有名な『サイコ』(1960)の脚本家ジョセフ・ステファノ(1922−2006)の脚本で
撮られた未DVD化の心理スリラー『サイコ ドリーム』(1988、Blackout)。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=4215
原題「ブラックアウト」は、「停電」、「一時的な記憶喪失(※本作)」の意味。
アメリカの田舎の農園が舞台で、話の筋も大したことなく、演技なども含め
3流作品ですが、退屈はせず。本作をヨーロッパに移しダリオ・アルジェントが
監督して背徳的な「殺人場面のエロス」をドぎつく強調すれば、少なくとも
私は満足できます。「背後からブスブス刺されながら頭から窓ガラスにバッリーン」
の場面は、まさか『フェノミナ』(1985)の影響だったりするのでしょうか??
「一時的な記憶喪失」ものの映画では他に、あまり面白くありませんでしたが、
ロス・マクドナルド原作の『第三の標的』(1980)、アベル・フェラーラ監督の
『ブラックアウト』(1997)があり、両方とも未DVD化です。↓『第三の〜』予告。
https://www.youtube.com/watch?v=eAfU9RBjwsk