>>18
アメリカで映画つくりに関わる人種のほとんどがリベラルばっかりだからな。

ドナルド・トランプが大統領になり、アメリカに南米型のポピュリスト政権が誕生した。
ポピュリズムとは、左派・右派にかかわらず、大衆を動員する政治手法のことで、有権者を惹きつけるもっとも単純、原始的で効果的な方法は、彼らの理性ではなく感情に訴えることだ。

・・・これが「反知性主義」

庶民を抑圧して社会を不当に支配しているエリートを批判し、「理屈(知性)よりもひとびとの本音(感情)に寄り添うことが真のデモクラシーだ」
自分はただ『真実』を言葉にしているだけなのに、偽善的なメディアがPC(ポリティカル・コレクトネス・政治的に公正・政治的に正しい)を振りかざして断罪してくる!」と主張する。
ポピュリズムの特徴は、複雑な現実を単純な図式に落とし込んで、善悪二元論の勧善懲悪の物語をつくり、
普通の人々を代表するポピュリスト政治家が 「世界の富を牛耳る悪の組織=エリート・既得権益者」 に挑むヒーローとしての役割を演じるという政治スタイルのことだ。

善か悪か、良いか悪いか、これならとても分かりやすい。

ハリウッド映画や昭和の仮面ライダー、昭和の戦隊ヒーローもののTV番組が典型だが、
人類は「俺たち」を善=光とし、「奴ら」を悪=闇として、光と闇のたたかいの果てに最後は正義(善)が勝つ、という物語をえんえんと紡ぎつづけてきた。
ポピュリストの政治家はこのことをよく知っているので、感情に訴える巧妙な物語で大衆を動員する。
ここでのポイントは、「物語(フィクション)」である以上、それが真実かどうかは二の次・三の次だということだ。

・・・現実は正義と悪の線引きはそんなに単純明快なものじゃありません。

例えば戦争の当事者はお互いが正義です、戦っている当事者は自分が絶対正しい、自分が正義だと思って戦っています、
当然相手は悪だと思って戦っています、原因は信仰の問題、経済や領土、資源の利権の問題等様々ですが
正義とか悪とか善悪なんて、立場によっていくらでも変わります。

そういうワケで、トランプ大統領誕生は、善悪二元論の勧善懲悪の物語を量産してきたハリウッドやリベラルの自業自得であるとも言える