>>30
古臭くないですよ。
基礎から学習するという段階を踏まえて至った境地から創作しているのだと思います。
そのような過程を踏むとですね、歴史を背負う事になるのです。そうなるとどうしても創作物に過去のエッセンスが滲み出るとい副作用はあるのは否めません。
しかしそれが小林誠氏の作品に重厚感という深みを与えているのだと思うんです。
基礎からの学習、先人からの知恵や美意識を吸収した人の営みは得てして「古臭い」と嘲笑されがちですが、
そのようなインプレッションしか思い浮かばない人は審美眼に欠けている、小林誠氏のルーツを見極める能力に欠けている、即ち発想力の貧困さを疑わざるを得ないのですね。