>>383
俺は40年前の『永遠に』封切り初日を観に行ったとき
御多分に洩れず金田伊功氏の作画に触れて圧倒され一発で魅了されてしまった
ポエムさんはあれこれ御託を並べるけれど
俺は2202を見ていて戦闘シーンに圧倒されることも魅了されることも無かったよ
それはもう見事に何一つ胸に響かなかったね
ていうかそもそも航空隊の活躍がロクに描かれていないのだから勝負になんかなりゃしないよね

永遠にのスタッフが特殊な舞台を整えてまで映像による快感を追求して見せたってのは
作り手側に明確な「観客に見せたいもの」があったからに他ならないだろう

では一方の2202ではどうだ
観客目線での快感原則を追求した形跡なんてありゃしない
延々と描かれるのは副監督の自己顕示のみ
物語展開とはまるで無関係な紋様を陣営の区別なくベタベタ貼り付けて
さも「ヤマトは俺様の物だ」と言わんばかりで観客はひたすら置いてけぼり
そもそも「観客に見せたいもの」など存在せず「俺スゲー」がしたいだけなんだから出来た映像が面白くなるはず無いよね

正直40年前の映像の足元にも及ばないくらいなら2202を作る意味があったとは思えない
予算が少なかったというならそれこそ手堅くファンに響く内容をやっときゃ良いものを
何事も身の丈に合わないことに手を出すべきじゃないよね