乱歩の窃視症というのは確かにそうですね。覗き見る話、視覚型の構成が多いと思います
「押絵と旅する男」「屋根裏の散歩者」も異様な視線の話だなあ
「人間椅子」のアイディアを思いついた頃も乱歩は横溝正史の案内で西洋家具やに行って
大きな椅子をあれこれと物色したあげく「中をくり抜いたら人が入れるか」と尋ね、
小説の腹案があることを知らなかった横溝は(急に何を言い出すんだ…)と驚いたそうです