マルハン(京都市上京区)は6月20日、同社のグループ企業で、カンボジアで金融事業を展開するサタパナ銀行が、2020年をめどに首都・プノンペンの中心部に新本店ビルを建設することを発表した。地下5階・地上22階のビルを建設する予定。

 この新本店ビル建設プロジェクトはマルハンの資本により進められており、これに伴い6月15日に起工式を開催。サタパナ銀行幹部、カンボジア国土管理都市計画建設省のペン・ソパール長官らが臨席するなか、建設工事の安全祈願が行われた。

 サタパナ銀行代表取締役の韓昌祐氏(マルハン会長)は「今年60周年を迎えたマルハンのように、カンボジアという国、ここに住む人々もさまざまな困難をハングリー精神とチャレンジ精神で乗り越え、成長することができると信じている」とあいさつ。また、カンボジアでの金融事業がその一助であり、この国をより良くするというコミットメントの象徴が新本店ビルの建設であると述べた。

 これに対し、ソパール長官は「カンボジア政府はマルハンのようなパートナーと友好を結び、協力し合えることを大変ありがたく思う」と述べ、同プロジェクトの正式な許可を宣言した。

 なお、サタパナ銀行は カンボジア全土に163の拠点を持ち、カンボジア内拠点展開ベース第2位、資本規模でカンボジア5指に入る同国最大の日系商業銀行。2008年にマルハンの子会社として開業した初の日系商業銀行マルハンジャパン銀行と、地場NGOを前身とする大手マイクロファイナンス機関のサタパナ社が統合し、2016年4月に誕生した。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)


http://www.sankeibiz.jp/business/news/170701/bsd1707010500004-n1.htm
2017.7.1 05:00