北朝鮮は4日に発射した弾道ミサイルについて、「ICBM(=大陸間弾道ミサイル)の発射実験に成功した」と主張、各国が分析を進めている。この事態にトランプ政権はどう動くのか?ワシントンから井上幸昌記者が伝える。

 今回の発射実験はトランプ大統領が怒りを爆発させるレッドライン“越えてはならない一線”を越えた可能性がある。アメリカは当初、中距離の弾道ミサイルと発表したが、アメリカメディアは政府高官の話として、エンジンを2段階で燃焼させるICBMだったとみられると伝えている。

 トランプ政権の高官らは緊急で集まって今後の対応について協議し、北朝鮮への圧力を最大限に強めることを検討した模様。軍の追加派遣や制裁の強化などが検討されていると報じられている。

 特に、北朝鮮を経済面で支える中国への働きかけを強めるのは確実で、今週、ドイツで行われる米中首脳会談では武力行使の構えもちらつかせながら北朝鮮への圧力強化を迫るものとみられる。

 また、ロイター通信によると、アメリカが国連の安全保障理事会の非公式会合を開くよう要請したという。制裁の強化を提案する可能性がある。


http://www.news24.jp/articles/2017/07/05/10366149.html
2017年7月5日 07:18