【韓国】民主化30年の韓国、“無い物ねだり”少なくない不平不満が増幅[6/26] [無断転載禁止]©2ch.net

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1ねこ名無し ★@無断転載は禁止2017/06/26(月) 21:46:08.78ID:CAP_USER
 30年前の1987年6月29日、民主化運動が激化する韓国で当時の与党、民主正義党の盧泰愚(ノ・テウ)代表委員(後の大統領)が、大統領直接選挙制を導入する憲法改正の受け入れなどを明言した「民主化宣言」を発表した。その一部を紹介する。

 「国民の間に鬱積している根深い葛藤と反目が国家的危機として現れたこの時代」「(ソウル)五輪までいくらも残っていない現時点で、国論が分裂し国際社会の笑いを買っている」「対話と妥協の絶妙さを傾け未来を」「この国を汗と自制と知恵で立派に培う」

 盧泰愚氏はこの年の12月に行われた大統領選で当選したが、直前に出した著書「普通の人びとの時代」には次のような言葉があった。

 「権威主義体制の終わり」「格差を縮めよという国民の要求」「国民和合」「国民の声に謙虚に耳を傾ける」「雇用機会を大幅に増やし、失業を減らす」「均等なよい暮らし」「勤労者も自制を」「疎外されない社会」

 当時、「盧泰愚の辞書には不正腐敗という言葉はない」と断言していた盧氏だが、退任後の95年に収賄罪で逮捕された。

 それはともかく、「盧泰愚民主化宣言」を今読み返してみて、現在の韓国にもピッタリと当てはまることに気付く。それを如実に示したのが5月に就任した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の演説や発言だ。

 「理念の葛藤、憎悪と対立、世代の葛藤を解消する」「分裂と葛藤の政治を変える」「譲り合い、格差を縮めていく社会的な大妥協」「権威主義的な大統領文化を清算」「雇用を改善し、所得格差の拡大を防がねばならない」「所得と富の深刻な不平等」「国民統合」「謙虚な権力に」「国民と同じ目線の大統領に」「機会は平等に」「疎外された国民がないように配慮する」。

 民主化30年。文氏が韓国国民向けに発した言葉は、盧氏の言葉と酷似している。盧氏が指摘した課題は現在も克服されず、国民の不満は相変わらず鬱積しているということだ。

 ただ、30年前に比べ韓国は相当に民主化された。国民は自由に“権利”を主張し、不満を堂々と訴え、30年前に取り締まられていた街頭デモは毎日、どこかで目にする。

 文氏は「制度としての民主主義が揺れて後退することはもうない」とし、「新たな挑戦は経済での民主主義」と訴えている。格差拡大や希望する職につけない国民の不満を意識したものだ。

 人権派弁護士として民主化運動にも関わった文氏の言葉だけに、その言葉には説得力があるのかもしれない。

 だが、当時の世代に加え、この30年の間に生まれた若年世代にも不平は生じ続けている。民主主義を純粋に切望したかつてよりも、欲求はより強くなった感がある。

 民主化以降、国民の海外渡航も自由となり、海外旅行を楽しむ韓国人は年々増加している。蓄えを考えず消費に走る「過消費」という社会問題もあった。その一方で、労組の激しい賃上げ要求は日常化している。

 日本人の感覚からすれば、現在の韓国国民の不平不満は“無い物ねだり”に映るものも少なくない。

 大統領就任まで、政権への抗議の先頭に立ってきた文氏は今、労働者(国民)と企業、政府による「社会的な大妥協」を訴えている。国民の不満克服と同時に国の安定を図らねばならない現実に直面している。

 ただ、労組関係者によると、文政権発足後、デモは相当やりやすくなったという。平日の出勤時間にも路上デモが平然と行われ始め、交通渋滞を招き、社会問題となっている。

 民主化30年後の今も、不満や主張を増幅させる一方の国民に対しても、我慢を求め妥協させることができるのか。国民が求めるものと、大統領がやるべきことは、30年を経ても変わっていない。

 盧泰愚氏から6代後の韓国大統領も、「決して容易ではないが、必ず成し遂げなければならない課題」(文氏)の克服と国民の不満解消に、同じく迫られている。(ソウル支局長・名村隆寛 なむらたかひろ)

http://www.sankei.com/column/news/170626/clm1706260006-n1.html

http://www.sankei.com/images/news/170626/clm1706260006-p1.jpg
24日、韓国・茂朱のテコンドー世界選手権であいさつする文在寅大統領(AP)

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