(タイトルの続き。 「ぼったくりのうわさが広まっちゃったんだよ」)

2017年6月30日、今年5月に韓国を訪れた外国人の数が前年同月比で35%近く減少、以前より減少傾向にあった中国人に続き、日本や東南アジアからの訪韓客も急減したことが分かった。韓国・ニュース1はこれを「三重苦」と表現し伝えた。

韓国観光公社がこの日発表した韓国観光統計によると、5月の訪韓外国人客は97万7889人で、前年同月から34.5%と大きく減少した。国別では、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備決定への報復の影響によるとみられる中国人の減少が数・率とも最大で、前年同期より64.1%減の25万3359人にとどまった。

一方、日本人客は朝鮮半島情勢の緊迫化などから前年同月比10.8%減少の15万9379人。訪韓日本人客は、李明博(イ・ミョンバク)元大統領が竹島に上陸した2012年8月から対前年で減少、以来3年半を経て昨年2月以降はおおむね増加傾向にあったが、今年4月以降、再び減少に転じている。

またこの3月以降、急減した中国人客に代わり勢いを見せていた東南アジア地域からの客も、旅行のシーズンオフに入ったことや、イスラム今日の断食月「ラマダン」の影響などで減少、インドネシア人が前年同月より38.4%減ったほか、フィリピン、マレーシア、タイからの客も軒並み減少した。前年同期に比べ増加したのは、ベトナム、台湾など少数の地域だ。

これにより、今年1〜5月の訪韓外国人客の累計は前年同期比12.1%減の576万人余りとなり、1〜4月累計での前年からの減少幅が拡大した。

この報道には韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せているが、韓国の不人気要因をTHAADや情勢悪化とのみ説明する記事に対して、「THAADのせいにするな。ぼったくりに押し売り、ひどいサービスが、もううわさになっちゃってるんだよ」「韓国は不親切にぼったくり、特に東南アジアの人には人種差別まで。それに物価は日本や欧米より高いくらい。遊びに来るのはカモだね」など、別の問題点を指摘するものが目立つ。

また、「そもそも韓国人ですら国内より海外に行くくらいだ。訪韓客が減るのも当然」「韓国の商売人のマインドとか観光資源を考えたら、こんなに来てくれるのも奇跡だ」などやや諦めたようなコメントも。

一方で、「この暑い中、来るわけがない」「ふふ、韓国人同士、仲良くやろう」「外国人がいないと騒がしくないし、ありがたい」「もともと観光で食べて行く気はないさ」など楽観的な受け止めもあった。(翻訳・編集/吉金)


http://www.recordchina.co.jp/b177005-s0-c30.html
Record China7月1日(土)21時10分