昨日は休養とってたんだがアマゾンプライムでチラ見した「ゴーストインザシェル」の余りの出来の悪さに絶句しましたよ。
いやすでに日本の幼稚なラノベなんかがハリウッドの原作になる時代です。まさに日本映画の劣化と同じコースなんですな。アメリカ映画。

こういうものは本来新しいアイデア満載の特異な才能が、少人数で作るから面白いんだが、どんどん企業化し産業映画ばかりになる。
なにも新しいものはなく、全部二番煎じの借りものばかり。

日本の映画会社が東大出ばかりになって腐ったのは誰もが知っているが、
アメリカも映画会社にはMBA持ちばかりになって予算管理と進行管理だけで下らん映画を量産するようになった。コッポラが「地獄の黙示録」制作中、レンズ一本届くまで半年以上ロケ先で全スタッフを待機させて、映画会社を潰しかけたような時代はもう終わったのですな。
傑作が生まれないはずです。


さらにバフェットみたいな蛆虫がディズニーだとかコンテンツ産業買うようになるとさらに腐る。
さあ、面白いからお前ら黙って金払って見ろ、というような糞映画ばかりになったんですな。
その前に音楽産業がそうなってしまったんだが同じことです。
世界中老若男女誰もが知っているヒット曲は最近まったくない。
八十年代、九十年代初頭まではまだあったのですよ。

で、これはアメリカの世紀の終わりの始まりなんですな。
ある意味目出度いことかもしれません。