http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/05/22/2017052202925.html

 発売から3週で出荷量が1000万台を突破したサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーS8」について「音が聞こえなくなる」現象と、エッジスクリーンの破損に関する不満が相次いでいる。これらの問題が、好調な販売にブレーキをかけるとの懸念も出ている。

 22日現在、インターネットの各種コミュニティーの掲示板には「再生ボタンを押しても音が出ない」「(動画共有サイト)ユーチューブや音楽が、1−2秒で聞こえなくなる」「音楽を聞いていると突然音が聞こえなくなり、電源のオフ・オンをするとまた聞こえるようになる」など、音響に関する問題を指摘するS8ユーザーの声が次々と寄せられている。「イヤホンを差すと聞こえる」「スピーカー側を強く押すとまた聞こえるようになる」など解決策も書き込まれている。音響の問題は海外でも指摘されている。英国のIT専門メディア「トラスティ―ド・レビュー」は11日(現地時間)、ユーザーが投稿した動画と共に「オーディオの欠陥はハードウエアの問題という可能性がある」と報じた。

 「ギャラクシーS6エッジ」のときから指摘されていた曲面スクリーンの耐久性についても、問題視する声が相次いでいる。S8は全てが曲面スクリーンの機種として発売されているため、スクリーンの角が割れるケースが頻発しているのだ。あるユーザーは「リビングのソファーに落としたが、スクリーンの角が割れてしまった」と話した。

 サムスン電子はアフターサービスセンターを通じ、オーディオ問題が発生している製品を回収して分析しているが、現段階では公式の対応策は示されていない。ただ、曲面スクリーンの破損については、5月末までに購入したユーザーには1回に限って修理費の50%を支援している。サムスン電子の関係者は「オーディオの問題は、集めた製品を分析してソフトウエアのアップデートなどの対策を検討している。スクリーンの強度については、ギャラクシーS7より40%ほど強化した」と説明した。