品質が良ければ音質も良いはずだが、
SHM-CDとBlu-Spec CDは、その前提が崩れている。

高品質CDが従来CDに音で負けるのは、
少しだけ高い方に「音程が狂っている」と云う点にある。
音程に狂いがある高品質CDの音が悪いのは、
従来CDに合わせて作られたCDプレーヤーの音程の基準と合わず、
製品として無理があるためと思われる。
この点で、今の高品質CDは従来CDとの互換性が無いと見た方が、音質的には正解。
既存CDプレーヤーを土俵にすれば、小細工をした高品質CDは、
音楽の再現性という点で、従来CDに太刀打ち出来ない。

製造品質はSHM-CDとBlu-Spec CDで違いがある。
SHM-CDは従来のCDとさして変わらず、優位性は無いと判断。
Blu-Spec CDは技術的な優位性があり、
低エラーレートの製品を均一に生産できる可能性を持っているデータが得られたため、
優位性有りと判断。
一番の問題は、マスタークオリティ並の高音質を主張している点にある。
マスタークオリティ並の音にするには、
C1エラーレートを殆ど0(ゼロ)にしないと、
その音質の域に達しないと思われるが、
今の製造品質はそのレベルまで到達していない。

よって結論として、
CD > Blu-Spec CD > SHM-CD
となる。


http://www5.plala.or.jp/star-route13/sub11_2.html