LAST7
イムラーン ナクヴィ監督(※ネタバレあり)
物語の起承転結をいじってバラバラにした構成の映画
少し前に流行った見せ方で、今では手法のひとつになりつつある
大都会NYの道路で目覚めた男
目覚めると一切人がいない
まるで時間が止まったかのように
大都市NYに一人も人がいないという不思議な違和感、その映像は面白かった
しかし見せ方にひねりがあるだけで、終わってみればさほど良くできたストーリーというほどでもない
※ここからネタバレ
テロ予告を警戒し、厳戒体制を敷きNYの街を全面封鎖した政府
誘拐事件の人質に取られる政府要人の娘
そしてついに起こってしまった自爆テロ
運命の歯車を狂わされた7:32
止まったままの時計、自分は生きているのかそれとも死んだのか

黒い目隠しをし、目から血を流したものたちは所謂つまり“死神”を表しているのだろう
まさかこの男一人のために街から人がいなくなったのか?ともっと背景のあるグロテスクさを期待したが、役割が単なる死神とは何だか味気ない
またいくら政府要人の娘が絡んでいるとはいえ、テロ予告に大都市の街ひとつ封鎖するだろうか?
この辺りの時間軸もよくわからない
もう一度観るのもいいが、完全に内容が分かれば敢えて2度3度と観るほどの映画でもないと思う