォ: 第106話(7)
●VILLAGE MAN'S●
火咲「相変わらずキッツイオッサン面だなァ!?え?コラ?(睨笑)」
◆10代目阿修羅◆
総長-火咲透【ヒザキ トオル(18)】
[ピキッ…]
要[■(切)■]
要「そう言うザキさんこそ…そのゴリラ面.整形したらどースか!?(睨笑#)」
火咲「あ"!?」
阿修羅A・B「………(汗)」
オォ...:.オ
火咲「テンメェ…斬人の副総になって.随分上等こく様になったじゃねェか…おお!?コラ!?(睨)」.
.:..∵∴:要[(睨)]..
∵:‥.:∴∵.::∴:..
:..要[睨][睨]火咲:.
.:∴∵.::∴:..∵::.
至近距離で睨み合う…要と火咲…その時
「もーいーよ!!」
要「!?」
要は一点を見つめぼんやり顔
阿修羅A・B[………]
「もーいーよ!!」
第106話(7)終 第106話(8)
●VILLAGE MAN'S●
火咲「(にっこり)」
[ピョン][ピョン]
火咲「おやおやァ〜〜〜っ!?ど〜こ〜か〜な〜?((跳))」
[ピョン][ピョン]
要「………(汗)」
火咲「クレアたんはどこかなァ〜〜〜っ!?パパ全然わからんちんだな〜〜っ!!」
要・水野達「(微笑)」
火咲「やった〜〜っクレアたん見つけたァ〜〜〜〜〜っ!!((笑))」
紅愛「パパーーッ!!\(^o^)/」
火咲は満面笑顔で愛娘-クレアを頭上高く持ち上げる
火咲紅愛【ヒザキ クレア(3)】.:..
第106話(8)終 第106話(9)
●VILLAGE MAN'S●
紅愛「おじちゃんだ〜〜れ?」
要「おにィちゃんはかなめっていうんだヨォ(苦笑)」
火咲「クレア.このオッサンとしゃべっちゃダメだ!!中卒菌がうつるぞ!!(抱)」紅愛「…」
[[プル]]
要[((怒))]
[[プル]]
火咲は真顔で要から紅愛を引き離す
紅愛「パパァちゅーそつきんってなァに?」
火咲「中卒菌ってのはバカになる取り返しがつかねェ病気だ!!((DQNやバウンサーになったりする!!)) 」
要「アンタも中卒だろうがよ!!」
水野「トールくんそろそろ20時です.
下の店にいる透くんのお袋さん所にクレアちゃん連れてかねェと……(汗)」
火咲「嘘だろオイ!?まだクレアと遊びてェンだよ!!((延長だ延長!!))((汗))」
水野の言葉に焦る火咲.
紅愛は水野に抱っこされて帰って行く
第106話(9)終 第106話(10)
●VILLAGE MAN'S●
(((うわあ ぁあ)))
火咲「「待て!!待ってくれクレア.パパを置いて行かないでくれェエエ!!(((泣)))」」
阿修羅A・B「火咲さん.クレアちゃんはもう寝る時間スから!!(((汗)))」
紅愛を引き留め様とする火咲を.二人掛かりで止める阿修羅メンバー
水野[(汗)]
紅愛「パパ.おやすみぃ.またあちた(明日)ねェ〜〜〜〜〜っ!!ヾ(^o^)」
紅愛は火咲の母親の所へ帰って行った
第106話(10)終 第106話(11)
●VILLAGE MAN'S●
要「クレアちゃんだいぶ大きくなりましたね……(微笑)」
火咲「狙ってんのかテメェ!!」
要「違ェよ!!」
-------------------
要「ザキさん.二人で話せますか」
真剣な表情で火咲を見る要
火咲「…………」
寡黙になる火咲
火咲「クレアを嫁にはやらんぞ(オメェなどに)」
要「はいはい……」
第106話(11)終 第106話(12)
●某所●
コォ オ ォ オ ォ
賢三「一応ある程度の行動範囲は把握してある……なのでいつでも行けるはずだ…」オ ォ
賢三「だが本当にやる意味があるのか?目黒は既に斬人から抜けてるんだろう? 」
コォ オォ ォオ ォォ
〓〓〓〓〓〓〓〓〓|
‖‖─────‖‖|
[海]────[賢三]|
‖‖─────‖‖|
‖‖─────‖‖|
‖‖─────‖‖|
≡≡≡≡≡≡≡≡≡|
夜.賢三と密会する海
海「確かに本人は抜けてるつもりらしいね…だけど田口の最新情報によると」
海「どうやら丹沢は親衛隊の下のモンを目黒に付けたらしい…」
海「て事はつまり.目黒は丹沢にとってまだまだ大切な人間って事だよね」
オォ オ
スマホを弄りながら賢三と話す海
賢三「…………まァ一応そうなるな…(閉目)」
賢三「ところで海くん.奴の件はどうするつもりだ?」オォ オ
海「え?」
賢三「アンタがどう思ってんのか知らないが…俺はあの男がこのまま傍観者のままでいるとは到底思えない」
海[(睨)]
コォ..オ:.オ...ォ
賢三「井口達也の事だ……」
オ..:.ォ.
第106話(12)終 第106話(最終編)
●VILLAGE MAN'S●
要「さっきいた水野って奴.良い面構えしてましたね(微笑・煙)」
火咲「だろ!?タイマンならウチでトップ3に入るエースだ!!俺が直で仕込んでっから強ェゾォ!!(自慢顔)」
ライヴハウスの屋上で二人.タバコを吹かしながらにこやかに話す要と火咲
要「………(俯)」..
要「ところでザキさん.今日来たのは………(俯)」
火咲「わァーっとるわ……(煙)」
火咲「佑也……フーーッ(煙)」
火咲「ウチ(阿修羅)の元副総長.三浦佑也の事だろ…」
※『夜集会で阿修羅のユニフォームを着た三浦の横顔』※
◆10代目阿修羅◆元副総長-三浦佑也【ミウラ ユウヤ(18)】
安倍「・.∵(鋭)」.
この日最も厳しい表情を見せる.
斬人副総長-安倍要.
阿修羅総長-火咲透
との談判が.始まる.
第106話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第107話(1)
●VILLAGE MAN'S●
コオ ォ オ ォ
阿修羅メンバー「ウス!!」
綾川「いいかオメェら.今話した手順で行くぞ!!」
阿修羅メンバー「ウス!!」
オ ォ オ ォ ォ
金属バットを握り締めライブハウス裏に集結する.阿修羅特攻隊長-綾川と阿修羅メンバー達
オォ
綾川「俺が合図したら…安倍のクソガキを半殺しにしろ!!(半笑)」
綾川「そして」
■■■■■■■■■
綾川「■拉致れ!■
」■■■■■■■■
第107話(1)終 第107話(2)
●VILLAGE MAN'S●
.・.:.・.゜:.・:.:
・∵・。:..°*.∵..
-----火咲-安倍-----
|||||||||
-------------------
-------------------
安倍「………(俯)」
火咲「………(煙)」
屋上の胸壁に背凭れながらタバコを吹かす火咲と.
寄り掛かりながら夜景を見つめる安倍.
安倍「色々考えました…………(俯)」.
安倍「ウチのパイセン達が出て来てすぐに.約30人近い狂乱鬼が突然現われた…」:
安倍「海くん一人じゃ.オレらの追跡を躱(かわ)しながら.あれだけの人数は集められない…」
安倍「確実に力ある協力者がいるハズだと………」
火咲「………」
第107話(2)終 第107話(3)
●VILLAGE MAN'S●
∵・.:.・:。.°.・:
*∵.゜:.・.:..∵・.
安倍「約1か月前…(閉目)」
安倍「俺のダチ(達也)から.狂乱鬼の集会に三浦くんがいたと聞かされました」
安倍「斬人と阿修羅は昔から友好関係だ」
安倍「だから.まさかとは思いましたが…」
安倍「ザキさんと三浦くんは第8中のツレ.良樹くん達.井逆中とは別の中学だけど…」
安倍「以前は中学連合を組んでたって話を思い出しました………」
安倍「まァこの1か月.ザキさんが電話に出てくれねェ段階で…」
安倍「ある程度は確信を持ってましたが…」
第107話(3)終 第107話(4)
●VILLAGE MAN'S●
:.:∴.:.:。.°∵:*
..:.*:..゜∴.:.。:
-----火咲-安倍-----
|||||||||
-------------------
-------------------
安倍「………(俯)」
火咲「………(煙)」
火咲「だったら何で来た?」
オ.ォ:オ.
∵:‥.:∴∵.::.∴:.
火咲「佑也が良樹と繋がってると知ってんなら」:.:・.:∴∵
火咲「オレら(阿修羅)が狂乱鬼と繋がってると考えるのが普通だ」.:‥∵.::・:...
オ.ォ.オ.∴:∵・.::
火咲「だとすりゃこの場所は.斬人のオメェにゃ超危険地帯」
火咲「これからオメェはボコられ.拉致られる(鋭・半笑)」
オ.ォ:ォ.:.オ∵.:..
オ.ォ:ォ.オ.
綾川・阿修羅メンバー「(半笑)」
ライブハウス裏で金属バットを片手に談笑する.綾川と阿修羅メンバー達
ォ.オ.
安倍「………(俯)」
第107話(4)終 第107話(5)
●VILLAGE MAN'S●
.°*.∵.:..゜.:.*:.
.:‥:.゜:。:°.::・
オ ォ オ
安倍「ですね………」
安倍「丹沢からもそう言われました…」
安倍「だけど.俺の知ってる火咲透って男は…」
安倍「そんなつまんねェ.マネはしねェ………(微笑)」.:
火咲を見て微笑む安倍.
火咲「:.‥.(想)」.
火咲「フッ…」:.
第107話(5)終 第107話(6)
●VILLAGE MAN'S●
.・∵゜.:.:*。.°:
///////////////////
/////安倍 火咲/////
[][][][][][][][][][
-------------------
安倍「ザキさんはスジの通らねェ事を最も嫌う男だ」
安倍「それにもし良樹くん達と繋がってんなら.電話に出て俺らを呼び込んじまった方がいい」
安倍「まァ.それでも100%の確証があった訳じゃないっスけど…」
火咲「………」
安倍「今日俺が危険を冒してまでここに来たのは」
安倍「阿修羅の総長の口から.直接ゲンチ(言質)を取りたかったからです…」
火咲「……」
.∵.・::.゜.‥.*・.
安倍「三浦くんが良樹くんに付いた理由と…」.∴.*.‥.゜∵
.∵*:゜.:∵.・.∴:
・.∵.°∵・.‥:°:
.∵.。.∴..゜.∵.・
安倍「阿修羅はウチ(斬人)とハンメ(反目)なのかどうかです」
.∵...。:.*:..・:.:
.+.‥.:∴:..:・.∴.
;∵..∵:.:゜;.。:*.
第107話(6)終.*:.∵. 第107話(7)
●某所●
海「何で達也の事が気になるの?(睨)」
海「だってアイツ.今回のゴタゴタには一切関わらないって言ったんだゼ〜〜〜っ!?(睨)」
海「いきなりその約束を反古にするって事?」
海「だとしたら約束も守れねェサイテー野郎じゃんか!」
賢三「………」
賢三「いや.それは無いだろう…」
賢三「アンタが奴の職場を襲うからな…………(冷睨)」
海「襲うなんて.そんな良樹が悲しむ事は絶対しないよ!!」
賢三「そうか…違ったか……(俯)(よくないね……)」
海[汗]‥‥[心]賢三
海「あはっ(ハート)やっぱバレてたんだァ…(汗)」
舌を出しておどける海
第107話(7)終 第107話(8)
●某所●
海「けど…それがわかってんなら達也は余計に動けないじゃん」
海「それに.丹沢との約束だってあるし」
賢三「確かにな……」
賢三「だが何か確信に近いものを感じる…(遠い目)」
賢三「説明はできないけどね…(いけないね……)」
海「…………(汗)」
海「何?勘みたいなもの?」
賢三「まァ.そんな所だ…」
海「う〜〜ん勘かァ…何か賢三くんの勘は当たりそうだからなァ…(汗)(雰囲気的に……)」
海「だったらその勘を働かせて教えてよ」
賢三「?」
海「田口の豚は.本当に斬人を裏切ってると思う?(鋭)」
第107話(8)終 第107話(9)
●VILLAGE MAN'S●
..:.∵・:.゜.:.・..
:+.・*:。:.°。*:∵
-----火咲-安倍-----
|||||||||
-------------------
-------------------
火咲「正直言えば俺も佑也も.オメェら7代目斬人を良くは思ってねェ…(煙)」
火咲「どんな理由があるにせよ.ダチが後輩に騙し討ちにあったんだからヨ…(煙)」
火咲「だがコレは斬人の中での話だ…」
安倍「………」
火咲「オレら(阿修羅)が口出す話じゃねェ…」
火咲「特に総長の俺はな…(俯)」
火咲「だが佑也は違った…」
火咲「良樹達がパクられて.海がオレら(阿修羅)に保護と協力を求めて来た時」
火咲「佑也には佑也なりに」:
火咲「何か思う所があったんだろう」.
第107話(9)終 第107話(10)
●VILLAGE MAN'S●
.:∵:・.:。.°‥.:.
・。*°∵..:。.°∴
安倍「何か思う所?」
火咲「それは佑也に直に聞け(煙)」
火咲「奴は俺にも本当の所は言ってねェ様子だった(煙)」
安倍「…………(俯)」
火咲「だがオメェのわかってる通り…フーーッ(煙)」
火咲「三浦佑也って男は」
火咲「間違ったクソには絶対について行かねェ」
火咲「…………」
火咲「とにかく俺は佑也に言った…」
[スッ-携帯灰皿]
火咲「本気で6代目斬人につくんなら.ケジメを付けてチーム(阿修羅)を抜けろってな」
第107話(10)終 第107話(11)
●VILLAGE MAN'S●
:+.・°∵:‥。.°..
∵*・.:‥.*..:・∴.
-----火咲-安倍-----
|||||||||
-------------------
-------------------
安倍「ザキさん.ケジメってもしかして.例の全員を一人で相手するやつスか?(汗)」
火咲「まーよ.阿修羅名物.全タイマンだ」
火咲「さすがの佑也もラストはボロボロ…」
火咲「打撲と骨折で全治2か月だった…」
火咲「その上.佑也が抜けた事で.佑也を慕う側近が17人も抜けやがった」
火咲「ウチ(阿修羅)からすりゃ.大損害もいいトコだったわ……」
安倍「………(俯)」.
火咲「これでわかっただろ?」.:.
火咲「オレら(阿修羅)の立ち位置と.狂乱鬼の成り立ちが」
火咲「…………」
第107話(11)終 第107話(最終編)
●VILLAGE MAN'S●
.・:.∵.・:..∴.∵:
.‥:.∴・.:..:.∵..
要「ザキさん有り難うございます(会釈).良くわかりました」
要「やっぱ.阿修羅はウチら(斬人)とハンメ(反目)じゃねェって事っスね!(微笑)」
安心顔で帰ろうとする要.
火咲「そんな事言ったか?」
要「へ?(汗)」
.∴:.∵.‥:...∴..
火咲[ゴキンッ…(指鳴)]
∵:‥.:∴∵.::∴∵:
火咲「要…オメェまさか本気で.このまま黙って帰れると思ってんのか?」
.‥:∵.∴・.:..:∴:
要「■!!(驚)■」
.:∴∵.::∴:..∴∵.
.:∵・∴.:・∵∴.::
オ.‥:.∵・.∴・.:
.‥:.:.∵.∴・.:.∴
.‥:ォ・.∴・.:..:.
.・∵.∵:∴:.∴∵:.
.∴.:.火咲[睨]:..∵
.‥:・.∴・:..∵∴:
.・.∴∵:オ:.∵.:.
∵・∴.:・∵ォ∴.::
.・∵.∵:∴:.∴∵∴
.‥:.∴・:.∵∴.:オ
∴:・∵.:‥.:∵.:..
半身に構え.
臨戦状態に入る火咲.
要は単身.
状況は最悪の方向に動こうとしていた.
第107話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第108話(1)
●VILLAGE MAN'S●
.・..∵.・:...:.
.‥:.:・.∴・..∴.
[ゴキン…(指鳴)]:.:
.・..∵.・:...:.
火咲「要…なんでオメェが来た時点で.綾川にボコらせなかったと思う」.∵:∴.:.
.・..∵.・:...:.
[ゴキン…(指鳴)].∵
.・∵.∵:∴:.∴∵:.
∵・∴.:・∵∴.:.∴
コ.オ:.ォ.オ.
要「(睨・汗)」
火咲「それは俺も.一度はキッチリ話をしてェと.思い直したからだ…」
∴:.・∵.:‥∵.::..
火咲「今から聞く事の答え次第じゃ.オメェを黙って帰すつもりはねェ…(睨)」∵:
オォ.オ∴.::∵・..:
第108話(1)終 第108話(2)
●VILLAGE MAN'S●
: ・. ∵ :. .‥ . :
∵ . :. ・ ∵. :. :
-------------------
|VVVVV||V
-オ[要]-ォ--オ-----
---オ[火咲]-ォ--オ-
-------------------
要は.豹変した火咲に動揺する.
オ:ォ.オ.ォ:
火咲「理由はどうあれ.オメェら7代目斬人は(睨)」
火咲「オレラらの世界じゃ絶.対にやっちゃいけねェ不文律を犯した…(睨)」
要「(睨・汗)」
火咲「上の人間をカタにハメ………追い落とした…!(睨)」
オ.ォ:オ.ォ.
火咲「オレラの世界じゃ.世代ごとの横の繋がりと.強力なトップダウンが基本だ」
火咲「だから俺らみてェなクソでも.何とかチームとして形を維持する事ができる」
第108話(2)話 第108話(3)
●VILLAGE MAN'S●
.・.:.∵.・:.・:
.‥:..・.∴・∵::
オ.ォ オ.
火咲「だがオメェら7代目斬人がやった行為は.組織の平和維持を壊す行為だ(鋭)」
火咲「結果.現在のオメェらは西千葉じゃ.上の世代から信用を無くし.ほぼ孤立状態」
火咲「今のままじゃ西千葉はおろか.その周辺地域でさえ.オメェらに味方するチームは出て来ねェだろう……」
火咲「それどころか.仮に良樹達に勝ったとしても」
火咲「常に他のチームから敵視され.狙われる事になるハズ…」
第108話(3)終 第108話(4)
●VILLAGE MAN'S●
.・..∵.・:...:.
.‥:.・.∴・.∴.∵オ ォ オ
要「……」
火咲「それでもこのまま.自分達のやり方を貫くつもりか?」
火咲「今ならまだ引き返せるかもしれねェぞ?」
要「………(汗)」
要「確かにザキさんの言う通り.今ならまだ間に合うかも……」
火咲[(睨)]
要「もっと言えば.俺達は良樹くんに負けた方がいいのかもしれない…その方がきっと楽だし.平和だ」
要「今だけはね…」
[ピクッ]
火咲「…(睨)」
要「前世紀じゃねェンだ.世の中に甘えて仲良く楽しく暴走族なんて時代は.もうとっくに終わってる」.
火咲[(睨)]
第108話(4)終 第108話(5)
●VILLAGE MAN'S●
.・..∵.・:∵.:.
.‥:.・.∴・.∴.∵オ ォ オ
要「俺達はこのまま行きますよ…例え世間から.悪鬼と後ろ指指されてもね」
[[メキッ]]
[要]
[[メキッ]]
自然体で左拳を握り締める要.
安倍「これは丹沢敦司の意思では無く.7代目斬人の総意です(睨)」
火咲[睨]─[睨]安倍.
オ.ォ.オ
火咲「そうか……だったら仕方がねェ……」.・..∵.:・:.
.‥:.:・.∴・.∴.:
.オ..∵.・:...:.
:.∵‥.∴:・.‥:∵.
火咲「今から阿修羅と7代目斬人は」∴:
:.∵・.∴:・.‥:∵.
∴・:.ォ∵.:‥.:.
:.・.∴・.:..:.・:
.:.:.∵.・:∵.・:
火咲「完全に敵対関係だ(睨)」・.∴・.:
..:..・.∴・:.オ.‥
∴.:‥∴:.∵:.∴・.
第108話(5)終‥∴・: 第108話(6)
●某所●
賢三「田口が斬人を本当に裏切っているかどうか…」
賢三「何を今さら…そもそも田口はアンタが拾って来たんだぞ?」
海「…………確かにね…(俯)」
海「実際.斬人を抜けた後の田口は」
※海『路上で袋叩きにされ.頭を抱えながら踞る田口』回想※
海「恨まれてる連中から.酷い目に遭ってた…」
海「それに奴の斬人に関する情報も正確で…今もそれは変わらない………」
※斬人に関する情報を連絡する軽部-イメージ※
海「たけど…」
///////////////////
賢三「王とマルコスの件か…」/////////
///////////////////
.:∵・∴:.‥∴.:∴.
海「………うん(鋭).」∴:.‥∴.:∴..∵:
第108話(6)終 第108話(7)
●某所●
海「仲間の話じゃ…あの二人はオレらの車で拉致られた後」海「隠し持っていたナイフで仲間を脅して逃げ出した」
賢三「らしいな.右腕が折れているのに.王を抱えて逃げ出したんだろ?(凄いよね…)」
海「ただそれだけじゃない…」
海「その後の情報でも斬人に戻った気配が無く.二人はあれから本当に行方不明だ…」
賢三「つまり.田口はアンタらを信用させる為.ワザと二人をやり」
賢三「その後.マルコにナイフを渡して逃がす算段をした.そして行方不明へってトコか…」
[ガシガシ]
海「近郊の病院にもいないし…あの状態じゃ.本人達だけじゃ逃げ切れないハズなんだ(悩)」
[ガシガシ]
悩み顔で頭を掻く海
第108話(7)終 第108話(8)
●某所●
海「田口は本当に斬人を裏切っているのか.逆にまだ繋がってて.斬人が二人を隠しているのか……」
海「それとも両チームとも裏切ってて.第三者を頼っているのか」
海「田口はまだまだ使える.ヘタに拷問なんてできない(汗)だから賢三くんに聞いてるんだ(困)」
賢三「そうだな………まァ.状況も含め鑑みてみると(俯)」
海「(汗)」
賢三「恐らく田口はまだ.完全に斬人を裏切ってはいないだろう…」
[ピクッ]
海「(汗)」
賢三「あれだけ7代目斬人に執着していた人間だ…」
賢三「どこかで戻れる様に画策している可能性が高い」
第108話(8)終 第108話(9)
●某所●
[[ガシガシ]]
海「やっぱそうだよねェ〜〜〜っ((頭掻・汗))まいったな…田口は使える奴なんだよなァ〜〜〜っ((頭掻・汗))」
海「斬人を取り戻した後も重要なのにィ〜〜〜っ!!((頭掻・汗))」
[[ガシガシ]]
賢三「だったらまずは.7代目斬人に絶対に戻れない様にしてやればいい」
海「え?」
賢三[(鋭)]
オォ オ オ オ
賢三「簡単な話だ.次の襲撃で.目黒をバラスよう.指示すればいい」
.・.:.∵..・:...:
オ.ォ.
[……].
海[…………].
[……]:
オォ.オ.オ.オ.
.‥..∵.∵:...:.
海の動きが.止まった.
第108話(9)終 第108話(10)
●VILLAGE MAN'S●
.:・゜・:.:。∴.・
・:。.‥∴..∴゜.・
-------火咲--------
|||||||||
-------------------
-------------------
火咲「……(煙)」
綾川「トール……」
綾川「何で要の野郎.黙って帰した?」
綾川「斬人の副総だ .良樹達に渡して.貸しを作っとくんじゃなかったのか?」
ライブハウスの屋上で話す.火咲と綾川.
火咲「フーーッ(煙)」
火咲「オレらの内で斬人は既にハンメだ…だが.要はココにたった一人で来た…」
火咲「そんな野郎をボコったら.阿修羅の名前にキズが付く…」
火咲「それに綾川.そんな事すりゃ」
綾川「…」
火咲「オメェが一番しんどいだろが?」
[コッ…]
肩に凭れさせていた金属バットの先端を.地面に置く綾川
綾川「まァな.正直助かったわ((汗))要だけはやりたくねェよ…((苦笑))」.:
第108話(10)終 第108話(11)
●VILLAGE MAN'S●
綾川「けど.アイツ(要)だってバカじゃねェ.その辺の空気読んで来てたのかもな」
火咲「………そうかもな……」
火咲は要と対峙した時を思い出す
火咲『いや─違う』
火咲『あの時の要は ──本気で俺とやり合う気でいたし─当然─俺も奴をボコる気でいた─』
火咲『だが─ガチで対峙した瞬間─────何か強烈な違和感を感じた─』
火咲『以前の要とは─何かが違う──そんな気がした─』
火咲『その証拠に───俺はあの時─奴を見て────』
:.゜.∵:.・。:・*。
.:+・*.:.∵.゜.:*.
安倍『■■狂■■』:
゜.。::・*。:∵:‥.
:・*.:.∵.:。:∵..
.:*.:.∴:.。.∴..:
火咲『───(汗)』.
・∵・∴:..:・.∴..
第108話(11)終:.・.: 第108話(12)
●VILLAGE MAN'S●
。・..・.‥.:。‥.
・:.‥:..゜:.・∴
火咲「フンッ…良樹達……こりゃガチで大変だぞ…(苦笑)」
綾川「へ?」
「トール」
火咲[?]綾川[…]
阿修羅「裏に.アイツらが来てる…(汗)」.
綾川「チッ…いつも通り.下のモンは連れて来んな…(汗)」
火咲「………」.:
火咲らは.アイツらが待つ場所へ移動する.
第108話(12)終 第108話(最終編)
●市街某所●
[阿修羅メンバー]
綾川「(汗)」
火咲「オウ…待たせたな(微笑)」
∴.:∴:.‥∴.:∴.:.
Y「いえ…そんなとんでもない…」∵.:.
:∴:.‥∴.:∴.:.∵:
Y「いつもご迷惑をお掛けしているのは…」:∴:.‥∴.:∴.:
X[■■■■■■■]:
┏Ζ┓
┃消┃
┃火┃
┃器┃
┗━┛
:・:.‥‥.:∵.:.∴.
Y「僕達の方ですから………」:.::.‥∴
X[■■■■■■■].
:∴:.‥∴.:∴.:.∵:
┏━━┓─────
│──│─────
│⊂⊃│─────
│──│─────
┗━━┛─────
─────────
─────────
──────Y──
火咲達を待っていたのは.消火器を右手にぶら下げ.頭に一斗缶を被った筋骨隆々の大男と.ネクタイとブレザーを身に纏い.冷たい瞳をした痩身の男.
二人から.圧倒的に危険なオーラが漂う.
第108話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第109話(1)
●地下駐車場●
闇に紛れて不良達は
今夜も蠢く.
元キックの猛者と対
峙するは.あの男.
オ ォ オ ォ
[元キックボクサーの仲間達]
元キックボクサー「コラ肉ダンゴ.相手見てモノ言えよ?テメェ.俺が誰かわかってんのか?(睨)」
[[ゴキンッ(指鳴)]]
「知ってんよオッサン.8戦全勝の元キックボクサーで.ステロイドでクビ…」
「現在はカードロ(車窃盗団)の大将だ」
[[ゴキンッ(指鳴)]]
オ ォ
ニカク「とにかく………先月納期分のタマ(車)ァ.今日中にさっさと持って来い…(半笑)」
ニカク「じゃねェと……アフマドが黙ってねェのはわかってんよな?(半笑)」
第109話(1)終 第109話(2)
●地下駐車場●
オ オ ォ オ ォ
[狂乱鬼]
イッカク[(睨)]
田口[(睨)]
ニカク[(睨)]
:.'.,:,:,.',:',.':.
元キックボクサー[(睨)]
[車窃盗団]
西千葉-地下駐車場で車窃盗団と睨み合う狂乱鬼.
元キックボクサー「わかったわかった.まァオメェが根性あんのはわかったからヨ.そういきり立つなよ小僧……(半笑)」
元キックボクサー「ニィィ…(笑)」
次の瞬間
.元キックボクサー[[
ドカ!!!]].[!!!]ニカク:
元キックボクサーの右ハイキックが.ニカクの首筋を強襲する.
第109話(2)終 第109話(3)
●地下駐車場●
ニカク[……][―――――――]元キックボクサー.:.
元キックボクサー「!!?(驚)」.
強烈な右ハイキックを首筋に食らいながらも.微動だにしないニカクに驚く.元キックボクサー.
ニカク「何だそりゃ?オッサン………(睨笑)」.:.
[[ゴツ!!!!]].
-------------------
元キックボクサー「((倒・震))」.:
ニカク「ケッ…元プロっつーから期待してたのによ…(不満顔)」:
車窃盗団「(倒)(倒)(倒)(倒)」..
狂乱鬼と乱闘し.失神する車窃盗団.
田口「ニカクくん.コイツらこれからどーすんスか?」.
ニカク「とりあえず.俺らのいるベースヤードを仕切ってる.ボスのアフマドに渡す.そっから先は知らねェ…」.:
[狂乱鬼].
[イッカク]:.
[田口].
ニカク「ったく海のバカ.家賃代わりに.色々面倒な取り引きしやがって…」.
第109話(3)終 第109話(4)
●地下駐車場●
田口「ニカクくん…」:.
ニカク「あ?」..
田口「俺がこっち(狂乱鬼)に来てもう2か月っス…」.:
田口「いつになったら良樹くん達がいる.ベースヤードに連れてってくれるんスか?(閉目)」::.
田口「そろそろ俺も.西千葉じゃヤバイ事になってる.正直.安全な場所に行きたいんですがね…(汗)」:
田口「それなりに仕事はしてると思うんですが…(汗)」.
ニカク「あのなァ田口君…不良にそれなりの仕事はねェンだよ.全ては結果のみだ…(閉目)」.:
田口「…」.
[ブンーーーー]:.
ニカク「だろ?」.
田口[[!!!!!!!!((驚))]]..
ニカク[[ドン!!!!!!!!]].:
田口「オッ…!!((吐))」.
[[ザッ]]:
田口「〜〜〜っ!!((苦))」:..
突然.ニカクから強烈なボディーブローをもらい.その場でしゃがみこむ田口.
第109話(4)終 第109話(5)
●地下駐車場●
ニカク「オウ.ブタをボディチェックだ…」.
狂乱鬼「ウス!!」.:
田口「!?((震))」:
田口「オッ…オイ.な…何だよ急に…!?」.
[[ドカッ]].
「うるせェ黙ってろ!!」.
-------------------
ニカク「フン…持ってんのはスマホだけか……」.:
田口からスマホを取り上げるニカク.
[狂乱鬼].
ニカク「オウ.ブタ.車ン乗れ…」.
田口「!?((震))」.
ニカク「カイが待ってる」.:
第109話(5)終 第109話(6)
●狂乱鬼連合決起集会場●
田口は海が待つ.狂乱鬼連合初代総長.弦巻良樹の就任式が行われた.大型駐車場まで連れてゆかれた.
-------------------
[海・ニカク・イッカク]
田口「え?」
田口「バ…バラすって…目黒を…スか?(汗)」
ニカク「…」
イッカク「…」
[ジャリ‥]
海「そう…半殺しとか.半端な事なんてしないで全殺し(ウクライナ21)(睨)」
海「今後の事を考えると.対外的にも脅威を与えられるし.何より.丹沢達斬人に本気を見せ付ける事ができる…」
田口「………(汗)」
絶句する田口
海「田口…何でココにお前を連れて来たかわかる?」
田口「え!?あ…い…いや…」
海「ここは以前…オレ達.狂乱鬼連合の決起集会をした場所なんだ…」
海「お前を本当に仲間として迎え入れたい…だからココに来て貰ったんだ」
第109話(6)終 第109話(7)
●狂乱鬼連合決起集会場●
海「辛いのはわかるよ.本当に………(睨)」
海「だけど.ぶっちゃけた話.お前を本当に信用するにはこれしかない…(睨)」
田口[(絶句)]
海「目黒をバラせば本当に仲間として認めるし.ベースヤードに連れて行き.身の安全も約束する」
ニカク「バラした後の処理は?」
海「賢三くん達.名無死が動いてくれる(微笑)」
ニカク「ケッ…そりゃいいな.面倒が省けていいわァ(不敵笑)」
田口「あ…あの.カイくん」
海「ん?」
田口「良樹くんは…当然この事を…?(汗)」.:
イッカク「…」
ニカク「…」
海「……」
第109話(7)終 第109話(8)
●狂乱鬼連合決起集会場●
海「なァ田口……良樹がそんな辛い事をお前に頼むと思うか?」
田口「そ…それは…(汗)」
[ザザァ…(風)].,,~,
ア,:・,∴~.'.:.:.~
~∵ァ'.,∴.~',・.,'
海「だってこの件は.
……」',:.,,~.:'.',
・,~:・ア.:∵・:.~'
∵,'~∴.:・~∴:,.'.
海「全てお前が勝手
にやる事だろ?」~.'
',‥~.:~・:.:ア,',.
・:,:~・~‥.:~.,'ァ
',:.,,~.:'.',∵.',~
∵.:・,~.:∵.:',∴.
田口「………」.~.:,
,'.:・~.:~∵.:.::,'
∵.:~∴.:~・:.,':.,
第109話(8)終:.:'~.. 第109話(9)
●狂乱鬼連合決起集会場●
田口「な…なるほど.
さっきのボディチェ
ックはこういう事だ
ったんスね」~,':・,
~.:,'・:.::.,'.:.~'
田口「会話の盗聴や録音をさせない為に…」~.:・,'.:∵.:~,
'∵~:・',.:.~:.:,'.
イッカク「(睨)」~.'
ニカク「(睨)」∵.~.
∵~:・',.:.∴:.:~,'
・~,':・~.:.,':.:,'
田口「そして.何よりこの事が.他の誰にも漏れない様に…」~..
・~∴:・',.:.',:.:'
・~:',~.:.・:.::.,'
ニカク「(睨)」~.:'.
∴:~∵.:.',:.::.∴,
・~∴:,'‥.:.~:.:,
田口「クク…」~.:,'
~,'・:.::.,'.:.~:',
オ.ォ:オ.:ォ.~∴.',
田口「ギャーーハッ
ハッハッハッハッハ
ッ!!?」~.:・,'.:
~∴:,'‥.:.~',∵'.'
:,'・:.::.,'.:.~,.'
第109話(9)終.:',~,' 第109話(10)
●狂乱鬼連合決起集会場●
田口「ククッ((笑))なめてんじゃねェよ.アンタら!!目黒をバラス!?上等じゃんかよ.マジで!!(俯)」
田口「こっちゃあ.ハナからヨォ……それぐれェの腹ァくくって来てんだよ!!(俯)」.
ォ.オ.:~∵:.ォ,'~'.
ニカク「(睨)」'~,',
イッカク「(睨)」,'~
海「(驚)」オ.:ォ.~:
第109話(10)終:.',:. 第109話(11)
●狂乱鬼連合決起集会場●・~.:..::.:~:
:..・~..:.:.::.~:~.
田口「やってやるよ
…………」..~:・~.:
~..:∴.:~∴∵.:∴:.
∵~・.:.:~・:.::.:.
.:~.:.:∴.:∵.:・~.
~・.:‥.:.:・~.:..:
∵~・.:.:~・:.::.:.
~・.:‥.:.:・~.:..:
∵.:~..∵..:...∴~.
:..・~..:.:.::.~:~.
~・.:‥.:.:・~.:..:
∵~・.:.:~・:.::.:.
田口「俺が目黒を…
………」:~.:.:.::.~
~.:・:.:~.:∵∴...:
:..・~..:.:.::.~:~.
∵~・.:.:~・:.::.::
:..・~..:.:.::.~:~.
~・.:‥.:.:・~.:..:
.:‥~.:・∴.:.∵~:.
~∵・∴.:~.:.∴∴..
∴・.:.:~.::.∴.~..
第109話(11)終:..:. 第109話(12)
●狂乱鬼連合決起集会場●・~.:.∵:.‥.
オ..ォ:~∵オ..:.:~.
田口「だからアンタらも」
・.:・~.:∵.:・~.∴
海「(汗)」.~.:~:.∵
ニカク「(睨)」~:.:.
イッカク「(睨)」.~.
・~.:.∴:.∵・~.:..
田口「絶対.約束は守って貰うからな…」.
:.~.:.∵..∵・~.:.:
オ.:ォ~.
イッカク「(睨)」~.:
ニカク「(睨)」:~.:.
海「ゴクッ…(汗)」.
オ~.:.∵:.∴....∵.
何かを悟った様な田口に.生唾を飲み込む海.
オ.~ォ.:..∴オ.:ォ.
.:~.:.∴:.∵・~.:..
∵.:・~.:∵.:・~.∵
海「わ…わかった.約束するよ…」.:.:∴.
∵.:・~.:~.:∴∴.∵
・~.:.∴:.∵・~.:.:
第109話(12)終:.~∴. 第109話(13)
●狂乱鬼連合決起集会場-公衆便所●
[[ブルブル]]
田口「やる…やってやる……((震))」
田口「やるしかねェ……((ハァハァ))」
[[ブルブル]]
田口「俺にはもう.この道しかねェンだ!!((震))」
公衆便所の洗面台の前で.震えながら自身を鼓舞する田口.
「遅ェなァ.田口…」
[[ビクッ]]
田口「!!((驚))」
ニカク「……(睨)」
ニカク「フン……何かを初めてやる時ってのは.誰でも不安で恐ェもんだ…」
ニカク「だが物事は全てチャリンコに乗んのと同じで…………(睨)」
ニカク「一度乗り方を覚えちまえば余裕だ…(睨)」
田口「………(汗)」
ニカク「そしてどんな罪悪感も.時間と共に薄れてゆく」
∵・∴.∵:・∵∴.:.
・..ニカク[睨]∵.:.
∴.∵:・∵∴.:.∴∵
ニカク「まァたまにフラッシュバックで苦しむのはご愛嬌だ…」
第109話(13)終 第109話(最終編)
●狂乱鬼連合決起集会場-公衆便所●
[コトッ…]
ニカク「……」
ニカクは田口のスマホを洗面台に置き.立ち去っていく
田口「!?(驚)」
[ジャリ‥]
ニカク「俺の気が変わらない内に消えろ…今ならまだ.重荷を背負わなくて済む…」
[ジャリ‥]
[ジャリ‥]
ニカク「そして二度と」
田口「………(汗)」
ニカク「俺らの前に姿を見せんな…」
[ジャリ‥]
凶暴.先鋭化する
狂乱鬼.
その中で.ニカクの意外な言葉は.田口に響く…
第109話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第110話(1)
※達也『─その時俺は─自分の目を疑った……─』回想※
●丹沢スクラップ●
夜.
7代目斬人総長
丹沢淳司が.
丹沢スクラップに
斬人メンバーを招き.
バーベキューを
振る舞っていた.
[[ザワザワ]]
[[ジューッ(焼)]]
[ジッ][ジッ(焼)]
斬人「やっべー.このカルビ超ウメェ!!(楽)」
斬人「バカこっちのハラミ食ってみろ.ヤバイって!!(嬉)」
斬人「見ろこのタン塩.極厚じゃねぇ!?」
[ジューッ(焼)][ジッ(焼)][ジッ(焼)]
第110話(1)終 第110話(2)
●丹沢スクラップ●
[[ザワ]][[ザワ]]
斬人「コレ何.どの部分.ミノ?」
斬人「バーカ.ギアラだよ!!(笑)」
斬人「ギアラってどの部分よ?」
斬人「牛のチ○コかマ○コだべ!!」
斬人「食ってる時.シモるんじゃねェゾコラ!!((笑))」
[[ザワザワ]]
斬人「育ち悪リィなァ.テメェ!!(笑)」
斬人「オメェこそ何だ.その箸の持ち方ァよ!!(♪)」
[ザワ][ザワ]
斬人名物「BBQ」パーティ!!
第110話(2)終 第110話(3)
●丹沢スクラップ●
[ザワザワ]
あっちゃん「いつもありがとう達っちゃん.イイ肉を安く卸してくれて(微笑)」
あっちゃん「オバちゃん達にも宜しく伝えておいてよ(微笑)」
[ザワザワ]
[ザワザワ]
達也「ああ…けどそんな気にしなくてもいいよ.斬人はお得意様だし……(微笑)」
達也「それに切る手間が掛かんねェ分.オッちゃんも楽だって言ってたし(微笑)」
[ザワザワ]
焼きながら談笑する.
達也とあっちゃん.
第110話(3)終 第110話(4)
●丹沢スクラップ●
[ザワザワ]
達也「前回のバーべはこんなゴタゴタしてねェ時だったよな…何でわざわざこんな時に?」
[ザワザワ]
あっちゃん「達ちゃんも.もう知っての通り…今のオレらには
幹部.その他数人がフェードアウト状況だからねェ(俯)」
あっちゃん「当然.チーム全体の士気が下がってるからさァ…(俯)」
第110話(4)終 第110話(5)
●丹沢スクラップ●
騒がしくも楽しく
BBQパーティーが行われる中.
達也は
総長としての
丹沢敦司の度量を
心中で呟く.
[ジューーッ(焼)]
達也『─どの様な闘いでも─長期化した場合─』
達也『─安全な場所での美味い食事は─士気を高める──』
[ジューーッ(焼)]
[ザワ][ザワ]
達也『─だがわかっていても──若干17歳でこれだけの人数を一度に食わせる…─』
斬人[(食)(笑)(嬉)(騒)(楽)(食)(歓)]
達也『金銭的にも精神的にも─そんな事─なかなかできる事じゃない(資金源は置いておいて……─』
第110話(5)終 第110話(6)
●丹沢スクラップ●
[ザワザワ]
達也『確かに丹沢敦司は─気の置けない友人…───』
[あっちゃん-(焼)]
達也『──とは言い難い……─』
[ジューーッ(焼)]
達也『─だが──どんなヤバイ状況でも─何とか切り抜け─皆を導いて行ってくれる…──』
斬人[(楽)(騒)(食)(歓)(喜)(笑)(♪)]
達也『─この場にいる斬人のメンバーからは─そんな信頼感が感じられるのも─事実だった──』
第110話(6)終 第110話(7)
●丹沢スクラップ●
[ジャリ‥]
達也「しっかしトシくん.何処にも居ねェな…(煙)」
[ジャリ‥]
軽く辺りを歩き.トシを探す達也.
。゜。○゜。゜☆゜.
軽部「やあやあ.久しぶりだね達也っち(酔)」
軽部「その節はウチの田口っちゃんがご迷惑を掛けてゴメンよう(酔)」
.。☆゜。○。゜。。
軽部が缶ビールを右手に.達也に話掛ける
[ザワザワ]
。゜゜○。゜゜.。゜
軽部「トシちゃんは.今日も圭吾の捜索みたいだよう(酔)」
☆.。 ゜。○゜゜。.
達也「えっと確か…軽部くん.だっけ?(煙)」
達也「そっか…トシくんはまだ長嶋を………(汗)」.
[[ザワザワ]]
第110話(7)終 第110話(8)
●丹沢スクラップ●
達也は.平台公園であったトシとの出来事を.回想する.
○平台公園○
達也『あの状態の長嶋は手が付けらんねェって…─いったいどういう事だよ!?─』
トシ『〜〜っ───と…とにかく──今は圭吾を捕まえるのが先決だから…((震))──』
『ダッ…』
トシ『ゴメン達也くん─今度必ず説明するから!!─』.
達也『ちょっ─ちょっと待てよトシくん!!(汗)─』
達也から走り去ってゆくトシ.
トシ『圭吾ォ!!─』
達也『………(汗)─』
トシ『待ってくれ圭吾ォ!!─』
第110話(8)終 第110話(9)
●丹沢スクラップ●
軽部「キキキ(笑)まァトシちゃんは圭吾の事.大好きだからねェ〜〜〜っ!!(嬉♪)」
[ザワザワ]
斬人「ちょっ.マヌク君.飲み過ぎだって!!」
達也「?」
軽部「?」
マヌク「何かキサンら.バリしゃーしかぞ!!ボテくり回されたかとかコラァ!!((怒#))」
ア ァ ア ァ ア
マヌク「早よ何でんよかけん.酒ば持って来い!!((怒))」
斬人「わ…わかったからちょっと待ってよ!!((汗))」
斬人「……((汗))」
マヌクに胸倉を掴まれ.焦る斬人メンバー
軽部「キキキ(笑)ザマァねェよ.マヌクのバカ!!(嬉)」
達也「何かスゲェ荒れてんな……(汗)」
第110話(9)終 第110話(10)
●丹沢スクラップ●
軽部「マヌクは良樹くん達.狂乱鬼本隊がいるとされるベースヤードを捜索する為に(微笑)」
軽部「六本木にいるナイジェリアマフィアで.元特殊部隊の伯父さんに協力を頼みに行ったんだよう…(微笑)」
達也「オイオイ.元特殊部隊って(映画かよ…)(汗)」.
軽部「六本木には何気にいるらしいよう」:
第110話(10)終 第110話(11)
●丹沢スクラップ●
軽部「そしたら何とその伯父さん(汗)」.
軽部「何者かにツメられたあげく.両足と右腕をチョンパされてたらしい…」
※バウンサー-虎井清十郎の後ろ姿と.両足と右腕を切断された優希の伯父-マヌク・カンドゥ※
達也「…………(汗)」.:
軽部「マヌクは伯父さんやった相手をいつか見付け出し.殺スって息巻いてるみてェだけど.まァ無理だべ…」
[グビッ]
マヌク[((飲))]
[グビッ]
酒をラッパ飲みするマヌク.
達也「だ…だろうな(相手はバケモン過ぎるぞ…)」
第110話(11)終 第110話(12)
●丹沢スクラップ●
軽部「一応その伯父さん.ボスに口利いてくれたらしくて(飲)」
軽部「本拠地とされる場所を.ラスト10か所まで絞り込めたみたい(飲)」
※ヴィンセント・アモカチ※イメージ
[ザワザワ]
軽部「ただその10か所ってのが…どこも警備が厳重で.かなりヤバイ場所らしいんだよねェ…(汗)」
軽部「場所を間違えた日にゃ.偉ェ目に会うから.確実な情報が無いと絶対に突っ込めないんだよう…」
達也「■………(汗)■」
第110話(12)終 第110話(13)
●丹沢スクラップ●
要「コラ軽部!!」」
[[[ビクッ!!!]]]
軽部「!!!((驚))」
達也「(驚)」
要「テメェ余計な事.達也にベラベラしゃべってんじゃねェ!!((叱#))」
[[ググ グググ]]
軽部「痛だだっ!!ゴメンゴメン要っち!!((汗))」
軽部の左耳を引っ張る要
[ギャーーッ]
軽部「助けて達也っち((叫))今度超ヤリマン紹介するから!!((叫))」
達也「要止めろコラァ!!(こんな善い人を!!)」
要「達也テメェ!!((怒#))」
[ギャーーッ]
第110話(13)終 [ザワ][ザワ]
BBQパーティ中♪
[ザワ][ザワ] 第110話(14)
●丹沢スクラップ●
達也「ええ!?じゃあこん中で.目黒とやり合った事ある奴いねェの!?(驚)」
[[ザワザワ]]
達也「だって目黒は中坊の頃.田口とつるんであっちゃん達とスゲェモメてたんだろ!?」
要「…(食)」
軽部「…」
あっちゃん「…」
[ザワザワ]
[[ムグムグ]]
あっちゃん「あん時.俺に突っ掛かって来てたのは勝だけでさァ(食・汗)」
要「俺と目黒は.それを一緒に観戦してる内に仲良くなってよ(食)」
[[ムグムグ]]
要「まァ.そもそも目黒は喧嘩売ってくるタイプでもねェから」
※目黒の横顔-イメージ※.
要「こっちから何か仕掛けねェ限り.モメる事自体あんま無ェ訳よ」
第110話(14)終 第110話(15)
●丹沢スクラップ●
要「だけどまァ.アイツの喧嘩ァ目の当たりにしたらなァ…正直.負けねェまでも勝てるとは思えねェ…(汗)」
達也「……(汗)」
あっちゃん「そーだねェ.目黒はガチで強いからね〜(汗)」
軽部「んだね…今まで味方でよかったよう(汗)」
要「それにある意味.根が鬼の様に真面目な分(腕組)」
要「怒らせるとマジで怖ェンだよ…(汗)」
[ヒソヒソ]
軽部「朴念仁の圭吾も.何気に気も使ってるし.先輩からパシらされた事.一度も無いよねェ……(汗)」
あっちゃん「怖いねェ.怖いねェ(汗)」
[ヒソヒソ]
第110話(15)終 第110話(16)
●丹沢スクラップ●
要「超が付く程の意地っ張りの根性者…まァ.田口の真逆で一番苦手なタイプだ(微笑)」
[ザワザワ]
達也「……けどよ.本人が斬人抜けた気でいても.狂乱鬼の奴らはそう思ってねェンじゃねェの?(汗)」
あっちゃん「事情が事情だけに.目黒の気持ちもわかるからね.アイツの進退についちゃ保留中………(閉目)」
第110話(16)終 第110話(17)
●丹沢スクラップ●
[ザワ]
あっちゃん「だから一応護衛として.松坂達親衛隊の猛者を何人か付けてるんだ…(閉目)」
[ザワ]
[ジッ(焼)][ジッ]
[スッ(箸)]
焼き肉を取るあっちゃん
あっちゃん「だけど.相当な事が無い限り.目黒はやられたりしないよ(微笑)」.
達也[(微笑)]
目黒を思うあっちゃんの優しい微笑に.
爽やかな微笑を浮かべる達也.その時
[ジャリ‥]
「あのォ…丹沢さん」
あっちゃん「?」
第110話(17)終 第110話(18)
●丹沢スクラップ●
あっちゃん「…」
達也「…」
要「…」
軽部「…」
[ザワザワ]
松坂「ハァ.ハァ」
[ザワザワ]
息を切らし.目尻と鼻から出血した松坂が現れる.
[ザワザワ]
あっちゃん「どーしたの?松坂?」
達也「……(汗)」
[ザワザワ]
松坂「そ…その…目黒さんが…(汗)」.
斬人「ハハハハハ‥」
[ジッ…][ジジッ…(焼)]
斬人「ギャハハハ…」
[ホルモンと割り箸]
BBQパーティを楽しむ斬人メンバー
松坂「こ…殺されちゃって……」
第110話(18)終 第110話(19)
●丹沢スクラップ●
:∵・∴.∵∴∵・∵
オ∴‥∵・∵‥∴∵.
∴ォ・∴・・∵∴.∵
・∵オ・∴・∴ォ:‥
∴‥∵・∵‥∴∵.∵
オ.目黒[───]∵::
:・∵・:‥∴∵.:
∵オ・∵‥∴∵ォ.∴
∵・:‥∴∵.:∵‥
∴・∵‥∵・ォ∵.・
∵‥∵・∴.∵∴オ‥
∵・:‥∴∵.:∵.:
頭蓋骨から脳が飛び出し.血まみれになって倒れる目黒.
第110話(19)終 第110話(最終編)
●丹沢スクラップ●
※達也『その時俺は…──』回想※
オ.ォ...オ...ォ.オ.
───[松坂]───.
[達也]───[丹沢].
─[要]──[軽部]─.
ォ.オ...オ...ォ.ォ.
※達也『自分の目を疑った…──』回想※
オォ.達也[:驚.]オ..
※達也『何故か丹沢敦司が…──』回想※
.::.[丹沢]ォ.ォ.オ.
達也『─喜んでいる様に──見えたから───』
第110話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第111話(1)
●丹沢スクラップ●
ドッ.
あっちゃん「目黒が…………」
:∵・∴.∵∴∵・∵
∴.男[───]∵:::
∵・:‥∴∵.:∵‥
頭部から脳が飛び出し.倒れる男.
あっちゃん「殺された……?」
ドッ.ドッ
ドッ.
───[松坂]───.
[達也]───[丹沢].
─[要]──[軽部]─.ドッ:
ドッ.
要「(驚)」
軽部「(汗)」
達也「(汗)」
.ドッ
その報告は.あまりにも突然だった.
耳を疑う斬人幹部達.そして達也.
第111話(1)終 第111話(2)
●丹沢スクラップ●
:ドッ.
あっちゃん「…」.
ドッ.:
ドッ.ドッ.
松坂「その…俺…スマホ…ブッ壊れて……だから……ここまで((震))」
.ドッ
※頭部から飛び出る脳※
ドッ.
松坂「め…目黒さんが…(泪)」
ドッ.
ガッ[!!!.]
あっちゃん「落ち着け松坂…大丈夫だ……(抱)」
松坂「─」
松坂を抱くあっちゃん.
あっちゃん「お前のせいじゃない……いったい何があった……(抱)」
松坂「((泪))」
達也「(汗)」
■■■■■■■■■.
■約5時間前…■■.
■■■■■■■■■:
第111話(2)終 第111話(3)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
[海][ニカク]
狂乱鬼12人「(汗)」
数台の車に乗り.緊張顔の狂乱鬼メンバーと.
アイパッドで西千葉地域図を見ながら.目黒襲撃の戦略を練る.ニカクと海.
海「この1か月.目黒は数人の親衛隊にガードされながら.
仕事帰りほぼこの7つのコースのどれかを使って自宅に帰ってるね……」
海「目黒の自宅近くで本人を狙うのは難しい.商店街で人通りも多く.何より交番も近いからね…」
ニカク「……」
海「だから各コース毎に.一番.人通りの少ない場所に仲間を10人近く配置してある…」
第111話(3)終 第111話(4)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
─[ニカク][海]──.
海「なので.目黒がどのポイントを通過しても.すぐに俺らの元に連絡が入る手筈になっている」
ニカク「……」
海「そして.仲間が目黒を足止めしてる最中に俺等も現場に急行.目黒拉致が無理ならその場で殺(しとめ)る…」
ニカク「各現場に俺ら本隊が到着する所要時間は?」
海「一応この場所は.各コースのほぼ中間ポイントになるんだけど…それぞれ早くて5分.遅くても15分って所かな…」
第111話(4)終 第111話(5)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
ニカク「ちなみに兄貴達はどこに?」
海「イッカクにはポイント7…6号線沿いの高架橋下に行って貰ってる…」
─────────
7──6─5─4─3──
─────────
─────────
───[現]───2─
─────────
─────────1
─────────
─────────
──[目黒自宅]──
※簡易見取り図※
海「リサーチでは.一番通過する可能性が高いからね…」
-------------------
イッカク「……」
[狂乱鬼]
-------------------
ポイント7で待機する.イッカクと狂乱鬼メンバー.
第111話(5)終 第111話(6)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
海「逆にポイント1の公園は.通る確率が一番低い…」
ニカク「って事は.ここから一番遠い.ポイント1の公園とは真逆って事か…(汗)」
─────────
7──6─5─4─3──
─────────
─────────
───[現]───2─
─────────
─────────1
─────────
─────────
──[目黒自宅]──
※簡易見取り図※
海「なになにィ?兄弟愛?やっぱ離れてると心配?(にやつき笑)」
ニカク「バッ.バカ.そんなんじゃねぇよ!!ブン殴るぞ!!((汗))」
ニカク「兄貴は無敵だ!!俺のヒーローだからよ!!(自慢顔)」.:
海「はは…だよね!(微笑)」.
第111話(6)終 第111話(7)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
ニカク「ところで.アイツらは本当に信用できんのか?ここは山ン中じゃねェ.そう簡単にゃ行かねェぞ?」
視線をアイツらに向けるニカク.
──.[偽警官]──..
男「…」「…」賢三
そこには.作業着姿の男と賢三.
そして警官に扮した仲間の3人が車中に待機していた.
賢三「?」
ニカクの視線に気がつく賢三.
ニカク「睨」
海「多分大丈夫だと思う…(微笑)」
賢三に手を振る海.
ニカク「なぜそう言える?(睨)」
第111話(7)終 第111話(8)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
海「彼らの計画は至ってシンプルだ.目黒を拉致れずその場でバラした場合は.清掃員を装い.現場を清掃と消毒…」
海「最悪.通行人に見つかっても.警官に扮した残り4人が通報を防ぐ………」
[スッ・メガネ調整]
海「それに以前…(汗)」
ニカク「?」
海「どんなに大量なタンパク質でも溶かせる程の……………濃硫酸と高濃度苛性ソーダ液を見せて貰った…(汗)」
第111話(8)終 第111話(9)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
ニカク「オイオイ.そんな劇薬いったい何処で?ガキにゃ絶対に手に入らねェぞ?(汗)」
海「実家が建設会社だからね…まア.詳しくは教えてくれなかったけど…(呆・汗)」
海「だけど…どうやら賢三くんには…」
※薄暗闇に浮かび上がる.バウンサーの佐藤と鈴木のシルエット.二人の瞳が不気味に光る※
海「東京にいるその手のプロと.太いパイプがあるらしい…」
ニカク「フン…(睨)」
賢三を睨むニカク
ニカク「17かそこらのクソガキが.その手のプロとねェ…」
[じろーーっ…]
賢三[(見)]
ニカクを見つめる賢三.
ニカク「イマイチ信じらんねェな…(あんにゃろ.まだ見てやがる)」
海「そう言えばニカク.田口は?アイツの姿が見えないけど……」
ニカク「………さァな…もうそろそろ来ンじゃねェのか?」
第111話(9)終 第111話(10)
●西千葉某所(目黒職場)●
目黒「(汗)」
[バッ]
親衛隊「目黒さんお仕事………お疲れ様でした!!(礼)」
目黒が働く職場前で目黒に挨拶をする.松坂他親衛隊2人.
目黒「うるせェよ.毎日毎日うんざりだ…(恥ずかしい…)」
目黒「大体俺ァもう.斬人抜けてんだっつってんだろが!!(汗)」
松坂「何言ってんスか!?目黒さんはそう思ってても.狂乱鬼の連中はそんな事シカトかもなんスよ!?(汗)」
松坂「だから丹沢さんもこうして俺らを…(汗)」
親衛隊「(汗)(汗)」
第111話(10)終 第111話(11)
●西千葉某所(目黒職場)●
目黒「何だよ.あっちゃんの言う事は聞いて.俺の方はシカトか?(怒#)」
松坂「あっいや……… そんなつもりは(汗)」
目黒「ククッ…バーカ.冗談だよ(笑)じゃあとりあえずメシでも喰って帰っか(笑)」
松坂「ほい!!アザス!!(汗・笑)」
親衛隊「(汗・微笑)」
松坂の肩に右腕を回し笑う目黒に.微笑む松坂ら親衛隊.
親衛隊「目黒さん.ダチが店に行きたがってんスけど…」
目黒「止めとけ.ケツの毛まで毟られんぞ」
┃電柱┃
男A「………」
男B(TEL)「─」
親衛隊「目黒さん.7丁目に新しいラーメン屋.出来てるっス!!」
目黒「わかった.じゃあそこ行ってみっか」
目黒と松坂ら親衛隊が談笑する中.二人組の男に尾行されていた.
第111話(11)終 第111話(12)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
夜.田口に電話をする海.
海「田口の奴.電話にも全然出ない.スマホのGPSじゃ.俺らが用意した家(ヤサ)から動いてないし…」
海「報告じゃ.目黒はもう仕事上がってるってのに…」
ニカク「(閉目)」
海「まさか今さら…バックレたって事はないよね!?(汗)」
ニカク「(閉目)」
目を閉じ.沈んだ顔で俯くニカク.
ニカク「なァ海…今さらだがよ…」
:∴∵∴∵∴∵∴∵∴
ニカク「今.本当に」
∴∵∴∵∴∵∴∵∴.
ニカク「目黒をバラ
ス必要はあんのか?
」∴∵∴∵∴∵∴∵.
海「………………」
不思議そうな顔をする海
コ.ォ..オ...ォ....
海「何でそんな事聞くの?」
海「ニカク………」
コ..ォ...オ....ォ..
第111話(12)終 第111話(13)
●西千葉-某公園(ポイント1)●
[ジャリ‥]
松坂「ヤバいっスよ目黒さん…この時間にこの公園通って帰んのは(困)」
目黒「しゃあねェじゃんかよ.あの場所で食ったら.こっちの方が家に近ェンだからヨォ!!」
親衛隊「(汗)」
[ジャリ‥]
目黒拉致計画ポイント1の公園を通る.
目黒と松坂他親衛隊.
目黒「大体.松坂.オメエが食いてェって言ったんだぞ!?(困顔)」
松坂「いや…まァ.そうですけどォ…(汗)」
困惑する松坂
目黒「………ん?」
目黒「オイ…何だコレ?」
松坂「へ?」
第111話(13)終 第111話(最終編)
●西千葉-某公園(ポイント1)●
─────────:
────∵∵───:
────∵∵───:
────∵∵───:
──∴∴∴∴∴∴─:
─∴∴∴∴∴∴∴∴:
∴∴∴∴∴∴∴∴∴:
.∴∴∴∴∴∴∴∴∴
.∴∴∴∴∴∴∴∴∴
.∴∴∴∴∴∴∴∴∴
.∴∴∵∴∴∴∴∴∴
.∴∴∴[目黒]∴∴∴
.∴∴∴∴∴∴∴∴∴
月夜.
背後から巨大な影が目黒を包み込む.
オ.ォ.オ...ォ.ォ.オ[イッカク]
[目黒]
オ.ォ.オ...ォ.ォ.オ
公園にはいないハズの怪物.イッカクが金属バットを片手に現る.
惨劇の夜は.
ここから始まった.
第111話(終)
【アウト OUT】 13歳の少女にわいせつな行為をさせて動画を撮影したとして、警視庁少年事件課は児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑で
東京都北区田端新町の無職、森川和城容疑者(38)を再逮捕した。森川容疑者はツイッターなどで「ちゅんせかずき」を名乗っていた
同課によると容疑を認め、「年少者が好きで誘った」などと話している
逮捕容疑は昨年4月23日、豊島区東池袋のホテル内で、中学2年の少女にわいせつな行為をさせ
スマートフォンで動画撮影したとしている。この日の性行為について、同課は2月
都青少年育成条例違反容疑で森川容疑者を逮捕していた
同課によると、森川容疑者も少女も、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんの公式ファンクラブの会員だった
森川容疑者はファンクラブの中心的存在で、立場を利用して同じファンの少女らを繰り返し誘っていたとみられる
少女は「嫌われたらファン活動ができない」と考え応じてしまったという
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170317-00000517-san-soci
http://i.imgur.com/RkUbxJR.jpg
http://i.imgur.com/0Dfylxp.jpg まあこれもアウトな話っていやぁ、アウトな話しなんだけど…参ったな… 【OUT アウト】
第112話(1)
●某公園(ポイント1)●
オ....:.ォ....オ
(金属バット)
[イッカク].
[目黒]:
ォ....:.オ....ォ
イッカクが目黒の背後から金属バットを振り上げる.
イッカク「……」:
目黒「………」.
イッカク[ブンッーーーーー].
闇から現れた巨躯.
イッカク.その手に握られたバットが目黒を襲う…!!
第112話(1)終 第112話(2)
●某公園(ポイント1)●
[イッカク]
(金属バット)
[[ガキン!!]].
┳━━.
[松坂]..
目黒「……」.
[親衛(汗)親衛(汗)].
イッカク「……」.
イッカクの金属バット攻撃を松坂がトンファーでガード.
他の親衛隊二人も両手にトンファーを握り締める.
そしてイッカクに背中を向けたまま.冷静な目黒.
目黒「さっすがエース松坂…鍛え込んだかいがあったわ……(微笑)」
第112話(2)終 第112話(3)
●某公園(ポイント1)●
┳━━.
松坂「……(汗)」.
[ジャキン!].
┳━━━∞.
※伸縮式トンファー※
イッカク「!」.
[ブォンーー].
[松坂]:
┻━━━.
[[ガキン!!!]].
(金属バット).
[イッカク].
松坂のトンファー攻撃をガードするイッカク.
松坂「目黒さん早く逃げてください!!(汗)」.
目黒「はは……無理無理.周りを見てみろよ(冷)」.
松阪「!!!(驚)」.
第112話(3)終 第112話(4)
●某公園(ポイント1)●
オ.ォ...オ..ォ.
.[鬼][鬼][鬼][鬼]:
[鬼]...[イッカク]..
[鬼]...[松坂]..[鬼]
[鬼].[親衛隊]..[鬼]
[鬼]..[目黒]...[鬼]
[鬼].[親衛隊].[鬼].
[鬼].オ....ォ.[鬼].
松坂「はっ.はっ.(汗)」
親衛隊「はっ.はっ(汗)」
親衛隊「はっ.はっ(汗)」
イッカク.
そして金属バットを手にした狂乱鬼に囲まれる目黒と松坂.親衛隊.
第112話(4)終 第112話(5)
●某公園(ポイント1)●
目黒「ははマヌケもイイ所だ.完璧にルート読まれてんじゃねェか…(笑)」.
オ ォ..ォ...オ.
目黒「ブレインはあの海くんだからな.周到なのは当たり前か…」
[鬼].
[鬼].[親衛隊].
目黒「って事は.他のルートにも張られていたとして…時間が経てば経て程.ここに連中が集まる可能性が高ェな……」.
目黒「よーしいいかオメェら!!ヤバくなったら俺を置いてでも絶対逃げろ!!」.
目黒「俺もこの人数相手じゃ.さすがにオメェらまで手が回んねェからよ!!」
松坂「何言ってんスか!?俺ら目黒さんの護衛に━━(汗)」.
松坂「!!!(驚)」.
親衛隊「!!!(驚)」.
親衛隊「!!!(驚)」.
第112話(5)終 第112話(6)
●某公園(ポイント1)●
オ.∵∴.∵∴.∵∴∵
∵∴.∵ォ∵∴∵∴∵
目黒「どんな事があってもだ…」∵∴.∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
目黒「いいな」∵∴.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴オ
右手の人差し指を中指の上に重ね.こめかみ付近に構える目黒.
イッカク「……(睨)」.
王・マルコス強襲時.田口が目黒と同じ様なポーズをしていた事を思い出すイッカク.
その時.
[[ガキン!!金属バット地面叩音]]
「何やってんだオメェら!!」.
第112話(6)終 第112話(7)
●某公園(ポイント1)●
[バッ].
柿崎「何のんびり構えてんだバカ野郎!!さっさと目黒ォさらえオラァ!!」.
首にコルセットを付けた柿崎が狂乱鬼メンバーに気合いを入れる.
目黒「うっわァ…首大丈夫かよ?.アンタ誰にやられたの?家で休んでなよ(汗)」
[[ギリ]][[ギリ]].
柿崎「うっセェゾコラ.オメェらだきゃゼッテェ殺ス!!(睨)」
[[ギリ]][[ギリ]].
目黒「コワッ…(汗)」
[ダッ・突進].
「行けオラァ!!」
[狂乱鬼].[狂乱鬼].
目黒「……」
[親衛隊]
[バッ].
狂乱鬼「うオラァ!!(汗)」.
狂乱鬼が目黒・松坂.親衛隊達に襲い掛かる.
第112話(7)終 第112話(8)
●某公園(ポイント1)●
[スッ]
目黒「オウ…顎行くぞ顎…」.
右拳を構える目黒.
目黒[パカン!].
狂乱鬼[[!!]].
目黒の鋭い左ジャブが狂乱鬼の顎にヒットする.
[[ビリ]][[ビリ]].
狂乱鬼「お…((揺))」[[ビリ]][[ビリ]].
目黒[……(構)]
[クルッ-白目]
狂乱鬼[[ドッ!!(倒)]].
[[ビクッ]]
狂乱鬼「((驚))」.
狂乱鬼「((驚))」.
狂乱鬼「((驚))」.
狂乱鬼「((驚))」:
狂乱鬼「((驚))」.
狂乱鬼「えっ!?((驚))」:
[[ビクッ]].
目黒の左ジャブを喰らい.正面から崩れ落ちる狂乱鬼メンバーを見て驚く.他狂乱鬼メンバー.
第112話(8)終 第112話(09)
●某公園(ポイント1)●
オ..ォ...オ.ォ
目黒「ビビったべ?」.
狂乱鬼「!!!」.
狂乱鬼「!!!」.
狂乱鬼「!!!」.
狂乱鬼「!!!」:
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵目黒「だけど今さら謝っても」∵∴∵∴.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵目黒「もうムリだかんな……」∵∴.∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
狂乱鬼「……!!(驚)」
狂乱鬼「……!!(驚)」
狂乱鬼「……!!(固)」
狂乱鬼「……!!(固)」
第112話(9)終 第112話(10)
●某公園(ポイント1)●
目黒「よし…じゃあ次はそこのデケェの行ってみっか!(指差)」
狂乱鬼「!!?(驚)」
[ツカ][ツカ]
目黒「いいか右ローだ.下段蹴り知ってるよな!?今から右ローキック行くぞ!?」
[ツカ][ツカ]
狂乱鬼「な!?え!?はあ!?(汗)」
人差し指で指差しながら大柄な狂乱鬼に詰め寄る目黒.
[バッ]
狂乱鬼「くっ……めてんじゃねェゾオラァ!!(汗)」
焦り顔で金属バットを振りかぶる狂乱鬼.次の瞬間.
[ザッ].
目黒「…」.
[ビュオッーーー].
第112話(10)終 第112話(11)
●某公園(ポイント1)●
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒[[[ドン!!!!!!!!!!]]]:.
狂乱鬼[[[!!!!!!!!!!]]].=.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵狂乱鬼の左太股に.目黒の打ち落とし右ローキックが炸裂する.
[[ミキ…]].
目黒[………].
狂乱鬼[………].
[[ミキ…]]:
目黒の右ローキックの衝撃が狂乱鬼の左太股を軋ませる.
狂乱鬼「(固)」:
狂乱鬼「グッ……!!(苦)」.
ア...ァ...ア.
目黒[……(構)].
狂乱鬼「ぐああああ………!!!(((倒・震)))」:
ァ..:ア....:ア.ァ.
横倒しに崩れ落ちた狂乱鬼.
第112話(11)終 第112話(12)
●某公園(ポイント1)●
オ.ォ...オ.
目黒「だから言ったのに…右ロー入れるってさ.反応が遅過ぎんよ…」
目黒「まァ.反応できた所で…素人はカットできねェから意味ねェか…残念…」
狂乱鬼[!!!(驚)].
狂乱鬼[!!!(汗)].
狂乱鬼[!!!(驚)].
オ.ォ...オ.
松坂「さ…さすが目黒さん!!(汗・微笑)」
柿崎「コ…コイツは…(驚)」.
イッカク「………(睨)」.
第112話(12)終 第112話(最終編)
●某公園(ポイント1)●
オ..ォ...
目黒「オレは自分から喧嘩売ンのは.好きじゃねェンだけどヨォ…」.:
柿崎「……(驚)」.
狂乱鬼「…(汗)」.:
狂乱鬼「…(汗)」.
オ.
[スッ・構え]
目黒「売られた喧嘩は」
オ∴∵∴∵.∴∵∴∵
∴ォ∴∵.∴∵オ∵∴
目黒「いつでも」∴.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒「高価買い取り
中だ」∴∵∴∵.∴∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵オ
戦闘力の高さをみせつける目黒.
信じられない.
この男が
死んでしまうとは.
第112話(終)
【アウト OUT】 >大阪府三島郡島本町のイジメはいじめられた本人が悪い
>はよ死ねクズ
↑
イジメの加害者を擁護し被害者を「いじめられた本人が悪い」
「早く死ねクズ」と罵倒するなんて 島本町はホントに鬼畜の町だな 【OUT アウト】
第113話(01)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
目黒殺害という凶行.
そこに至るまで
2人の間で
何が話し合われていたのか.
ニカク「何で んな事を聞くかって?
んな事.当たり前だろが…(睨)」
ニカク「人間一人…バラしちまうかもって話だからな…」
海「……(汗)」
ニカク「(睨)」
海「(汗)」
ォ....オ....ォ
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵∴∵.
∵∴∵∴∵.[海]∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵[ニカク]∴∵.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
第113話(1)終 第113話(2)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
[スッ-メガネ直し]
海「わかった.以前も話したけど.確認の意味も込めてもう一度言うよ…(汗)」
海「1つは田口の本性を知る為…
田口が目黒をヤれば.嫌でも俺らに付くしか無くなる」
海「もう一つは……………」
海「目黒が仕切ってる親衛隊が.思っている以上にやっかいな存在だからだ…(汗)」
海「親衛隊は斬人の内でも約3割を占める最大派閥であり.防衛の要」
海「目黒が消えれば士気の低下は絶対に免れないし.膠着状態を切り崩す大きなキッカケになる」
海「ついでにチームを抜けたにも関わらず狙われ続けるという…強烈な恐怖心を煽る事ができる(睨)」
海「そして何より.幹部の一人が殺されたとあれば.大将として自分だけ隠れてばかりはいられない…
丹沢敦司は.あの場から動かざるを得ない…」
ニカク「…………(睨)」
第113話(2)終 第113話(3)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
ニカク「まァ.確かに理屈は通ってる…だかやはり安易過ぎるな…(閉目)」
海「オイオイ.何言ってんだよニカク?(♪)」
海「逆に自分の手を直接汚さないから安易にやれるんじゃないか…責任感が分散されるから.罪悪感で苦しまずに済む(不敵笑)」
海「だからこうして.賢三くんや皆に協力を頼んでる」
賢三「………(じろーーっ…)」
[哲]
やや離れた場所から.海とニカクを見つめる賢三と哲.
海「自分だけで目的を達成できないなら.誰かにキチンと協力を頼むのは.当たり前の事だろ?」
第113話(3)終 第113話(4)
●西千葉-某駐車場(ポイント5)●
海「そりゃあ.抗争中じゃなきゃ.こんな恐ろしい事は頼まないし」
海「もし自分の手でやらなきゃなら.当然選択肢からは外すさ.確実に失敗するからね…(♪)」
[ガッ]
ニカク「……」
海「(汗)」
当然.ニカクは海の胸ぐらを掴む.
[グッ…(掴)]
海「ちょっ…何すんだよニカク!?く…苦しいよ!!(汗)」
ニカク「……」
[ググッ…(掴)]
海「!!?(苦)」
ニカク「下らねェ御託はもういい…」
[フワッ-(浮)]
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
オ...ォ..オ.....ォ.海「((震))」
ニカク「本当の理由をさっさと話せ……………(睨)」
ニカク「じゃねェと.その細首をヘシ折るぞ(睨)」
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
海を右腕一本で持ち上げるニカク.
第113話(4)終 第113話(5)
●某公園(ポイント1)●
オ..ォ........オ.
狂乱鬼「え!?ちょっ…右!?左!?(汗)」.:
目黒[ゴキッ!!!].
:.狂乱鬼[!!!].
狂乱鬼[ドドオッ!!!(倒)]:
他狂乱鬼[……!!!(驚)]
他狂乱鬼「……!!!(驚)」
目黒の右肘打ち落としが.狂乱鬼の顔面に炸裂する.
オ.ォ...オ....ォ
[狂乱鬼]:[狂乱鬼].
───[目黒]───.
.[狂乱鬼].[狂乱鬼].
オ...ォ......オ
目黒「…ったく.右も左も分かんねェってどー言う事よ?
小学生以下じゃねェかよ……(不満顔)」.
第113話(5)終 第113話(6)
●某公園(ポイント1)●
[スッ-指差し].
目黒「オラその辺どーした.ガンガン売りに来いよ!
じゃねェとこっちから出張買い取りに行くぞ!」:
[ビクッ].
狂乱鬼「!!!」.
狂乱鬼「!!!」:
柿崎「オラ.オメェらビビってんじゃねェ!!(汗・喝)」.
狂乱鬼「で…でも…(怯)」:.
目黒の強さに怯える狂乱鬼.その時.
[カラン]
目黒「!」
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
コ..ォ....オ...ォ..
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
狂乱鬼[……(構)]..:
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
手にしていた金属バットを捨て.
目黒に立ち向かおうとする狂乱鬼メンバーが現れる.
第113話(6)終 第113話(7)
●某公園(ポイント1)●
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
オ..ォ....オ.ォ.オ.
元阿修羅「…(構)」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
柿崎「アイツは.三浦に付いて来たっていう.元阿修羅の…(驚)」.
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
元阿修羅[(睨)]∴∵.
.:.:目黒[(睨)]∴∵:
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
第113話(7)終 第113話(8)
●某公園(ポイント1)●
目黒と元阿修羅の戦闘が始まった.
元阿修羅[ドン!!!].
目黒[!!].
元阿修羅の左ミドルキックをガードする目黒.
目黒「おっ…いいね.オメェみてェなタイプは嫌いじゃねェ…(微笑)」.
[ザッ]
目黒「じゃあ.背負い行くからな」
元阿修羅「!」
[ブオッーーー].:
目黒[ドン!!!].
元阿修羅[!!].
[ビリ][ビリ]
目黒の左ミドルキックを元阿修羅もガード.元阿修羅の右腕が痺れる.
狂乱鬼「オオ!!(汗)」.
狂乱鬼「防いだ!!(汗)」
目黒の攻撃を捌く元阿修羅に.驚く狂乱鬼メンバー.
第113話(8)終 第113話(9)
●某公園(ポイント1)●
目黒は攻撃を続ける.
目黒[ガッ(掴)].
元阿修羅「!!」.:
目黒[グンッ(引)].
元阿修羅「うおっ…!!」:
[バッ]
元阿修羅「くっ…!!(汗)」.
目黒[(掴)]
元阿修羅の左肩を掴み.両手で強力に引き落とす目黒.
これを踏ん張る元阿修羅...次の瞬間.
元阿修羅「!!!」.
目黒[ガシッ.グッ].
[ブオッーーーーー.
ーー元阿修羅「うお
あっ!!!」ーーー
ーーーーーーーーー.
[目黒]ーーーーーー]
[[[バァー―――――
.[目黒]ーーーーーー
元阿修羅「ぐはあっ.
!!!」―――――
――――ン!!!]]]
[バッ.ザッ…受け身]
目黒「……」
元阿修羅を
豪快な
変則一本背負い投げで地面に叩き付け.
起き上がる目黒.
第113話(9)終 第113話(10)
●某公園(ポイント1)●
狂乱鬼「!!(驚)」.
狂乱鬼「え!?(汗)」.
柿崎「な!?(驚)」.:
「ま"」.
「ま"」.
目黒「……」
「ま"ま"」...
元阿修羅「ま".ま"」.
オ...ォ....ォ
元阿修羅「ま"…ま"っ.ま"っ(((震)))」
元阿修羅「ま"ま"―
―――――――――
――――――!!」.
目黒の投げ技で右腕を複雑骨折した元阿修羅.
右腕を抱えながら
絶叫する.
第113話(10)終 第113話(11)
●某公園(ポイント1)●
目黒は苦しむ元阿修羅に.さらなる攻撃を加える.
目黒[[ゴツ!!!!
ガッ!!!!!!!
!!ガッ!!!!!
!ガッ!!!!!!(蹴)]
元阿修羅「「「ごっ!!ぶっ…!!」」」.
狂乱鬼「……(驚)」:
狂乱鬼「……(驚)」.
柿崎「……(驚)」.:
[ピク]:
元阿修羅「がっ…あがっ……(失)」
[ピク].
目黒は悲鳴をあげる元阿修羅の顔面に.容赦なく蹴りを入れた.
元阿修羅は顔面血だらけで失神する.
.オ∵∴∵∴∵∴∵∴
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
ォ∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴∵目黒「……」∴.
∵∴∵∴∵.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
.オ∵∴∵∴.∵.∴∵
顔面に返り血を浴び.静観する目黒.
第113話(11)終 第113話(最終編)
●某公園(ポイント1)●
オ.ォ.....オ
柿崎「ううっ……(怯)」.
狂乱鬼「うっ…(怯)」:
目黒の圧倒的強さを目の当たりにし.怯える柿崎と狂乱鬼メンバー.その時.
「ぐあっ!!!」.
目黒「!」
イッカク「………」.
オ..ォ.....オ...ォ.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∴
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
イッカク[……(掴)].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∴
松坂[…((震))…]∵:
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
ォ..ォ.....オ...ォ.
イッカクが松坂の髪を強烈に掴みあげる.
それを外そうとする松坂.
そしてついに
惨劇の闘いが
始まる.
第113話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第114話(1)
●某公園(ポイント1)●
松坂は親衛隊の猛者.
しかし
相手は2メートルを
軽く超すイッカク…!!
松坂[┳━━━].
松坂[ブンーーーーーーーー].
///////////////////
///////////////////
イッカク[(避)].:
長いリーチを活かし
松坂のトンファー攻
撃を避けるイッカク.
松坂『くそっ…懐が深過ぎる!相当─踏み込みが速くねェと当たらねェ!!(汗・心声)』:
イッカク「…(睨)」.
松坂『しかも─バットがある分─余計にリーチが長げェ!!(心声)』.:
松坂『しかも─想像以上に握力がある─あのショートバットがクソ重い…!!(心声)』.
(金属バット)
イッカク[ブオッーー].:
[バッ(防)].
松坂[┳━━━].
松坂『こんなモン.まともに喰らったら──死…(心声)』.:.
イッカク[ブンーーーーーーーーー―(蹴)].
松坂「!!(驚)」
第114話(1)終 第114話(2)
●某公園(ポイント1)●
イッカク[[ドッー―――――――――――!!!!!(蹴)]].
松坂[[!!!!!]]:
イッカク「………」.
松坂[[ドドォッー―――!!!((倒))]].:
親衛隊・蓮「松坂!!(汗)」.
親衛隊・翔「!?(汗)」:
松坂「オ…ッ((吐))」:
イッカク[ガッ(掴)].
松坂[!!?].
イッカク[メキメキ].
松坂の髪を掴み
力を込めるイッカク.
イッカクの右甲に
静脈が浮かび上がる.
松坂「ぐあっ!!」.
目黒「!」:.
グ.グ..グ.....グ...
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵イッカク[(掴)].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∴
∵∴.∵∴∵∴∵∴∴
松坂「ぐあああっ……!!!((汗))」∴.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∴
∵∴.∵∴∵∴∵∴∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∴
松坂の髪を掴みながら.松坂を引き上げるイッカク.
第114話(2)終 第114話(3)
●某公園(ポイント1)●
[ダッ].
目黒「チッ!!絶対捕まんなっつったのに…!!」.:
目黒が松坂を助けに行こうとした
その時.
(金属バット).
柿崎[ブン――――――――].
目黒「っと!!(避)」:
柿崎が金属バットで
目黒に襲いかかる.
柿崎「行かせねェ!!(汗)」.:.
目黒「アンタ.男だな…」.
第114話(3)終 第114話(4)
●某公園(ポイント1)●
[ザッ].
イッカク[(掴)].
松坂[((震))]
イッカクに掴まれた髪を.両手で外そうとする松坂.
ダッ:.
蓮(れん)「くそっ…放しやがれ!!(汗)」
イッカク「…(睨)」
親衛隊メンバーの蓮(れん)が松坂を助けに行く.
蓮[[ドッ!!!]]:..
━━━┳.
松坂[[!!!]].:
イッカク「………」.
イッカクは松坂を盾に.蓮のトンファー攻撃を防いた.
松坂「ぐあっ!!(汗)」.:
蓮「くっ!!…しまっ……!!」.:
:.(金属バット).:
蓮「!!!(汗)」
イッカク[[ドッ―――――!!!!!]].
蓮[[!!!!!]].:.
[[ボキッ]].
蓮「ぐっ……!!!(汗)」[[ボキッ]]:
[[バタ]].
蓮「ぐああ…っ!!!((倒))」
.[[バタ]]:
イッカクの金属バット攻撃が.蓮の右鎖骨にヒットする.
第114話(4)終 第114話(5)
●某公園(ポイント1)●
[ザッ].
翔「蓮…クソッ!! (汗)」.:
松坂を助けに行く翔.
イッカク「…(睨)」.:.
[バッ].
イッカク[(睨)]――――――――――ー松坂「ぐあっ!!」.
翔「くっ!!(止)」.
松坂を盾にして
翔の突進を止める
イッカク.
松坂「バカ 翔.俺に構わず行け!!(汗)」:.
翔「け…けど松坂……!!(汗)」
次の瞬間.
[ビュッ―――ーー].
(金属バット).
イッカク[[ドッ!!!]].
翔[[!!!]].
[[ドドォ!!]].
翔「つはァ…!!!((倒))」.:
イッカクの金属バット攻撃を食らい
倒れる翔.
被っていた帽子がふっ飛んだ.
第114話(5)終 第114話(6)
●某公園(ポイント1)●
松坂「この野郎………(汗)」.
イッカク[(掴)].
松坂「っザケンなコラァ!!(汗)」.:
[バッ].
松坂がイッカクに撲り掛かろうとした
その時.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
イッカク[[ゴキッ!!!!!!!!!]].
松坂[[!!!!!!!!!]]∴∵∴∵∴.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
松坂[(汗・出血)].:
松坂[ドッ…サッ…(倒)]
イッカクの左膝蹴りを顔面に喰らう松坂.膝から崩れ落ち.
失神する.
イッカク「……」:.
第114話(6)終 第114話(7)
●某公園(ポイント1)●
[[ドドォッ…(倒)]].
イッカク「!」:
イッカク「…(睨)」.
柿崎[((失))].
目黒の足元に
顔面血だらけで倒れる柿崎.
まとも戦えるメンバーは.目黒とイッカクしかいなくなっていた.
コオ.ォ...オ...ォ..
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵目黒「……」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
イッカク「……」∵.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
オ.ォ....オ...ォ...
睨み合う
目黒とイッカク.
第114話(7)終 第114話(8)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
オォ.....オ.ォ..ォ.
海「く…苦しい…本当だよ…俺は…嘘は何一つ言ってない(震)」
ニカク「海…俺が皆川状介に.散々拷問を仕込まれた事は知ってるよな?」.
[グ.グ.グ..グ(浮)].
海「……((震))」:
ニカク「確かにオメェは嘘は言ってねェ…だが.まだ話してない事がある………」.
海「〜〜〜っ((震))」.
第114話(8)終 第114話(9)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
海[((震))].
ニカク「オレは目黒が死のうが何だろうが.正直どうでもいい」:.
ニカク「それが良樹やチームの為ならな…」.
ニカク「だがもし.この目黒の件が.オメェの個人的な理由からなら(睨)」
ニカク「斬人を取り戻した後.ケジメとしてオメェはバラされる事になる(睨)」:.
海「……!!(驚)」
賢三「………(睨)」.
哲「あれ大丈夫かよ?(汗)」:.
海とニカクのやり取りを見つめる.賢三と哲.
海「じゃ…じゃあ.ニカクは何で最初に.め…目黒をバラス事に.さ…賛成したんだよ!?」
ニカク「海…オメェがどこまで本気か判断できなかったし…
最初の段階では.本当の理由を話すとは思えなかったからだ」
第114話(9)終 第114話(10)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
ニカク「そもそも.オメェが田口を連れて来た時から.ずっとうさん臭ェとは思ってたけどよ」.:
海「………そ……そうか((震))」.
海「だからニカクは俺を裏切ったのか…((震))」:.
ニカク「あ!?」.
海「よ…良樹がそうしろと言ったの?そ…それとも個人的な理由から?」
ニカク「はあ!?何言ってんだテメェ!?」:.
狂乱鬼「ニカクさん.ポイント1の公園から連絡です.
現在.目黒達とイッカクさん達がカチ合ってるそうです!!(汗)」.
ニカク「!?(驚)」.
第114話(10)終 第114話(11)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
ニカク「何で兄貴が公園に!?ポイント7だったハズじゃ……(汗)」
ニカク「!!!」
[グッ]
ニカク「カイ…テメェ!!(汗)」
海「ぐっ…くくっ!!(苦)」
ニカクは海の胸ぐらをさらに絞めあげる.
海「さ…先に裏でコソコソ動いて…オ…俺を裏切ったのはニカクだろ!?((震))」
ニカク「……!!(汗)」.:
海「め…目黒の件は…お…遅かれ早かれ.ど…どの道.避けては通れない((震))」.:
第114話(11)終 第114話(最終編)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
オ..ォ......オ..ォ.
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
海「ほ…本郷∴∴∵.
流希亜………」∴.∵
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
フーリン「……」∴.
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
ゴルバッキーを抱え.
夜の廃墟で静観する.
フーリン.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
海「み…皆川状介に
焼き殺された………
」∴∵∴∵∴∵∴.∵
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
海「ゴ…ゴルバッキ
ーに関わる事だから
…」∴∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
フーリン.
ゴルバッキー.
そして本郷流希亜.
暗黒の因縁が
語られる.
第114話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第115話(1)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
ゴルバッキー.
フーリンが抱えている猫の人形.
それに籠もる業は深い.
フーリン「………」夜.ベースヤードにたたずむフーリン.
三浦「何やってんだフーリン」
フーリン「!」
三浦[(微笑)]
フーリン「ちょっとゴルバッキーの事を思い出してたにゃん…(微笑)」
三浦「そっか.ルキアの事を…(閉目)」
フーリン「ゴルバッキーにゃん…(不満顔)」
三浦「そうだな.ゴルバッキーだったな…」
三浦「だがそれは.お前らがそう呼ぶと決めた事だ(微笑)」
フーリン「………(閉目)」
第115話(1)終 第115話(2)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
三浦「フーリン達がルキアと初めて出会ったのは.中二の時だったっけ?」
フーリン「そう…中二の初めだったにゃん」
フーリン「知っての通り.ウチとイッカク.ニカクは同じ井逆中学出身」
フーリン「以前からニカクは.三浦達.第8中のゴルバッキーが気に入らなかったにゃん」
フーリン「だからニカクは.ゴルバッキーに絡んでたんだけど…いつもシカトされまくってたにゃん」
三浦「中学連合前の俺らはバチバチだったからな…だからニカクがツレのカイをボコったんだよな?(苦笑)」
フーリン「それでゴルバッキーもキレてタイマンにゃん(微笑)」
フーリン「勝負はゴルバッキーの勝ち…
まァ当時のニカクは.気性の荒いチビだったから仕方無かったにゃん」
フーリン「けど.それがキッカケでウチらはルキアや三浦達と仲良くなったにゃん」
第115話(2)終 第115話(3)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
三浦「俺とカイが初めてルキアと出会ったのは小5の夏.アイツは転入生だった……(微笑)」
三浦「ルキアは当時から暗い感じだったからさ.だから全然ダチができなくてずっとボッチだった」
三浦「だがある日.クラスの一人がルキアに声をかけた」
三浦「それがカイだった」.:.
第115話(3)終 第115話(4)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
三浦「だが当時のカイは学校一の悪ガキコンビ.俺と火咲にしょっ中イジメられまくってた」
三浦「それでキレたルキアは火咲とタイマン……当時.中坊もビビって避ける火咲を相手に.ルキアは堂々の引き分けだった…」
三浦「それから俺と火咲はカイをイジメなくなって.ダチになった…」
三浦「カイがスゲェ喜んでたな…」
第115話(4)終 第115話(5)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
フーリン「今考えたら.元々カイの策略だったのかもしれないにゃん(微笑)」
三浦「はは…かもな(閉目)」
三浦「まァとにかく」
三浦「ルキアは無愛想でどっか影のある奴だったが…」.
三浦「信頼できる男だった」.:
フーリン「……」
フーリン「だけどアイツは.最終的にウチらを裏切ったにゃん…(鋭)」.:
三浦「フーリン…(鋭)」.:
[ジャリ‥]
「確かにルキアは.俺達を裏切った……」
フーリン「……」
三浦「……」
良樹「だがそれは全て.俺達の為だった…(閉目)」
第115話(5)終 第115話(6)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
海の胸倉を掴み
絞め上げるニカク.
ニカク「目黒をバラス事が…ルキアに関わる事って…」
狂乱鬼A[(汗)]
ニカク「いったいどういう事だ!?答えろカイ!!(絞)」
海[(汗)]
海「うるせェ!!そっちが先に答えろクソッタレ!!(汗)」
海「俺に隠れてナメたマネしやがって!!田口がここに来ない事はお前の指示だろうがよ!!(怒・汗)」
海「今回の件を田口に話をした時から.お前と田口の様子がおかしかったからな!!」
海「俺が気付かねェと思ったのかこの脳筋野郎!!」
狂乱鬼A[(汗)]
ニカク「だから俺を襲撃ポイントじゃなく…自分の側に置いて.見張ってたって訳か…(睨)」
ニカク「さっきは田口が来ねェとか役者コキャあがって!! (睨)」
第115話(6)終 第115話(7)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
海「フン…当たり前じゃないか.ニカクは信用できないからな!!(笑・汗)」
ニカク「テンメェ〜〜〜っ(怒)だから兄貴の場所も…(汗)」
興奮状態で言い合う二人.その時.
賢三「そこまでだ………」
ニカク「!」
海[(汗)]
賢三がニカクと海に近付く.
ニカク「殺スゾ.何でも屋(睨)」.:
賢三「アンタ.ウォーキングデッドは観てるか?」:.:
オ.ォ.....オ...オ
哲[(構)]
賢三「アイツの腕は.ダリル張りだ……」
ボーガンを構え.ニカクに照準を合わせる哲を指差す賢三.
哲[(狙)]
∵∴∵∴∵.∴∵∴∴
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴∵[(睨)].∴∵∴
∵.∴∵∴∵∴∵∴∴
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
第115話(7)終 第115話(8)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
哲[(狙)]
賢三[……]
ニカク[……]
海[(汗)]
狂乱鬼A「オイオイ大丈夫かよアレ…何モメてんだ.急いで公園行かなきゃじゃねェのか?」
狂乱鬼A「なァ…今からやんのって.目黒をボコって拉致するだけなんだよな…(汗)」
狂乱鬼B「ああ.それがどうしたよ?(スマホ見)」
狂乱鬼A「い…いやさっきニカクくんとカイくんの会話が…少し聞こえてよ…(汗)」
狂乱鬼A「■何か目黒をバラすのどうのってよ…■」
狂乱鬼B「!?(汗)」
第115話(8)終 第115話(9)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
狂乱鬼B「はは…そりゃオメェ.俺らの口グセみてェなモンじゃねェかよ(笑・汗)」
狂乱鬼A[…(汗)]
狂乱鬼B「ビビリ過ぎだって.さすがにそこまでやんねェだろ!?(笑・汗)」
狂乱鬼A「け…けど.あの二人だぞ?マジで何やるかわかんねェ…(汗)」
狂乱鬼A「それに名無死の奴らの格好見ろよ…」
..哲[(狙)].:.
.:..賢三[……]:..
狂乱鬼A「清掃員や警官のコスプレまでする理由って何だよ!?」
狂乱鬼A[……(汗)]
狂乱鬼B[……(汗)]
第115話(9)終 第115話(10)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
狂乱鬼B「ま…まァ最悪…もしデコにパクられても…海くんから指示通り.例の説明をすれば.大丈夫なハズだ…(汗)」
狂乱鬼A「そ…そりゃわかってるけど…ビビってゲロる奴が出て来るかもじゃねェかよ…(汗)」
狂乱鬼B「オメェみてェにか?」
狂乱鬼A「バ…バカ.オ…俺はんなマネしねェよ!!」
狂乱鬼B「だよな…そんな馬鹿はできねェ…俺らは住所から家族構成まで把握されてるからよ…(汗)」
狂乱鬼B「下手な事すりゃ.後から何されるかわからねェ…(腕組・汗)」
海[(睨・汗)]
狂乱鬼B「良樹くんと言うより……あの海くんがな…」
第115話(10)終 第115話(11)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
狂乱鬼A「オ…俺らこの先.どうなんだろうな…(俯・汗)」
狂乱鬼B「まあ…地元(西千葉)にいる限り.カタギだろうが悪党やって行こうが…良樹くん達との関係が完璧に切れる事はねェ…………(俯・汗)」
狂乱鬼B「オレら(不良)の世界じゃ成人してもある意味.上下関係はずっと変わらねェ………成人しても世代ごとの派閥や階級コミュニティはほぼ継続される」
狂乱鬼B「つまり.現世代を制した者が成人した後も…地元では当然強い影響力を及ぼす」
第115話(11)終 第115話(12)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
狂乱鬼B「以前.海くんが言ってたんだ……どんな世界でも.努力を怠った奴は上には上がれねェって…(閉目・汗)」
狂乱鬼B「学校では成績.仕事では売り上げ.不良では名ァ上げる事…(閉目・汗)」
[ググッ(拳握)]
狂乱鬼B「今の内から.キッチリ名ァ上げる努力しとかねェと.将来(さき)がやべェのはあながち間違ってねェ…」
[ギリッ(噛締)]
狂乱鬼A「そ…そうだよな.名ァ上げとけば.悪党だろうがカタギで商売やろうが.全て有利に働く(汗)」
コォ...オ.ォ..オ.
狂乱鬼A「俺らみてェなボンクラが地元で生きて行くには.名ァ上げて行くしかねェ…」
第115話(12)終 第115話(13)
●西千葉ー某駐車場(ポイント5)●
ニカク「カイ…(掴)」
ニカク「俺は良樹からオメェが暴走しねェ様に.見張り役として側にいたのはわかってたハズだ…(睨)」
ニカク「だが良樹は今回の件は………今回の襲撃メンバー同様.目黒を拉致るとしか話してねェ…(掴)」
海[!?(驚)]
ニカク「田口に来るなと言った理由は.奴に目黒を殺させる本当の理由が見えて来なかったから.リスクが高過ぎると判断したからだ…」
[スッ(掴離)]
ニカク「これで俺は全て話した」
[ハア]
海[(驚)]
[ハア]
ニカク「兄貴の件で俺を騙した事は.水に流す…」
[ジャリ‥]
ニカク「だからお前も.今回の事がルキアにどう関わっているのか.正直に話せ」
[ジャリ‥]
車に向かうニカク.
海[(汗)]
賢三[……]
哲[(汗・溜息)]
ニカク「公園に急ぐぞ」
第115話(13)終 第115話(最終編)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
良樹「確かにルキアは俺達との約束を破った」
良樹「だが…その約束を破った理由は.俺達の為だった…(閉目)」
フーリン「……」
三浦「……」
良樹「ルキアは俺がやるハズの事を失敗し.そして皆川状介に殺された(閉目)」.:.
三浦「……(俯)」.:
フーリン「…(俯)」.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵∴.∵
良樹「だから俺が…
」∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
良樹「皆川状介を殺
した…」∵∴∵.∴∵
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
5代目斬人総長
皆川状介の死.
殺ったのは良樹.
語られる
衝撃の真相.
第115話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第116話(1)
●狂乱鬼連合ベースヤード●∴∵∴∵∴.
オ...ォ..オ..オ.ォ.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
ォ.....ォ....ォ.ォ.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
良樹「狂命戦争………」
フーリン「……」
三浦「……」
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
オ..ォ.
良樹「あの酷い抗争から」.:.
良樹「もう2年…」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴∵.∴
第116話(1)終 第116話(2)
●西千葉野外某所●
コ...ォ...オ....ォ.
[東條][良樹][火咲].
──.────[江崎]
2年前の夜…
西千葉不良界の
暗黒史「狂命戦争」.
秘密会談は
その末期に開かれた.
オ..ォ.....オ
東條『どんな決着が
つこうと…この抗争で一っこ上の世代はもう終わりだ…』.
◆愚狼・総長補佐
東條政文(16)◆
ォ.......オ
良樹『……[閉目]』.
◆斬人・総長補佐
弦巻良樹(16)◆
東條『現在の状況を整理すると』.
東條『愚狼・斬人・阿修羅・死怒の4つ巴戦…』:
ォ.......オ...ォ.
火咲『………[煙]』.
◆阿修羅・総長補佐
火咲透(16)◆
東條『戦局から見ると.斬人の攻撃力が群を抜いて高けェ』.
東條『常に主導権を握っている』.
ォ......オ...ォ.
江崎『…………』:.
◆死怒・総長補佐
江崎汐音(えざきしおん-16)◆
東條『今はオレらが数で勝ってるが……』.
東條『これ以上抗争が長期化すると.どうなるかわからねェ…』.
第116話(2)終 第116話(3)
●西千葉野外某所●
東條『既に各チーム共ダメージがでかい分.互いの大将は引けねェ所まで来てる…』
東條『そして今回の抗争は間違い無く.一番最初に始めた.斬人中心で動いてる…』
オォ...オ
東條『…………』
良樹『東條…そっちの大将.忍山(しのやま)さんの様子はどーよ?[閉目]』
オ.ォ.
東條『言いたかねェが.俺ら下のモンにわかるくれェは.ビビりまくってる[煙]』
東條『オメェの所の5代目総長
皆川状介くんによ…[煙]』
第116話(3)終 第116話(4)
●西千葉野外某所●
オ...ォ...オ
東條『実際ゲリラ戦じゃ.数で勝ってる ハズのウチが.少数の斬人にいい様に遊ばれて連戦連敗…』
良樹『……』
火咲『…[煙]』
江崎『……』
東條『皆川くん本人狙おうにも.居場所が全くわからねェ…』
良樹『だろうな………5代目は俺はおろか斬人幹部にも.自分の居場所を教えてない[閉目]』.:
第116話(4)終 第116話(5)
●西千葉野外某所●
東條『まァ…正直俺から見ても[フーーッ・煙]』
オ..ォ......オ
東條『ウチの忍山くんとそっちの皆川くんとでは…』
東條『全てにおいて格が違い過ぎる…』
火咲『フン…しょせん愚狼は烏合の衆ってこった![♪]』
東條『何だとコラ.ブスゴリラ![怒#]』
火咲『あ?やんのかコラ.瀬戸内○聴さん?』
江崎『クスクス[笑]』
[ギャーッ]
火咲『何笑ってんだクソゴミ野郎!![怒#]』
東條『外道のテメェに他人を笑う資格はねェ!![怒]#』
江崎『クスクス.そりゃゴメンね[笑]』
[ギャーッ]
良樹『おい.もうよせよ…敵対してるチームのメンバー同士がコソコソ集まってんのは.ジャレ合う為じゃねェ………[閉目]』
東條『……』
江崎『……』
火咲『……』
第116話(5)終 第116話(6)
●西千葉野外某所●
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
良樹『この酷ェ抗争
に…』∴∵∴∵∴.∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
良樹『終止符を打つ
為だろ?[鋭]』∴∵.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴∵.∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
東條『[鋭]』∴.∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
江崎『[鋭]』∴∵.∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
火咲『[鋭]』.∴∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
第116話(6)終 第116話(7)
●西千葉野外某所●
東條『話を本題へ戻そう…』
東條『知ってると思うが…先日起きた4号線沿いのファミレスでの喧嘩で』
東條『ウチの特攻隊長の勝木くんを含む3人が重症…今も集中治療室に入ってる』
東條『それもこれも.全てオメェの所の5代目.皆川くんがやった事だ…[鋭]』
良樹『[鋭]』
火咲『だから何だってんだおハゲぞん!』
火咲『4チーム全て似た様なモンなんだよ![鋭]』
火咲『テメェらだって数にモノ言わせて.こっちを何人潰してっと思ってんだ!?[鋭]』
良樹『よせ火咲…今回はそれだけじゃねェ…』
火咲『あ?』
第116話(7)終 第116話(8)
●西千葉野外某所●
良樹『その場にいた家族客6人が.巻き添えになってる[汗]』.
良樹『幸い6人とも大した怪我じゃねェが…一番下はまだ3歳の女の子だ……』
火咲『………マジかよ……[汗]』.:
東條『それだけじゃねェ…さっき話した集中治療室の3人は…[汗]』.
東條『恐らく.くたばる可能性が高い…………』
良樹『![汗]』
火咲『[汗]』
オ..ォ...オ.ォ...オ
東條『一般人も巻き込まれ.死人も出る』
東條『つまり.これまで以上に警察が本腰を入れて潰しに掛かってくるって事だ……』
良樹『[汗]』.:
第116話(8)終 第116話(9)
●西千葉野外某所●オ.ォ.....オ..ォ
江崎『クスクス…………そんな事.何も今さら驚く事もないでしょ?最初から予想できた事だし…[座]』
江崎『それに.デコが把握してないだけで…俺が知ってる限り.現段階でもう4人は死んじゃってる……』.
良樹『[汗]』.:
江崎『まァ…それもこれも.皆川くんによってね…』
江崎『クスクス.それより心配しなきゃヤバイのは.各チームそれぞれのOBだったヤクザでしょ?』
江崎『ウチの大将もOBから.早くこのゴタゴタを終わらせろって.大分圧♀|けられてまいってる…』
江崎『俺も大分.気合い入れられたよ』.
右腕を包帯で固定する江崎.
第116話(9)終 第116話(10)
●西千葉野外某所●
火咲『ウチのOBも似た様なモンだ…[鋭]』.
火咲『この前.バイパスのど真ン中でウチと斬人・死怒がモメた時…結果.工場のトラックが納期に間に合わなくて.数百万の損害が出たらしい…』
火咲『ヤクザはカタギあってのモンだからな』
火咲『タニマチやってるカタギのクレームは無視できねェ』
火咲『今までは面子があるから.ガキの喧嘩にヤクザが首突っ込むなんて事は無かったが…』
良樹『………[汗]』
火咲『テメェのケツに火が点きゃ.本腰を入れざるをえねェ』
火咲『このまま抗争が続けばデコによって.全てのチームが解散させられる可能性が高けェ[汗]』
火咲『そうなりゃ俺らゴミの居場所も無くなる…』.
良樹『[汗・閉目]』.
火咲『何としてでも早急に終わらせねェとマズイ』
第116話(10)終 第116話(11)
●西千葉野外某所●
東條『だからと言って各チームの頭も.表立って自ら引く事はできねェ…』
江崎『クスクス.まァねェ……ンなマネすりゃ.ヤベェOB連中にどんな目に遭うか…』
良樹『……[俯]』
5代目斬人総長
皆川状介を思い出す良樹.
東條『わかってると思うが……そもそもこの抗争は.斬人5代総長-皆川状介が仕掛けた事が原因だ…』
火咲『オウコラ.なんでも状くんのせいにすんじゃねェ!!元々は今までの愚狼のあり方が原因なんじゃねェのか!?[睨]』.:
東條『わかってる.だからそれを俺らの世代で何とかしようって話だったんだろが![睨]』..
東條『そもそも良樹…オメェ自身.皆川くんの事をどう思ってんだ?』
良樹『……………』
第116話(11)終 第116話(12)
●西千葉野外某所●
東條『はっきり言って俺はあの人を.同じ人間だとは思えねェ…人間の身体をあそこまで破壊するなんて…[俯]』
江崎『まァ…俺が言うのも何だけど.正気沙汰じゃないなァ…切り裂いた上に.バーナーで骨を焼くなんてさ…(人間焼き肉だね…)[俯]』
火咲『悪いが良樹…それには俺も同感だ…』
良樹『……』
火咲『いくら抗争相手とはいえ…その家族や知人を狙うのはよ…[汗]』
第116話(12)終 第116話(13)
●西千葉野外某所●
良樹『………[俯]』
良樹は皆川状介の言葉を思い出す.
皆川状介『良樹…─仮にお前に何か起きて…─例え100対0でお前が悪かったとしても…──』
皆川状介『俺は一生…──お前の味方だ───[微笑]』
良樹『……わかってる.俺から見ても抗争に入ってからの状くんは……[汗]』
[ギリッ]
良樹『[汗]』
第116話(13)終 第116話(14)
●西千葉野外某所●
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴良樹『最低最悪の…
』∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
良樹『ゴミクズ野郎
だ…[微笑]』∴∵.∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
東條『……………』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
江崎『……………』:
∴∵:∴∵∴∵∴∵∴
火咲『……………』.
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
第116話(14)終 第116話(最終編)
●西千葉野外某所●
東條『結論を……言わせてもらうぞ』
東條『今.起こってるこの抗争は.どのチームの頭も終結させたいと思っている』
東條『そして.今回の抗争は間違い無く.
斬人5代総長-皆川状介が潰れるか』
東條『残り3チームが潰れない限り.終わらない事は確かだ…』
江崎『…………』
東條『だがどのチームも.皆川状介を潰すのは現状不可能だろう…』
火咲『…………』
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
東條『もう内部から
』∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
東條『潰してもらう
他はない…』∴∵∴.
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
凄惨な抗争を
終結させる為に出た
結論.
これが
皆川状介の死に
繋がっていった.
第116話(終)
【アウト OUT】 落札者からのコメント:落札者の個人情報を探偵に調査させ、嫌がらせをして楽しむ悪癖のある店舗です。
2ちゃんねるでは被害が相次ぎ報告され、オーナーに逮捕歴もあるのではないかと噂されています。
以前の落札者と思われる方は出入りするお店まで調査され2ちゃんねるに書き込まれていました。
購入の際は個人情報をむやみに教えないようご注意下さい。このストアの危険性はいくつも告発されていますので検索して下さい。
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%82%B9%E%88%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC+dc+bank
キチガイ最終章!煽ってやらせて打つ!ワタナベ発狂自滅方程式!
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販売業者の名称 有限会社コー ルドターキー/DC BANK 代表取締役渡邊弘宣
販売業者の住所 〒160-002都新宿区新宿3-12-11 石井ビル2F Phone:03-5269-3675 雲仙で東京に向かったとしたらもう着いてるはずだわな 【OUT アウト】
第117話(1)
●風の間(パブ・スナック)●
遡ること2年前.
狂命戦争終結の為
開かれた秘密会議
その後━━━.
海『で…良樹
この間の首脳会談の結果は?[汗]』
良樹『海の言う通り…抗争を終結させるには…[煙]』
良樹『フーーッ[煙]』
良樹『斬人5代目総長-皆川状介を
俺らで潰すしか無いと.結論が出た[俯]』
良樹『…[俯]』
ニカク『…[閉目]』
イッカク『…』
フーリン『…』
本郷『…』
海『…』
風の間に集まる6人.
第117話(1)終 第117話(2)
●風の間(パブ・スナック)●
海『なるほど.やっぱりそう来たか』
海『そろそろ愚狼の総長辺りが.下を使って打開案を示して来ると思った…[閉目]』
フーリン『仮に状くんを引退に追い込むとして…問題はウチの5代目幹部達にゃん…[睨]』
ニカク『いや…それは大丈夫だ.既に状くんのやり方にウンザリしてる[閉目]』
ニカク『今.上の連中が動いてるのは
状くんに対する恐怖心だけだ[閉目]』
海『確かにね………』
海『実はここ最近
副総の天野くんや幹部連中が』
海『状くんのやり方に対する不平不満や.斬人を抜ける方法は何かねェのかってコソコソグチっててさ…』
第117話(2)終 第117話(3)
●風の間(パブ・スナック)●
[スッ]
海『だからこんな事もあろうかと…
実はこっそり.このボイスレコーダーで
幹部達の会話を盗聴録音しておいた』
ボイスレコーダーを見せる海.
海『最悪.コレを盾に使えば.上の連中の大半は抱き込めるハズだよ』
フーリン『さすが喧嘩以外はやるにゃん!![笑]』
イッカク『オウオウ!![笑]』
海『いや〜〜〜っドーモドーモ[笑・汗]』
本郷『だが上の連中より.やっかいな奴が下にいる…[閉目]』
良樹『……』
第117話(3)終 第117話(4)
●風の間(パブ・スナック)●
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
本郷『丹沢敦司[睨]:
』∴∵∴∵.∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカク『……』
良樹『……』
イッカク『……』
フーリン『……』
海『ルキア…[汗]』
本郷『丹沢は状くんが以前から一番目をかけて仕込んでる奴だ…[鋭]』
本郷『状くんに何かあったらまずアイツが真っ先に動く[鋭]』
本郷『下の世代で郡を抜いてヤバイのは.間違いなく丹沢だ[鋭]』
本郷『状くんを潰すなら』
※のちに7代目斬人幹部となる
丹沢・田口・目黒・要・圭吾[イメージ]※
本郷『絶対.丹沢に知られちゃマズイ…』
第117話(4)終 第117話(5)
●風の間(パブ・スナック)●
良樹『……[俯]』.:
良樹『ああ…わかってる』
良樹『じゃあ.残った問題は…………』
良樹『どうやって状くんを引退させるかだが…』
イッカク『……』
フーリン『……』
海『……』
本郷『……』
ニカク『……』
フーリン『特定の居場所がわかった所で
ただ単に拉致ってボコって追い込むってだけじゃ.絶対に無理にゃん[鋭]』
海『だね…とにかくウチの幹部連が引退するまでの間.最低でも半年ぐらいは監禁しとかないとマズイね[汗]』
第117話(5)終 第117話(6)
●風の間(パブ・スナック)●
海『さすがに解放された時.もう既に5代目世代が解体して抗争も終結していれば
状くん本人も強制引退になる…』
海『引退した仲間を再集結して抗争なんてのは.権力も権威も消えるから
さすがに現実的じゃない[汗]』
海『これが現状ベストだと思うんだけど………』
『何.甘ェ事ぬかしてやがる』
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカク『[閉目]』∴.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ニカク『ここにいる全員わかってんだろが…いくら状くんが
絶対仲間に手を出さねェっつっても
そりゃ本人や仲間を裏切らねェ事が大前提だ[閉目]』
ニカク『裏切った奴も仲間だなんて
そんなバカな話はねェ…』
良樹『…』
イッカク『…[汗]』
フーリン『…[汗]』
海『…[汗]』
本郷『…[汗]』
第117話(6)終 第117話(7)
●風の間(パブ・スナック)●
ニカク『仮に監禁後解放してみろ.
5代目幹部は全て狙い打ちにされ.
主犯格である俺らは.確実に…バラされる[汗・閉目]』
ニカク『皆川状介に狙われたら.100%アウトだ』
良樹『……[汗]』
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカク『的に掛けるなら…』∴∵∴∵.∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴∵.∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカク『確実にバラスしかねェ……』∴.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
第117話(7)終 第117話(8)
●風の間(パブ・スナック)●
良樹『…[汗・閉目]』
ニカク『…[汗・閉目]』
イッカク『…[汗・閉目]』
本郷『…[汗・閉目]』
フーリン『…[汗・閉目]』
海『…[汗・閉目]』
沈む6人.
『…………』
ニカク『カッカッカッ.まァそう心配すんな!!そういう汚れ仕事は俺に任せろ!![笑・♪]』
良樹『いや…ニカク
俺が必ず状くんを説得してみせる…』
ニカク『オイオイ良樹.だからそれは…[汗]』
本郷『……[睨]』
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
良樹『だが無理だった場合…』∴∵∴∵.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴良樹『俺が殺る…………』∴∵∴∵.∴∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
本郷『………[睨]』.
海『………』
本郷の鋭い視線に
不思議そうな表情を見せる海.
第117話(8)終 第117話(9)
●西千葉野外・夜●
山間の駐車場に集まる.良樹・海
江崎汐音・東條
火咲・その他幹部3人と
爆羅漢7代目総長
上条明(かみじょうあきら)・下原一雅らしき男.
オ.ォ...オ..オ...ォ
某幹部『斬人5代目総長-皆川状介とその幹部連が.引退と抗争終結を警察に発表した段階で…』
某幹部『…』
某幹部『…』
良樹『…』
海『…』
江崎『…』
東條『…』
火咲『…』
上条『…』
下原一雅『…』
オ..ォ...オ..ォ
オ...ォ....ォ
某幹部『俺ら3人と各チームの幹部も今回の抗争の責任を取り』
某幹部『……』
某幹部『……』
某幹部『斬人同様.抗争の終結と引退を発表する』
第117話(9)終 第117話(10)
●西千葉野外・夜●
[ザッ]
某幹部『そしてこれが.各チームの総長並びに主要幹部の血判状だ』
ー血判状ー
我々
愚狼総長・忍山信
阿修羅総長・長門
死怒総長・石本新
以下三チームの
連部達は
今回西千葉市で起きた抗争事件において
世間に大変お騒がせした責任を取り
引退をいたします。
今後は社会の一人として 御迷惑をお掛けしない事を誓います。
代表者
十二代目愚狼総長
忍山信一●
ー平成 年 月 日ー
血判状を見せる
某幹部.
某幹部『保険として
今ここで起こなわれている事は
動画として
そこのカメラで全て撮っている』
──[[─]]────.
某幹部『この画像データはこの件が終了するまで.互いの裏切りを防ぐ為だ』
第117話(10)終 第117話(11)
●西千葉野外・夜●
ォ....オ..ォ
某幹部『だが今から一か月以内に
皆川からその発表が無かった場合
作戦が失敗したとみなし』
良樹『……[腕組]』
海『……[汗]』
某幹部『当然だが
俺らの引退も
その血判状も反古とし.証拠の為に今撮っている動画データも破棄する』
オ..ォ
某幹部『そんなモンが各チームのOBに回された日にゃ
俺らはこの街で生きてく目は無くなるからな…[不敵笑]』
某幹部『弦巻.お前も今撮ってる動画が』
良樹『……[睨]』
某幹部『皆川に届けばどうなるかはわかってるハズだ…』オ
第117話(11)終 第117話(12)
●西千葉野外・夜●
オ...ォ....オ
某幹部『この件が成功した場合も
証拠画像のコピーが他人に出回らない様にする為に』
オ..ォ....オ
某幹部『以前から4チーム共に中立的立場で.今回の抗争にも一切関わりが無く』
江崎『……』
東條『……[腕組]』
火咲『……』
某幹部『ここにいる代表者が全員一致で選んだ人物』
オ.ォ...オ
某幹部『爆羅漢
7代目総長-上条明くんに』
上条明『…[腕組]』
下原一雅『……』
某幹部『今から1か月間.血判状と画像データを預かってもらう事にする』
第117話(12)終 第117話(13)
●西千葉野外・夜●
ォ........オ...ォ
上条『俺は今ココで
起きてる事全ては
聞いてないし見てもいない.抗争終結後
今ここにいる全員の目の前で…
画像データは
焼き払う事にする』
オ..ォ
上条『ちなみに
俺に対し何かあった場合』
下原一雅『………』
良樹『………』
上条『画像データと血判状は』
オ.
オ....ォ.....オ..ォ
上条『我々にとって
一番都合の悪い場所に届けられる事を.忘れないで欲しい』
上条『俺からは以上だ……』
第117話(13)終 第117話(14)
●西千葉商店街・夜●
会議が終わり
西千葉商店街を歩く
良樹と海.
[ブロロロ‥]
良樹『とりあえずは
一応の周りの準備は整った』
[ザワザワ]
良樹『後は一か月以内に状くんを拉致監禁.その後5代目幹部に対し引退の説得工作だ』
海『……』
[ザワザワ]
良樹『毎回言ってるが.俺が指示を出すまで.勝手な行動は絶対にするなと皆に念を押しといてくれ』
海『わかった![頷・汗]』
良樹『!』
[♪#]
その時
良樹の携帯が鳴った.
第117話(14)終 第117話(最終編)
●西千葉商店街・夜●
[皆川状介・携帯♪]
良樹『………[汗]』
海『…………[汗]』
皆川状介からの着信に驚く良樹と海.
良樹『はい…もしもし弦巻です』
良樹『状くんどうしたんスか?』
良樹『え!』
海『!?[汗]』
オ...ォ..オ∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
良樹『ル…ルキアが
』∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
良樹『そこに…!?
[驚]』∴∵∴∵∴.∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ルキアがナゼ
皆川状介と…!?
我々はついに
斬人最暗黒部へと
近づく…!!
第117話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第118話(1)
●西千葉某所-廃墟●
斬人5代目総長
ルキアが共に…!?.
一体
ナニが起こったと
いうのだ…
コォ.....オォ
オ...ォ....ォ..オ
海『ね…ねェ 良樹…』オ.....ォ
海『やっぱ一人で行くのはヤバイよ…[汗]』.
海『ニカク達を待とうよ…[汗]』.
オ...ォ.........ォ
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
...[海]...[良樹]..
夜.皆川状介がいる
廃墟に訪れた
良樹と海.
第118話(1)終 第118話(2)
●西千葉某所-廃墟●
良樹『ダメだ海
もう指定時間の1時だ.間に合わないと状くんに怪しまれる…[汗]』.
[ガリ][ガリ]
海『やっぱ状くんに
クーデターの事がバレたんじゃ……
大体何でルキアが状くんと一緒にいんだよ!?[汗]』
[ガリ][ガリ]
頭を掻く海.
オ..ォ...オ
良樹『カイ…何か心当たりはないか!?』.:
海『いや…これと言って別に…』.
海『!』
─────────
─ルキア『……』─.
─────────
風の間…会合時に鋭い目をしたルキアを思い出す海.
第118話(2)終 第118話(3)
●西千葉某所-廃墟●
海『あの時の目…
あのバカ.やっぱ先走って…[汗]
勝手な行動は裏切りだって皆で約束したのに…[汗]』.
良樹『クソッ 時間だ[汗]』.
スマホを見る良樹.
オ...ォ...オ.
良樹『いいかカイ.
ニカク達が来ても
絶対に中に来るなと言っておけ…
最悪.俺とルキア二人なら逃げ切れる…』
海『わ…わかった』
[スハーーーーッ…].
[フウゥゥゥ…]
良樹『……』..
深呼吸をし
気持ちを落ち着ける良樹.
良樹『行って来る…』.
海『[汗]』.
心配顔で
良樹を見送る海.
第118話(3)終 第118話(4)
●西千葉某所-廃墟●
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
コ.ォ....ォ..オ..ォ
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴[ジャリ‥]∵.∴
∵良樹『………』∵.
∵∴∵[ジャリ‥]∵.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
[ジャリ‥].
良樹『………[汗]』.
.[ジャリ‥]
[ジワァ…[汗]]
良樹『………』
廃墟内部へ足を踏み入れる良樹.
不安と緊張から
手に汗がにじむ.
オ..ォ...オ.ォ..オ
廃墟入口についた.
[ゴクッ…[生唾]]
良樹『……[汗]』.
良樹『チャス!!
弦巻です!!状くんいますか!?』.
第118話(4)終 第118話(5)
●西千葉某所-廃墟●
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
コォ..ォ...オ..ォ
廃墟内へ入る良樹.
良樹『!』.
良樹『こ…この何かが…焦げた臭いは!?[心声]』.
[ジャリ‥]
[ジャリ‥]
良樹『状くんどこスか!?居ないんスか!?[汗]』
[ジャリ‥]
皆川状介を探す良樹.
良樹『!![汗]』.
良樹『……[驚]』.
[プスッ…プスッ…].
[プスッ…プスッ…].
[ジワァ…]..
良樹『……』.
焚き火後のくすぶる薪を見つける良樹.
良樹の足が汗ばむ.
その時.
『良樹……』
[[ビクッ]]
良樹『!![驚]』.
第118話(5)終 第118話(6)
●西千葉某所-廃墟●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
皆川状介『………』.
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵暗闇から皆川状介が
現れる.
良樹『じょ…状くん
い…居るなら返事してくれよ…[微笑・汗]』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
皆川状介『悪かったな こんな場所に
急に呼び出して…』.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
良樹『い…いや
別にそれはいいんだけど……電話じゃ話せない用って何スか?それに…ルキアはどこに?[微笑・汗]』.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
[ジャリ‥]∵∴∵∴.
皆川状介『良樹 悪いが先に…俺の質問に答えてくれないか?』.∵∴∵∴.∵∴∵
[ジャリ‥]∵∴∵∴.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
良樹に歩み寄る
皆川状介.
良樹『え?[微笑・汗]』
良樹『[驚]』
第118話(6)終 第118話(7)
●西千葉某所-廃墟●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ア∵ァ∴∵ア∴∵ア.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
皆川状介『……』∵.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵左肩から胸にかけて
斬られた皆川状介が現れる.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
皆川状介『一緒にいたツレが守ってくれなかったら…
俺は間違いなく死んでいた…』.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第118話(7)終 第118話(8)
●西千葉某所-廃墟●
ドッ...ドッ.
良樹『(はっ)い…いったい誰に!?』.
良樹『一緒にいたツレって…(はっ)[驚]』.
ドッ.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
皆川状介『アイツは俺が何をやっても…
一切何も答えてくれなかった』.∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵ドッ.
良樹『(はっ)(はっ)[驚]』.
ドッ..
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵ドッ.ドッ.∵∴.∵
皆川状介『ナゼ…ルキアは』∵∴.∵∴∵
∵ドッ.∴ドッ∵.∴.
皆川状介『俺をバラしに来た?』∵∴∵
∵..ドッ.∴∵.ドッ.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
良樹『(はっ)ル…ルキアは ど…どこだ(はっ)[汗]』].
...ドッ.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ドッ.∵∴.∵∴∵∴.
皆川状介『お前の指示か 良樹?』∵∴∵
∵∴∵∴ドッ.∵∴∵
ドッ.
良樹『ルキアはどこだ!?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー[[叫]]』 ドッ.
第118話(8)終 第118話(9)
●西千葉某所-廃墟●
[[ドチャドチャ]].
良樹『!?[汗]』.
良樹の背後から
くすぶる焚き火に何かがこぼれ落ちる.
振り返る良樹.
ジュウ〜〜〜〜〜ウ.
良樹『はっ.はっ..はっ.はっ..はっ.はっ[汗]』ウ〜ゥ〜ウ〜.
良樹『はっ.はっ[汗]』.ジュ〜〜ウ〜ウ〜ウ〜ウ〜ゥ〜〜ゥ〜ウ
良樹『はっ.はっ.はっ.はっ..はっ..はっはっ.はっ.[汗]』ウ〜ウ〜ゥ〜ウ〜ウ〜ウ〜.
上方に何かを見つける良樹.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
オ∵∴∵ォ∵∴∵.∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴ォ.∴∵∴∵∴∵
∴オ∵∴∵∴.∵∴オ
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
オ∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵オ∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴オ
鼻をもがれ.腹を切り裂かれた変死体のルキアが天井から吊るされている.
第118話(9)終 第118話(10)
●西千葉某所-廃墟●
ゴ∴ゴ∵ゴ∵ゴ.ゴゴ
∵∴∵∴∵∴.∵∴∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵∴.∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵[良樹]∴∵.∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵良樹『[驚]』∴.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
吊るされたルキアを見上げ絶句する良樹.
第118話(10)終 第118話(11)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
コ..ォ...ォ....オ
オ.ォ...オ..ォ...オ
良樹「あれから2年……」
良樹「もうすぐ全て終わらせるからな…」
フーリン「……」
三浦「……」
良樹「もう少しだけ
そこで待っていてくれ…」.
良樹「…………」
花束が置かれた
朽ちた電柱の前で
語りかける良樹.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
コ...オ.ォ.......オ
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
良樹「ルキア…」
第118話(11)終 第118話(最終編)
●西千葉市立花草森公園●
コォ...オ..ォ...オ
[ジャリ‥ジャリ‥]
何者かが
斧を片手に
夜の公園へ向かおうとしている.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴[ジャリ‥]∴∵.
∴?「………」∵.∴
∵∴∵[ジャリ‥」∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
存在した凄絶な血の因縁は現在に繋がる.
そしてさらなる
惨劇が起こる.
第118話(終)
【アウト OUT】 【氷の男-アイスマン】
●氷の男-アイスマン(1)●
達也「俺の周りにも喧嘩が強いヤツ
タイマンでコイツには勝てそうにねェって思ったヤツは結構いたけど」
達也「年下でそう思ったヤツはアイツしかいなかったな…」
達也「アイスマンと呼ばれた…アイツしか……」
氷の男-アイスマン(1)終 ●氷の男-アイスマン(2)●
氷の男-アイスマン編の中心人物
アイスマン(16)は7代目斬人副総長
安倍要の元舎弟で
現在は傷害罪で少年院に収容されている.
氷の男-アイスマン編は
アイスマンが少年院から出院後
斬人の集会場ともいえるボウリング場で安倍要・今井啓二と再会.そして達也と出会うところから始まる.
[ザッ…]
アイスマン「要くん……お久しぶりです…[礼]」
要「お…お前…出てきてたのか…[驚]」今井「……[汗]」
達也「?」
身長は達也よりやや高いぐらい
服の上からでも筋肉の隆起が確認出来る程の体で.冷たい目をしている.
基本的にアイスマンは要としかまともに話をしない男だった.達也が話掛けても
ただ頷くだけ.
達也はいつもの様に要と接しながら
今井とともに談笑する.
氷の男-アイスマン(2)終 ●氷の男-アイスマン(3)●
達也は要・今井との遊びを終えて.独りボウリング場を跡にする.
その途中.背後から何か異様な気配を感じとった達也.
振り向いた次の瞬間
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
[[ゴツーー!!!!
!!!!!!!!]]
達也[[ーー!!!!
!!!!!!!!]]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
達也[[ドドォーー!
!!!!!![倒]]].
達也は突然.顔面に強烈なパンチ喰らう.
達也は地面に崩れ落ちた.
達也を襲った男は
アイスマン.
ボウリング場で要と接していた時
要に対する達也の態度が気に入らなかったらしく
達也の後をつけていた.
達也はこの時に受けたパンチを
達也『─不意打ちとはいえ─以前要から受けたパンチよりもずっと強烈だった─』
こう回想している.
あの達也が一発で
半失神状態にされてしまう.
アイスマン「要くんをナメてんじゃねー――ー!!!!!」.
達也『[失]』..
この場から立ち去るアイスマン.
氷の男-アイスマン(3)終 ●氷の男-アイスマン(4)●
アイスマンは崇拝ともいえるぐらい
要を尊敬し
要に惚れている男だった.
今井「アイツは自分が作った組織の大将として要くんを迎え入れ…いずれは要くんをヤクザ界のトップに押し上げたいと本気で思っているんです…[汗]」
今井「アイツは目的を達成する為には冷酷非道で氷の様に冷たい心を持った男…アイツがアイスマンと言われている理由です…[汗]」
今井「だからアイツとはあまり関わらない方がいいです…[汗]」
後日.今井からそう聞かされた達也.
達也『男に惚れた男ほど.拗らせると厄介なものはない[苦笑]』
氷の男-アイスマン編(4)終 ●氷の男-アイスマン(5)●
丹沢敦司から陽気で楽しい部分をそっくり取り除いた様な男アイスマン.
早速アイスマンは
自身を暫定総長とした暴走族を結成.
要を正規総長として迎え入れようとする.
だがこれを要は拒否.アイスマンからどんなに誘われ様とも
断固拒否し続けた.
それでも
要を正規総長に就かせたがるアイスマン.
次第に要はアイスマンから距離を置く様になっていく.
これにアイスマンは哀しみ.要に対して歪んだ愛情を抱き始めるようになる.
『─要は自分に振り向いてくれない─』
周知のように
要が認め惚れている男は.7代目斬人総長ー丹沢敦司.
『─要が自分に振り向いてくれないのは
この男…丹沢敦司がいるせいだ─』
アイスマンは急速に丹沢敦司を憎み
敵対視していく.
『─必ず─丹沢敦司を潰す──』
だが相手は西千葉有数暴走族の総長.
一筋縄な方法ではうまくいかない.
アイスマンは
ある画策をする.
氷の男-アイスマン(5)終 ●氷の男-アイスマン(6)●
達也『あっちゃんには妹がいるんだけどさ.要はあっちゃんの妹にも惚れていたんだ[笑]』
アイスマンはこれに目をつける.
達也『あっちゃんを潰して要の気持ちを自分に引き付ける為に.あっちゃんの妹を拉致軟禁.そして…集団レイプしやがったんだ………』
これを知った丹沢敦司は激怒する.
だが.丹沢敦司は
有名暴走族の現総長.警察に頼むことは
出来ない.
今回の件は他の斬人メンバーには知られたくはない.
丹沢敦司は個人で
アイスマンとの
対決を決意.
達也に立会人を頼む.達也はこれを了承.
後日.夜…
周囲をアイスマンが結成した暴走族に囲まれる中
その中央で対峙する丹沢敦司とアイスマン.
そしてそれを冷々しながら見守る達也.
こうして丹沢敦司とアイスマンの最強対決が始まった.
氷の男-アイスマン(6)終 ●氷の男-アイスマン(7)●
山間にある駐車場
中央で対峙する
丹沢敦司と
アイスマン.
そして
二人の対決を見守る達也と.アイスマンが結成した暴走族.
[暴走族]─[暴走族].
○○○○○○○.
達也「………[汗]」
コオ.ォ....ォ....オ
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
丹沢「………[睨]」.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
アイスマン「……」:
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
オ.ォ....ォ....オ..
.○○○○○○○
[暴走族]─[暴走族].
氷の男-アイスマン(7)終 ●氷の男-アイスマン(8)●
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
丹沢[[[ドンッ!!!
!!!!!!!]]]..アイスマン[[[!!!
!!!!!!!]]].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
アイスマン「[笑]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
アイスマン[[[[ドン
ッ!!!!!!!!
!!!!!!!]]]].
丹沢[[[[!!!!!
!!!!!!!]]]].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
丹沢「───[吐]」.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
怒り心頭の丹沢敦司はアイスマンの顔面をミンチになるぐらい思い切りぶん撲る.
だが余裕の笑みを浮かべるアイスマン.
アイスマンの強烈な攻撃を食らい
血ヘドを吐く
丹沢敦司.
達也「………[汗]」:
達也『この時─アイスマンのズボンのポケットから.ナイフが見えていた─だが─アイスマンは最後までそのナイフを使う事はなかった[回想]』.:.
達也『あっちゃんの実力を認めていたからか?─それともナイフを使うまでも無い相手と思っていたからか?─それはわからない[回想]』..:
一進一退の攻防の中
ややアイスマン優勢で戦いは展開して
いった.
氷の男-アイスマン(8)終 ●氷の男-アイスマン(9)●
コオ..ォ.ォォォオ..
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴丹沢『──』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
アイスマン『──』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ォ.ォ...ォ..ォ.オ..
互いに打ち合い
ボロボロとなる
丹沢敦司と
アイスマン.
その時.駐車場に
パトカーのサイレン音が鳴り響いた.
退散する丹沢敦司と達也…そしてアイスマン.
この時…両者の決着はつかなかった.
戦後…ここでアイスマンを潰したかった丹沢敦司は
かなり悔しがっていたらしい.
氷の男-アイスマン(9)終 ●氷の男-アイスマン(最終編)●
ナックルズアウトのアイスマン編は
ここまで.
数年前の真夏に
納涼企画として
3ヶ月にわたり掲載されたアイスマン編.
この続きは
漫画アウトで描かれるだろうと話した後
最後は井口達也から読者への
納涼メッセージで
締め括られた.
達也「どうだい?涼しくなったかい?」
【氷の男-アイスマン】(終) 【OUT アウト】
第119話(1)
○西千葉-廃工場○
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
コ.ォ∵.∴オ∴ォ.ォ
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
.[[ビタビタァ…]].
『オ"エエエ〜〜〜〜
ッ!!』.
[ゴホッ!!ゴホッ!!].
[[ビタ.ビタァ…]]:
海『オ"エ"エ"エ"ッ…………[吐]』.
.[[ビタ.ビタァ…]]
オ..ォ.
海『ハァ ハァ ハァ ハァ[涙]』.:
...ォ...オ.
その物体は
ついさっきまで
息をして言葉を交わし合っていた
仲間……
第119話(1)終 第119話(2)∵∴∵
○西千葉-廃工場○∴
ゴ∵∴ォ∵∴∵オ.ォ
∴オ∵∴∵.∴∵∴オ
ニカク『……』∴.∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵.『……』イッカク
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
良樹『…[抱]』.∵∴
ルキア『──』∴∵.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∵
.フーリン『…[跪]』
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵∴∵∴∵∴.∵∵
∴∵『[震]……』海
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴.∵∴∵∴∵∴∵∵
血だらけのルキアを抱える良樹.
うなだれるニカク.イッカク.フーリン
そして海…
殺されたルキアを前に呆然とする5人.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
第119話(2)終∴.∵∴ 第119話(3)
●西千葉某所車内●
車で目黒襲撃ポイント1の公園に向かう
海とニカク.
[ブ.オ.≡.ォ≡ォ…]
海「あの時俺は…
自分の内で何かが壊れていくのを.ハッキリと感じた…」
─[ニカク]─[海]─.
海「皆も同じ様な気持ちだったハズだ…」
ニカク「…[腕組]」
[≡≡≡≡≡]
ニカク「……[鋭]」
海「自分自身に対しても.ショックだった……」
海「ルキアは小学校からの親友で.大好きだったハズなのに…」
海「あの姿を見た瞬間…………悲しみより恐怖と嫌悪.涙より先にゲロが出た…………」
海「結局は俺の友達に対する思いより…
状くんのやった行動の方が.まさっていたって事だよね」.::.
第119話(3)終 第119話(4)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡≡≡]
ニカク「…………」
ニカク「海…あの場合は誰でもそうなる…」
海「ククク…豚肉を焼いた様な臭いがしたよね…[笑]
けど浅ましいもんだよな…今じゃ普通に焼き肉も食えちゃってる…[♪]」
ニカク「もうよせ海…」..:.
[≡≡≡≡≡≡≡≡]
海「わかってるよ…だから今日までしなかったんじゃないか…」
海「ルキアの話は…[鋭].::..
ニカク「……[鋭]」
第119話(4)終 第119話(5)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡]
海「ルキアは俺らに重荷を背負わせない為に.たった一人で体を張った……………」
海「たとえ犬死にだったとしても
俺らが今.無傷で生きていられるのは
ルキアが状くんに
一切 口を割らなかったからだ……」
海「あの事があってから俺らの中で
ルキアの話はある意味タブーになった」.
海「俺達はルキアを助けられなかった事で.今でも全員が自分自身を責め続けているからね…」.:
[≡≡≡≡≡≡≡≡].
海「だからルキアの事と.今回の目黒襲撃に関係がある事は
決定的な証拠が出るまで.皆には話したくても話せなかった…」
[≡≡≡≡≡≡≡≡]
第119話(5)終 第119話(6)
●西千葉某所車内●
ニカク「話せなかった…そりゃ違うだろ?」
海「……」
ニカク「お前は自分でケリをつけたかったから.話さなかっただけだ[睨]」.
ニカク「ダチである
ルキアのかえしの為に…[睨]」.:..
海「…………」
ニカク「良樹の話じゃ.皆川状介はルキアに命を狙われた時
一緒にいた何者かが
自分を守ってくれなかったら…殺されていたと話していた…[睨]」
[≡≡≡≡≡≡]
ニカク「いつわかった?」
∴∵∴∵∴∵∴.∵∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∵
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∵
ニカク『それが…』.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
コオ.ォ∴∵オ..ォオ
∵.目黒「………」∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
ニカク『目黒修也だ
ったって事が…』∴.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
ジャケットを脱ぎ
半袖姿になる目黒
第119話(6)終 第119話(7)
●西千葉市立花草森公園(ポイント1)●
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∵目黒「[睨]」∵.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
イッカク「[睨]」∵.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
オ.ォ..ォ.オ..ォ.オ
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵目黒「お久しぶり
です」∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
イッカク「[睨]」∵.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵目黒「イッカク
さん…[礼]」∴∵∴.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
オ.ォ∵∴∵オ...ォ.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
イッカク「オウ…」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
?「フーッフーッ」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒とイッカクが
睨み合う中
公園の茂みから
何者かの鋭い眼光が二人を覗いていた.
第119話(7)終 第119話(8)
●西千葉某所車内●
[ブオ≡ォ≡≡ォ…]
海「ニカク達が年少送りになってる間も」
海「三浦達.阿修羅の元に身を潜めながら…俺は一人で
状くんをルキアから守ったって奴を調べ続けた」
ニカク「……[睨]」
海「当然簡単じゃなかった…………」
海「俺は常に丹沢から追われていたし…
事が事なだけに
ルキアの件は火咲と三浦しか話せなかった…」
海「二人も個人的に協力はしてくれたけど.チームを使っての公の捜索は.当然無理だった…」
第119話(8)終 第119話(9)
●西千葉某所車内●
海「だが東流山に行った時.協力者を見付けた[鋭]」
海「それが8代目爆羅漢総長」..:
.※下原一雅と下原孝二[イメージ]※..
海「ゲバラ三兄弟長兄.下原一雅だった」.:...
海「奴は三弟である賢三くんを自由に使えと.俺に紹介してきた」
※賢三『初めまして………』
哲『[腕組]』
他2人『…』
[イメージ]※
海「その見返りに
丹沢達.7代目斬人の情報を流せと要求してきた」
[クイッ…眼鏡調整]
海「断る理由は何もなかった.俺は丹沢に煮え湯を飲まされていたし」
海「調べを続ける為にはもっと協力者が必要だったからね[閉目]」
第119話(9)終 第119話(10)
●西千葉某所車内●
海「賢三くんはとても優秀な男だった」..
※[じろー―ーっ…].
賢三『…[見]』[イメージ]※
海「彼は調べ始めて約1週間程で
県外に逃げていた
元斬人5代目副総長の天野くんを見付け出し」
※他2人『……』
賢三『はいどーぞ』
海『あ…ありがとう』
哲『……』
※海にビデオカメラを渡す賢三[イメージ]※
海「天野くん本人の動画と共に.情報を持って帰って来た」
海「動画には
天野くんが生前の状くんの発言から鑑みると…状くんをルキアから守ったのは
5代目でも6代目でも無く」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
※斬人7代目幹部のシルエット.∵∴∵∴
5人の瞳が不気味に光る[イメージ]※
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
海「丹沢達7代目メンバーの誰かの可能性が高いとの事だった…」
第119話(10)終 第119話(11)
●西千葉某所車内●
海「正直言って
当時の俺は信じられなかった…」
※海『……[驚・汗』
動画を見て驚く海[回想]※
海「知っての通り
ルキアはああ見えて喧嘩の腕は良樹や火咲が認める程の猛者だ」
[ブォ≡≡オ≡ォ…]
海「皆が丹沢の実力を認めてたし.当然その可能性も考えてはいたけど」
海「ルキアとまともにやり合えるハズがないと.間抜けにも勝手に思い込んでいたのも事実だった」
ニカク「頭ばっか使って.殴り合いの喧嘩をして来なかった
お前の盲点であり弱点だ[鋭]」..:.
海「確かに………それは認めるよ[汗]」.
第119話(11)終 第119話(12)
●西千葉某所車内●
海「そして8代目
爆羅漢が丹沢達に潰され.ニカク達が
年少から出て来た今…」
[≡≡≡≡≡≡≡]
ニカク「……[鋭]」
海「新たな情報が舞い込んで来たんだ…」
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.ォ..オ.ォ.オ.ォォオ
海『皆川状介をルキアから守ったのは
7代目斬人親衛隊隊長.目黒修也だと…』.
第119話(12)終 第119話(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.
オ.ォ..ォ.オ..ォ.オ
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵目黒「[……礼]」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
イッカク「[睨]」∵.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
海『そしてその情報を持って…
俺の前に現れたのが…[鋭]』
オ.ォ....オ∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒「[……礼]」∴.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
?「………[鋭]」∵.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴.∵∴∵
第119話(13)終 第119話(14)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.海『元7代目斬人...
遊撃隊隊長』.:.∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
ドッ..ドッ.ドッドッ
田口「フーッ∴.∵∴
フーッ[汗]」ドッ∴.
∴∵ドッ.∵∴∵∴ド
∵ドッ.ドッ.ドッ.ッ
∴∵∴∵∴∵∴∵∴.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
海『田口勝だ』..∴.
斧を片手に
興奮状態で
公園の茂みに
潜む田口.
第119話(14)終 第119話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ドッ.田口「やるしか
ねェ…やるしかねェ
…[睨]」∵ドッ∵∴.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵ドッ.田口「やるし
かねェ」ドッ∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
[ダッ>>≫≫]
田口「>>≫≫[汗]」
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口が突進する.∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∨∨∨∨∨.∨∨∨∨
∨∨∨∨∨.∨∨∨∨
オ.ォ..∵ォ.オ..ォ.
目黒「………」.
オ.ォ..∵ォ.オ..ォ.
∴.∵.∴∵∴∵.∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵ゴ∵∵.∵.∴∵.
∴∵∵シ∴∴∴∴.∵
∴∵∴∵ャ∵∴.∵∴
∴∵∴∵∴ッ∴∵.∵
∴∵.∴.∵∴.…∴∵
∴.∵.∴.∵∴∵∴∵
ルキア殺害に加担していた目黒に
それを
密告した田口が
背後から強襲する!
第119話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第120話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
7代目斬人の同期
そして
かつてのダチ…!!
田口が目黒に
襲いかかる!!
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
[ザッ>>≫]=..
田口「…[汗]」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∨∨∨∨∨.∨∨∨∨
∨∨∨∨∨.∨∨∨∨
オ.ォ..∵∴.オ.ォ..
目黒「………」.
オ.ォ..∵ォ.オ..ォ.
∴.∵.∴∵∴∵.∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
目黒「!![驚]」.
田口「!!?[驚]」
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
グ..ォ.
オ(金属バット).
狂乱鬼「[睨]」.
..:.(金属バット).
...「[睨]」狂乱鬼
オ..
オ目黒「……」..オ.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
狂乱鬼の残党が
背後から
目黒に
襲いかかる.
第120話(1)終 第120話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
[ザッ].
目黒「チッ!!」.
(金属バット).
狂乱鬼[ブンッーーー
ーーーーーー].
///////////////////
「……[避]」目黒.
狂乱鬼残党の
金属バット攻撃を
捌く目黒.
狂乱鬼「痛っ!!」.
[ガッ]
目黒「[掴]」.
目黒「[掴].」..
[バッ].
狂乱鬼「ぐあっ!!」.
[<<<]目黒
[ビクッ]
狂乱鬼「あっ!!」.
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
[[[ゴシャッ≪≪<<<<<<<<<目黒]]]
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
[[[!!!!!!!!!!!!!]]]
狂乱鬼[[!!!]]鬼乱狂
[[[!!!!!!!!!!!!!]]]
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
[[ドドオッ-倒]]
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒は
狂乱鬼の頭を掴み
もう一人の狂乱鬼の
顔面に炸裂させる.
第120話(2)終 第120話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
はっ...はっ.
田口「はっ...はっ...[汗]」.
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
オ∵.ォ∴オォ∵∴∵
目黒「…[睨]」∴∵.
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
イッカク「…[睨]」.
∴∵∴.∴∴∵オォ∴
∴∵∴∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
田口「はっ..:はっ..
.[跪]」∴∵∴.∴.∵
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
突然現れた
狂乱鬼残党の乱入で
突入を断念.
茂みで
冷や汗をかく田口.
第120話(3)終 第120話(4)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「まァこれまで.俺ら二人残ったわけですが…[睨]」.:
イッカク「…[睨]」.
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
オ∴∵オォ∵.∵∴∵
目黒「改めて.イッカ
クさん」∴∵∴.∴∵
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∴∵∴.∵∴∵
イッカク「[睨]」∴.
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴∴∵∴.∵∴∵
目黒「オツトメ.ご苦
様でした…[礼]」∴.
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
イッカク「……」∵.
∴∵∴∴.オ∴ォ∵オ
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
第120話(4)終 第120話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ォ........オ....ォ
イッカク「オウオウ……[閉目]」...
オ....ォ...オ
目黒「そうですね
確かに白々しいですよね………[礼]」.
目黒「ですが.イッカクさんには.親衛隊のぺーぺーの時から
お世話にはなってますから…[礼]」.:
ォ....オ...ォ.
イッカク「オウオウ……[閉目]」.
オ...ォ.
目黒「いえ…それは無理です.チームを抜けた身ですが…
元の仲間を売る事はできません……[礼]」.
イッカク「■…………オウオウ……■」.
目黒「■え!?■」.
第120話(5)終 第120話(6)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
目黒「た…田口が
そっちに寝返った?
[汗]」∴∵∴.∴∵∴
∴∵.∴∴∵∴∵∴∵
田口「■[大汗]■」.
オ..ォ....ォ.
目黒「そんな.松坂達は何も…」..
松坂『[失]』.
失神する松坂.
目黒「いや…チームを抜けた俺には伝えない様に指示されてんのは当然かもな…」
.....オ..ォ....ォ
イッカク「オウオウ……[俯]」..
目黒「!!?[汗]」.
第120話(6)終 第120話(7)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ザ~ア.〜ア...ァ~ァ.
ァ~..:アァ:.
イッカク「[睨]」..~
~ァ...
目黒「なるほど.田口がしゃべったんですね…」.
ア.〜ァ.~
ア..
~目黒「……」ア~.〜
〜ア..~..ア〜..
目黒「ルキアくんの件を」..
.~ア〜ァ~.
田口「[大汗]」..
〜...~..::.ア
第120話(7)終 第120話(8)
●西千葉某所車内●
[ブオォ≡≡オォ≡].
[≡≡≡≡≡≡≡≡].
ニカク「以前から………[腕組]」
海「………」
─[ニカク]─[海]─.
ニカク「ずっとそこだけが解せなかったが…[閉目]」
[≡≡≡≡≡≡≡≡].
ニカク「なるほど
目黒の情報を手土産に持って来たから
田口をチームに入れたわけか…[閉目]」
海「田口いわく
この事は以前.目黒と飲んでた時
酔った本人から直に聞いたらしく…」
[オ≡ォ≡≡オ]
海「目黒自身も
状くんからルキアから自分を守ってくれた事は.俺ら6代目斬人から狙われる可能性があるからと…
他言するなと口止めされてたらしい…」
海「だから丹沢も
この件を知らないハズだと田口は言っていた」.
第120話(8)終 第120話(9)
●西千葉某所車内●
海「だけど.田口が持って来た情報は
現段階ではこれ以上
裏を取り様がなく」
※賢三『いけないね…………[閉目]』[海-回想]※
海「さすがに賢三くんもお手上げ状態…」
ニカク「フン…だから田口に目黒をバラせと命じたわけか…[閉目]」
海「マトモに考えて.嘘情報の為に親友を殺せる程.田口はタフじゃない[鋭]」
[≡≡≡≡≡]
海「もし田口の言ってる事が本当で
目黒をバラス事ができれば.奴の情報に信憑性が出てくる…」
海「そして田口が丹沢達を本当に裏切ってる可能性が大きくなる」.
第120話(9)終 第120話(10)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡≡≡≡]
ニカク「………」
ニカク「確かにそうだが.実際に目黒が現場でルキアとやり合った証拠にはならねェ…[閉目]」
[≡≡≡≡≡].
[グッ-眼鏡調整]
海「証拠?クク…
何甘い事言ってんだよニカク?[微笑]」
海「このルキアの件については.関わった者全て…」.:.:..
ニカク「■……■」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
海「疑わしきは∵.∴
・・・∴∵∴.∵∴∵
罰するんだよ!!∴.
∵∴∵.∴∵∴[睨]」
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク「[睨]」
妖しい目つきをする
ニカク.
第120話(10)終 第120話(11)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
オ..ォ...オ.ォ.
目黒「疑わしきは罰する…確かに海くんの立場ならそう言うでしょうね……」
オ..ォ........オ.
目黒「で……
イッカクさんは
この件をどう思ってるんですか?」.
オ...
イッカク「オウ…オウオウ…」ォ.
オ....
オ...ォ.
目黒「なるほど……
その答えを
俺から聞き出す為に
ココに来たワケですか」オ.
オ..ォ...オ.
田口「……[汗]」.
茂みで
二人の会話を聴く
田口.
目黒「わかりました.正直に話をさせてもらいます…」..
イッカク「…[鋭]」.
田口「…[汗]」.:
第120話(11)終 第120話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「確かにあの日ルキアくんは」
目黒「俺と状くんの目の前に現れました」
イッカク「■!■」
目黒「そして状くんに日本刀で遅いかかって来た…」.
目黒「俺は親衛隊として必死で状くんを守りました」.:.
目黒「そして
その事一切を状くんに口止めされたのも事実です…」.
目黒「その後
ルキアくんは行方不明になった…」.
目黒「あの状くんの事だ…」.
目黒「どうなったのかは何となく想像は付きます…」:.
第120話(12)終 第120話(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵オ.∵∴∴∵∴∴∵
目黒「…………」∵.
∵∴.∵∴∴∵∴ォ∵
オ∴.∵∴∴∵∴∴∵
目黒「正直いって…
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵ォ.∵∴∴∵∴∴∵
目黒「ルキアくんに
同情してないわけじゃない……」∴∵.∴
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
オ.
目黒「だがあの人は
総長の命を狙いに来て」..オ..
イッカク「[睨]」.
目黒「俺はあの時.親衛隊としての仕事をした…」ォ..
オ.
目黒「だからアンタら6代目斬人に」..
イッカク「[睨]」.
目黒「どんな事情があったにせよ…」.ォ
∵∴∵∴∴∵.∴∴∵
∵∴.∵∴∴∵∴∴∵
イッカク「[睨]」∴.
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵∴.∵∴∴∵∴∴∵
第120話(13)終 第120話(14)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵∴∵∴∵.∵∴∴∵
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
目黒「俺は一切…….
……」∵∴∵∴.∵∵
∵∴∵∴∵∵.∴∴∵
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
∵∴∵∴.∵∵∴∴∵
目黒「謝る気は.ない
」∵∴.∵∴∵∵∴∴
∵∴∵∴∵.∵∴∴∵
∵∴∵∴∵.∵∴∴∵
∵∴∵∴∵∵.∴∴∵
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
第120話(14)終∴∵∴ 第120話(15)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ザ.~ァ〜〜ア.ァ〜~
.目黒「……」.~ア〜
〜..~ア〜~ァ〜.~.
ア~「……」イッカク
ァ〜〜ア.ァ〜~
イッカク「オウ…オウオウ」ア〜~ァ.
目黒「でしょうね
アンタらは俺に
謝罪なんて求めてない…ケジメを付けに来た」
ア.ァ〜~〜ア.
ア〜~ァ〜~ア.
目黒「当然過ぎるくらい理解できますよ…」~
田口「[汗]」~.
茂みに隠れる田口.
目黒「理由はどうあれ.ルキアくんと同じ様に…自分のダチの死に誰かが関わったとしたら…」ア~.
目黒「■俺もケジメを付けに行きますから…例えそれが逆恨みだろうと何だろうとね………■」
ア.田口「[苦]」ア.
ァァア...ァ...ア...
目黒の言葉に
苦渋の表情を浮かべる田口.
第120話(15)終 第120話(16)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ア~
[[ボキッ-指鳴]].
目黒「だが俺も.素直にケジメを取られる程.お人好しじゃねェ……[微笑]」.
目黒「さっさとアンタを潰して.後輩連れてバックレさせてもらいます…[微笑]」.
[[ボキッ-指鳴]]~ア
[[ゴキッ-首鳴]]~ァ
イッカク「オウ…オウオウ?[微笑]」
[[ゴキッ-首鳴]]ア.
ア.ァ.
目黒「できますよ
じゃあねェと」.
[ピクッ]
松坂「…[倒]」.
失神していた
松坂が気がつく.
目黒「こんなにのんびり話はしてねェ……」...:ア
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
∴目黒[睨]∵∵∴.∵
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵.∵.[睨]イッカク.
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
第120話(16)終∵∴∵ 第120話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒とイッカクの
対決が始まる.
[ザ////////////////
∵∴∵∴∵∴∵.∴∴
イッカク「[睨]」.∴
∵∴∵∴∵∴.∵∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒「[睨]」∵.∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
////////////////ッ]
目黒の口から
直に語られた
「あの夜の真実」
もう 互いに
退けはしない.
第120話(終)
【アウト OUT】 田口曰く、あっちゃんは目黒が状くんを命懸けで守った事を知らないのはちょっと意外だったな
あのBBQでの意味深な笑みはその辺りで一悶着あったが故の屈折した感情表現かと思ったんだが 【OUT アウト】
第121話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
エキスパート同士の
闘い.
その勝利への道程は
複雑.
本物の喧嘩士も
同じだ.
『■互いの 手の内を
知っている上での
勝負事は■』
『仕事でも スポーツでも ゲームでも』
『それだけで 互いにとても やりづらく』
『当然 勝利する事は
容易ではない』
『そして…』.
『それは 路上での
喧嘩でも』..:.
(金属バット)..
イッカク「………」.
『同じ事が 言える…』
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
イッカク[ブオッー―――――――――]..
///////////////////
[////////[避]]目黒.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
イッカクの
長槍の如き
強烈な金属バット攻撃をかわす目黒.
第121話(1)終 第121話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
『ではどうすれば』.
オ.ォ.
目黒「……[汗]」..
イッカク「…[睨]」.
オ..ォ.
『相手に勝利する事が できるのか?』:.
『それは』...
田口[汗・驚!!].
目黒とイッカクの
戦闘を茂みで見守る田口.
『相手の予期しないカードを切る事…』.
(金属バット).
イッカク[クンッ].
素早く手首を返す
イッカク.
『つまり』.
オ...ォ.....オ..ォ.
(金属バット).
イッカク[――――――――――――ー]..
///////////////////
[[避]…………]目黒.
『意表を突く事である…』..
第121話(2)終 第121話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「!![汗]」.
(金属バット).:
イッカク[ブンッ――――――――――].
[――――[避]]目黒.
ギリギリのところで後頭部を狙った
イッカクの
鋭い金属バット攻撃をかわす目黒.
[ザッ].:.
目黒「チッ!![汗]」.
イッカク[…蹴]..
目黒「!!」.
目黒[バッ…[防]].:
目黒は
イッカクの動きから
右蹴りがくると
判断.
クロスガードで
顔面を防御する.
イッカク[[[ゴッ――ーー!!!!…]]]..
[[[!!!]]]⌒目黒.
.[[ビリッ]].:
「ぐっ!![汗]」目黒.
..『な…何て蹴り…!![汗・心声]』目黒
..:.[[ビリッ]]:.
イッカクの強烈な
右膝蹴りを
両腕でガード.
あまりの威力に
大きくのけぞる目黒.
田口「[驚]」.:.
イッカクの攻撃で
押される目黒を見て
驚く田口.
第121話(3)終 第121話(4)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
[ザ////////////////
∵∴∵∴∵∴∵.∴∴
イッカク「[睨]」.∴
∵∴∵∴∵∴.∵∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵.∴∵「[汗]」目黒
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
//////////////ッ…]
間合いをとる両者.
目黒『さっきはマジで後頭部をバットで…[汗・心声]』.
目黒『なるほど…
本当に容赦無しってワケだ…[汗・心声]』..
目黒『面倒な相手だ…[心声]』.
目黒『この人は
過去に何度も俺の喧嘩を見てる…[心声]』..
イッカク「[睨]」..:
目黒『だから大体の手の内は知られてる[心声]』..
:.イッカク「…」..:
:.:..(金属バット)..
目黒『しかも こうして対峙してわかったが…[心声]』.
目黒『ドーグの使い方が予想以上に上手ェ[心声]』:.
目黒『だからヘタに
踏み込めねェ…………[心声]』.
第121話(4)終 第121話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
.オ∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∴∵
ォ∴∵.∴∵∴∵オ∴
イッカク「[睨]」.:.
目黒『しかも 俺と
35cm以上の身長差…[心声]』.
目黒『リーチの差が有り過ぎて…[心声]』..
目黒『遠中距離での
打撃の差し合いは
分が悪過ぎる[心声]』.:
「[汗]………」目黒.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
オ..ォ.
目黒『だったら俺もドーグでいくか!?[汗・心声]』..
オ.(金属バット)オ.
.::...ォ.
目黒『いや…守りにゃ使えるが[心声]』.
目黒『ショートバット程度じゃ.大してこの差は縮まらねェ…[心声]』..
目黒『それに 懐に入っての接近戦じゃ
俺にとっちゃ 不利以外の何モノでもねェ……[汗・心声]』..
第121話(5)終 第121話(6)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
『喧嘩に おいて』
『自分より大きな人間を相手にする場合』
『どこを攻撃するかは 相場が決まっている』
『足だと膝や脛 胴体だとみぞおちや金的 顔面だと顎』
『だが この攻撃はどの場合も』
『相手の懐に入る事が最低条件となる…』
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
『そしてこの∴∵∴.
∴∴角田一輝は』∴.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
:.[睨]イッカク[睨].
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
『喧嘩において∴∵.
∴常に自分より∴.∵
∵∴小さい者を∵∴.
∵相手にしてきた∵.
∴∵∴男であり…』.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
第121話(6)終 第121話(7)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
オ∵∴.∵∴∵ォ∵∴
.ォ∵∴∵∴∵∵∴オ
∵∴『ある意味』∴.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
..[睨]角田一輝[睨]:
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
『対小人迎撃の∴∵.
スペシャリストと∴.
言っても過言では∵.
ない…』∴∵∴.∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
第121話(7)終∵∴∵. 第121話(8)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
.目黒[!!.[汗]].
(金属バット).
.[ブンーーーーーーーーーーー]イッカク
///////////////////
目黒[[避]――ーー].
:.[――ーーーーーーーーーンブ]イッカク
..(金属バット)
///////////////////
目黒[――[避・汗]]:
器用に金属バットを
振り回すイッカク.
これをかわす目黒.
目黒『クソ…[汗・心声]』.
目黒『さっきから イメージより動きが早ェ[汗・心声]』.:
オ..ォ.........オ..
(金属バット).:
目黒『しかし バットは懐に入りゃ 小回りが効かない分 問題ねェ…[心声]』.
目黒『だが……仮に懐に入ったとしても[汗・心声]』.:オ...
オ.ォ.......:..ォ..
イッカク[睨]
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
目黒『この人は
ダメージジャンキーだ 打撃に対する胆力がハンパねェ…[心声]』.
目黒『打撃じゃ
何発で潰せるのか
わかったもんじゃない…[心声]』.
第121話(8)終 第121話(9)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒『そして一番最悪なのが…[心声]』.
∵∴∵.∵∴∵∵∴∵
∵∴∵∵∴.∵∵∴∵
∵∴∵.∵∴∵∵∴ォ
∴∵イッカク[手]∵.
∵∴∵.∵∴.∴∴.∵
∵∴.∵∵∴∵∴オ∵
∵∴∵∵∴.∴ォ∵∴
目黒『あの100kg近ェ握力の手で掴まれてからの打撃[心声]』.:.
イッカク[ブン――――――――――].
(金属バット)..
///////////////////
目黒[―ー[避・汗]]:
目黒『過去のこの人の喧嘩を見てきた限り 掴まれて逃がれた奴は 今まで見た事がねェ…[汗・心声]』..
目黒『あのタフな松坂でさえ 一撃…[心声]』
オ...
ォ.松坂[…震]..オ..
震えながら起き上がろうとする松坂.
目黒『掴まれたら 終わりだ[心声]』...:
第121話(9)終 第121話(10)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒『こうなりゃ……掴まれて殴られる前に[汗・心声]』.
[グッ…]..
目黒『トップギアで 一気に懐に入り[心声]』..
踏み込む目黒.
イッカク「!![驚]」.
<<<<<<<<<.
[ドッ―――ー]目黒.
イッカク「[睨]」...
[ガッ…[掴]]目黒..:
..[イッカク]..
..:目黒[[掴]…ガッ]
目黒は一気に
イッカクの懐に
踏み込むと
イッカクの
左襟と右袖を掴む.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカク[睨].
目黒[バッ].:
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒『強力な投げで
仕留めるしかねェ!
[心声]』..
右双手背負いの
体勢に入った目黒.
次の瞬間.
目黒[ブンッ――――――――――――]..
第121話(10)終 第121話(11)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
[!!!!!!!!!
!!!!!!!!!.
.!![イッカク]!!
!!目黒[引][∨]!.
!!!!!![∨]!.
ド!!!ドッ[止]]!
∵∴.∵∴∵∵=
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
投げられる瞬間
左手を地面に着き
目黒の右双背負いを 防ぐイッカク.
目黒『オイオイ…………[汗・心声]』.
目黒『さすがにそんな防ぎ方はねェだろ…[汗・心声]』..
目黒『それに予想以上に 懐が深過ぎる[心声]』.:.
目黒『しかも[心声]』..:
///////////////////
イッカク「…[睨]」.
///////////////////
目黒『元々 俺がこう来るのを[心声]』.:目黒『狙ってやがった…[心声]』.
田口「!!![驚]」.
イッカク[バッー―――――]..
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
イッカク[ガッ[掴]].
...目黒「…[掴]…」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
左手で強烈に
目黒の髪を掴む
イッカク.
第121話(11)終 第121話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴グ∴∵
∵∴∵∴∵.∵∴ォ∴
(金属バット)∴.∵∴
イッカク「[掴]」∵.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
.オ∴∵∴∵∵∴∵∴
.∵「…[掴]…」目黒
ッ∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
イッカク「…[睨]」.
目黒「くっ!!![汗]」
イッカクに掴まった目黒.
次の瞬間.
目黒[ブンッ―――].
第121話(12)終 第121話(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
<<<[イッカク]<.
<<目黒「[掴]」<.
<[ガシッ!!]<<.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
イッカク[驚]∵∴∵.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
イッカクの
両袖を掴んだまま
体を右に回転する
目黒.
危険な大技
右袖釣込腰の体勢に入った.
イッカクの上体が
左前方に大きく崩れる.
目黒『だがこっちも……そう来る事ぐれェ 百も承知なんだよ!![汗・心声]』.
[ブンッ―――――].
目黒[グッ―――――
―!!!!![引]].
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
[[[[[ゴツ!!!!!
!!!!!!]]]]]..
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
第121話(13)終∴∵∴ 第121話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴オ∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
オ∴∵ォ∵∴.∵∴ォ
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴オ∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
目黒の強烈な
袖釣込腰が爆裂!!
キケンな角度で
イッカクが
地面に突きささる!!
第121話(終)
【アウト OUT】 第121話-改(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
[[ガシッーーーーー.
(金属バット)ーーー.
ーー[イッカク]ーー.
ー[目黒[掛]]ーー]].
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
イッカク[[驚]]∵∴.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
イッカクの
両袖を掴んだまま
体を右に回転する
目黒.
危険な大技
右袖釣込腰の体勢に入った.
イッカクの上体が
左前方に大きく崩れる.
目黒『だがこっちも……そう来る事ぐれェ 百も承知なんだよ!![汗・心声]』.
[ブンッ―――――].
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵ク∴∵.∴∵
∴∵∴∵カ∵.∴∵∴
∴∵∴∵ッ∵.∴∵∴
∴∵∴∵イ∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
イッカクの視界が
天地逆になった
その時
目黒が右手に力を入れる.
目黒[グッ―――――
―!!!!![引]]..
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
[[[[[ゴツーーーーー
―――――――――.
―――――――――.
ーーーー―――――.
―!!!!!!]]]]]
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
第121話-改(13)終.∴ 第121話-改(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴・∴オ∴∵∴
オ∵ォ.・・∴.∵.∴
∵∴∵.ク∴.∵∴ォ.
∴.∵∴∵∴.∵∴∵.
∴∵∴.∴∴∵∴オ∴
∴.∵∴カ∴∵∴∴∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∴∴∵∴∵∴
∴.∵∴ッ.∵.∴∵∴
∴∵∴.∴∴∵∴∵∴
∴目黒[───[抑]].
∴∵.∴イ∵∴∵∵∴
目黒の強烈な
袖釣込腰が爆裂!!
キケンな角度で
イッカクが
地面に突きささる!!
第121話-改(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第122話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
その柔道技で
田口をも
圧倒していた目黒.
その男が袖釣込腰を
放った…!!
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ーー[イッカク]ーー.
ー[目黒[掛・汗]ー].
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
『目黒の狙いは
こうだった…』.
『自身の釣り手が
イッカクの腕だった為 釣り手の引き付けが足りない』.:
『それに 懐が深い事で 腰にも乗り切らない』.
『その為 前方に
投げるのではなく
あえて釣り手を
横方向に
引き付ける事で』
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
(金属バット)ーーー.
ーー[イッカク]ーー.
↑[目黒[掛]]ーー]].
∴↓∴↓∵↓∴∵.∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
『投げ落とす方法を
選択した』
第122話(1)終 第122話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
『イッカクは
両腕とも引き付けられている為』
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
[イッカク]
目黒[右袖掴]
-------------------
目黒[左袖掴]
[イッカク]
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
『まともな受け身を
取る事もできない』
『当然 頭部と頸椎に』
∴∵∴∵ッ∵.∴∵∴
目黒[抑]∴∵∴.∵∴
∴∵∴∵イ∵.∴∵∴
『重大なダメージが
残る事は
言うまでも無い』
『■■■普通なら
ば……■■■』
イッカク[……[倒]].
///////////////////
目黒[………[起]]..
[ザッ…].
イッカクを
袖釣込腰で
頭から地面に
投げつけた目黒.
素早く起き上がる.
第122話(2)終 第122話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒[[……]].
目黒[………[振]].
体勢を整え
振り返る目黒.
その時.
[[ガッ!!]].
.[目黒].
..:[[掴]]イッカク.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
ォ∴∵∴∵オ∴ォ∴.
目黒「!!![汗]」:∴.
[[掴]……]イッカク.
∵∴.オ∴∵ォ∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
イッカクに
髪を掴まれる目黒.
目黒『マジか…頭から落としたんだぞ!?[汗・心声]』.
目黒『普通
ありえねェだろ!?
[心声]』.
[ググッ…[起]]
イッカク「…[出血]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
オ∵∵∴.∵∴∵オ∴
∵ォ.∵∴∵∴∵∴∵
イッカク[…[掴]]∵.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵.∴[[外]]目黒
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカクは
目黒の髪を掴み
震えながら
立ち上がる.
第122話(3)終 第122話(4)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
[キリ].∴∵∴∵∴∵
.[キリ]∴∵∴∵∴∵
イッカク[[[震]]].∴
∵∴∵∴∵.∴[キリ]
∵∴∵∴∵.[キリ]∴
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
恍惚の表情で
顔面から出血する
イッカク.
///////////////////
////田口「[汗]」///
///////////////////
///////////////////
オ∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵ォ.∵∴∵∴オ∴∵
イッカク[[震]]∵.∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴.∵「[外]」目黒
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
田口「[汗]」.
[ググッ…]]
田口「…[握・汗]」.
茂みで
二人の戦いを
見守る田口.
手にする斧に
力が入る.
第122話(4)終 第122話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒『落とした高さが十分じゃなかった分…[汗・心声]』.
目黒『まさか
自分から頭を巻き込んで[心声]』.
※受け身を取るイッカク※
目黒『多少 受け身が
取れたって事か!?[心声]』.
目黒『だがダメージは十分ある[心声]』
[[フラ]].
イッカク[[揺]].
..:[フラ]]
ふらつくイッカク.
目黒『ここは行くしかねェ!![心声]』.
:.目黒[……[手]].:.
目黒『まずはこの腕を潰ス!![心声]』.
イッカク[[掴]]
[シュッ…]目黒
目黒が右手でイッカクの左腕に攻撃を仕掛ける.
イッカク[![睨]].
イッカク[[!!!]]
..::[ガッ!!!]..
::.[[!!!]]目黒.
目黒の攻撃を左肘でブロックする
イッカク.
次の瞬間.
目黒『かかった!![心声]』.
イッカク[…[脚]].
目黒[ザッ…[脚]].
[!!!!]イッカク.
目黒[ドッ!!!!].
目黒の鋭い
右ローキックが
イッカクの左脚を
攻撃する.
第122話(5)終 第122話(6)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
.:.:..[!!?]目黒.
イッカク[[…防]]...
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒の
右ローキックは
イッカクの左脛受けでブロックされる.
[グッ].
イッカク[[握]].
[[グイッ[引]]].
イッカク[[握]].
「ぐああっ!!」目黒.
イッカクは
目黒の髪を握りしめ
引き上げる.
次の瞬間.
[グオッ―――]
イッカク「[睨]」..:
∨∨∨∨.∨∨∨∨∨
イッカクが
右腕を
振りかぶった.
目黒「くっ!![汗]」.
[バッ[防]]
目黒「…[汗]」
両肘で顔面をガードする目黒.
その時.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカク[[[[[ゴキッ
―――――――――.
―――――――――.
!!!!!!!]]]]]
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
[!!!!!!]目黒.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカクの
鋭い打ち落とし
右パンチが
目黒の顔面に
炸裂する.
第122話(6)終 第122話(7)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
.:.⌒■ー■ :.:..
イッカク[[掴]].
[[………]]目黒..
[カッ…⌒■ー■ :.]
イッカクの
右パンチを
顔面に食らい
目黒のサングラスが
ふっ飛んだ.
イッカク[[睨]].:.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
キ∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
目黒「くっ!!」∴.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵イ∵∴∵.イ∵ィイ
∵∴ィ∴∵∴∵.∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
左頬から
出血する目黒.
目黒[■[汗]■].:.
[[[ガクッ…]]].:.::
:.目黒[[[[揺]]]]]..
...[[[ガクンッ…]]]
目黒の膝が揺れる.
///////////////////
//////田口[[汗]]///
///////////////////
茂みから
二人の戦いを
見守る田口.
幼少期…
目黒との思い出が
脳裏に浮かんでいた.
『──デカブタァ!!────』
第122話(7)終 第122話(8)
○某公園-8年前○
少年『─何で持って
来ねェンだよ─
デカブタァ!!─』
[ガッ]
田口『!!!!!!!』
[ドカッ]
少年『─今日は持っ
て来るっつったろがヨォ!!─』[ガッ]
少年『─約束も守れねえのかデカブタァ!!─』
─8年前…─
公園で
3人組の
少年に蹴られ
頭を抱えながら
耐える田口─
田口『─ム…ムリだよ─ウチ…ビンボーだから─[涙]』.
少年『─知るかよ─
出荷するぞテメェ!!─』.
少年A『─下級生からパクッて来い
デカブタ─二千円以上だぞ
二千円!![笑]─』
イジメられる田口
その時
『ンなモン─テメェで行けや!!』
少年A『!?』
∵∴∵∴∵.∴∵∵∴
『[バキッ!!]』少年.
少年A『[[!!]]』∴.
∵∴∵∴∵.∴∵∵∴
突然
金髪の少年が現れ
少年Aの顔面に右飛び蹴りを食らわした.
ワ──ァ─ア─.
少年『─あ…青目だ─』
──ア──────.
少年『─青目の目黒だ!!─』
『─死ねコラッ!!─』
──────ア─.
第122話(8)終 第122話(9)
○某公園-8年前○
目黒は
3人組の少年を
追い払った.
<カァ>カラス
カラス<カァ>
目黒『─何が青目だ
ザケやがって!!──.
好きで こんなん
なったんじゃ ねえってんだよ!!─』
少年3人『─…─』
目黒にやられ
帰る少年3人.
目黒『─大体田口…
オメェもいっつも
やられてんじゃ
ねェよ!─』
田口『─しょ…
しょうがねェじゃんか…─アイツら─
6年だし…─(オレら小3年だし)[汗]─』
田口『─俺…でけェ
だけでのろまだし………[俯・汗]─』
[ググッ…拳握]
田口『─それに──
俺は目黒みてェに
強くねェし…[震]─』
目黒『─……─』
第122話(9)終 第122話(10)
○某公園-8年前○
目黒『─田口ヨォ……─』
田口『─!?─』
目黒『─人間ってのは─自分と違う者を
恐れる生き物らしい───自分の存在価値が否定された様な気がするからよ─』
─[田口]─[目黒]─
目黒『─だから──
自分と違う奴を──
攻撃するんだってさ…─』
田口『─[汗・座]─』
目黒『─無知で臆病な人間ほど────
他者を容認する事が
できない…[俯]─』
目黒『─だから普通とは違う─────
個性的な奴は嫌でも
強くならなきゃいけないんだって─』..:
目黒『─4番目の
父ちゃんが言ってた…─』.:.
第122話(10)終 第122話(11)
○某公園-8年前○
─[田口]─[目黒]─
田口『─よくわかん
ねェけど俺…───
普通がよかったなァ…[苦笑・座]──』
目黒『─バカ野郎
俺もだよ…──個性なんてろくなもんじゃねェ…[閉目]─』
『普通じゃねェってのは……─』
<カァ>カラス
────○────
カラス<カァ>
『─マジでメンド臭ェ…───』
∵∴∵∴∵.∴∵∵∴
∵∴.∵∴∵∴∵∵∴
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.
///////////////////
////田口[…汗]/////
///////////////////
茂みから
心配顔で
目黒の戦いを
見守る田口.
///////////////////
///田口[■…汗■]//
///////////////////
第122話(11)終 第122話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「くうっ!![汗・出血]」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
イッカク[[[ガッ!!!!!!!!!]]].:
.[[[!!!!!!!!!!!!ッガ]]]目黒
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
激しく撲り合う
目黒とイッカク.
[グオッ―――]
イッカク「…[睨]」.∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
イッカクが
目黒の髪を掴みながら撲りかかる.
[ザッ・[防]].
目黒「くっ!!」.
クロスガードの
構えをとる目黒.
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
イッカク[[[[[ガッ
!!!ゴッ!!!!.
ガッ!!!!ゴッ!!
!!!!!ガッ!!.
!ゴッ!!ドッ!!!
!!ゴッ!!!!!.
.:「[[防]]」目黒..:
!!!ゴッ!!ゴッ.
ガッ!!!ドッ!!.
!!!ドッ!!!!.
!!!!!ガッ]]]
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
クロスガードの上からイッカクに滅多打ちにされる目黒.
第122話(12)終 第122話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
!!!!!!!!!.
目黒『クソッ…この状態じゃ…勝負になんねェ…[心声]』!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!.
目黒『やっぱ……[心声]』!!!!!!!
イッカク「[睨]」
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
目黒『普通じゃねェ
奴は……[心声]』!.
!!!!!!!!!.
[ブンッ――――――
――――――――].
イッカク[[[ガッ!
!!!!![掴]]]]
[[[!!!!]]]目黒.
イッカクが
目黒の首を掴み
力を込める.
目黒の首を
潰しにかかる.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
グ∵∴グ∵∴∵∴グ.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
イッカク[[潰]]∴∵.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵グ[…[震]…]目黒.
∵∴∵∴∵.∴∵∴グ
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
グ∴∵∴∵∴∵∴.∵
目黒『マジで∴∵∴.
メンド臭ェ…!』∴.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
その巨躯と
タフネスという
「個性」を
全て戦闘用に
特化させた男
イッカク!!
第122話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第123話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
コ.オ..ォ..オ.ォ.ォ
オ...:.ォ.
松坂「うっ…うぐっ…[震]」.
[ズキン]
松坂「痛っ!!!」.
右手で
頭を押さえながら
立ち上がろうとする
松坂.
松坂「グッ…そ……
そう言えば…め…目黒さんは…!?」.
松坂「!!![驚]」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
オ..ォ∵オ.ォ∵..オ
∵∴イ∴∵∴∵.∴∵
∴.∵[[[[[[潰]]]]]]
∵∴ッ∵.∴∵∴∵目
∴∵∴∵.[[[震]]]黒
∵∴カ∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴ク∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
松坂「目黒さん!!」.
イッカクに
首を絞められる目黒.
意識を取り戻した
斬人親衛隊・松坂.
その目に
飛び込んできた
非常事態!!
過去.その両手から
逃れた者はいない.
第123話(1)終 第123話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
グ∴∵∴∵∴.∵∴∵
イッカク「[睨]」∵.
.グ∴∵∵∵∴∴グ∴
∴グ∴∵.∴∵∴∵グ
目黒の首を絞める
イッカク.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
グ∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒『クソ………….
何て握力[震]』∵.グ
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
目黒『指が入る∴∵.
隙間がねェ………….
[心声]』∴∵∴∵.グ
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
イッカクの
右手を外そうとする目黒.
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
目黒『石みてェに堅ェ!![心声]』∴.∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒『やっぱ この体
勢じゃ 拳を開かせん
のは無理だ…[心声]
』∴グ∴∵.∴∵∴∵
グ∵∴∵∴∵∴.∵∴
目黒『ヤ…ヤベェ….
い…意識が……[汗・
心声]』∴∵∴∵グ∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
意識が遠退く目黒.
第123話(2)終 第123話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
[ダッ]
松坂「め…目黒さん 今行きます!!」
目黒を助けに行く
松坂.その時.
[[ガクッ‥]]
松坂「!!?[驚]」.
松坂『マジか!?まだ
足にキテやがる……
…[震・心声]』.
足の震えが止まらず
立ち上がれない松坂.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒『〜〜〜っ!!』.
[フッ[白目]].
目黒「───』.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
松坂「目黒さん!![汗]」..:.
第123話(3)終 第123話(4)
●西千葉某所車内●
[ブ≡オ≡ォ≡≡オ].
目黒強襲ポイント1
の公園に車で向かう
ニカクと海.
[オ≡ォ≡≡≡≡≡]
ニカク「仮に目黒が
ルキアの死に関わっていたとして…」
[≡≡≡≡≡≡≡ォ]
ニカク「俺にその事を話さなかったのは
わかる…」
ニカク「だが何故 兄貴には話をした?」
[≡≡]
海「………」
海「何故ってそれは
さっき言った様に
ニカクは信用できなくなってたし…」
─[ニカク]─[海]─.
海「そうなると 今日の作戦をチーム内で
話せるのはイッカクだけだ…」
ニカク「……」
海「それに…イッカクは目黒と同じ
親衛隊の先輩後輩」
海「俺らの内で 最も目黒の事を知っている」
海「疑わしきは罰するとは言え…人一人
バラすかもなんだ…」
[ブ≡ォ≡≡≡≡≡]
海「イッカクには
この作戦を実行する前に」
海「田口の持って来た目黒の情報を
最低限.精査をして貰う必要があると思った」
[≡≡≡≡ォ≡≡オ]
第123話(4)終 第123話(5)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡]
ニカク「兄貴が俺に
その事を話すとは
考えなかったのか?」
[≡≡≡≡≡≡≡≡]
海「当然 考えたさ…」
[≡≡≡≡≡]
海「だから イッカク
の口からニカクにその事が伝わっても
その場合は仕方が無いと思ってた…………[俯]」
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク「チッ…だが
兄貴は俺には話さなかった…[鋭]」
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
[≡≡≡≡≡≡≡]
海「ああ…[俯]」
海はイッカクとの
話し合いを思い出す.
海『─ここまでの話を聞いてどう思う?─』
第123話(5)終 第123話(6)
○ホテルニュー潮薔薇[廃墟]○
海『─やはり 目黒が
ルキアをやったと思う?─』
イッカク『─……[閉目・座]─』
ホテルニュー潮薔薇[廃墟]で話し合う
海とイッカク.
イッカク『─オウオウ……オウ…[閉目]─』
海『─そうだよね
やっぱ田口の情報だけじゃ………───
確信は持てないよね…[汗]─』
海『─やはり 田口に
目黒をやらせるって
証明させるか…──
イッカクの言う通り…目黒自身に直に聞くしかないか…─』
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
イッカク『─オウオウ……─』
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
海『─はあ!?自分一人で行く!?[驚]─』
第123話(6)終 第123話(7)
○ホテルニュー潮薔薇[廃墟]○
海『─それはダメだよイッカク!!──
だって本当に目黒がルキアを潰してたら
かなりの猛者だ!!─
さすがにイッカクだけで行かせられないよ!!─』
海『─ったく……
何言い出すかと思ったら…やっぱりニカクにも話して
検討し直そう…[汗・俯]─』
イッカク『─オウオウ………─』
海『─はあ!?ニカクには言うなって…─
そんな何言ってんだよ!![汗]─』
海『─![驚]─』
─.───.────.
─.─.────.──
イッカク『[微笑]』.
─.─────.─.─
──────.───
海『──……──』
イッカクの
淋しげな微笑みに
何かを感じとる海.
海『─わ…わかったよ─と…とりあえず
ニカクには話さないでおくよ…[俯]─』.
海『─だけど もし田口が作戦の当日に
何かトラブルがあったら…─』
イッカク『─[俯]─』
海『─その時は
ニカクにこの事は話すから…─』
海『─それと─一人で行くのは絶対にダメだ─』
海『─必ず仲間の部隊を数人連れてってくれ…─』
イッカク『─オウ……─』
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
第123話(7)終 第123話(8)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡≡]
海「イッカクは言ってた…目黒は自分の直の後輩でもあるし
手の内を一番理解してる[俯]」
海「それに ルキアの
件に目黒が関わってるのであれば
自分なら話をするハズだと…[俯]」
[≡≡≡]
ニカク「………」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
海「そしてもし目黒
がクロなら…………
自分がケジメを付けると…………[汗]」
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
海「だから目黒が一番通る確率の高い」
B┃A──┃@│花
[]┃┬[]─┃┬┬草
│┃─│[]┃││森
━┃[─]┤┃││公
┃┃━━━┃┴┴園
※簡易見取り図※
海「ポイント@の公園に 自分を配置しろと言ってきた…」
ニカク「フン…一番通る確率が低い場所…」.
ニカク「それも嘘だった訳か…[笑]」.
海「……[汗・俯]」
第123話(8)終 第123話(9)
●西千葉某所車内●
[≡。≡゜≡゜≡]
海「イッカクは
絶対にニカクを
現場に一人で配置させるなと俺に言って来た…[俯]」
[≡゜≡≡≡]
ニカク「あ?絶対ってどういうことよ!?」
[≡≡≡。≡]
海「最初は例の
過保護が出たのかと思ったけど…」
海「いつもと様子が違った…[汗]」
海「絶対にニカクを
目黒にバッティング
させたくない………
そんな感じだった……」
[≡≡≡≡]
ニカク「!?[鋭]」
第123話(9)終 第123話(10)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
コ∵ォ∴∵オ∴.∵オ
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∴∴∵∵∴
[[[[掴]]]]イ∵.∵∴
ォ∴∵∴∴∴∴.∵∴
目∴∵∴∵ッ.オ∴∵
黒[[[潰]]]∴∵ォ.∴
∵∴∵ォ∵カ.∵∴オ
∵∴∵∴∵∵∵.∴∵
∵∴∵∴∵ク∴.∵松
∵∴∵∴∵.∴∵∴坂
イッカクに首を絞められる目黒.
目黒「め…目黒さん…………[驚]」.
[ブシュッ…]
目黒「…[出血]」..
松坂「!?[汗]」.
松坂「マ…マジか……[怯]!?」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
松坂「じ…自分の指
で…」.
∵∴∵∴.[ブシュッ]
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒[[[…[震]…]]].
イッカク[[潰]]∴.∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.[ブシュッ]
松坂「く…首をえぐ
って…」.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
自らの首を
えぐりながら
イッカクの首絞めを
こじ開けようとする
目黒.
第123話(10)終 第123話(11)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
イッカク「〜〜〜〜
〜〜〜〜っ!!![驚]」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒「〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜っ[汗]!!!」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
執念を見せる目黒に
驚きを隠せない
イッカク.
目黒の首から飛び散る玉のような血が
イッカクの
顔にかかる.
イッカク[[[[[ドス
ッ![膝]]]]]]目黒
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
イッカク[[[[[ドッ
ドッ!!!!!!!.
ドッ!!.!!!!!
ドッ.!ドッ!!ド!
!ドッ!!![掴]!.
.:「[[外]]」目黒:..
!.!ドッ!!ドッ!
!!ドッ!!.ドッ!
!!!ドッ[膝]]]]
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
イッカクの
激しい膝蹴り攻撃が
目黒のボディを
突き刺す.
第123話(11)終 第123話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ドッ!!!!!!!.
目黒「〜〜〜〜〜〜
っ!!![汗]」!!.
!!!!!!!!!.
イッカク「〜〜〜〜
〜〜っ!!![睨]」.
!!!!!!ドッ!.
目黒のボディに
激しい膝蹴りを
乱打させるイッカク.
これを堪える目黒.
その時.
[ブシュッ…]
[…ッュシブ]
目黒はさらに
自らの首を深くえぐる.
∴オ.∵∴∵∴∵∴∵
!!!!!!!!!.
ォ∴目黒「[外]」.!
∨∨∨∨∨∨∨.∨∨
!!!!!!!ォ!.
∧∧.∧∧∧∧∧∧∧
イッカク「[睨]」!.
!!!!!!!!オ.
目黒[グン…!!!!
!!!!!!!!!]
第123話(12)終 第123話(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒[[[[[ボキ――
―――――.ッ!!!
!!!!!!!!!
!!!!!!]]]]]
イッカク[[[[[!!!
!!!!!!!!!
!!!!!!!]]]]]
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
目黒は渾身の力で
イッカクの右親指と人差し指
そして中指をへし折った.
第123話(13)終 第123話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
コ.∵ォ∴∵オ∵∴ォ
[西千葉市立]┳┳┳
[花草森公園]┻┻┻
∴.∵∴∵∴∵∴ォ∴
∴オ∵ォ.ォ∴オ.ォ.
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
.┃┃━━━━━┃┃
.┃┃─○───┃┃
.┃┃─────┃┃
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴[鬼].[鬼]∵∴∵
[鬼][鬼].[鬼].[鬼].
[鬼][鬼]...[鬼][鬼]
[鬼][鬼]∴.∵∴∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
海.ニカク
そして
狂乱鬼連合部隊が
花草森公園に
到着する.
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
オ∴∵∴∵.∴∵∴∵
∴.∵ォ∵∴∵∴∵∴
海「……[汗]」∴.∵
∴.∵∴∵∴∵∵∵∴
∴.∵∴∵∴オ∴∵∴
ニカク「兄貴の下へ
急ぐぞ!![睨]」∴.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
第123話(終)∴∵∴∵
【アウト OUT】∴.∵ 【OUT アウト】
第124話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒とイッカクの
死闘!!.
その場に
狂乱鬼の援軍が
ついに
到着してしまった!!.
海「この 花草森公園は8.4ヘクタール」
海「東京ドーム 約2個分近くに相当する
かなり広い公園だ……」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
.┏━━━━━━━┓
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∵∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.≡≡∴┏━┓∴≡≡
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
海「雑木林も多く
出入り口だけで22
か所ある…」
第124話(1)終 第124話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
コォ∴∵オ∵∴ォ.オ
海「現在ここにいる
本隊15人以外に」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴[ニカク]∵[海].∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[鬼][鬼]∴[鬼].[鬼]
[鬼][鬼]∴[鬼][鬼].
[鬼][鬼]∴.[鬼][鬼]
[鬼]∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
海「ポイント2〜7
のメンバーも 別の
出入り口に順次到着
してる」∵∴∵∴.∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
海「目的は
7代目斬人親衛隊長
目黒修也の拘束だ」.
第124話(2)終 第124話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵オ.∵∴∵ォ∴∵
海「人間一人を拘束する場合」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
[鬼][鬼]∴[鬼].[鬼]
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
海「拘束する側は
最低でも4人は必要になる」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∵
∴∵∴.∵ォ∵∴∵∴
海「目黒捜索は最低
二人一組で行い」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴[鬼][鬼][鬼]∵.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
海「発見した場合は
俺かニカクに必ず
報告する事」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
海「目黒はかなりの
猛者だ…」.:
ニカク「…[閉目]」.
海「その場で拘束する場合」.
ォ∵∴オ∴∵∴.∴∵
海「近くの仲間と連携して」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
賢三「………」∴.∵
哲「……[腕組]」∴.
∵∴.∵∴∵∴∵∴ォ
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
海「できるだけ大人
数で行動に移ってくれ」:
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
第124話(3)終 第124話(4)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
オ∵ォ∵∴.∵∴∵∴
海「目黒を拘束した
場合も 半殺しくらいならかわまないが
間違っても 絶対に
殺さない事…」.
∵∴∵∴.∵∴∵オ∵
∴∵∴.∵∴ォ∴∵∴
狂乱鬼「っス[汗]」.
狂乱鬼「っス[汗]」.
狂乱鬼「っス[汗]」.
∴∵∴∵∴.∵∴ォ∵
ニカク「………」.
海を
横目で見るニカク.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
海「現在22時で
ほぼ人通りは無いが 絶対じゃない」.
海「わかってると
思うけど 通報されるとかなり面倒になる」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴.┏━━━━┓∴∵
オ.┃∴12∵┃∴オ
∴.┃9\/3┃∵∵
.∴┃.∵6∴.┃.∴
∴.┗━━━━┛∴∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴.∵∴ォ∵∴∵∴∵
海「だから 一般人と
接触は極力 避けて
くれ」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
第124話(4)終 第124話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵ォ∴∴∵.∴ォ∴
[眼鏡調整].
海「もしデコに
パクられた場合は」.
∴∵∴∴∴∵.∴∵∴
海「絶対に 以前
伝えた方法で切り抜ける事……」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴∵∴∴∵∴.∵∴
海「もし それで∴∵
上手く行かなかった
場合は……」∴∵.∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴∵∴∴∵∴.∵∴
海「連帯責任になる
事を忘れるなよ……
[睨]」∴∵∴.∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵∴∵∴∴.∵∴∵∴
[ゴクッ[生唾]].∴∵
狂乱鬼「[汗]」∴.∵
狂乱鬼「[汗]」∵.∴
狂乱鬼「[汗]」∴.∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
狂乱鬼「[汗]」.∴∵
狂乱鬼「[汗]」∵.∵
狂乱鬼「[汗]」∴∵.
[ゴクッ[生唾]]∵.∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴∵∴∴∵∴.∵∴
海の言葉に
生唾を飲む
狂乱鬼メンバー.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
海「俺からは以上
だ!!」=.∴∵∴
海「ではすぐに∵.
行動に移ってくれ!
!」=諱∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
狂乱鬼メンバー「
ウス!!」=.∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴∵∴∴∴∵∴.∵
第124話(5)終 第124話(6)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ダ.ダ.ァ∵ア∵ァ.ァ
∧∧∧∧.∧∧∧∧∧
..[鬼].[鬼]..[鬼]..
[鬼].[鬼][鬼]..[鬼]
.[鬼][鬼].[鬼].[鬼]
∧∧∧∧∧∧.∧∧∧
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
行動に移る
狂乱鬼メンバー.
賢三「で…哲」.
賢三「例の狂乱鬼の
ベースヤードの場所
はわかった?」.
∴オ.ォ∴.∵オ.∵ォ
哲「いやまだだ……
ラスト5か所までは
絞り込めたが…
どの場所が本拠地か
はまだ掴めてねぇ…」.
賢三「…………」.:
哲「おそらく その
5か所を日によって
場所を変えてる可能
性が高ぇな…[腕組]」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
賢三「なるほどねぇ
海くんらしいなァ…
[冷]」.
第124話(6)終 第124話(7)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴オ∴∵∴.∵∴∵∴
哲「しっかし 海の野
野 この件については
口が固ェよな」.
海「…[スマホ見]」.
賢三「仕方がないさ
……」:
賢三「ボスの正確な
居場所が特定される
のは恐いからね」.
∴∵∴∵∴.∵∴ォ∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴オ
哲「けど賢坊」.
哲「何でそんなに
奴らの本拠地が気
になるんだ?」.
賢三「この手の
ヤバイ仕事を受ける場合」.
賢三「最も大切にな
る事の一つが
依頼人の現状把握だ」.::
∴オ∴∵ォ.∵∴オ∴
賢三「身元や人間関係 財務状況など
情報は多ければ多い
程いい…」.
海「…[スマホ見]」.
ニカク「[腕組]」.:
賢三「情報が多ければ多い程 イザと言う
時 俺らの安全性も
高まる」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
賢三「特に今回は
死人が出る可能性が
高い」.
哲「………[汗]」.:
第124話(7)終 第124話(8)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
賢三「依頼人から
全ての責任を被せられて」.
賢三「何時 尻尾切り
にあってもおかしく
ないからね…」.
∵オ∴∵∴.∵∴∵∴
.┏━━━━━ォ━┓
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∵∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴オΞ
賢三「依頼人が隠す
物事は それだけで
保険になる…」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
哲「な…なるほどな
……[汗]」.
ザ.ア.ァ* ~.:*.:~
賢三「それに…」*~
∵ア~∵〜.*∴*∴~.
賢三「そりゃあ~.~*.
これだけ長い付き合
いなのに」~:~〜*.
~〜*.~ァ~~〜*.
賢三「まだまだ信用~
されてないんだなと
思うと………」*.~.
~〜*.~.*〜*.〜
.~~〜*~.
賢三「悲しい…[沈]
」~〜*.~.~~.ア*.
哲「……!![驚]」.
寂しげな表情をする
賢三を見て驚く哲.
∵ア∵~.*∴∵*〜∵
∵〜∵∴~∵*~∵〜∵
哲「た…確かに悲し
いな…」~.*∴∵~.
∵∵~.~ァ~∴..∵*~
∵∴∵~.~∴∵~〜∵~
~∵~.*∴∵~〜∵~~*
賢三「だよね………~
いけないねェ…」*~
*∵~.*∴∵.:~〜∵
∵:∵∴~∵*~∵~~.:*
第124話(8)終~.〜ア: 第124話(9)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵ア〜∵~.*ア*∴~.
*〜.:ァ~.*∴~~ァ~.
海「ニカク…」~*〜
∵ア〜∵ァ**∴ァ~.
元阿修羅「……」.
元阿修羅「……」:
元阿修羅「……」.
海「その三人は
三浦に付いて来た
元阿修羅のメンバー
だ…」..
海「それなりに
腕が立つ 一緒に
連れて行ってやって
くれ…………[汗]」.
ニカク「………」.
元阿修羅の三人を
片目で見るニカク.
海「俺はこれから
賢三くん達と一緒に
行動する[汗]」.
海「ニカクも 十分
気を付けてくれ[汗]」..:.
ニカク「ああ…[閉目
]」.:
第124話(9)終 第124話(10)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵*〜∵~.*∴∴~.~*
海「それとニカク…
」∵ア.:〜∵~.**∴
~.∴∵~.∴∵~.~~∴:
ニカク「!?」.~~
∵〜∵~.*∴.~ァ~.
∵ザ~ァ〜.*∴*ア~.
海「………[俯]」~:~
~.∴∵~.∴∵~.~:∴:
海「さっきは騙して
悪かった……………
[俯・汗]」.*~.∵*~.
~.∴∵~.∴∵~.**∴:
ニカク「…[閉目]」~
*.∴∵~*∴∵~.*~*.
~.ア∵~.∴∵~.∴∴:
ニカク「フン お互い
様だ」~.∴∵~.∴∵~
~.∴∵~.ァ∵~○~∴:
~.∴∵~.∴∵~.~∴:~
~..〜~.∴*~..:∴:
ニカク「もう気にし
て無ェよ……」~.*~
~..~∵~.∴∵~.~∴:~
ニカク「それより
お前も気を付けろ…
………」~*∴∵~..∴
~.∴∵~.∴∵~.**∴:
海「え?」~.∴〜~*~
~.∴∵~.∴∵~.~*∴:
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴ニカク「[睨]」∵.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴.∵∵∴∵∴∵賢三を睨むニカク.
~.*∵~.∴∵~..∴:
~.ア∵~.∴∵~.*∴:~
~.∴∵~ァ∴∵~.:∴:
賢三「……[見]」∵.
ニカクを見る賢三.∴
~.∴∵~.∴∵~.*.∴:
~.∴∵~.∴∵〜.~∴:
ニカク「あのガキは
どうも信用ならねェ
…(また見てやがる…
……)」~..∴∵~.∴~*
~.∴∵~.∴∵~.∵ア:
第124話(10)終~.∴∵ 第124話(11)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵コ∵∴.∵ォ∵∴オ
∴∵∵ォ.∴∵∴∵∴
松坂「……[驚]」.グ
∴∵∵∴.∴∵∴∵∴
∴∵∴∴∴∵∴∵.∴
∵∴.∵∴グ∴∵∴∵
グ.∵∵∴∴∵∴∵∴
イッカク[[[掴]]]グ.
∴[[[震]]]目黒∵∴.
∴∵∵∴.∴∵∴∵∴
目黒[[[曲]]]∴∵.∴
.∴[[[震]]]イッカク
∴∵∵∴.∴∵∴∵∴
∴∵グ∴.∴∵グ∵∴
∴∵.∵∴∴∵∴∵∴
∵グ∵∴.∴∵∴∵グ
イッカク[[[潰]]]∴.
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
.∴目黒[[[曲]]]∴∵
∴∵∴∴∴∵.∴∵∴
グ∴∵∴.∴∵∴∵∴
∴∵グ∴.∴∵∴∵グ
右指を
折り曲げられても
目黒の髪を掴んだ
左手は離さない
イッカクと
渾身の力で
イッカクの右指を
折り曲げる目黒.
イッカクの右指が
鬱血する.
第124話(11)終 第124話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴グ∴.∵∴∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカク「フーッ
フーッ[睨]」∴∵.∵
∴∵∵グ.∴∵∴∵∴
目黒「フーッ フーッ
[睨]」グ∵∵∴.∴∵
∴∴∵∴.∴∵∴∵∴
∴∵∵∴∵∴グ∴.∵
∴∴グ∴.∴∵∴∵∴
∴∵∵∴∴∵.∴グ∴
∴∵イッカク[睨]∴.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴目黒[睨]∴.∵
∴グ∵.∴∴∵∴∵∴
∴∵∴∴∴∵.グ∵∴
攻ぎ合う両者.
その時.
∴∵∵∴.∴∵∴∵∴
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
目黒[[[[[メキッ!!
!!!!!!]]]]]∵
イッカク[[[[[!!!
!!!!!]]]]]∴∵
∵∴∵∴.∴∵∴∵∴
∴∵∴∴∴∵.∴∵∴
目黒はイッカクの
右指を
さらに折り曲げる.
イッカク「「つ!!![痛]」」∞
苦痛に顔を歪める
イッカク.
その時.
松坂「あっ!![驚]」
∴∵∵∴∴.∵∴∵∴
∴∵.∵∴∴∵∴∵∴
イッカク「[離]」∵.
∴∵.∵∴∴∵∴∵∴
∴∵.∵∴[目黒]∴∵
∴∵∵∴∴.∵∴∵∴
∴∵∵.∴∴∵∴∵∴
松坂「掴んでた手が
!!」.
目黒の髪を
掴んでいた
イッカクの左手が
外れる.
第124話(12)終 第124話(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒の
髪を掴んでいた
イッカクの左手が
外れる.
次の瞬間.
目黒「!!?[驚]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
[[[[[!!!!!!!
]]]]]目黒∵∴∵∴∵
[[[[[蹴]!!!!!
!!!ッーーーーー
―カド]]]]イッカク.
∴∵∵∴∴∵.∴∵∴
∴∵.∵∴∴∵∴∵∴
イッカクの鋭い
右前蹴りが
目黒の腹部に
炸裂する.
∴∵∵∴∴∵.∴∵∴
目黒「─[出血]ー」.
∴∵∵.∴∴∵∴∵∴
∴∵∵∴∴.∵∴∵∴
松坂「「…[驚]」」.
∴∵∵∴∴∵∴.∵∴
∴∵∵∴∴∵.∴∵∴
イッカク「…[睨]」.
∴∵∵∴∴∵.∴∵∴
∴∴.∵∴∴∵∴∵∴
目黒[[[ドドオッ―
―――――[倒]]]]
∴∵∵∴∴∵.∴∵∴
∴∴∵.∴∴∵∴∵∴
目黒は真後ろへ
倒れた.
∴∵∵∴∴∵.∴∵∴
イッカク「フーッ...
フーッ[睨]」∴∵.∵
∴∴∵.∴∵∴∴∴∵
必死な形相で
目黒を睨むイッカク.
第124話(13)終 第124話(14)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∵.∴∴∵∴∵∴
[[グズ]]∴∵∵.∴∴
∴[[グズ]]∵∵∴.∴
イッカク[[[…指]]].
∴∵∵.[[グズ]]∵∴
∴∵∵.∴[[グズ]]∴
目黒の指折り攻撃で
イッカクの
左手親指と人差し指 そして中指が折れ曲がる.
∴オ.ォ∴∴∵∴ォ∵
目黒「カッ…」∴.∵
目黒「カハッ………
!![座・震]」∴.∵
∴∵∴∴∴∵.∴∵∴
イッカクの
強烈な右前蹴りを
腹部に食らい
腹を押さえて
うずくまる目黒.
∴コォ∴オ∴∵.ォ∵
目黒「!!?」∴.∵
∴∵∴オ∴∵.∴∵∴
頭を上げる目黒.
イッカクがいない.
次の瞬間.
第124話(14)終 第124話(15)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
イッカク[[[[[ゴキー
―――――――――
ー――――ッ!!!
!!!!!!!]]]]]
[[[[[!!!!!!
!!目黒!!]]]]]
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
目黒の背後に回った
イッカクの
飛び右前蹴りが
目黒の後頭部に爆裂する.
地面に
額を打ち付ける目黒.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒『─[出血]─」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
イッカク[[[[[ゴッ
!!ゴッ!.!!!ゴ
!ゴッ!.!ゴッ!!
!!!目黒[[倒]].!
ゴッ!!!.ゴッ!!
ゴッ!!!]]]]]].
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
イッカクは
倒れた目黒の
後頭部を
何度も踏みつける.
目黒の血で
地面が染まっていく.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
イッカク「[睨]」∵.
∴∵∴.∵∴∵∴オ∴
踏みつけ攻撃を止め
倒れた目黒を
睨むイッカク.
松坂「「そ…そんな
……[震]」」.
松坂「「め…目黒さん………」」..
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴オ∴∵∴.∵∴ォ∴
目黒「…[倒]』∴∵.
∴∵∵∴∵∴∵∴.∵
第124話 第124話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∴∴∴オ∴∴∴∴:
∴∴∴∴∴∴∴∴∴:
.───∵─────
:────∵────
:─────∵───
:───....─∵──
:───∵∵──∵─
:───∵∵───∵
.───∵∵───∵
ォ∴∴∴∴∴∴∴∴:
∵∴∴∴∴∴∴∴ォ:
∴∴∴∴∴∴∴∴∴:
ォ∴∴∴∴∴∴∴∴:
∴∴∴∴∴∴∴∴:ォ
∴∴∴∴∴∴∴∴∴:
コ∴∴∴∴∴オ∴∴:
∴∴∴∴∴∴∴∴∴:
∴目黒「─[倒]─』:
∴∴∴∴∴∴∴∴∴:
金属バットを
振りかぶる
イッカク.
斬人トップクラスの
目黒も
怪物・イッカクには
敵わず!!
惨劇のバット攻撃!!
第124話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第125話(1)
○野外某所 数年前○
命の
やり取りを続ける
2人の過去.
この死闘は
あまりにも
悲し過ぎた.
─────────.
[斬][斬][斬][斬 斬]
[斬][斬 斬][斬][斬]
[角 ニ][フ][良][海]
皆川状介『─…─』
目黒『──今日から
親衛隊に配属されま
した 目黒修也です!!
よろしくお願いしま
す!!────[礼]』
─────────.
皆川『─じゃあ頼ん
だぞイッカク───
──色々と教えてや
ってくれ─』
─────────.
イッカク『─オウ!
─[微笑]』
目黒『─よ…よろし
く─お願いします…
……(噂以上にでけェ
…─[驚・汗])』
皆川状介らしき人と
後の6代目斬人幹部
他斬人メンバーに
挨拶をする目黒修也.
第125話(1)終 第125話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∴∴∴∴∴∴∴∴:
∴∴∴∴∴∴∴∴∴:
:(━金属バット━)─
──────∵──:
:───────∵─
:───....───∵
:───∵∵───∵
:───∵∵───∵
コ.──∵∵──∵オ
─∵∴∴∴∴∴∴─:
オ∵∴∴∴∴∴∴ォ:
─∵∴∴∴∴∴∴─:
ォ∵∴∴∴∴∴∴オ:
─∵∴∴∴∴∴∴─:
─∵∴∴∴∴∴∴─:
─∵∴∴∴∴∴∴─:
─∵∴∴∴∴∴∴─:
─∵∴∴∴∴∴∴─:
─∵∴∴∴∴∴∴─:
目黒「………[倒]』:
∴∴∴∴∴.∴∴∴∴
倒れる目黒に
金属バットを
振り上げるイッカク.
松坂「よ…よせ!!
それ以上は止めろ!!
[出血]」.:
[[ダッ]].
松坂「それ以上
やる事ねェだろが!!
[走]」.
目黒を助けに行く松坂.その時
松坂「■!!?■」
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
.:.[[ガッ‥]]
..狂乱鬼[[止]].
松坂「!!![驚]」.
狂乱鬼[[止]].
[[ガッ‥]]..
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
二人掛かりで
松坂の腰に
しがみつく狂乱鬼.
狂乱鬼「テ…テメェは大人しくしてろ!![止・汗]」.
松坂「ク…コイツら[汗]」.
第125話(2)終 第125話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
[ガッ…].
目黒「……[起]」.
..[グッ…].
目黒「[睨・震]」
[ググッ…]
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ォ∴∵∴∵∴∵.∴ォ
∵∴オ.∴∵∴∵∴∵
イッカク「…[睨]」.
∵∴∵.∴∵∴∵オ∴
ォ∴∵.∴∵∴∵∴ォ
起き上がった目黒は
イッカクを睨む.
睨み返すイッカク.
二人は 昔を思い出す
○野外某所 数年前○
『─コラ目黒!!─』
斬人『─[煙]─』
斬人『─[煙]─』
斬人『─[…]─』
斬人『─今は死怒
の奴らとはモメンな
って何度も言ってん
だろが!!─』
目黒『─けど──
斬人の仲間が目の前
でやられてんスよ!?
─そんなの見過ごせ
る訳ないじゃないス
か!![汗]─』
斬人『クソガキが!!
─何 上にモノ言って
んだテメェ……[怒]
─』
目黒『─…─』
[ジャリ‥]
イッカク『─…─』
斬人『─何だコラ─
イッカク!!どけやテ
メェ!!──』
目黒『──イッカク
さん…[汗]──』
第125話(3)終 第125話(4)
○野外某所 数年前○
ザ///〃////〃/〃//
目黒『─[俯]─』〃
〃〃ァ/〃〃//〃〃
イッカク『─ゴホッ
[咳]──ゴホッ[咳]
────』ア〃/〃/
〃〃/〃〃/〃〃ァ〃
雨…二人
ヤキを入れられ
苦しむイッカクと
俯く目黒.
ア〃/〃//〃〃/〃〃
目黒『─スミマセン
イッカクさん───
俺のせいで 先輩達に
………[俯・出血]─
──』〃〃/ァ〃/〃
〃/〃〃/〃//〃〃ア
〃//〃〃/〃/〃/〃/
イッカク『─フッ…
[微笑]─』/〃〃/〃
イッカク『─オウ…
…オウオウ…………
[微笑]─』〃〃〃〃
目黒『─え…あ…─
アザス!![微笑]─』
〃/〃/〃〃/〃〃/〃
ア〃〃〃/〃〃/〃〃
イッカク『─オウオ
ウ…──』〃ァ〃〃
目黒『─は…はい─
次はもっと気を付け
ます!!──』〃//〃
〃/〃/〃〃/〃/〃ア
第125話(4)終 第125話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴∵.∴∵∴オ
イッカク「…[睨]」.
∵∴∵∴∵.∴∵ォ∴
オ∵∴∵∴∵.∴∵∴
目黒「…[睨]」∴.∵
∵∴∵∴∵.ォ∴∵∴
○野外某所 数年前○
金属バットを持った
敵に囲まれる
イッカク.
────.─────
[敵]──オ─.─[敵]
───.─────ォ
──[イッカク]──.
──.───────
オ──────.─ォ
[敵][敵]ォ[敵][敵].
───.──────
敵『─囲め囲め!!─
ラストはこのデカブ
ツ一人だ!!────
一気にやっちまうぞ
!!──』.
イッカク『─ハア─
ハア─[睨]』
(金属バット).
[バッ…].
敵『─一斉に行けオ
ラァ!![睨]─』.
敵の一人が
イッカクに
殴りかかったその時
[ザッ…]
『─…─』.
第125話(5)終 第125話(6)
○野外某所 数年前○
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
敵[[─!!!─]]∴∵∴
[[─ゴッ!!!─]]目黒
∵∴∵.∴∵∴∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
目黒『─…─』.
敵[[[─ドドォッーー
ーー!!!!![倒]─]]].
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒が現れ
敵を撲り倒す.
目黒『─大丈夫ス
かイッカクさん!![微
笑]─』
イッカク『─オウ
!![微笑]─』
∴ア∵∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒『─斬人親衛
隊ナメンなコラァ!!
──』.
.[[─ドカッ!!─]].
敵『─ぐあっ!!─』.
.[[─ゴッ!!─]].
%G『─ムチャクチ
ャ強ェぞこのガキッ!
!─』
∴∵∴∵.∴∵∴∵ア
∴∵∴∵.∴ァ∴∵∴
第125話(6)終 第125話(7)
○野外某所 数年前○
丹沢スクラップ
らしき場所に集まる
目黒 イッカク.
田口 ニカク.
丹沢 フーリン.
それぞれが談笑する.
─────────
ニカク『─[話]─』
田口『─[話]─』
─────────
目黒『─え?このグラ
サン─俺にスか?─』
イッカク『─…─』
目黒『─…いや…確
かにこの前のケンカ
で壊れましたけど…
─』
─────────
丹沢『─[♪]─』
フーリン『─怒#ー』
─────────
イッカク『─オウ…
……─オウオウ……
[微笑]─』
目黒『─もう使わな
くなったんスか……
─じゃあ遠慮なく…
…[微笑]─』
目黒『─[掛]─』
グラサンを掛ける
目黒.
─────────
目黒『─どうスかね
─似合いますか?─
─[微笑]』────
─────.────
───.──────
イッカク『─笑─』.
───.──────
目黒『─笑─涙─』.
─.────────
───────.──
ビールを飲みながら
楽しそうに談笑する
目黒とイッカク.
これまでの
二人の思いが浮かぶ.
第125話(7)終 第125話(8)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ザ∵∴∵~∴∴ァ~*∴
(金属バット)∴.∵∴
∵∴イ∴∵*~.∵~∵*
.ァ∵∴~ァ∴∴~∵∴
∵∴ッ∵∴∵∵*∴∵
∴∵∵∴~∵.∵*∴∵
∵∴カ∴∵~∴∵∴ア
∵~*∴∵∴∵~目∴~
∴∵ク∴~∵∴黒∵∴
~∵[睨]∴~∴[座]∵~
∴~∵∴∵~∴∵*∵∴
ァ~∵∴∵~∴∵*∵∴
イッカク「[睨]」ア~
ァ∵∵∴~∵.∵*∴∵
∴∵*∴ア∴.∴∵~∵
∵~∴.~「[睨]」目黒
ア.∵∴∵~∴.*∵~ァ
∴~∵ア∵~ア∵~ァ∵
∴∵∵∴~∵.∵~∴∵
∴∵∵∴∵.∵*∴∵.
(金属バット)∴.∵∴
イッカク[ーーーーー
ーーーーーーーーー]
∨∨∨.∨∨∨∨∨∨
∴∵∵∴~∵.∵.∴∵
∴~∵.∴∵~∴[目黒]
∴∵∵∴~∵~∵.∴∵
∴∵∵∴.∵.∵.∴∵
イッカクが
目黒に向けて
金属バットを
振り落とす.
∴∵∵∴∵.∵.∴.∵
∴∵∵∴.∵.∵.∴∵
[[[ガキン…!!!
!!!!!!!]]]
∴∵∵∴.∵.∵.∴∵
∴∵.∵∴.∵.∵..∴
第125話(8)∴∵∵∴. 第125話(9)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∵∴∵∴.∵∵∴
∴∵∴.∴イ∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴∴∵.ッ∴∵∴∵
∴∵∵∴∵∴.∵∴∵
∴目//.∵カ∴∵∴∵
∴∵//.∴∵∴∵∴∵
∴黒//.∴ク∵∴∵∴
.[避]∴.[叩]∴.∵∴
∴∴∵.∴∵∴∵
∴∴∵.∴∴∴∴∴∴
∴∴∵.∴∴∵∴∴∴
イッカク「………」.
∵∴∵.∴∴∵∴∵∴
∴∴∵.∴∴∵∴∴∴
目黒「………」
∴∵∵.∴∴∵∵∴∴
松坂「……[驚]」
∴∵∵.∴∵∴∵∴∴
金属バットを
地面に叩くイッカク.目黒は
振り落とされた
金属バットを
イッカクと
入れ違ってかわした.
第125話(9)終 第125話(10)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∴∵.∴∴∴∴∴∴
///////////////////
イッカク「…[向]」.
///////////////////
∵.∴∴∵∴∴∵∴∴
∧∧∧∧∧.∧∧∧∧
∧∧目黒「[睨]」.∧
∧∧.∧∧∧∧∧∧∧
∴∴∵.∴∴∴∴∴∴
背後に回られた
イッカク.
その時
.[ビュオーーッ].
...[ビュオ―ーーッ]
[ガッ[掴]ッガ]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
(金属バット)∵∴.∵
クッカイ「…[睨]」.
[掴]∵∴「掴」∵.∴
∴∵[目黒]∴.∵∴∵
∴∴∵.∴∴∴∴∴∴
目黒は
イッカクの
右後脇下と
左後袖を掴む.
イッカクは
首だけ振り返り
目黒を睨む.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
クカッイ「…[睨]」.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒「…[睨]」∴.∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第125話(10)終 第125話(11)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
(金属バット).
イッカク[ブオッー]
目黒[ザッ].
互いに動き出した
次の瞬間
[ブオッ―ーーーーー
―ーーーーーーーー]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[イッカク].
目黒[ガッ[掛]].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカクの
右後脇下と
左後袖を掴んだまま
体を左に
回転させた目黒.
逆背負い投げの
体制に入った.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカク「…[睨]」.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒「…[鋭]」
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
───.──────
イッカク『─笑─』.
───.──────
目黒『─笑─』.──
─.────────
───────.──
二人の思い出が
脳裏に浮かぶ.
第125話(11)終 第125話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒が力を込める.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[バッ…ーーーーーー
ー[イッカク]ーーー.
目黒[[投]]ーーー―]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵ク∴∵.∴∵
∴∵∴∵カ∵.∴∵∴
∴∵∴∵ッ∵.∴∵∴
∴∵∴∵イ∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
後ろ向きで
投げられるイッカク.
イッカクの視界が
天地逆になった
その時.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
[[[ゴキャッ―ーーー
―ーー目黒[[鋭]]!.
![[イッカク]]!]]]
!!!!!!!!!.
∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒は強烈な
逆背負い投げで
イッカクの頭を
地面に叩きつけた.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
[[[[ドドォッ…]]]]]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
松坂「………[呆]」.
松坂「あ…あの体制
じゃ…う…受け身は
絶対無理だ…………
…[汗]」.
第125話(12)終 第125話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴.∵.∴∵~∵*∴*
イッカク『───』~
∵∴∵∴∵∴~∵∴∵
白目をむいて
失神したイッカク.
∵∴.∵∴~∵∴~*∵
目黒「………[淋]」.
∵*~∴∵∴∵∴~∵∴
淋しそうな顔で
イッカクを
見つめる目黒.
*∴∵∴∴∴.∵∴*∴
∵∴∵~∵∴目∵∴*
∴*∴~∵∴∵∴~∵∴
∴∴∴∴*∵∴∵∴∵
∴∵∴∴∴∵∴.∵∴
∴∵∴.∴∵黒∴∵∴
∴∵∴∴∵∵∴~∵∴
イッカク『───』.
∴∵∴∵∴∵~∴*∴
起死回生の
逆背負い炸裂.
葬ったのは
イッカクと過ぎ日の
追憶────.
第125話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第126話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
イッカクを
撃破した目黒.
そして
目黒を守り切った
斬人親衛隊員達…!!.
コ∴∵∴.∵∴オ∴∵
.┏ォ━━━━━━┓
.ΞΞ∴∴ォ∴∵Ξォ
.ΞΞ∴∴∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∵∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.≡≡∴┏━┓∴≡≡
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
オ.ォ
「翔!!オイ翔!!」オ.
オ..ォ......オ
松坂「翔!!」.
翔「ゴホッ…ゴホッ!![仰・汗]」.
仰向きで倒れる翔に
声をかける松坂.
翔「う…うう…ま…松坂…[仰・汗]」.
松坂「フウ…良かった 目ェ覚まさねェから アセったぜ…[俯・汗]」.
オ....ォ
翔「め…目黒さんと蓮は!?[起・震]」.
松坂「一応…無事だ
[汗]」.
蓮を見る松坂.
松坂「蓮は何とか動けるが 鎖骨が折れてる…」.
オ.ォ.....
蓮「………[震]」
右鎖骨を抑え
苦しむ蓮.
松坂「多分 歩くのがやっとだ」.オ
蓮「はっ はっ[苦]」
第126話(2)へ続く. 第126話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
松坂「目黒さんは…
…………[汗]」.
翔「………[汗]」.
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
目黒「はあ はあ[汗
・震]∵∴∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
松坂「かなりヤバそうだ…」.
オ∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵ォ∵∴∵オ∵.∴オ
∵∴∵∴∵∴ォ.∴∵
目黒「…[座・震]」.
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
疲労困憊な顔で
へたりこむ目黒.
その勝利はまさに
薄氷を踏むが如く━━━━━━━━━━.
第126話(3)へ続く. 第126話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「!!」.
[[ビタビタ]].
目黒「オ"エ"エ"エ"
エ"ーーーッ[吐]」.
[[ビタァ〜〜ッ]].
松坂「だ…大丈夫
ですか目黒さん!?
[驚]」.
目黒「……[俯]」.
目黒「大丈夫なわけ
ねェだろ バカヤロウ!!俺じゃなきゃ…
普通は死んでる…[汗・震]」..
松坂「め…目黒さん………[沈]」.
松坂「……」.
イッカクを見る松坂.
松坂「クソッ……」.
イッカク『─[倒]』.
松坂「あの野郎…」.
────.─────
──────.───
イッカク『───』.
─.────────
───────.──
第126話(4)へ続く. 第126話(4)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「………」.
目黒「よせ 松坂…
[俯・汗]」.
松坂「クッ…とにかく一度 丹沢さんに
連絡を…[スマホ見]」.
松坂「!?[驚]」.
松坂「クソッ マジか
イカレてやがる!!」.
松坂のスマホは
ヒビが入り
壊れていた.
狂乱鬼「オイ いたか!?」
///////////////////
松坂「!?[驚]」
///////////////////
狂乱鬼A「いや…こっちにはいねェ…」
狂乱鬼B「あっちは
どうだ?」.
金属バットを
手にした狂乱鬼が
目黒達を探している.
第126話(5)へ続く. 第126話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
オ.ォ...オ....オ.ォ
松坂「クソッ………
早く この場から離れねェと!![汗]」.
目黒「………[苦]」.
目黒「松坂…奴らの
狙いは俺だ 俺が一旦囮になって引き付ける[苦・汗]」.
目黒「オメェは蓮と
翔を連れて3人で逃げろ…[苦・汗]」
松坂「な…何言ってんすか!?俺らは
目黒さんを守る為にいるんスよ!?[汗]」.
目黒「バカ野郎!蓮も翔もオシャカじゃ
ねェか……すでに足手まといだろが…」.
オ.ォ
翔「……[汗]」.
蓮「……[震]」.
目黒「俺一人なら 自分の身を守る分だけ
楽だ…」.
松坂「で……でも………[汗]」.
目黒「で…でもじゃねェ…」.
第126話(6)へ続く. 第126話(6)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒「いいか……
コレは斬人親衛隊長
としての命令だ[微笑
・汗]」=∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
右手の人差し指と
中指を右こめかみ付近につける目黒.
松坂「斬人……親衛隊長として…[驚]」.
松坂「わかりました![微笑]」.
目黒「とにかく 安全な場所まで逃げろ!」
オ..ォ......オ
松坂「わかりました!落ち着いたら蓮か
翔に連絡して下さい(こっちからもします!)」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
─[翔][松坂][蓮]─.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
松坂達3人は
目黒の命令に従い
公園を跡にする.
第126話(7)へ続く. 第126話(7)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「はっ はっ[汗]」.
息を切らし
倒れたイッカクを
見つめる目黒.
─────.────
イッカク『───』
───────.──
目黒「………[汗]」.
[ジャリ‥]
──.───────
───────.──
目黒「……[礼]」─.
────.─────
イッカク『───』.
─.────────
─────.────
目黒は
失神したイッカクに
一礼する.
[[ズキン…]].
目黒「うぐっ…!![痛]」
イッカクにやられた
首に痛みが走る.
目黒「はァ はァ[苦]」.:.
目黒「スゥ〜〜〜〜〜〜っ……[吸・汗]」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
「オイ オメェら
こっちだ!!」
「目黒だ!!こっちに目黒がいたぞ!!」
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
第126話(8)へ続く. 第126話(8)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
─.──[パチッ…]─
───[三浦]──.─
────[//]──.─
[風間]──.─[良樹]
──[パチッ…]─.─
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
夜 タイヤ椅子に
腰掛けて
暖を囲む3人.
良樹「で…三浦…[煙]」
[パチッ…]
良樹「あれから海達からの連絡は?[閉目」
三浦「いや…ここを出てまだ一度もかかって来ない つまり
今の所は問題無しって事だ…[スマホ見]」
三浦「GPSで見る限り どうやらアイツら かなりでかい
公園にいるみたいだな…」
[パチッ…]
フーリン「ねェ良樹……海は目黒を拉致って丹沢を炙り出す
と言ってたけど…」
フーリン「それでも
丹沢が動かなかった場合はどうするつもりにゃん?」
三浦「…[汗]」
フーリン「まさか最悪…[汗]」
良樹「……[俯]」
────[パチッ…].
.[パチッ…]────
第126話(9)へ続く. 第126話(9)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
良樹「いや…それは無い[閉目]」
良樹「人質ってのは
生かしておけば どんな形であれ使い道はある」
───[パチッ…].─
.[パチッ…]────
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
良樹「それに………
俺は皆川状介じゃない[微笑]」
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
フーリン「[微笑]」
三浦「[微笑]」
良樹「それより気になるのは海だ……」
三浦「……」
フーリン「?」
フーリン「カイがどうかしたのかにゃ?」
良樹「アイツは今回の目黒襲撃に関して
…いつもと同じ様子で淡々と準備をこなしていた……」
良樹「カイは昔から
大物を狙う時ほど
異様にテンションが上がる奴だ」
良樹「逆に冷静過ぎて違和感があった…」
良樹「一応何かおかしな事があれば
角田兄弟から報告が入るようになってる…[閉目]」
三浦「なるほど だからアイツら 最近いつもカイと一緒だった
訳か[微笑]」
第126話(10)へ続く. 第126話(10)
●狂乱鬼ベースヤード●
三浦「まあ あの二人だからなァ…[微笑]
どこまでちゃんと報告してくるか
わからないが…」
三浦「けどカイの身の安全だけは安心だな!」
三浦「特にあの極悪人のニカク アイツ
年少出てから人間的に成長したよナァ!
[微笑]」
───[パチッ…].─
.─[パチッ…]───
フーリン「以前みたいに すぐキレなく
なった 大人になったにゃん![微笑]」
フーリン「人間は
実際の自分と理想の自分とが近くなって
るとストレスが減って 精神的に安定する
って一番上の姉貴が
言ってたにゃん!(東京にいる)」
フーリン「って事は
理想の自分に近付いてるって事なのかにゃ?」
三浦「まァ 肉体的には俺らが想像してる
以上に 相当強くなってる事は確かだ…[閉目]」
三浦「いくらなんでも あのハルケンを
一撃で潰スのは
言いたかねェが俺でも無理だ」
第126話(11)へ続く. 第126話(11)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
フーリン「この前
イッカクから聞いた話だと[微笑]」
フーリン「8戦全勝
の元プロキックボクサーを ほぼ一方的に
ブチのめしたらしいにゃん」
フーリン「さずかに
ウチでもそれは厳しいにゃん」
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
三浦「■[汗]■」
フーリン「■[汗]■」
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
フーリン「既に三浦より全然強いかも
しれないにゃん!!」
三浦「オイオイ……
そりゃちょっと
聞き捨てらんねェなァ……」
良樹「いや…あんがいそうかもな」
三浦「うっ!![汗]」
フーリン「[汗]」
良樹「年少から出て
久しぶりにニカクと握手した時…[閉目]」
良樹「力では絶対
ニカクには勝てない…マジでそう思った」
三浦「オイオイ良樹…[汗]」
第126話(12)へ続く. 第126話(12)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
良樹「ニカクがガチギレしなくなったのは…」
良樹「前より確実に
強くなったと 確信してるからだ…[閉目]」
良樹「■少なくとも
自分の兄貴…………
イッカクよりはな…
…■」
三浦「[汗・驚]」
フーリン「[汗・驚]」
良樹の言葉に
驚きを隠せない
三浦とフーリン.
良樹「正直言って………」
[パチッ…]
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
良樹「今のニカクが
本気になって向かって来たら……………
俺でもどうなるのか
わからねェ…[鋭]」
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
第126話(最終編)へ続く. 第126話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
コ∴∵∴.∵∴∵∴∵
.┏ォ━━━━━ォ┓
.ΞΞ∴オ∴ォ∵∴オ
.ΞΞ∴∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∵∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.≡≡∴┏━┓∴≡≡
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
[鬼][鬼][鬼][鬼][鬼
鬼][鬼][鬼][鬼][鬼]
イッカク『───』.
ニカク「…………」.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
失神したイッカクを
見つめる狂乱鬼と
弟・ニカク.
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク「兄貴……」.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカクが最も
見たくはなかった
光景が…そこに.
アニキが
ヤられた…!!
第126話(終)
【アウト OUT】 何が出るかな、何が出るかな、何が出るかな
略して、コワバナ 【アウト OUT】
第127話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
眼前に傷つき
横たわる男……
それはニカクの
ヒーローだった存在.
コ∴∵∴.∵∴∵∴∵
.┏ォ━━━━━オ┓
.ΞΞ∴オ∴ォ∵∴∵
.ΞΞ∴∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∵∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.≡≡∴┏━┓∴≡≡
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク「……[触]」.
イッカク『───』.
失神した
イッカクの首に触れ
脈を確認するニカク.
ニカク「かなり酷くやられてるが…とりあえず息はある」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
[鬼][鬼][鬼][鬼 鬼]
[鬼 鬼 鬼][鬼][鬼].
ニカク「すぐカイに連絡して 軽傷者は
ベースヤードの闇医者へ…」.
イッカク『───』.
ニカク「兄貴や重傷者は病院に運べと伝えろ[閉目]」.
狂乱鬼「ウス!」.
[鬼 鬼 鬼][鬼][鬼].
[鬼][鬼][鬼][鬼 鬼]
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
第127話(1)終. 第127話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
狂乱鬼「……[震]」.
狂乱鬼「……[震]」.
狂乱鬼「ス…スミマセン…ニカクさん…俺ら……」.
ニカク「…[俯]」.
ニカク「いや…オメェらはよくやってる…良樹の代わりに礼を言うよ…[閉目]」.
狂乱鬼「ニ…ニカクさん…[震]」.
狂乱鬼「……[震]」.
狂乱鬼「……[震]」.
オ
ニカク「で…目黒達はどっちに行った?」.ォ
狂乱鬼「ア…アイツらは別々方向に 二手に別れて逃げました」.::.オ
ニカク「よし…オメェらは三人を追え」.
オ....ォ......オ
元阿修羅「ウス!!」.
元阿修羅「ウス!!」.
元阿修羅「ウス!!」.
[ジャリ‥].
∴∵ォ.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
オ∵∴∵.∴∵∴∵オ
ニカク「俺は……」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ニカク「目黒を追う
……………………」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
第127話(2)終∵∴∵. 第127話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
コ.オ....ォ...オ.ォ
狂乱鬼[TEL]{こちらポイントC外周}.
狂乱鬼「………」
狂乱鬼(TEL){こっちは人っ子一人いません}.
狂乱鬼[TEL]{はい…見つけ次第 すぐに連絡入れます}.
狂乱鬼「………」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
.┏━━━━━━━┓
.オΞ∴∵∴∵∵∴∵
.ΞΞ∴ォ∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∵∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴オ∴ΞΞ
.≡≡∴┏━┓∴≡≡
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
狂乱鬼[TEL]{こちらポイントH…北側出入口…こっちは異状無しです}.
狂乱鬼「……」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
海[TEL]{わかった…何かあったら連絡よろしく}.
各ポイントに張る
狂乱鬼メンバーと
連絡をとる海.
第127話(3)終. 第127話(4)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
オォ........オ..ォ.
海「やはりまだ目黒達は………」.
賢三「……[腕組]」.
海「公園の外に出てる様子はないみたいだな……」.
賢三「さすがだね…これだけ広い公園外周をこの人数で監視するなんて…」.
海「状況に応じてやれることをやってるだけさ」.
海「以前調べた時
この公園外周は出入り口以外」.
海「大半は高いフェンスで覆われてて…場所によっては高低差もある」.
海「すんなり外に出られる場所は限られてるから」.
海「基本的に逃げやすい所と外周に仲間を配置すればいい………」.
海「それに報告によると 目黒達もかなりの手負いらしい…」.
海「だからそう簡単に遠くへは行けないハズだ」.
ォ.ォ.....オ...ォ.
賢三「だけど これだけ広い公園だ」.
賢三「目黒を見付けるのは 砂の中から針を探す様なものだね…」.
海「……………」.
∴オ∴.∵∴∵∴∵∴
∴.∵ォ∴∵∴∵∴∵
∴∵○.∵ォ∴∵∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴オ∴
海「確かにそうだね
………」∵∴∵∴.∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第127話(4)終∵.∴∵ 第127話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
オ.....ォ
狂乱鬼「オイいたか!?[汗]」.
狂乱鬼「いや…こっちにゃいねェ!!」.
狂乱鬼「クソッ!!どこだよいったい!?[汗]」.
[タダァッ…].
狂乱鬼「…[走]」.
狂乱鬼「…[走]」.
狂乱鬼「…[走]」.
松坂達を探す狂乱鬼.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒「…………」.
目黒[TEL]{大丈夫だ 向うに行った…もう話せる……[鋭]}.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
林の中に隠れ
松坂達と
連絡を取り合う目黒.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒[TEL]{いや…雑木林の中だ…小さな川が流れてる辺りだ……}.
目黒[TEL]{さっき公園の地図を見たが…
南側だな…ああ……
ここは一応安全だろう……}.
目黒[TEL]{そうか…
オメェら3人は西側か………}.
目黒[TEL]{まァ…こんだけデケェ公園だ
大人しく隠れてりゃ…相当な事がねェ限りは見付からねェハズだ…}.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第127話(5)終. 第127話(6)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒[TEL]{あ?チッ…やっぱ出入口以外も張られてんのか…}
目黒[TEL]{ここは灯台もと暗し…}.
目黒[TEL]{俺らが逃げ出したと思わせて
連中が引き上げるまで粘った方が得策だろな}.
目黒[TEL]{いや…松坂…合流は無しだ}.
目黒[TEL]{オメェはとにかく 二人を連れて逃げろ!いいな!}
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
目黒[スッ…[切]].
[[─翔─]].
[[05:25]]
電話を切る目黒.
目黒「フゥ…[汗]」.
目黒「まァ…ここなら少し休めるか…………」.
第127話(6)終. 第127話(7)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[ジャリ‥].
ニカク「………」.
..[ジャリ‥].
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「…………」.
目黒を探すニカク.
昔を思い出していた.
─────────.
─幼少時─ニカクを襲った交通事故──.
─イッカクは血だらけのニカクをおんぶし─必死に走る──.
─ニカクは無事助かり─両親の前で──
──兄と二人───涙を流しながら──抱き合った日───.
ニカク「…………」.
─犬に吠えられ──
兄に盾になってもらった日──────.
─川が渡れない自分に──兄が手を差し伸べてくれた日──.
──兄と一緒にアイスを食べた日───.
──良樹─フーリン─海─ルキア─火咲─三浦との出逢い─.
─皆川状介に─拷問を仕込まれた日──.
───廃工場で吊るされたルキア───.
─そして─兄の笑顔.
─────────.
─イッカク[笑]──.
─────────.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカク「…………」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
第127話(7)終∴.∵∴ 第127話(8)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
松坂達3人は
公園内の雑木林の中で隠れていた.
蓮「そうか…目黒さんは南側の…[汗]」.
翔「じゃあ…あまり遠くないから合流できそうだな[汗]」.
松坂「いや…合流すんのはオメェら二人を逃がした後」.
松坂「俺一人で行く……[汗]」.
翔「な…何言ってんだよ松坂!?[汗]」.
蓮「………」.
松坂「お前らが付いて来ても足手まといだろが!!」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
松坂「何か…胸騒ぎ
っつーか……[汗]」.
松坂「嫌な予感が…
するんだ…[汗]」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
松坂「だから絶対に……」.
翔「………[汗]」.
蓮「………[汗]」.
松坂「目黒さんを一人で置いて行く訳にはいかねェ…」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
蓮「………?[汗]」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴松坂の言葉に
疑問顔の蓮.
松坂「とにかく次は
丹沢さん達に連絡だ………」.
「あ…ああ…」.
第127話(8)終. 第127話(9)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
[バサ]<鳥・鳥>[バサ]
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
目黒「!」.
[ガバッ…[起]].
目黒「!!?[驚」.
[ビキンッ‥].
目黒「クッ…痛って!!」.
痛めた首を
おさえる目黒.
目黒「クソッ…マジかよ!?こんな時に落ちてたなんて…」.
[[23:06]][携帯].
目黒「マジか…1時間以上も…」.
目黒「はは…マヌケもいいトコだ………
…[苦笑]」.
目黒「本当……嫌ンなるぜ…[汗]」.
目黒の顎から
冷や汗が流れ落ちた
その時………….
∴∵∴∵∴∵∵∴|≡
コォ∵オ∴∵∴ォ|≡
∴.∵∴∴ォ.オ∵|≡
∴.■■■■∴.∵|ォ
∴.■■■■∵.∴|≡
∴.■■■■∴.目|≡
∴.■■■■∵.黒|≡
∴.■■■■∵[座]≡
目黒の目の前に……
黒く巨大な物体が…
第127話(9)終. 第127話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴ド∴∵.∴∵ド∵∴
∴ッ∴∵.∴∵ッ∵∴
ニカク「よう……」.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
ニカク[目黒…[睨]].
∴∵ド∵∴∵ド∵ド.
∴∵ッ∵∴∵ッ∴ッ.
ドッ∵∴∵.∴∵∴∵
目黒「クソッタレが
………………[汗]」.
∴∵ド∴∵.∴∵∴ド
∴∵ッ∵∴.∵∵∴ッ
最悪過ぎる接近遭遇.
重症を負った
目黒の前に
ニカクがいるのだ.
第127話(終)
【アウト OUT】 【アウト OUT】
第128話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
コ∴∵∴.∵∴∵∴∵
.┏ォ━━━━━オ┓
.ΞΞ∴オ∴ォ∵∴∵
.ΞΞ∴∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∵∴∵∴∵ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.ΞΞ∴∵∴∵∴ΞΞ
.≡≡∴┏━┓∴≡≡
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
オ...ォ.
狂乱鬼A「オ…オイ…何だコレ?[驚]」.
狂乱鬼B「へ!?」.
[ギョッ…].
狂乱鬼B「!!![驚]」
オ∴∵∴.∵∴∵∴∵
.ォ∵∴∵∴∵オ∵∴
∵∴∵ォ∵∴∵.ォ∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
無作為に
破壊されたベンチ.
狂乱鬼「い…いったい……」.
狂乱鬼「誰がこんな事を…!?」.
そこには
激情が爆発した
残滓が漂っていた.
第128話(1)終. 第128話(2)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴ド
∵∴∵∴.∵∴∵∴ッ
∵∴ニカク[睨]∵.∴
∵ド.∵∴∵∴∵∴ド
∵ッ∵∴.∵∴∵∴ッ
∵∴ド∴.∵∴∵∴∵
ド∵∴ッ∴∵ド.∵∴
ッ∴∵∴∵ッ∴∵.∴
「[睨・笑]」ニカク.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
.目黒「[睨・汗]」∵
ド∴∵∴.∵∴∵∴∵
ッ∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴ド∴.∵ド∵∴∵
∵∴ッ∴.∵ッ∵∴∵
ド∴∵∴.∵∴∵∴∵
ッ∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵目黒[汗]∵.∴
∵ド.∵∴∵∴∵∴∵
∵ッ∵∴.∵∴∵∴∵
ニカクに
見つかる目黒.
第128話(2)終. 第128話(3)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
∵ド∵∴.∵∴ド∴∵
∵ッ∵∴∵∴.ッ∴∵
ニカク「久しぶりだ
な…目黒…[笑]」.
ニカク「以前会った
のは俺らが年少に入
る前だったから」.
ニカク「かれこれも
う一年ぶりだな…」.
∵ド∵∴.∵∴ド∴∵
∵ッ∵∴.∵∴ッ∴∵
ニカク「後輩の…」.
ニカク「オメェらに
ハメられて……」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴ド∴.∵∴ド∴∵
∵∴ッ∴.∵∴ッ∴∵
目黒「………[汗]」.
∵∴∵∴∵ド.∵∴∵
∵∴∵∴∵ッ∴∵.∴
ド∴∵∴.∵∴∵ド∴
ッ∴∵∴∵∴.∵ッ∴
目黒[睨].[睨]ニカク
∴ド∴∵∴.∵∴∵ド
∵ッ∵∴∵∴.∵∴ッ
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第128話(3)終∴∵∴. 第128話(4)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
目黒「どうやって…
ここが?[汗]」.
ド∴∵∴.∵∴∵ド∵
ッ∴∵∴.∵∴∵ッ∵
ド∴∵ド∵∴∵∴ド
ッ∴∵ッ∵.∴∵∴ッ
ニカク「さァな…」.
∵ド∵∴.∵∴∵∴∵
∵ッ∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「ただ…俺ら
斬人に関わる人間は
…後輩をあまり信用
しちゃいけねェって
事だろうな…[笑]」.
∵∴∵ド∵.∴∵∴∵
∵∴∵ッ∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵ド∵∴∵
∵∴.∵∴∵ッ∵∴∵
目黒[後輩を…[汗]].
∵∴∵∴.∵∴∵∴ド
∵∴∵∴.∵∴∵∴ッ
目黒「……………」.
スマホを見る目黒….
∵.∴∵∴∵∴ド∴∵
∵∴.∵∴∵∴ッ∴∵
ド∴∵∴.∵∴∵∴∵
ッ∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒「なるほど……
………………」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒「やはり…そう
いう事か………」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴ド
∵∴∵∴.∵∴∵∴ッ
第128話(4)終 第128話(5)
●西千葉市立花草森
公園(西側)●
オ..ォ........オ..
翔[TEL]{わかった!
じゃあ頼んだぞ!}.
翔[TEL]{できるだけ急いでくれ!![汗]}
オ....ォ.....オ
松坂「どうだ翔?」.
翔「ダメだ松坂…何度かけても丹沢さんや他の先輩には繋がらない…[汗]」.
翔「今日はたしかバーベキューパーティだから 騒いで気付かねェのかも…[汗]」.
蓮「…………」.
オォ.....オォ....ォ
翔「一応…今 特隊の奴に繋がったから
すぐに丹沢スクラップに向かってこの状況を皆に伝えるって……」.
翔「ただ 今出先で到着まで後1時間以上はかかるかもって………」.
第128話(5)終 第128話(6)
●西千葉市立花草森
公園(西側)●
オ......ォ.....オ
蓮「なァ松坂…パクられるかもだけど…
もうデコに通報した方が……[汗]」.
松坂「蓮…それはダメだ…通報は最終手段だって丹沢さんにも言われてんだろ」.
松坂「今回のゴタは既に両チーム共
逮捕者数が多い」.
オ......ォ.....オ.
松坂「これ以上逮捕者が増えると…」
松坂「抗争終結前に斬人が警察に解散させられちまう」.
松坂「だからギリギリまで━━[閉目]」.
蓮「もうギリギリじゃねェか!」.
松坂「蓮…」.
[フーッ].
蓮「………[汗]」.
...[フーッ].
痛めた右鎖骨を
おさえながら
興奮する蓮.
第128話(6)終 第128話(7)
●西千葉市立花草森
公園(西側)●
[ドクン].
蓮「あのハンドサインを見せて 目黒さんは俺らに逃げろって言ったんだ[汗]」.
蓮「今 逃げねェなら通報してもいいハズだろが!![汗]」.
...[ドクン].
翔「た…確かにな………」.
[ドクン].
松坂「![汗]」.
翔の言葉に驚く松坂.
[ドクン].
翔「正直言って……俺もさっきから思ってたんだけどよ………[汗]」.
翔「松坂…お前なんでさっきからそんなに……」.
[ドクン].
∴∵∴∵.∴∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
松坂「………[鋭]」.
∴∵∴∵.∴∴∵∴∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
.....[ドクン]
翔「目黒さんの元に行きたがってんだよ!?」.
第128話(7)終 第128話(8)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
ド∵∴∵.∴∴∵∴∵
ッ∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒[意外ですね…].
∴∵∴∵.∴∴∵∴ド
∴∵∴∵∴∵∴.∵ッ
ド∵.∴∵∴∴∵∴∵
ッ∵∴∵∴∵∴.∵∴
目黒「俺の知ってる
ニカクさんは…」.
目黒「先輩の中でも
残虐非道な極悪人で
通ってたハズ…」.
∴∵∴∵.∴∴∵ド∵
∴∵∴∵∴.∵∴ッ∴
∴∵ド∵∴∵.∴∴∵
∵∴ッ∵∴∵∴.∵∴
目黒「何でさっきは
俺が眠ってる隙に…
ブッ殺さなかったん
ですか?[汗]」.
ド∵∴∵.∴∴∵∴∵
ッ∵∴∵∴.∵∴∵∴
[ググッ…].
目黒「………」.
[ポロ][ポロ]
ド∵∴∵.∴∴∵∴∵
ッ∵∴∵∴.∵∴∵∴
軽く土を掴む目黒.
目黒の掌から
少しづつ土がこぼれ落ちていく.
第128話(8)終 第128話(9)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
ド∵∴∵.∴∴∵∴∵
ッ∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカク「フン……」.
ニカク「オメェが俺
をどう認識してるの
かは知らねェが…」.
∵∴∵.∴∴∵∴ド∵
∵∴∵∴.∵∴∵ッ∴
∴∵∴∵.∴∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
ニカク「少なくとも
俺の兄貴にタイマン
で勝った男を……」.
ニカク「寝込みで襲
わねェぐれェの仁義
は残ってるってこっ
たな………」.
∴∵∴∵∴∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒「…[驚・汗]」.
目黒「へッ…[笑]」.
第128話(9)終 第128話(10)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
オ.....ォ..オ
目黒「………[鋭]」.
ニカク「それにオメェにゃ 色々と聞きてェ事があるしな…」.
ニカク「話を聞く前に顎でも砕いちまったらシャレになんねェ……」.
オ..ォ......オ.
ニカク「俺ら上のモンをハメてまで
斬人を奪った真意………」.
ニカク「今後の丹沢の狙い…」.
目黒「………」.
∵∴∵.∴∴∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク「そして……
………………」.
ニカク「ルキアの件
とかよ……………」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
目黒「………[汗]」.
第128話(10)終 第128話(11)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
コォ.....オ.
目黒「親衛隊の後輩達に聞きました…………」.
目黒「狂乱鬼…いや
元6代目斬人総長…
弦巻良樹の目的は………」
オォ..........オ
目黒「7代目斬人から取り戻す事だと」.
オォ.
目黒「俺は斬人を抜けた人間ですが…」.
ニカク「………」.
目黒「元々このゴタの当事者だから敢えて聞きますが…」.
[ザザァ…[風]]*~.~
目黒「今さら斬人を
取り戻して……何を
やろうってんですか
?」ア*~~ァ*~.~
ニカク「…………」~
ア*~~.*..ア~..*~
第128話(11)終..~.~. 第128話(12)
●西千葉市立花草森
公園(西側)●
蓮「ハッキリ答えろよ松坂!![汗]」
[ドクン].
[ドクン].
蓮「何でそこまでヤベェ思いしてまで
目黒さんの元に行きてェンだよ![汗]」
松坂「だからさっきから言ってんだろ」
松坂「目黒さんが心配だからだってよ!![汗]」ードクン].
[ドクン].
翔「やっぱオメェ怪し過ぎンぞ…[汗]」.
翔「まさか松坂オメェ……………[汗]」.
言い合う三人.
その時
∴∵∴∵∴.∴∵∴∵
「やっと見つけたわ………」.
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
[[ドキッ]]
松坂「!!?」
翔「!!?」
蓮「!!?」
「!!![汗]」
第128話(12)終. 第128話(13)
●西千葉市立花草森
公園(西側)●
オ∴オ∵ォ.∵ォ∵オ
元阿修羅「………」.
元阿修羅「………」.
元阿修羅「オメェらとりあえず大人しくしてろ!」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
元阿修羅の3人に
見つかる松坂達.
蓮「な…何でココが…!?[驚]」.
元阿修羅「オメェもっと早く連絡しろよな…[睨]」.
「ゴ…ゴメン[汗]」.
松坂「■[驚]■」.
オ∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵ォ∵∴∵∴.∵∴∵
翔「ふ…二人共…」.
∵∴∵∴.∵∴∵オ∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴ォ
翔「本当にゴメン…
…………[震・汗]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
蓮「しょ翔…[驚]」.
松坂「お前…[驚]」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
第128話(13)終∴∵∴ 第128話(14)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
コ......オ
ニカク「もうわかってるだろうが」.
ニカク「オメェは丹沢敦司を…」.
オ...ォ......オ
ニカク「丹沢スクラップから引きずり出す為のエサだ…」.
オ...ォ....オ..ォ
目黒「……」.
ニカク「だから絶対にオメェのガラは…
ベースヤードの良樹の元へ引っ張っていく…………」.
ニカク「最悪………
死んでいようとな」.
目黒「………」
軽く土を掴む目黒.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク「一応オメェにゃ選択肢を与えてやる……」.
ニカク「一つは大人しくベースヤードに
ついて来る…」
ニカク「さっきの質問は直接良樹に聞きゃあいい…」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第128話(14)終 第128話(15)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
ニカク「もう一つは……」.
ニカク「俺に散々ボコられたあげく」
ニカク「無理矢理拉致られる」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[ググッ…[土掴]].
目黒「……[汗]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク「ちなみに…
抵抗するなら………
うっかりバラしちま
うかもしれねぇ……
…………[俯]」.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
─目黒の掌から──
─土がこぼれ落ちた
─その時……
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
[[[[[ッ!!!!!!
!!!カド]]]]]目黒
ニカク[[[!!!!!
!!!!!!!!]]]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
突然 目黒は
ニカクの顔面に
強烈な右蹴りを放つ.
第128話(15)終 第128話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(南側)●
∵∴∵∴.∵ォ∵∴オ
ニカク「……[俯]」.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
目黒の右蹴りを
左腕で防いだニカク.
目黒は立ち上がる.
[ザッ…].
コォ∵∴.∵∴ォ∴∵
∴∵オ∴.∵∴∵∴ォ
目黒「ケッ…俺ァ…
脅されんのもナメら
れんのも」.
目黒「大嫌ェなんだ
よ![睨]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「フン……」.
ニカク「そりゃ残念
だ……[睨]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
満身創痍の
目黒からの
想定外の一撃.
俺は目黒修也…
軽く見んじゃねえぞ
………!!!!!.
第128話(終)
【OUT アウト】 【OUT アウト】.
第129話[1].
●花草森公園 西側●
鉄の結束≠誇っていた斬人・親衛隊.
またもや裏切り者が出現してしまう!!.
∴オ∵.∴∵∴∵∴∵
∵∵.ォ∴∵∴∵オ∵
翔「ごめん…………
二人共………………
本当にゴメン[涙]」.
∵∴∵∴∵∴.∵∴オ
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
丹沢『──仲間を裏切ってるのは───一人だけとは──限らない──[回想]』.
∴∵∴∵.∴オ∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴ォ
蓮「…………[汗]」.
松坂「翔…何で……
何で俺らを…[汗]」.
松坂[ギリッ…[噛]].
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
オ∴∵∴∵.オ∵∴∵
[元阿修羅 元阿修羅]
∴.∵[元阿修羅]∴∵
ォ∵∴∵.∴∵∴∵∴
オ∴松坂[[座]]∴.オ
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵ォ
松坂「何でオレらを
裏切った!!!?」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
蓮「………………」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
翔よ…お前もか──.
第129話[1]終. 第129話[2].
●花草森公園 西側●
翔「ちっ…違うんだ松坂!!!裏切るつもりは……………
き…気付いた時には
…も…もう俺にはどうしようもなかったんだ…!![涙]」.
[ググッ…[拳握]].
蓮「どうしようもなかっただあ?[汗]」.
蓮「このネズミが言い訳してんじゃねェ!!!![怒]」.
[ザッ…[制止]].
松坂「よせ蓮!!!今はそれ所じゃねェ!!!!![汗]」.
オ∴∵∴∵.∴オ∴∵
∴∵ォ∴∵.∴∵∴∵
[元阿修羅 元阿修羅]
∴.∵[元阿修羅]∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
松坂「コイツらがココに来てるって事は
…目黒さんの居場所も伝わってる………
目黒さんがヤベェ!!!!!」.
元阿修羅A「はあ?何言ってんだオメェ!?」.
松坂「![汗]」.
ギャハハハハハハハ.
元阿修羅B[笑].
元阿修羅A「状況見てモノ言えタコ!
オメェ頭ァ沸いてんのか〜!?!?[笑]
今はテメェの今後の心配でもしてろ!!バカかよ?[笑]」.
元阿修羅C[笑].
ギャハハハハハハハ.
ハハハハハハハハハ.
元阿修羅「オメェら二人はもう既に……
詰んでんだよ!」.
松坂「………[睨]」.
第129話[2]終. 第129話[3].
●花草森公園 西側●
松坂「蓮…まだ動けるか?[鋭]」.
蓮「クッ…な…何とかな…[苦]」.
松坂「まず 何とか一人を押さえてくれ…
その間に俺が二人を潰ス……」.
翔[…………[震]].
頭を下げて震える翔.
蓮「ま…任せろ…」.
∴∵∴∵.オ∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∵ォ.∴オ
松坂「増援が来る前
にこのザコ共を潰し
て目黒さんの元に急
くぞ!!!![睨]」.
オ∵∴∵∴∵.∴∵∴
蓮「……[睨・汗]」.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
元阿修羅B[[睨]].
元阿修羅A「あ!?
ザコだと?[睨]」.
元阿修羅C[[睨]].
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
第129話[3]終. 第129話[4].
●花草森公園 本隊●
∵.コ∵∴∵∴∵∴∵
∵オ∴∵∴∵Å∵.ォ
∵∴∵ォ∵∴A.∴∵
賢三「なるほど……
つまり俺ら爆羅漢と
斬人との抗争時 その
翔って奴をネズミに
仕立てたって訳か………[鋭]」.
オ...ォ.......オ.
[スマホ見].
海「そっ…以前も話した通り…俺は自分を知らない2コ下の
連中としか接触してなかったからね……
学無しのヤンキー小僧を取り込むのは余裕だったよ」.
オ.....ォ.......オ.
[スマホ見].
海「方法は簡単……
まずは下手に出て親しくなって友達になる…自分の嘘の弱みを見せ相手が自分の
弱みを見せたらその弱みを握る…」.
海「後はそれを利用して仲間にバラすと
脅してネズミに仕立てる……」.
海「翔の場合 俺に斬人の色々な話をしてくれた後…俺が元
6代目斬人の人間だと知った段階で青くなってたよ」.
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
翔『…………[汗]』.
冷や汗をかく翔.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
海「ついでに 俺に逆らったら中2の妹を狙うと脅しといた」.
賢三「………[鋭]」.
第129話[4]終. 第129話[5].
●花草森公園 本隊●
オ...ォ.......オ.
賢三「なるほど……
だが翔が元々ネズミなら もっと早くから翔の携帯GPSで
目黒達のコースがわかりそうなものだが………[腕組]」.
[スマホ見].
海「そう思うでしょ?けど意外とそうじゃないんだよね…」.
海「当然GPSで翔の動きは逐一見てたけど どのコースを
通るかは当日その時間にならないと正確にはわからない」.
─FEDCBA@─.
│┃┃┣┫┃┣┫[].
│┣┫┃┃┃┃┃│.
[]┃┃┣╋╋┫┃[].
[]┃┃┃┃┃┃┃│.
[]┃┃┃┣╋┫┃│.
│┃┃┃┃┃[]┃[].
※[簡易見取り図]※.
海「だからこそ…各コースにすぐ向かえるように人員を配置
したんだ」.
海「移動中は怪しまれるから 頻繁にメッセージも遅れないしね」.
第129話[5]終. 第129話[6].
●花草森公園 本隊●
海「それにさっきはご存知の通り…出発前の駐車場でニカクとモメちゃったから
途中から翔の動きは見れなかった」.
オ..ォ.....オ.
賢三「確かにそうだったね………………
ちなみにその翔の件は角田兄弟は知っていたのかい?」.
海「いや それは元々伝えてない…………
ニカクにもさっき話したばっかだよ」.
海「敵を騙すにはまず味方からだからね………[不敵笑]」.
賢三「……………」.
オ...ォ.....オ.
海「さてと…じゃあ目黒の居場所もわかったし……そろそろ
俺らも行こーか!」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[ザッ].
[鬼][鬼][鬼][鬼][鬼
鬼][鬼][鬼][鬼][鬼]
賢三[…]∵∴[…]哲.
∴∵海[………]∵.∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
海「ついに賢三君から以前買った………
例のモノを使う時が来たかも……」.
賢三「例のモノ?」.
第129話[6]終. 第129話[7].
●花草森公園 南側●
コ..オ.ォ...オ...ォ
[はっ[息]].
目黒『─クッ…寝ちまったせいか さっきより体がバキバキだ─[汗・心声]』.
目黒『─しかも頭がガンガンして 吐き気も酷ェ………………─[汗・心声]』
[はっ[息]].
オ....ォ.........オ
目黒『─だが…ここは根性キメて………
絶対切り抜けるしかねェ!!─[心声]』.
ニカク「…………」.
ォ...............オ
ォ........オ.
ニカク「先に言っとくぞ目黒……」.
.[はっ[息]].
目黒「………[汗]」.
[はっ[息]].
オ.......ォ.
ニカク「これはお前自身が選択した事だ…忘れんなよ?」.
[はっ[息]].
目黒[………[睨]].
.[はっ[息]]
目黒[バッ…].:.'.
目黒は手にしていた砂をニカクにかける.
第129話[7]終. 第129話[8].
●花草森公園 南側●
[ザッ…].
目黒[ーーーー[蹴]]
".';.`
`ニカク[…………].
目黒「シュッ!!」.
[ビュッーーー…].
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
[[!!ッド]]]目黒
ニカク[[!!!!]].
∴∵.∴∵∴∴∵∴∵
ニカク[[ガクッ…]].
目黒の砂かけ目潰しからの右ローキックを食らい膝がぐらつくニカク.
目黒は続けざまに
蹴り技を繰り出す.
[バッ…].
目黒[ーーーーーーーーーーーーーー[跳]]
目黒[ブオンッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー]
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
[[[ゴキーーーーー
ーーーーーーーーー
!!!!!!!!!
!!!!!!!!!
!!!!ッ]]]目黒
ニカク[[[!!!!
!!!!!!!]]]
∴∵.∴∵∴∴∵∴∵
∴∵∴∴.∵∴∵∴∵
目黒は強烈な
胴廻し回転蹴りを
ニカクの顔面に
叩きつける.
第129話[8]終. 第129話[9].
●花草森公園 南側●
目黒『─完璧に──入った─[心声]』.
目黒「!!![驚]」.
[ザッ…].ドッ.
ニカク「なるほど…
兄貴とやり合った後で……まだこれだけやれんのか……………プッ[吐]」ドッ.
目黒の強烈な胴廻し回転蹴りを食らいながら余裕の表情を見せるニカク.
ニカクは抜けた奥歯を吐き出した.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵.∴∵<●>∵∴∵
∴∵∴∵.∵∴∵∴∵
ド∵.ド∵∴∵ド∴∵
ッ∴.ッ∴∵∴ッ∵∴
∵∴ニカク「やっぱ
オメェ…ハンパ無く
強ェよ…[不敵笑]」.
∴∵.ド∵∴ド∵ド∵
∵.∴ッ∵∴ッ∵ッ∵
∴∵.∴∵∴∴∵∴ド
∵∴∵.∴∵∴∵∴ッ
[はっ[息]].
目黒「………[驚]」.
.[はっ[息]]
ド∵∴∴∵.∴∵∴∵
ッ∴∴∵.∴∵∴∵∴
第129話[9]終∴.∵∴ 第129話[最終編].
●花草森公園 本隊●
ドクン∵.∴∵∴∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵ドクン
賢三「俺から買った例の物って……[鋭]
あの時 渡したアレの事だね……………」.
ドクン∵.∴∵∴∵∴
[ゴソゴソ].
海「そう…あの時の
ヤツ…まずはコイツ
から使わせて貰うよ………」.
∴∵∴.∵∴∵ドクン
∵.∴∵∴∵∴ドクン
∴.∵∴[拳銃]∴∵∵
ドクン∵.∴∵∴∵∴
海は三角巾の中から
拳銃を取り出した.
ドクン∵.∴∵∴∵∴
賢三「なるほど……
で……練習はしたの
かい?[鋭]」.
∴∵∴.∵∴∵ドクン
ドクン.[カチャッ…]
海「うん…たくさん
したよ……」ドクン.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
海「それに………」.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
海「俺はガチで∵.∴
FPSが得意なんだ
………[構]」∴∵.∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
拳銃を構え狂気な
表情を浮かべる海.
それ≠使ってしまえば…それはもう
喧嘩ではない………
殺し合いだ……!!.
第129話[終].
【アウト OUT】. 【OUT アウト】.
第129話・改[1].
●花草森公園 西側●
鉄の結束≠誇っていた斬人・親衛隊.
またもや裏切り者が出現してしまう!!.
∴オ∵.∴∵∴∵∴∵
∵∵.ォ∴∵∴∵オ∵
翔「ごめん…………
二人共………………
本当にゴメン[涙]」.
∵∴∵∴∵∴.∵∴オ
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
丹沢『──仲間を裏切ってるのは───一人だけとは──限らない──[回想]』.
∴∵∴∵.∴オ∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴ォ
蓮「…………[汗]」.
松坂「翔…何で……
何で俺らを…[汗]」.
松坂[ギリッ…[噛]].
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
オ∴∵∴∵.オ∵∴∵
[元阿修羅 元阿修羅]
∴.∵[元阿修羅]∴∵
ォ∵∴∵.∴∵∴∵∴
オ∴翔[…[座]]∴.オ
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵ォ
松坂「何でオレらを
裏切った!!!?」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
蓮「………………」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
翔よ…お前もか──.
第129話[1]終. 【OUT アウト】.
第130話[1].
●花草森公園・本隊●
コ∵.∴[≡]∴∵∴オ
∵ォ∴.[≡]∴ォ∵∴
∵ォ[フリ≡]∴.∵∴∵
∵∴.∵∴))∴∵∴∵
オ∵∴[フリ≡].オ∵∴
狂乱鬼A「ら………
楽崎さん…………!
ちょっ…本当に……
大丈夫なんスよね!
!?[汗・怯]」..
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ペットボトルの
飲み口を持ちながら
それを上下に振る
狂乱鬼A.
オ∵ォ∵∴オ∴∵.∴
海「大丈夫!俺は殴
り合いは全然だけど
…コイツは超絶得意
だから……[狙]」.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
両手で拳銃を構え
上下に振られる
ペットボトルに
狙いを定める海.
楽崎海…
狂乱鬼メンバーに
銃の試し打ち!!.
イヤな予感しか……
しない………!!!.
第130話[1]終. 第130話[2].
●花草森公園・本隊●
オ∴.∵∴∵オ∵∴オ
[フリ≡]オ.ォ∴∵∴ォ
∴∴))∴∵ォ∵∴ォ.
∵[フリ≡]∵.∴∵∴∵
狂∵∴∵∴∵∴¬楽.
乱∵∴∵∴∵∴∵崎.
鬼∵∴∵∴∵∴∵海.
A∴∵∴∵.∴∵[狙]
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
上下に振られた
ペットボトルに
狙いを定める海.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
狂乱鬼A「い…いやけ…けど…じゅ…銃声とか聞かれたら………………[汗]」.
海「大丈夫…………
この公園は広いし…
民家も遠い[微笑]」.
海「つーか…ほとんどの日本人はガチの
銃声なんて聞いた事ないから……」.
∵オ.∵∴∵∴∵∴∵
哲(マジで…ヘタすら
死ぬぞ…[汗])オ∵∴
∵∴.∵∴ォ∴∵∴∵
賢三(よくないね…).
∴∵∴∵∴∴∵∴.∵
見守る賢三と哲.
海「一発程度なら…
例え聞かれてたとし
ても車のバックファ
イアくらいにしか思
わない……」.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
海「じゃあ…………いくよ![¬]」.
狂乱鬼A「うっ!!」.
怯える狂乱鬼A.
次の瞬間……
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
パ―――ァ―――ン.
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
第130話[2]終∵∴.∵ 第130話[3].
●花草森公園・本隊●
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
賢三「…………」∴.
哲「………[汗]」∵.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
狂乱鬼「…[汗]」∵.
狂乱鬼「…[汗]」∴.
狂乱鬼「…[驚]」∵.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
狂乱鬼A[…[怯]]∵.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
静寂に包まれる
花草森公園…その時
∵ドド∵∴.∵ドド∴
ボ.ボ.∴≡∴∵.ボボ
∴∵。⌒≡⌒。[!!!]
∵∴。∵≡∵。.∵∴
∵∴。∴∵∴。∴.∵
ペットボトルに
弾を命中させた海.
貫通した穴から
中身が流れだす.
オ....ォ.
海「どお?お二人さん これで信用してくれた?[微笑]」.
オ......ォ.
哲「コ…コイツは………[驚・汗]」.
賢三「いや…大したものだ[腕組]」.
賢三「そんなに速い動きじゃなかったとは言え…約5m先の
動くマトに一発とは…カイくんにそんな
才能があったなんて……[汗]」.:.
オ......ォ.....オ
海「規則的な動きだから タイミングも計りやすかった………
まァ……あと50cmも後ろに下がったら
命中率はかなり落ちるけど……」.
賢三「いや…本当に凄い…相当訓練したとしても俺には無理
だろうな…[驚]」.:
哲「…………[汗]」.
第130話[3]終. 第130話[4].
●花草森公園・本隊●
[グッ…[探]]
海「だからたくさん練習したって言ったろ?[微笑]」
三角巾の中を探る海.
賢三「だけどタマは確か24発しか渡してなかったハズだよ?」
[スッ…[弾摘]」.:
海「まァね…だから練習は深夜の河川敷
線路の高架下で電車が通る時のみにやった…合計で14発」.
銃弾を
右手人差し指の上に立てて微笑む海.
賢三「14発!!?
たったそれだけで?
[汗・驚]」
○某日・高架下○.
ゴ∴∵ォ∵.オ∵ォ∵
≡ォ≡≡≡≡≡≡オ.
V┃V┃V┃V┃V.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵パン∴∵∴∵
嚢※∵∴.∵∴¬楽∵
嚢嚢∴∵∴パン∴崎∴
嚢嚢嚢∵∴.∵∴海∵
夜の高架下で
積み上げたターゲットマーク付きの土嚢に試し打ちをする海.
第130話[4]終. 第130話[5].
●花草森公園・本隊●
海「14発は照準・集弾 反動を確める為
照準と集弾は変なブレもなくバッチリだったけど」
海「俺が一番気になってたのは銃身の反動だった…」
海「全ての銃器は発砲すると 反動で照準してしまう」
海「だから反動がどの程度か身体で覚える必要があったんだ……」
海「トカレフTT33は7.62×25mmトカレフ弾を使用する…
貫通力が優れている事で有名だから 反動が特に気になった」
海「まァ…実銃だから確かに強烈だったけど これくらいなら
練習すれば使える拳銃だと思った」
海「そして形が近いCGガスガンの反動を実銃に近づける様改造した」
海「スライド後退のバネを超強力な物に交換 ガスを温めてガス圧を上げ 反動の質
をできるだけ近づけた……」
海「後はそれで何度も練習して 身体に染み込ませたって訳」
第130話[5]終. 第130話[6].
●花草森公園・本隊●
オ...ォ
哲「いや…カイくんがスゲェミリオタなのは良くわかったよ…だからっつって…
動くマトに弾を当てるのは別だ…[汗]」.
哲「例えば5m先の対象を狙うとして」
∵*∴.∴∵*∴∵∴∵
┳|------/←43.75cm
┃|-----/─────
┃|----/─────.
5|---/──────
m|--/──────.
┃|-/───────
┃|/───────.
┻+5゜──────
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
哲「この時 銃口が5度ズレると 対象から43.75cm逸れる……」
哲「以前…何かの記事で読んだがアメリカNY市警の警官でも
2ヤード(1.8m)で約38%………3〜7ヤード(2.7〜6.3m)で約17%の命中率らしい…………」
哲「動く対象物に正確に当てる事なんて
…1か月そこらの練習じゃ絶対に身に着くハズがねェ[汗]」.
海「………………」.
哲の言葉に
意味深顔になる海.
第130話[6]終. 第130話[7].
●花草森公園・本隊●
海「さすがテツくん
ボーガンを使ってるだけあるね[閉目]」.
海「君らの様な犯罪集団に変に利用されたくないから………
正直この話はあまりしたくなかったんだけど…………」
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
哲(酷ェ言い方だな).
賢三(悲しいね……).
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
海「実は俺の父方の叔父が茨城でクレー射撃場をやっててさ……」
賢三「クレー射撃って 飛んでくる円盤を撃つ競技だよね」
海「そう…ちなみに
クレーは直径15cmの素焼きの皿で クレーは0.1秒で2〜3.5m移動する それを秒速
400m…0.1秒で40mを散弾を当てる(スゲーよ!)[微笑]」
海「俺の父親もクレー射撃が趣味で その上バカみてェなミリタリーマニアでさ…
物心付く時には
俺もエアガンやガスガンで遊んでたんだ……[閉目]」.
第130話[7]終. 第130話[8].
●花草森公園・本隊●
海「5歳の頃には10m先の1ミリの標的を狙う競技…ビームピストルとビームライフルを始めたんだ」
海「小5の時には高校大学生を主に含む
全国ジュニアオリンピックグレード2で
ビームピストルの40発競技で2位に入賞した」
賢三「小5で全国2位は凄い才能だね」
海「まァ控えめに表現しても………間違いなく天才の部類だよね(優害者)♪」
賢三「そういう事を自分で言うのはよくないよ……」
海「中学になる頃には競技用エアライフルを始めた…………
父親は俺をオリンピック選手にしたかったんだよね」
[ザァ.~*ァ.~..~*ァ]
ァ..*ァ.....
海「まっ それも中2
の夏で 全てがパーに
なったんだけどさ…
[苦笑・汗]」~*.~:
..*..~..~..:..~.ァ.
.ア~*..~ァ.~..:..ァ
哲「中2の夏?」~*~
賢三「……………」~
..*..~....:..~*.ア.
第130話[8]終.~:.~.* 第130話[9].
●花草森公園・南側●
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク[[[!!!!!
!!!!!!!]]]..
[[[[蹴]!!!!!!
!!!!ンド]]]目黒
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカクの脇腹に
左ミドルキックを
食らわす目黒.
ニカク「つぐ…!」.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク[[[!!!!
!!!!!!!]]]
目黒[[[ドンッ!!
!!!!![撲]]]]
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒は続けて右ストレートをニカクのボディーに炸裂させる.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク「おっ…!!」.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
目黒[[[ゴッ!!]]].
[[[!!!!]]ニカク
目黒[[[ドッ!!]]].
[[[!!!!]]ニカク
目黒[[[バキッ!!]]
[[[!!!!]]ニカク
目黒[[[ドッ!!!
ガッ!!!ドッ!!
ゴッ!!ガッ!]]]
[[[!!!!!!!
!!!!]]]ニカク
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカクを
滅多打ちにする目黒.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク[[[!!!!
!!!!!!!]]]
[[[ゴッ!!!!!
!!![撲]]]]目黒
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
強烈な右アッパーをニカクの顎に炸裂させる目黒.
ニカクの右目が
不気味に黒化する.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク[[[<●>]]]
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
第130話[9]終.∵∴∵ 第130話[最終編].
●花草森公園・南側●
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
[[[[[!!!!!!
!!!!!!!!!!
!!!!]]]]]目黒
ニカク[[[[[!!!
!!!!!!!!!!
!!!!!!]]]]]
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
激しくニカクを
乱打する目黒.
∵∴∵.∴∵∴∴∵∴
ォ∵∴.オ∵∴オは∵
∴.∵ニ∵ォ∴∵っォ
∵∴.カ∴∵∴目∴∵
∵.∴ク∴∵∴黒∴∵
∵∴∵.∴∵は∵∴∵
∴∵∴.∵∴っ∵∴∵
渾身の力で乱打した
目黒……だが……
一切反撃をせず
全て体で受けとめた
ニカクに唖然とする.
目黒「.....はっ[汗]
はっ[汗].......」.:
ニカク「…………」.
目黒[ギリッ…[噛]].
∴∵∴オ∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒「ニ……ニカク
さん………」.ォ∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒「ま……まいり
ました………」∴.∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵オ
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
命を振り絞っての
連続攻撃も
ノーダメージ.
万策尽きた目黒.
ジ・エンド…!!.
第130話[終].
【アウト OUT】. 【OUT アウト】.
第131話[1].
●花草森公園・南側●
体力・気力の全てを
振り絞っての
最終攻撃も効かず…
目黒が……折れた…
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒『─ダメだ……
手足が…動かねェ…
[震・心声]─』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒[ドッ[跪]].
(はっ)..:.
目黒『─そ…それに
─息が…[汗]─』.
.:..::...:.(はっ).
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴踞る目黒.
ニカク「フン………
苦しいだろ……その
辛さはわかるゼ…」.
ニカク「乳酸が溜ま
って手足はパンパン
しかも自分で息を吸
おうにも 肺が受け付
けない……」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
(はっ)...::
目黒「……[汗]」.
..::..(はっ).
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカク「チアノーゼ
ってヤツだ……」.
ニカク「俺も無酸素
筋トレの時 よくなっ
てたからよ……」.
ニカク「もうコレ以
上無理って所まで何
度も自分を追い込む
まさにこれこそ筋ト
レの醍醐味だ」.
第131話[1]終. 第131話[2].
●花草森公園・南側●
∵ォ∵∴ニ∵.オ∵∴
∴∵オ∴カ∵∴.ォ∴
∴∵∴∴ク∵∴.∵∴
∵∴.∵[睨]∴∵∴オ
目黒「………[震]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
仁王立ちのニカクの
前で踞る目黒.
万策は…尽きた──.
ニカク「俺がオメェに一切手を出さなかったのは……………
ハナからこうなる事を予想していたからだ………[微笑]」.
ニカク「元々斬人の親衛隊は守りの要…
ディフェンダーだ」.
ニカク「兄貴の様にズ抜けた気合と根性で折れないタイプ…
あるいはオメェの様に元々打たれ強いタイプ…そういう面倒な連中が選別される」.
ニカク「だが見た限り…さすがのオメェも兄貴に打たれ過ぎてる……」.
ニカク「そのダメージと筋肉疲労は 1時間程度で回復すんのはまず無理だ…」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
(はっ)...
目黒「グッ…[汗]」.
....(はっ).
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
第131話[2]終. 第131話[3].
●花草森公園・南側●
ニカク「確かに最初の一発目 そして二発目のローから後ろ回しまでの威力は凄まじいモンがあった」.
ニカク「だが三発四発と受けてる内に…
どんどん威力が落ちていったのは明白だった………」.
ニカク「ダメージもあるが…これは元々オメェ自身のスタミナ不足によるものが大きい……」.
ニカク「オメェはガチでタイマンが強ェタイプだ…タイマンは基本……長くても
1・2分でケリが付く短期決戦…」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
(はっ)...
目黒「………[震]」.
....:(はっ).
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク「ほとんどの相手はオメェの爆発的な最初の一・二撃で潰されるだろう」.
ニカク「だが俺の場合…見えてる打撃はまず急所には当たらねェ…」.
目黒[…………[踞]].
ニカク「仮に当たっても反応できねェ程の不意打ちでも食らわねェ限り…………
軽量のオメェの攻撃ぐれェ…俺の筋量なら耐えられる…」.
第131話[3]終. 第131話[4].
●花草森公園・南側●
ニカク「目黒……オメェも既に気付いてるだろうが……ダメージを差っ引いても
今のオメェじゃ俺と勝負にならねェ…」.
(はっ)...
目黒[…………[汗]].
....(はっ)
ニカク「レベルが違う……」.
ニカク「さて……」.
[グッ…グイッ[引]].
「うぐっ![汗]」目黒
ニカクは目黒の髪を掴み引き上げる.
ニカク「これからオメェをどうするかだが……[睨]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒[…………[逸]].
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカクから
視線を逸らす目黒.
ニカク「フン……」.
ニカク「チアノーゼはもう数分したら多少は回復する[離]」.
目黒「……?[汗]」.
ニカク「回復したら大人しく俺に付いて来い……素直に付いて来れば少なくとも
身の安全は保証してやる………………」.
(はっ)...
目黒[…………[踞]」
...(はっ).
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
(はっ).....
目黒[…………[汗]].
.....(はっ)...
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒はイッカクとの
思い出を回想する.
第131話[4]終. 第131話[5].
○大川山・第一駐車場[目黒回想]○.
∵∴ア∴ァ.∴∵ア∴
∴アァ∵∴.ア∴ア∵
『──オラガンガン
行けコラァ!!!──』
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
.[-][-][-][-][-][-]
.[-]──────[-]
.[-]──vs──[-]
.[-]──────[-]
.[-][-][-][-][-][-]
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
『──何やってんだ
──パンチ流れてん
ぞ!!!!!!!!──』...
『──気合い入れろ
オラァ!!!!──』...
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵ァ
大川山・第一駐車場
斬人と某族のタイマンが行われていた.
∴ァ∴∵∴.∵ァ∵∴
族『─はァはァ─』.
顔面から流血する族.
次の瞬間
族『─!!!─』.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク『─ゴッ!
!!!!!!!!!
!!!![撲]─』.
族『─!!!!!
!!!![飛]─』.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカクの
強烈なパンチを食い
吹っ飛ぶ対戦相手.
∴∵∴∵∴.∵ア∵∴
『─[騒 喜 笑]─』.
∵∴∵∴.∵∴アァ∵
第131話[5]終. 第131話[6].
○大川山・第一駐車場[目黒回想]○.
目黒『─うわ〜〜っ
やっぱニカクさん─
ハンパ無いスねェ〜
〜〜〜っ─』.
アァ∵∴.∵アァ∴ア
ニカク『─[笑]─』.
ガッツポーズをして
喜ぶニカク.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
目黒『─あのガタイ
なのにスゲェ動ける
し─あのパワーは尋
常じゃない…(絶対モ
メたくねェ……)─』
ア.....ァ...ァ.
目黒『─最近ベンチ
300kg上げたって言っ
てましたけど……─
ガチでヤバイっスよ
ね……[汗]─』.
イッカク『─………
…[腕組]─』.
目黒『─けど─あん
だけ強けりゃ─』.
ア.ァ
イッカク『─…─』.
目黒『──兄貴とし
ちゃ─もう心配いら
ないんじゃないスか
?──』.
ア.ァ
目黒『─もしかした
らイッカクさんより
既にニカクさんの方
が実力は上だったり
して……[笑]─』.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
イッカク『…[睨]』.
目黒を睨むイッカク.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∴
第131話[6]終. 第131話[7].
○大川山・第一駐車場[目黒回想]○.
ア...ァ.
目黒『─あ…いや─
その冗談スよ冗談!!
─そんな怖い顔しな
くても…[汗]─』.
ア..ァ....ァ.
イッカク『─オウオ
ウ…[閉目]─』.
目黒『─へ?別に怒
ってない?心配して
るだけってどういう
事スか?─』.
ア..ァ..ァ.
イッカク『─オウオ
ウ……─』.
目黒『─イヤイヤ─
誰にも話したりしな
いっスよ─俺の口が
堅いのは一番よく知
ってるでしょ?─』.
ァ...ア.
イッカク『───』.
悲しそうな表情で
小声で話すイッカク.
目黒『─え?[驚]─』
目黒『─ニカクさん
には……─』.
∵アァ∵.ァ∵ァ∵∴
ニカク『─[笑]─』.
.『─[微笑]─』圭吾
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
圭吾と共に
喜ぶニカク.
目黒『─交通事故で
患った重い後遺症が
残ってる?─』.
第131話[7]終. 第131話[8].
●花草森公園・南側●
目黒『─あの時イッカクさんは………─
後遺症が残ったのは
恐らく自分のせいだと言っていた…─』.
目黒『─自分も小一でパニクってたとは言え……………──
弟を背負って病院に走らず救急車を待つべきだったと…─』.
目黒『─ニカクは当然自分を強くする為にトレーニングを始めたと言うが…──
あそこまで驚異的な肉体を手に入れた理由は─後遺症を補う為のハズだと…─』.
目黒『─そして…─
以前この男がその後遺症の場所にダメージを受け………──
苦しむ姿を何度か見た事があると…─』.
(はっ).....
目黒『─だが…─』.
......(はっ).
目黒『─あの時──
イッカクさんは─』.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク「…………」.
スマホを見るニカク.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒『─この人の後遺症の場所までは話をしてくれなかった………─』.
第131話[8]終. 第131話[9].
●花草森公園・南側●
目黒『─今わかって
る事は……─』.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク「…………」.
スマホを見るニカク.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
目黒『─身体の正面
には後遺症は見あた
らねェって事だ─』.
目黒『─自分の身体
に弱点があれば…─
無意識に庇っちまう
もんだ……[踞]─』.
ニカク「…………」.
目黒『─正面にあれ
だけ打ち込んでも…
庇う素振りも見せな
かったって事は……
間違い無く後遺症は
背面のどこかのハズ
………─』.
目黒『─恐らくこの
辺りのどこか…─』.
ニカク背面から
弱点を探る目黒.
目黒『─近くに入れ
ば何らかのリアクシ
ョンがあるハズ─』.
第131話[9]終. 第131話[10].
●花草森公園・南側●
(はっ)...
目黒『─手足が回復
してきた…──今の
この足で逃げるのは
無理だが…最低4発
いや5発は打ち込め
るハズ……─』.
......(はっ).
∴ドクン∵∴.∵∴∴
目黒『─今までのこ
の人の行動に騙され
るな──俺はこの人
を知っている…─』.
ニカク「…………」.
目黒『─6代目斬人
の中で最も─残虐非
道な男だ─』.
∵∴.∵∴∵ドクン∴
ドクン∴.∵∴∴∵∴
目黒『─大人しく付
いて行けば…─』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
//////ニカク///////
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒『─必要な情報
を聞き出された後…
…………─』.
∵∴.∵∴∵∴ドクン
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
目黒『確実に……』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵ニカク[<○>]∴.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒『バラされる』.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ドクン∵∴.ドクン∴
(はっ)......
目黒『─背中を見せ
た瞬間に……─』.
∵∴ドクン∴∵.∴∵
目黒『─仕掛けるし
かねェ…![睨]─』.
.....(はっ)
∴∵∴.∴ドクン∵∴
第131話[10]終∴∵∴ 第131話[11].
●花草森公園・南側●
ザ~ァ.:*ァ.:~.~ァア
ア.*~.~:...ァ..~.*~
.::ァ:..~:.~::.~ア.
ニカク「顔色が大分
良くなったみてェだ
な……」.~..*~
目黒「………[踞]」~
ニカク「立て………
行くぞ…………」..*
.::.:..~:..::.~ア..
[ジャリ‥]
クカニ「………」.
目黒に背中を向けた
その時……
///////////////////
目黒『─ここだ!─』
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
///////////////////
目黒はニカクの
背後から襲いかかる.
次の瞬間
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∨[睨]ニカク[睨]∨.
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ニカクは
突然振り向き
右拳を振りかぶる.
第131話[11]終. 第131話[12].
●花草森公園・南側●
目黒『──あーあ…
──読んでやがった
……──』.
目黒『─やっぱ現実
は………─』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク[[[ゴツ!!
!!!!![撲]]]]
[[[!!!!!!!
!!!!!]]]目黒
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
目黒『─甘くねェっ
て事か………─』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒『──やっぱ─
田口のバカみてェに
は─上手くいかねェ
や………──』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ドカッ[[!!!!]].
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
目黒『─ちくしょう
………─』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ゴキッ[[!!!!]].
ドゴッ[[[!!!]]].
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ガッ[!!]バキ[[!]]
ドッ[[!!]]ドッ[!!!]
ガッ[!!]ゴッ[!!!!!]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第131話[12]終∴∵∴ 第131話[最終編].
●花草森公園・南側●
─────.────
目黒『─────』.
────.─────
目黒は白目をむいて
失神!?する.
ニカク「フン………
そもそもオメェが素
直に謝ったり大人し
く付いて来るなんて
思ってねェよ…」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵ズ∴∵∴∵∴.∵∴
∴ズ∴.∵二∵∴∵∴
∵:.∵∴カ∵∴∵∴
.[引]∵∴ク∵∴∵∴
∵∴∵∴[掴]∵ズ∴.
∴.∵∴∵目∴.ズ.∵
∴∵.∴∵黒∵.:∴.
∴∵.∴∵:∵[引]∵
∵∴∵∴.:∴∵∴∵
ニカクに髪を掴まれ
引きずられる目黒.
∴∵∴∵∴.∵∴∵ズ
∵∴.∵∴∵∴∵∴ズ
ズ∵∴[ニカク].∴:
ズ∴.∵∴∵∴∵∴∵
:∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∴.∵∴∵∴∵∴
目黒『─や…やっと
ひ…引っ掛かりやが
った……─』.
∵∴∴.∵∴∵∴∵∴
∵∴∴.∵∴∵∴∵∴
目黒『──な………
なめんじゃねェ……
こ…こっからが本番
なんだよ…![鋭]─』
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
その男の目は…
未だ死なず……!!.目黒が命の残滓を
炸裂させる!!.
第131話[終].
【アウト OUT】. “ちょいワルオヤジ”元LEON編集長・岸田一郎氏が枕営業強要・・・TGCを餌に複数回セックス、美人モデルが涙の告発 訴訟へ
岸田氏が「ちょいワル」どころじゃない「枕営業」を強要していたことをFRIDAYが暴露している。
http://biz-journal.jp/2014/12/post_8303.html 【OUT アウト】
第132話[1].
●花草森公園・南側●
∵∴∵∴∵ゴ[雷]∴.
∵∴∵∴∵ロ∴∵.∴
∵∴∵∴ゴ:∵.∴∵
∵∴∵∴ロ[雷]∵.∴
∵∴∵∴:∴∵∴.∵
雨の日に
古傷が痛む
という話を
聞いた事が
ある人は多いと思う.
すっかり
治ったハズの
怪我なのにも
かかわらず
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「…[空見]」
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
季節の変わり目や
雨が降る前などに
痛みが起きる
症状の事だ.
これは内耳の
気圧受容器が
気圧低下を
キャッチすると
交感神経の
働きにより
血管の収縮が起こり
古傷の痛覚神経が
高ぶる事で
痛みが生じる
為である.
他にも古傷が痛む
場合がある.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵ズ∴.
∴.∵∴∵目∴.ズ.∵
∴∵.∴∵黒∵.:∴.
∴∵.∴∵:∵[引]∵
∵∴∵∴.:∴∵∴∵
それは
トラウマである.
第132話[1]終. 第132話[2].
●花草森公園・南側●
傷にまつわる
人や事柄を
思い出す事で
不安や恐れ
といった精神的
ストレスが
自律神経の
バランスを崩す為だ.
つまる所
古傷の痛みとは
∵∴∵∴∵∴∵ズ∴.
∴.∵∴∵目∴.ズ.∵
∴∵.∴∵黒∵.:∴.
∴∵.∴∵:∵[引]∵
見た目は
完治したように
見えても
皮膚下の
筋肉組織が
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵ズ∴.
∴.∵∴∵目∴.ズ.∵
∴∵.∴∵黒∵.:∴.
∵∴∵∴.:∴∵∴∵
∵∴∵.∴:∴∵∴∵
完全に修復
されていない為に
起きる現象である.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵ズ∴∵∴∵∴.∵∴
∴ズ∴.∵二∵∴∵∴
∵:.∵∴カ∵∴∵∴
.[引]∵∴ク∵∴∵∴
∵∴∵∴[掴]∵ズ∴.
∴.∵∴∵目∴.ズ.∵
∴∵.∴∵黒∵.:∴.
∴∵.[握]:∵[引]∵
∵∴∵∴.:∴∵∴∵
∴∵∴.:∴∵∴∵∴
目黒はニカクに
引きずられてゆく.
目黒の右手には
小石が握られていた.
第132話[2]終. 第132話[3].
●花草森公園・南側●∵∴∵∴∵∴∵ゴッ.
∵∴.∵∴∵パキッ∵
ニカク「!」∴.∵∴
ニカク「……[鋭]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
コ∴∵∴.∵オ∵∴オ
∵ォ∴∵オ.∵ォ∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
背後からの物音に
振り返るニカク.
異変は感じられない.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク「……[鋭]」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカクは目黒を見る.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
目黒『─────』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
気絶した目黒を
確認したニカクは
再び目黒を
引きずってゆく.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵ズ∴∵∴∵∴.∵∴
∴ズ∴.∵二∵∴∵∴
∵:.∵∴カ∵∴∵∴
.[引]∵∴ク∵∴∵∴
∵∴∵∴[掴]∵ズ∴.
∴.∵∴∵目∴.ズ.∵
∴∵.∴∵黒∵.:∴.
∴∵.[握]:∵[引]∵
∵∴∵∴.:∴∵∴∵
∴∵∴.:∴∵∴∵∴
第132話[3]終. 第132話[4].
●花草森公園・南側●
目黒『─クソッ──
やっぱ小石の音程度
じゃ─さすがに確認
までは行かねェか…
[鋭・心声]─』.
目黒『─これじゃ─
背中を攻撃する所か
頭から手を放させる
のも厳しい…………
(ハゲるぞマジで…)
[心声]─』.
目黒『─このまま暴
れて背中を狙うか?
─いや…片腕で俺を
引きずる握力だ──
まず引き放すのは─
無理だ[心声]─』.
目黒『─もっと言え
ば今の死に体≠フ
状態から─』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴.∵二∵∴∵∴
∵:.∵∴カ∵∴∵∴
.∴∵∵∴ク∵∴∵∴
∵∴∵∴[掴]∵∴∵.
∴.∵∴∵目∴∵∴∵
∴∵.∴∵黒∵.:∴.
∵∴∵∴.:∴∵∴∵
∴.∵∴∵:∴∵∴∵
目黒『─下手に動い
たら─すぐにバレて
終わりだ[心声]─』.
目黒『─クソ……─
どうする…………─
どうやって─背面の
古傷を狙う!?─』.
第132話[4]終. 第132話[5].
●花草森公園・南側●
∵∴∵∴∵ゴ[雷]∴.
∵∴∵∴∵ロ∴∵.∴
∵∴∵∴ゴ:∵.∴∵
∵∴∵∴ロ[雷]∵.∴
∵∴∵∴:∴∵∴.∵
目黒の狙いは
こうだった.
まず先程の
小石を投げたように
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵.∴!二∵∴∵∴
∵:.∵∴カ∵∴∵∴
.∴∵∴∵ク∵∴∵∴
∵∴∵∴[掴]∵∴∴.
∴.∵∴∵目∴.∵.∵
∴∵.∴∵黒)∴.∵∴
∴∵∴.∵∴)∵∴∵.
∵∴∵∴.∵)∴∵.∴
∵∴∵∴。∵.∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴
自分達の後方に
何らかの方法で
注意を引きつける.
ニカクが確認に
向かう最中に
背後から
体当たりを行う.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∨∨∨[[目黒]]∨∨.
∴.[[クカニ]]=
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカクは
事故の後遺症に対し
庇うなど何らかの
リアクションを
行うと予想.
それにより
古傷の位置を確認.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.[[クカニ]]
目黒[[!!![蹴]]].
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
最終的に
その古傷を徹底的に
攻撃するという
ものだった.
第132話[5]終. 第132話[6].
●花草森公園・南側●
目黒『─大きな問題
は二つ[心声]─』.
目黒『─一つは──
どうやってこの状態
から逃れて─背面を
攻撃するのか?─』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵ズ∴∵∴∵∴.∵∴
∴ズ∴.∵∴∵∴∵∴
∵ッ.∵∴∵∴∵∴∵
∴:∵.∴∵∴∵∴∴
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
目黒『─もう一つは
背面の何処に─古傷
があるのか?─』.
目黒『─モタついて
る時間はねェ───
急がねェとこのまま
仲間の元に─連れて
行かれちまう…─』.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵ズ∴∵∴∵∴.∵∴
∴ズ∴.∵∴∵∴∵∴
∵ッ.∵∴∵∴∵∴∵
∴:∵∴∵∴.∵∴∵
目黒『─そうなれば
逃げられる可能性は
─ほぼ皆無に等しい
[心声]─』.
目黒『──最終的に
生きては帰れない…
………──』.
第132話[6]終. 第132話[7]
○某所[目黒回想]○
─────────.
[斬][斬][斬][斬 斬]
[斬 斬][斬][斬][斬]
[斬 斬][皆川][斬斬]
目黒『──皆川さん
お待たせしましたァ
!─昼飯買って来ま
した!!──』.
─────────.
某所…目黒は
先輩斬人メンバーへ
昼食を調達する.
皆川『─お疲れ目黒
…やっぱ普段パシら
せてる田口と違って
仕事が速ェな………
[微笑]─』
目黒『─ははは…─
あのバカ 昔からそう
なんスよねェ〜〜っ
今度キッチリシメと
きますよ![笑]─』
目黒『─ところで─
この余ってる弁当─
ニカクさんの分なん
スけど………─』
____倉庫____
]|||||||||||||||||[
]|||||||| ̄ ̄ ̄|||[
]||||||||───|||[
]||||||||───|||[
]||||||||───|||[
皆川『─ああ───
アイツは裏の倉庫で
作業してるから──
持って行ってやって
くれ……─』
目黒『─────』
立ち去る目黒.
────.─────
皆川『─………─』
─────.────
第132話[7]終. 第132話[8]
○某所[目黒回想]○
目黒『─ハァ……─
ったく…─何で今日
は急に俺なんだよ!
─(いっつも田口なの
にヨォ)─昼飯ぐれェ
テメェらでパシって
来いってんだよ!!
─[怒]─』
目黒『─それに──
ニカクさんって何か
苦手なんだよなァ…
(アブネェし…)──
しっかし─同じ特隊
とは言え─圭吾の奴
よく付いて行けるよ
なァ…─』
目黒はニカクのいる
裏倉庫に着いた.
__________
]|||||||||||||||||[
]|||||||| ̄ ̄ ̄|||[
]||||||||───|||[
]||||||||─目─|||[
]||||||||─黒─|||[
目黒『─ちわっス!
目黒です!!ニカク
さん昼飯持って来ま
したァ!!─』
<━鶴橋━[担]>.
ニカク『─オウ目黒
─オメェがパシリな
んて珍しいな─田口
はサボりかよ─アイ
ツ今度やき入れだな
[微笑]─』.
目黒『─あんまイジ
メないでやって下さ
いよ……[苦笑・汗]
─ちなみに弁当─米
の代わりに納豆にし
てありますから─』
ニカク『─オオ──
さすが目黒!気が利
いてんな!─』
目黒『─![驚]─』
驚く目黒.
第132話[8]終. 第132話[9].
○某所[目黒回想]○
倉庫内には
目と口にテープを
貼られた全裸痣男達
が震えていた.
目黒『─あれ?──
コイツらって───
この前の…─』
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
東京族『─[震]─』
東京族『─[震]─』
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク『─ああ…─
ドスでウチの仲間を
襲撃してきたバカ共だ……─』
<━鶴橋━>[トントン]
ニカク『─有名な東
京の名門チームでな
やったテメエらの大
将の事を吐いてくれ
たわ……[睨]─』
目黒『─………─』
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
東京族『─[震]─』
東京族『─[震]─』
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク『─聞きたい
事は聞いたんで──
後は用済みだがよ…
……』
鶴橋で軽く自分の肩
を叩くニカク.
ニカク『─しっかし
目黒─やっぱオメェ
は大したモンだよ…
このギャク見ても…
平気なんてよ─(頭大
丈夫か?)[微笑]─』
目黒『─平気じゃな
いっスよ──正直─
何でニカクさんがこ
こまでやれるのか理
解できないっスね…
……─』
第132話[9]終. 第132話[10].
○某所[目黒回想]○
ド∴∵∴.∵∴∵∴∵
ッ∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク『─まァ自分
でここまでやってお
いて─こう言うのも
何だが…─コイツら
にゃ──悪りィ事を
しちまってんなァっ
て思ってるよ─』.
ド∴‥∴.‥∴‥∴ド
東京族『─[震]─』.
ッ‥∴.‥∴‥∴‥ッ
‥∴‥∴.‥∴‥∴ド
東京族『─[震]─』.
∴‥∴.‥∴‥∴‥ッ
腕脚を自己の腕脚で
ネジ結ばれたまま
横たわる全裸痣男達.
∴‥∴.‥∴‥∴‥∴
‥∵‥.∵‥∵‥∵‥
ニカク『─だがこれ
は俺らの生き残りを
懸けた闘いだ…─』.
ド:∴.‥:‥∵:‥
ッ:‥∴.:ド‥:∵
∴東.‥∵東ッ∴東‥
‥京∵.‥京∵‥京∴
∵族ド.∴族.∴.族∵
‥:ッ‥.:ド∵:ド
∴:‥∵.:ッ‥:ッ
‥:∴.‥:∵‥:∴
ニカク『─仕方ねェ
よなァ…─』∴‥.∴
‥∵‥.∵‥∵‥∵‥
第132話[10]終∵‥∴ 第132話[11].
●花草森公園・南側●
∴∵∴∵.∴∵∴∵ド
∴∵∴∵∴∵.∴∵ッ
目黒[──────].
ド∴∵.∴∵∴∵∴∵
ッ∵∴∵.∴∵∴∵∴両目をつぶり
気絶したふり
をする目黒.
∴∵∴∵.∴∵∴∵ド
∵∴∵.∴∵∴∵∴ッ
目黒[────[置]].
∴∵∴∵.∴∵∴∵ド
ド∵∴∵.∴∵∴∵ッ
ッ∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒はスボンの
右ポケットから
何かを取り出し
地面に置くような
動きをする
その時……
∴∵∴∵.∴∵∴∵ド
∵∴∵.∴∵∴∵∴ッ
∴.∵[[ニカク]]∵∴
ド∵∴∵.∴∵∴∵∴
ッ[[[ガクン]]].
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵ド
ニカク「…[返]」.ッ
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
何かの衝撃を感じて
振り返るニカク.
ド∵∴∵.∴∵∴∵∴
ッ∵∴∵∴∵∴.∵∴
目黒『─────』.
ド∵∴∵.∴∵∴∵∴
ッ∵∴∵∴∵.∴∵ド
∴∵∴∵∴∵.∴∵ッ
感じた衝撃の原因は
目黒の左足が
折れた太木に
掛かった為だった.
ド∵∴∵.∴∵∴∵∴
ッ∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴ニカク[微笑]∵.∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵ド
∵∴∵.∴∵∴∵∴ッ
不敵に微笑むニカク.
第132話[11]終. 第132話[12].
●花草森公園・南側●
ニカク「なァ………
目黒………」.
ド∵∴∵∴.∵∴∵∴
ッ∵∴.∵二∵∴∵∴
∵:.∵∴カ∵∴∵∴
.∴∵∵∴ク∵∴∵∴
∵∴∵∴[掴]∵.∴ド
∴.∵∴∵目∴∵∴ッ
∴∵.∴∵黒∵.:∴.
∵∴∵∴.∵∴ド∴∵
∴.∵∴∵∴∵ッ∵∴
ニカク「オメェ実は
既に目ェ覚めてんだ
ろ!?[閉目]」.
∴∵∴∵.ド∵∴∵∴
∵∴∵.∴ッ∴∵∴∵
目黒[………………].
∴∵∴∵.∴∵∴ド∴
∴ド∴∵.∴∵∴ッ∴
∴ッ∴∵.∴∵∴∵∴
ド∵∴∵.∵∴∵∴∵
ッ∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカク「フン…まァ
どっちでもいい……
だが一応…先に言っ
ておくがよ………」.
∴∵∴.∵∴∵∴ド∴
∴∵∴∵.∴∵∴ッ∴
∴∵∴∵.∵∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
ニカク「俺の身体に
古傷があるのをオメ
ェが知ってる事は…
…………」.
目黒[──────].
ニカク「俺も先刻承知だ………」.
∴∵∴∵.∵∴∵∴∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵ツ∴∵.∴∵∴∵∴
∴│∴∵.∴∵∴∵∴
∵│目黒[……[汗]].
∴│∴∵.∴∵∴∵∴
∴ッ∴∵.∴∵∴∵∴
∴:∴∵.∴∵∴∵∴
.[汗]∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカクの言葉に
目黒の頬から
汗が流れる.
第132話[12]終. 第132話[13].
●花草森公園・南側●
∴ド∴∵.∵∴∵∴∵
∴ッ∴∵.∴∵∴∵∴
ニカク「おっ…一瞬
身体が動いた気がす
るが気のせいか?」.
∵∴∵.∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵ド.∵∴∵∴∵∴
∴∵ッ∵.∴∵∴∵∴
ニカク「まァ海の話
によると…兄貴はナ
ゼか俺とオメェがカ
チ合う事だけは避け
て欲しかったらしい
…俺はその話を聞い
てすぐにピンときた
以前の兄貴とオメェ
は信頼し合ってたか
らな……」.
∴∵∴∵∴ド∵∴.∵
∵∴∵∴∵ッ∵.∴∵
ド∵∴∵.∴∵∴∵∴
ッ∵∴∵∴∵.∴∵∴
ニカク「そしてさっ
きオメェが背後から
狙って来た時………
それは確信に変わっ
た………」.
∴∵∴∵.∵∴∵∴ド
∵∴∵.∴∵∴∵∴ッ
∴∵ド∵.∵∴∵∴∵
∴∵ッ∵.∴∵∴∵∴
ニカク「だからもし
オメェがこの話を聞
いていたら……もう
諦めた方がいい…」.
∴∵∴∵.∵∴∵∴ド
∴∵∴∵.∴∵∴∵ッ
目黒[────[汗]].
∴∵∴∵.∴∵∴ド∵
∴∵∴∵.∴∵∴ッ∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
第132話[13]終∵∴∵ 第132話[14].
●花草森公園・南側●
∴ド∴∵.∴∵∴∵∴
∴ッ∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク「仮に背後か
ら襲ったとしても…
俺は古傷を…変に庇
ったりする事はねェ
………」.
∴∵∴∵.∴∵∴ド∵
∴∵∴∵.∴∵∴ッ∴
∴∵∴∵.∵∴ド∵∴
∴∵∴∵.∴∵ッ∵∴
目黒[──────].
ド∵∴∵.∴∵∴∵∴
ッ∵∴ド.∴∵∴∵∴
∴∵∴ッ∴.∵∴∵∴
ニカク「……[外]」.
目黒[──────].
ド∵∴∵.∴∵∴∵∴
ッ∵∴∵∴ド∴.∵∴
∴∵∴∵∴ッ∵.∴∵
ニカクは
太木に掛かっていた
目黒の左足を外す.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
ニカク「俺がガキの
頃 交通事故で負った
古傷は………」.
目黒[────[倒]].
ニカク「もうずい分
前に完治しちまって
るからよ…」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
第132話[14]終. 第132話[最終編].
●花草森公園・南側●
∵∴∵∴∵ゴ∴.∵∴
∵∴∵∴∵ロ∴∵.∴
∵∴ゴ:∵:∴.∵∴
∵∴ロ∵.[雷]∵∴∵
∴∵:∴∵∴∵.∴∵
∵.[雷]∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∵∴ピ∵∴
∵∴∵.∴∵∴ク∵∴
ニカク[[……[動]]].
∴∵∴∵.∵∴ッ∵∴
∵∴∵∴∵∴.:∵∴
雷鳴に
ニカクの左腰が
反応する…その時
∴オ∴∵.∵∴∵∴∵
∴.ォ∴∵∴∵∴∵∴
ニカク「!?」.
[〜〜♯〜♭〜♪].
∵∴オ∴:∴∵∴.∵
∴∵∴∵[♪♪]∴.
∵∴∵∴[□・]∵.∴
∵∴∵∴.∵∴∵ォ∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「…………」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
突然
地面に置かれた!?
スマホに着信が入る.
コ∴∵∴.∵∴∵
∴ォ.∴∵∴∵#∴.ォ
∵∴∵オ.∵♪∵オ∵
∵∴∵∴[□・]∵.∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク…完全復活.
絶望の目黒.
敗北が濃厚となる中
それは起こった…….
第132話[終].
【アウト OUT】 前号まで→ニカクがかつて交通事故で負った背面の傷を狙い目黒は攻撃
だが…ニカクはこれを読んでいた…!?
万事休す…いや…
目黒の目はまだ死んでいない…!!
OUT・第132話
花草森公園[1]
ゴロ…ゴロ…[雷]
雷鳴が響く中
目黒はニカクに引きずられていく
目黒は気づかれないように小石を藪に投げ捨て…ニカクの意識を後方に向けようとする…しかし振り返るだけで確認までは行かないニカク
目黒『クソ…どうする…どうやって背面の古傷を狙う…!?
急がねェとこのまま仲間の元に連れて行かれちまう[心声]」
目黒「そうなれば逃げられる可能性はほぼ皆無に等しい……最終的に生きては帰れない……[心声]』
目黒はニカクに
引きずられていく中
残虐的な行為をしてたニカクを思い出す
第132話[2]へ続く
OUT・第132話
花草森公園[2]
ドッ…ドッ.
目黒[………[置]]
…ドッ…ドッ.ドッ
目黒はスボンの右ポケットから何かを取り出して地面に置くような動きをする
その時……
ニカク[…[揺]]ドッ
ドッ[[ガクン]]
何かの衝撃を感じて振り返るニカク.
衝撃の原因は目黒の左足が折れた木に掛かった為だった.
ニカク「…[微笑]」
ドッ.ドッ…
ニカク「なァ…目黒…オメェ実は既に目ェ覚めてんだろ!?」…ドッ…ドッ.
目黒「………[倒]」ドッ…ドッ…
ニカク「フン…まァどっちでもいい……だが一応…先に言っておくがよ…………
俺の身体に古傷があるのをオメェが知ってる事は…俺も先刻承知だ…」ドッ….
目黒「…[汗]」ドッ.
ニカクの言葉に目黒の頬から汗が流れる
第132話[3]へ続く 【OUT アウト】
第133話[1].
●花草森公園・南側●
∵.∴ゴ∵∴∵∴∵∴
.∵∴ロ∵∴∵∴∵∴
∵.∴:∴.∵ゴ∵∴.
∵∴[雷]∵∴ロ∴.∵
∵∴∵∴∵∴:∵.∴
∴∵∴.∵∴[雷]∵∴
∵オ∵∴∵オ∵.ォ∵
∴.∵ォ∵∴∵∴∵オ
∴∵∴.∵∴ニ∵∴∵
∵∴.∵∴∵カ∵∴∵
∴∴∵.∴∵ク∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∴∵目黒『[倒]』∵.
〜〜∵∴∵.∴∵∴
∴〜♪〜∴∵.∴∵∴
∴∵〜♪〜∵.∴∵∴
∴∵∴[□・]∴.∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ニカク「……[鋭]」.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
スマホが気になる
ニカク.
〜〜∵∴∵.∴∵∴
∴〜♪〜∴∵.∴∵∴
∴∵〜♪〜∵.∴∵∴
∴∵∴〜〜∵.∴∵
∴∵∴∵[□・]∴.∵
非常事態に
それは起こった.
第133話[1]終. 第133話[2].
●花草森公園・南側●
∴ピ∴/《/∴∵.∴∵
∴.シ/》/∴∵∴∵∴
∴./ャ《/∴∵∴∵∴
∴/.》/∵∴∵∴∵∴
./《/.ア∵∴.∵∴∵
/∴》/∴ァ∴∵.∴∵
/∴//》∵ッ∴∵∴∵
∴/./∵∴[稲]∴∵∴
ド∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵ド∴.ニ∵∴∵∴
∵∴∵ォ.カ∵∴∵∴
∴∴∵.∵ク∵∴∵∴
∵∴∵∴∵.∴オ∵∴
∴目黒『[倒]』.ン
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴∵.∵∴ピ∵∴
∵∴∵.∴∵∴ク∵∴
ニカク[[……[動]]].
∴∵∴∵.∵∴ッ∵∴
∵∴∵∴∵∴.∴∵∴
雷鳴に
ニカクの左腰が
反応する.
∴∵∴∵.∵∴∵ド∵
∵∴∵.∵∴∵∴ク∴
∴∵∴∵.∵∴∵ン∵
目黒『─み…見付け
た…[心声]─』.
ド∵∴∵.∵∴∵∴∵
ク∴∵.∵∴∵∴∵∴
ン∵∴∵.∵∴∵∴∵
片目で確認する目黒.
第133話[2]終. 第133話[3].
●花草森公園・南側●
∴∵∴∵.∵∴∵∴∵
目黒『─ニカクさん
…………[心声]─』.
∵ド∵.∵∴∵∴∵∴
∴ク∵.∵∴∵∴∵∴
∴ン∵.∵∴∵∴∵∴
ニカク[……………].
∴∵∴∵.∵∴∵ド∵
∵.∴∵∵∴∵∴ク∵
∴∵∴∵.∵∴∵ン∵
目黒『─アンタは自
分で気付いてるかど
うかは知らねェが…
………[心声]─』.
∴∵∴∵.∵∴∵∴∵
∵∴ド∵.∵∴∵∴∵
∴∵ク∵.∵∴∵∴∵
∴∵ン∵.∵∴∵∴∵
目黒『─アンタの弱
点の古傷は──左腰
の後ろ辺り…………
─[心声]─』.
∴∵∴∵.∵∴∵ド∵
∵.∴∵∵∴∵∴ク∵
∴∵∴∵.∵∴∵ン∵
∴ド∴∵.∵∴∵∴∵
∵ク∴∵∴.∵ド∵∴
∴ン∴∵.∴∴ク∴∵
∵∴∵.∵∴∵ン∵∴
∴∵∴∵.∵∴∵∴∵
目黒『─さっきも雷
鳴があった時も…─
腰に当ててる手が少
し反応した気がした
が…[心声]─』.
∴∵∴∵.∵∴∵∴∵
∵∴ニ.∵∴∵∴∵∴
∵∴カ∵∴∵.∴∵∴
∴∵ク∵.∵∴∵∴∵
『─[倒]─』目黒∴.
∴∵∴∵.∵∴∵ド∵
∵.∴∵∵∴∵∴ク∵
∴∵∴∵.∵∴∵ン∵
目黒『─今ので鉄板
だ─[心声].』
第133話[3]終. 第133話[4].
●花草森公園・南側●
∵∴ド∵.∵∴∵∴∵
∴∵ク∵.∵∴∵∴∵
∴∵ン∵.∵∴∵∴∵
目黒『─そもそも古
傷なんてもんは──
自分で完治したと思
ってても治ってねェ
から古傷なんだ──
─[心声]─』.
∴∵∴∵.∵∴∵∴ド
∵.∴∵∵∴∵∴∵ク
∴∵∴∵.∵∴∵∴ン
∵∴ド∵.∵∴∵∴∵
∴∵ク∵.∵∴∵∴∵
∴∵ン∵.∵∴∵∴∵
目黒『─だがもし─
本当に古傷が完治し
ていたら?[心声]─』
∴∵∴∵.∵∴∵∴ド
∵.∴∵∵∴∵∴∵ク
∴∵∴∵.∵∴∵∴ン
∵∴ド∵.∵∴∵∴∵
∴∵ク∵.∵∴∵∴∵
∴∵ン∵.∵∴∵∴∵
目黒『─いや…どの
道─アンタの古傷が
完治してようとして
まいと…[心声]─』.
∴∵∴∵.∵∴∵∴ド
∵.∴∵∵∴∵∴∵ク
∴∵∴∵.∵∴∵∴ン
ニカク「…………」.
スマホの確認へ行く
ニカク.
∵∴ド∵.∵∴∵∴∵
∴∵ク∵.∵∴∵∴∵
∴∵ン∵.∵∴∵∴∵
目黒『─一か八か─
もうここに賭けるし
かねェ…[心声]─』.
∴∵∴∵.∵∴∵∴ド
∵.∴∵∵∴∵∴∵ク
∴∵∴∵.∵∴∵∴ン
第133話[4]終. 第133話[5].
●花草森公園・南側●
∵∴ド∵.∵∴∵∴∵
∴∵ク∵.∵∴∵∴∵
∴∵ン∵.∵∴∵∴∵
目黒『─じゃねェと
生き残れる可能性は
本当に無くなる……
─[汗・心声]』.
∴∵∴∵.∵∴ド∵∴
∵.∴∵∵∴∵ク∴∵
∴∵∴∵.∵∴ン∵∴
∴∵∴∵.∵∴∵∴∵
ニカク[……………].
∴∵.∴♪∴∵ド∴
∵.∴♭∴∵∴ク∵
∴∵∴[□・]∵.ン∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
ニカクは間近で
スマホを確認する.
∵ド∵.∵∴∵∴∵∴
∴ク∵.∵∴∵∴∵∴
∴ン∵.∵∴∵∴∵∴
∴#∴.∵∴∵∴∵
∴∵♭.∵∴∵∴∵
∴[□・].∵∴∵∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
スマホから
流れていた音は
アラーム音だった.
∴∵∴∵.∵∴∵∴∵
ニカク「アラーム?
…………」
∴∵∴∵.∵∴ド∵∴
∵.∴∵∵∴∵ク∴∵
∴∵∴∵.∵∴ン∵∴
ニカク「!!」.
∵ド∵.∵∴∵∴∵∴
∴ク∵.∵∴∵∴∵∴
∴ン∵.∵∴∵∴∵∴
何かに気づくニカク
次の瞬間.
第133話[5]終. 第133話[6].
●花草森公園・南側●
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
クカニ[[[[!!!
!!!!!!!!!
!!!!!!]]]].
∧∧∧∧∧∧∧∧∧.
∧∧∧∧∧∧∧∧∧.
[[[[[蹴]!!!!
!!!!!!!!!
ッカド]]]]]目黒.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒は
ニカクの左腰に
右後ろ蹴りを
炸裂させる.
∴‥∴.‥∴‥∴‥∴
‥∴.‥∴‥∴‥∴‥
∴‥ニカク[驚]∴‥.
‥∵‥.∵‥∵‥∵‥
∵‥∵‥∵.‥∵‥∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵∴.∵∴∵∴∵∴∴
目黒『─どうだ!?
─[心声]』.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
手応えを感じた目黒.
その時
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ブンッ――――――
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴.∵[目黒]=∵
∵∴ガ[掴]ッ=.
∧∧∧∧∧∧∧∧∧.
∴∵∴[ニカク]∵∴.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
目黒の首を掴み
絞め上げるニカク.
グ∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴グ∴.∵∴∵∴∵∴
目黒「う…うぐっ…
……[[震]]」.
∵∴[[掴]]∴∵∴.∵
ニカク「なかなか往
生際の悪リィ野郎だ
な…[[絞]]」.
∴∵∴.∵∴∵∴グ∴
∵∴.∵∴∵∴∵∴グ
第133話[6]終. 第133話[7].
●花草森公園・南側●
グ∵∴.∵∴∵∴∵∴
目黒[………[[震]]]
[[[絞]]]∴.∵∴∵グ
ニカク「だから言っ
たろ?古傷は完治し
てるってよ…[握]」.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
[[メキ]]∴∵.∴∵∴
目黒[[[震]]]].
[[[[絞]]]]ニカク.
∴∵∴.∵∴[[メキ]]
グ∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク「とりあえず
オメェは今から……
ミートボールにして
出荷だ[握・微笑]」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴グ∴.∵∴∵グ∵∴
目黒「ざ…ざまァね
ェよ…[[震・汗]]」.
[[[[絞]]]].
ニカク「あ!?」.
グ∵∴.∵∴グ∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
目黒「あ…あのアラ
ームは…ア…アンタ
の注意を…ひ…引く
為だけに…鳴らした
と思ってんのか?…
[[[震・微笑]]]」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク「?」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
不敵な笑みを
浮かべる目黒に
疑問顔のニカク
その時.
第133話[7]終. 第133話[8].
●花草森公園・南側●
∴ピ∴/《/∴∵.∴∵
∴.シ/》/∴∵∴∵∴
∴./ャ《/∴∵∴∵∴
∴/.》/∵∴∵∴∵∴
./《/.ァ∵∴.∵∴∵
/∴》/∴ア∴∵.∴∵
∴/./∵∴[稲]∴∵∴
ド∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵.ド∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∴.ォ∴∵∴∵
∴∵∴∴∵.∴オ∴∵
:────────ン
:───∵∵───∵
:───∵∵───∵
:───∵∵──∵─
─∵∴∵∴∵∴∴─:
─∵∴∵∴∵∴∴─:
─∵∴∵∴∵∴∴─:
─∵∴∵∴∵∴∴─:
─∵∴∵∴∴∴∴─:
稲妻の光で
ニカクの背後から
巨大な陰が現れる.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
ニカク「!?」∴∵.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
///////////////////
///////////////////
/////━━━━)斧(//
[[斧]………]田口.
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
ニカク[……………].
///////////////////
///////////////////
突然
斧を持った田口が
ニカクに襲いかかる.
第133話[8]終. 第133話[9].
●花草森公園・南側●
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
田口[…………[鋭]].
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「……[驚]」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒「………[汗]」.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ブンッーーーーーー
ーーーーーーーーー
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴[[[[ニカク]]]].∴
∧∧∧∧∧∧∧∧∧.
∧∧∧∧∧∧∧∧∧.
[[[[斧]!!!!!
!!!!!!!!!
!ッカド]]]]]田口
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口は
ニカクの背後から
斧を振り落とした.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
[[ドドオッ]].
目黒「つ!!」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
衝撃で
後ろに吹っ飛ぶ目黒.
第133話[9]終. 第133話[10].
●花草森公園・南側●
グ∵∴∵.∴∵∴グ∴
∴∵グ∵.∴∵∴∵∴
(はっ)∴∵∴(はっ).
[[[斧]]………]田口.
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
[[防]].
ニカク[………[汗]].
(はっ)∵∴∵(はっ).
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカクは間一髪で
田口の攻撃を防ぐ.
だが左手小指から
出血するニカク.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「田口ィ〜〜
テンメェ〜っ[汗]」
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
田口[グオッ―――
――――――――]
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口はニカクに
撲りかかった.
第133話[10]終. 第133話[11].
●花草森公園・南側●
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
[バッ].
ニカク[……[防]].
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口のパンチに
左腕で顔面を
ガードするニカク.
[[ガッ]].
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
田口[[パア―ーー―
―――――――――
[[[払]ン―――――
「うおあっーーー
!![転]」ニカク.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口の足払いを
食らうニカク.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「つはア!!」.
[[ドドオッ[倒]]
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒「ゴホッ!ゴホ
ッ![俯]」.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカクから食らった
首絞めのダメージで
咳き込む目黒.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
[[斧]…………]田口.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「!![倒]」.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
田口の斧攻撃に
反応するニカク.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
[[[ドガッ!!!!
!!![斧]]]]田口
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
ニカク[[避]]∴.
∵∴∵∴∵∴∴.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカクは
田口の斧攻撃を
素早い体捌きで
避ける.
第133話[[11]終. 第133話[12].
●花草森公園・南側●ザッ………………….
∴∵∴∵∴.∵オ∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴ォ
∵∴[[斧]…]田口∴.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵ォ.∵∴∵
∴ニカク[…[鋭]]∵.
∵∴∵∴オ∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵ォ∵∴.∵∴∵∵
オ∴目黒[……]∵∴.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
睨み合う3人.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
(はっ).
目黒「来んの遅ェぞ
…田口……[微笑]」.
...(はっ).
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
(はっ).
田口「うるせェ目黒
…こっちも色々大変
なんだよ!![汗]」.
....(はっ)
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク「なるほど…
…オメェら通じてた
訳か……[俯]」.
ニカクの右目が
不気味に黒化する.
ニカク「はァ………
ったく……もう色々
面倒臭くなっちまっ
た……」.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
第133話[12]終∴∵∴ 第133話[最終編].
●花草森公園・南側●
オ∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵ォ∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵オ
∴ニカク「悪リィが
良樹………………」.
オ∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴ニカク「コイツら
バラすわ…………」.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴∵∴∵オ.
目黒の
絶対的窮地に
田口が現る.
だが…これが
怪物を本気にさせて
しまった.
第133話[終].
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第134話[1].
●花草森公園・南側●
∵∴∵∴∵ゴ∴.∵∴
∵∴∵∴∵ロ∴∵.∴
∵∴ゴ:∵:∴.∵∴
∵∴ロ∵.[雷]∵∴∵
∴∵:∴∵∴∵.∴∵
∵.[雷]∵∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵(ふっ)∴
∵∴[[斧]…]田口∴.
ォ∵(ふっ)∵∴.∵∴
∵∴オ∴∵∴.∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴ニカク[…[鋭]]∵.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴ォ.∵∴∵∴
∴(ハァ)∵∴∵.ォ∴
∴目黒[……]∵.∴コ
∴∵∴∵.∴(ハァ)∵
ニカクを
挟み撃ちにする
目黒と田口.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
(ふっ)[ジリッ…].
田口[……[汗・斧]].
[ジリッ…](ふっ).
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口はゆっくりと
ニカクとの
距離を詰めていく.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ニカク[………[汗]」
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
[ジャリ…[退]]
ニカク[……[汗]].
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカクが後退した
その時
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
[ドッ…[当]]
ニカク「![汗]」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴≡∴.∵∴∵
∵ォ∵∴≡∴∵.オ∵
∵∴∵∴ニ∵∴.∵∴
∵∴∵∵カ∴.∵∴オ
∵∴∵∴ク∴∵.∴∵
∴.∵∴[汗]∵∴∵∴
背後を大木に
塞がれたニカク.
第134話[1]終. 第134話[2].
●花草森公園・南側●
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒「…![汗]」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
[[ダッ]]
田口[……[斧]].
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口が突進する.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒「よせ田口!
罠だ!!」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカク「ニイ…」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
口元に不敵な笑みを
浮かべるニカク.
オ∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵.ォ∵∴∵∴∵∴∵
∵∴≡∴.∵∴∵∴∵
∵∴≡∴∵.∴∵∴∵
∵∴ニ∵<<[斧]<.
∵∵カ∴.<<田<オ
∵∴ク.∴<<口<<
∴.[笑]∵<<<<ォ
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口がニカクに
突進する.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口[ブンッ――――
―――――――――]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
[[[[ドカッ]]]].
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第134話[2]終. 第134話[3].
●花草森公園・南側●
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口「!![汗]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
オ∵∴ォ≡.ォ∵オ∵
∵∴∵∴ニ[斧]∴.∵
∵∴∵∵カ∴.∵オ∴
∵∴∵∴ク∴∵.∴ォ
∴∵.∴[笑]∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
田口の斧攻撃は
ニカクが背にした
大木を直撃する.
次の瞬間
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴[[斧]…]田口.
∴ガ[掴]ッ=.∴
ニカク[…[掴]].∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
田口「くっ!![汗]」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカクは
斧を持つ田口の
右手首を掴む.
これを嫌がる田口.
次の瞬間
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
――ッド]]]]]ニカク
[[[[蹴]!!!!――
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
田口[[[!!!!]]].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカクの
強烈な前蹴りが
田口の腹部に炸裂.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵⌒━━━[斧]∵.∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
田口の持っていた
斧が吹っ飛ぶ.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵ニ∵∴.∵∴
∴∵∴∵カ∵∴∵.∴
ド∵∴∵ク∵∴.∵∴
∴∵ド∵∴ォッ∵.∴
田口[[ぐはっ![倒]]]
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口は後方に
吹っ飛んだ.
第134話[3]終. 第134話[4].
●花草森公園・南側●
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
[ザッ].
目黒「チッ!!」.
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
突進する目黒.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカク「[不敵笑]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∵ニカク[跳].∵
∴∵∴∵∴.∵∧∵∴
∴∵∴∵∴.∵∧∵∴
目黒[ブオッ――――
――――――[右蹴]]
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
回し蹴りを放つ目黒.
これをシャンプで
かわすニカク.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカク[ビユッーーー
――――ー――[蹴]]
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∨.[[避]!!!]目黒
∨∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカクは
ジャンピングキック
で反撃.
これを避ける目黒.
次の瞬間
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク[[[[[ゴッ――
―――――――――
!!!!!!!!!
!!!!![撲]]]]].
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
[[[[[!!!!!!!
!!!!!]]]]]目黒
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカクの
打ち落としの
右パンチが
目黒の顔面に炸裂.
第134話[4]終. 第134話[5].
●花草森公園・南側●
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
[[ビリ]].
目黒「っ!!!」.
.:[[ビリ]].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[フッ…[倒・白目]].
目黒『─────』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカクに撲られ
白目をむく目黒.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
[ガッ![掴]].
.[ガッ![掴]]
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴[掴]ニ∵∴田∴∵.
∵∴∵カ[掴]∴.∵∴
∴∵∴ク∵∴口∴.∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカクの左奥襟と
右襟を掴む田口.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
.[[汗]…………]田口
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ニカク[………[睨]].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
睨み合う
田口とニカク.
次の瞬間.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[ブオッ―――[投]].
田口「うおらっ!!」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
第134話[5]終. 第134話[6].
●花草森公園・南側●
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ガ――――――――
!!!!ニ!田!!.
!!!!カ!!!!.
!!!!ク!口!!.
!!.!!![引]!!
―――――――ーッ.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
右内股を掛ける田口.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
田口「[汗]!!?」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク「…………」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
田口の
右内股の仕掛けに
動じないニカク.
次の瞬間.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[グッ[掴]].
.[ガッ[掴]].
.[グッ…[溜]].
ニカク[バー――――
―――――.――――
―――――――――]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
<田口[[驚]]<<<.
<[ニカク]<<<<.
∧∧∧∧∧∧∧∧∧.
∧∧∧∧∧∧∧∧∧.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカクは
跳ね上がりながら
田口に裏投げを
仕掛ける.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
[[[[[ゴッ!!!!!
!!!!!!!!!.
!!!!!!!]]]]]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第134話[6]終∵∴∵. 第134話[7].
●花草森公園・南側●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
田口『あ…ああ……
………[白目・震]』.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
目黒『───[失]』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
白目をむいて
失神する田口と目黒.
∵∴∵.∴∵オ∵∴∵
∵∴田口『───』.
∵∴.∵∴ォ∴∵∴∵
∵∴∵∴ォ.∵∴∵∴
∴ニカク[………]∵.
∵∴∵∴.ォ∴∵∴∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
『───』目黒∴∵.
∴∵∴∵.∴オ∴∵∴
倒れる田口と
目黒の中央で
仁王立ちのニカク.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク「フン…」.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク「……[睨]」.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵━━━[斧]∴∵.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
田口が手にしていた
斧を見つけるニカク.
第134話[7]終. 第134話[8].
●花草森公園・南側●
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
田口「あ…あぐ……
………[苦]」.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
田口が気がつく.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
[[ドカッ!![跨]]].
∵.[斧][ニカク]∴∵
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
田口「「ぐあっ!」」
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
倒れた田口に
またがるニカク.
オ∴∵.ォ∵∴オ∴∵
∴ォ.∴∵∴∵∴∵オ
∵.[斧][ニカク]∴∵
∴∵田口[[震]]∵.∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク「田口………
オメェは大した野郎
だよ…一瞬でも俺を
信用させたんだからよ……」.
ニカク「だが正直…
残念に思った部分も
ある…最初は目標が
バラされそうになっ
たから勢いで狙って
来れたんだろうが…
さっきのアタックは
頂けねェ……だいぶ
腰が引けてたからよ
………だからあんな
しょぼい罠に引っ掛
かる[不敵笑]」.
ニカク「つまり冷静
に仕事ができねェ…
まだまだ半端者って
トコだ……」.
田口「うっ…うぐっ
……[汗・震]」.
ニカク「そんなんじ
ゃ立派な悪党にゃな
れねェぞ!?」.
第134話[8]終. 第134話[9].
●花草森公園・南側●
ニカク「さて田口…
オメェにゃ色々聞き
てェ事があるが……
オメェがネズミだっ
たって事を考慮すり
ゃあ………………」.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵.[斧][ニカク]∴∵
∴∵田口[[震]]∵.∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク「あまりこの
現状はオレらにとっ
て好ましくはねェ…
だから端的に聞く…
…………………」.
田口「…[震・涙]」.
ニカク「丹沢は…」.
∴∵[斧]ス∵∴.∵∴
∴∵∴∵.∴ッ∴∵∴
∵∴[ニカク].∴∵∴
∴∵田口[[震]]∵.∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク「どんな画を
描いてやがる?」.
斧を挙げるニカク.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
ニカク「……[冷]」.
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
田口「………[涙]」.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
第134話[9]終∵∴∵. 第134話[10].
●花草森公園・南側●
田口「オ………俺は
正直………[涙]」.
∴∵[斧]∵∴∵.∴∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴[ニカク].∴∵∴
∴∵田口[[涙]]∵.∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
田口「アンタら先輩
達は嫌いじゃないっ
ス……[涙]」.
ニカク「…………」.
田口「だが…………
弦巻良樹は皆川状介
を殺した……………
皆の為に…あの怪物
をバラしたんだ…」.
田口[西千葉の族……
全体の平和の為に…]
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
[阿修羅]∴[覇王]∵.
∴.∵[愚●狼]∵∴∵
[KILL×HITO](SID)
∴[OMEGA][猟▼鬼]∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
田口「本当に…大し
男だと思います…」.
田口「本当に………
正義面が……………
似合ってる野郎だ…
………[涙]」.
ピクッ[斧]∵∴∵.∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴∵[ニカク].∴∵
∴∵∴田口[[涙]]∵.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
田口の言葉に
反応するニカク.
第134話[10]終. 第134話[11].
●花草森公園・南側●
田口「クク…全体の
平和?共存の為?」.
∴∵[斧]∵∴∵.∴∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴[ニカク].∴∵∴
∴∵田口[[涙]]∵.∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
田口「笑わせんな…
皆の為なんて…クソ
喰らえだ…[涙]」.
ニカク「…………」.
田口「丹沢敦司は違
う……[涙]」.
田口「あの男は仲間
の為だけに戦う!!
世界中を敵に回して
もな!!」.
田口「弦巻良樹も…
…アンタらも……」.
ニカク「……[睨]」.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
田口「所詮はヒヨっ
て斬人を裏切った」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
田口「クソ野郎なん
だよ!![笑・涙]」.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
第134話[11]終∴∵∴ 第134話[12].
●花草森公園・南側●
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
[ブー――――ーーー
ニカク「あっそ……
………………[振]」.
――――――――ン]
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカクは田口に
斧を振り落とす.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
田口『─決めろよ…
目黒………[涙]─』.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
[ザ∨[斧]∨∨∨ッ].
田口[…………[汗]]
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
田口の左側頭部横に
斧が振り落とされた
その時.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
[[ド!!!!!!!.
ニカク「「!?」」.
!!!!!!!ッ]].
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
目黒[…………[汗]]
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカクの背中を
手刀でえぐる目黒.
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
ニカク[[ブッ[吐血]]
∵∴,`:'.∵∴∵∴∵
第134話[12]終∴∵∴ 第134話[最終編].
●花草森公園・南側●
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵∴ニ∴目∴.∵∴∵
∵∴カ<<∴.∵∴∵
∵∴ク∴黒∴∵.∴∵
∵.[吐][突]∵∴∵∴
田口[…………[倒]].
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
田口の
命の代償を払い
目黒の手刀が
ニカクの古傷に
突き刺さった…!!.
第134話[終].
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