──平井 堅が男と一緒に歩いてます。

「まさか、'04年にウチが平井との熱愛……じゃなくて、仲睦まじい様子を報じたあのカレじゃないだろうな」

──そのまさかなんですよ。たしか、昨年9月にも同じ男とのツーショットを撮ってますよ。本当に仲良しですね。

 二人は夕食の店を探しているのか、飲食店に差し掛かるたびに、足を止めて吟味。それも1軒につき5分以上も費やすものだから、こちらもたまったものではない。再び鬼デスクから電話が。

「どうだ、店に入ったか?」

──相当優柔不断なようで、20分近くウロウロしてますよ。でも、悩んでいる平井を、短髪クンは優しく見守ってますね。

「もはやソウルメイトなんだろうな」

──あ、いま、小さな洋食店に入りました。

 1時間後。二人は店を出て歩き始めた。

──短髪クンがさりげなく、平井のバッグを持ってあげてますよ。

「あ、そう。もう報告しなくていいよ(笑)」

──でも、本当に気が利くナイスガイですよ。私、短髪クンに惚ほれちゃいそう☆

「…………」

──あ、いまケーキ店に入ってスイーツを買ったみたいです。二人で、短髪クンの自宅らしきマンションに入りました。

「もうそこまででいいから(苦笑)。見逃してやれ」

 いつになくヤル気が感じられない鬼デスク。でも、二人の清く穏やかな関係がこれからも続くと私は信じてる!