>>622続き

劣等感は勉強などの面で非常にあり、授業時間はおとなしい生徒であったと教師は記憶しています。にもかかわらず、事件の現場になった附属池田小を受験したかのような嘘の発言を周囲にしていました。

宅間守は大人になっても自分の仕事を医者などと発言することがあり、自分の置かれている現状に劣等感を抱いていたことが垣間見えます。


〜性への過剰な欲望〜

宅間守の性への欲望が尋常でなかったことも注目すべき点です。女性が好きなわけではありません。ただ性交をすることが目的です。

宅間守は、基本的に女性に対して優しい感情や愛おしい感情を持てなかったようで、しばしば暴力や脅迫によって性交を行っていました。結果、強姦や強姦未遂で数回警察に逮捕されています。

宅間守が初めて強姦をしたのが高校2年生のときで、その後も数回強姦未遂や強姦をしています。強姦については、小学生高学年から中学生になってはクロロホルムで眠らせて交換する妄想や白昼夢に励んでいて、それをついに現実にしてしまいました。


〜育児放棄と低学歴〜

生い立ちとしては、宅間守は父親や母親とあまり密着をせずに育てられた印象です。公立小学校、公立中学校を卒業し、県立尼崎工業高校に入学します。高校2年時に高校を退学し、定時制高校に同年に再度入学します。しかし、この学校も登校しなくなり、退学になっています。