ぽにしぇっとはノーチラス命だった俺と重なる

ノーチラスは中域が薄くなりがちで、どのショップでもいい音で鳴ってなくて、
それでも俺は、このスピーカーには何かあると思い続け、上手く鳴らすために青春の全てを注いだ

転機になったのは、英国B&Wの認定ショップでノーチラスを聴くチャンスを得たこと
そこで鳴らし方のヒントを得た俺は、早期退職し、退職金でオーディオルームのある
家を建ててしまい、そのオーディオルームにノーチラスを据えた

毎日のようにノーチラスを拝み、
ディッキーさんとは直接英語で会話し、
オリジナルノーチラスという名前の名付け親でもある傅信幸さんとも何度か話す機会を得た

この頃、両親が他界し、妻が子供を連れて逃げ、気づいたら俺の周りには人がいなくなっていたが、
全てを犠牲にしたお陰か、俺のノーチラスからは地上一と思える音が出るようになっていた

つづく(かもしれない)