配信先、サーチナ2017-07-04 12:12
http://news.searchina.net/id/1639059?page=1

 中国の数多くある料理のうち、日本人の間でもっとも根づき、そしてもっとも愛されている料理と言えば、ラーメンやチャーハン、そして餃子ではないだろうか。
 
 中国で餃子は主に北方で主食として食べられている料理であり、日本の正月に当たる「春節」の時には一族で餃子を作り、皆で餃子を食べるという伝統がある。だが、中国メディアの今日頭条は「世界で最も餃子を愛しているのは、中国人ではないかもしれない」と伝え、中国人よりむしろ日本人の方が餃子を好んでいる可能性があると伝えた。
 
 記事は、餃子について「中国が東漢の頃に生まれた料理とされ、約1800年の歴史を持つ」と指摘。さらに餃子は日本に伝わってまだ100年程度しか経過していない、日本人にとってはまだ「新しい料理」であるにもかかわらず、日本における餃子の普及度合や認知度、食される頻度は驚きに値するとした。
 
 さらに餃子をこよなく愛する日本人が多いことに触れ、「日本のあるミュージシャンは餃子が好き過ぎて全国の美味しい餃子を探して食べ歩き、自分の訪れた100件ほどの店の中からより選った43件を紹介する本まで作ってしまった」と紹介し、さすがの中国人も「世界で最も餃子を愛しているのは日本人ではないか」と感じるほどだと論じた。
 
 また日本に伝わった餃子がさらなる進化を遂げていることも紹介し、日本の餃子専門店のなかには餃子をワインに合うようアレンジしたり、付けタレとして酢醤油以外にわさびやレモン、パクチーなどがあって、店の雰囲気ももはや中華ではなくイタリアンバーのように洗練されていると紹介した。ゆえに、「日本人は海外から伝わった料理を美食へと昇華させることが異常なほど得意」とした。