拳銃を同僚に向けたとして、愛知県警は22日、熱田署の男性巡査長(41)を銃刀法違反(拳銃所持)容疑で書類送検するとともに、停職3カ月の懲戒処分とした。

 巡査長は同日付で依願退職した。

 県警監察官室によると、巡査長は昨年11月15日午後7時ごろ、交番の待機室で、同僚の20代男性巡査に弾を抜いた上、拳銃を向けたとされる。約2メートル離れた場所から約3秒間、銃口を巡査の胸に向けたという。

 巡査長は「業務の指導にインパクトを持たせるためだった。この行為は許されるものではないことは認識していた」と認めているという。

 依田龍次郎首席監察官の話 警察への信用を著しく失墜する行為で、深くおわび申し上げる。再発防止に努める。