配信先、サーチナ2017-06-29 16:12
http://news.searchina.net/id/1638800?page=1

 中国の経済発展はすさまじいものがある。経済発展によって、都市部ではますます人口が増え、人びとにとって住みやすい街へと日々変化している。そして、中国人は自国の発展を、非常に誇りに思っている。
 
 中国メディアの今日頭条はこのほど、「アジアで最も発展した都市と評される東京だが、実は中国より時代遅れな都市だったとは思いもよらなかった」という記事を掲載し、東京と中国の都市を比較したうえで、中国の都市のほうが発展していると主張した。
 
 まず記事は、東京と中国の都市部の住宅について比較し、「東京にはすでに築数十年が経過した住宅が数多くあり、住宅は小さく、まるでマッチ箱をばらばらに並べたようで景観が美しくない。しかも、10階以下の小さいビルも多い」とし、「上海などの中国の近代的な都市とはもはや比較にならない」と主張した。
 
 さらに、日本の道路について、「東京の道路は狭くて曲がりくねっている」と紹介し、「中国の都市部のまっすぐで幅広い道路とは比較にならない」と主張。ほかにも「街路樹」、「電子決済」について紹介し、中国の都市部のほうが、より優れていることを主張。東京はファッションやアニメなど世界的な流行を生み出す都市であるとしながらも、その街並みからは古臭さは払拭できず、「矛盾を内包した都市だ」と論じた。
 
 中国の各都市が発展を続けているのは事実であり、新しいビルやマンションが急増しているのも確かだ。だが、東京はすでに現代化をほぼ完了させた成熟した都市であるのに対し、中国の各都市はこれから成熟に向かう段階にある。発展が始まったタイミングが違う以上、新しさや古さを比較することにどのような意味があるのだろうか。