2017年7月3日、韓国・朝鮮日報によると、韓国の若者の間で「きれいなごみ」を集める人が増えているという。

大学生のイさん(23)は最近、「きれいなごみ」集めに没頭している。これまで集めたのは人気テレビ番組のステッカーや眼鏡の形をしたストロー、ミニ扇風機付きのネックレスなど。いずれも「もったいなくてまだ使ったことがない」そうだ。

90万ウォン(約8万8000円)余りの月給のうち家賃と公共料金を差し引いた40万ウォン(約3万9000円)ほどで生活するイさんにとって、「きれいなごみ」は一見ぜいたくに見えるかもしれない。しかし、実用性はなくとも感性を満たしてくれるため、買ったことを後悔したりもったいないと思ったりしたことはないという。ぜいたくをしたくてもあまりお金を使えない現実の中で、「これくらいならいいだろう」と思えるものを買って「自らを慰めている」そうだ。

イさんのように、余裕のない日常の中で、たとえ実用性に欠けようともこまごまとしたかわいいものを集める若者が増えているという。「一人暮らしの必需品」とは懸け離れたこれら一風変わった商品は、若者の間で「きれいなごみ」と呼ばれている。

最近ではインスタグラムにも「#きれいなごみ」のハッシュタグとともに1万6000件以上の写真が投稿されており、フェイスブック「きれいなごみ」専用ページの「使い道はないけど欲しいと思わない?」「きれいなごみは、きれいなことでその役目を果たしたも同じ」という言い回しはユーザーらに人気だという。動画投稿サイトYouTubeでも「天下第一きれいなごみ選抜大会」の動画が32万件の視聴回数を記録するなど、「きれいなごみ」ブームはかなり盛り上がっているそうだ。

これについて、韓国のネットユーザーからは「これらはごみじゃない。アクセサリーのようなもの」「花も枯れるけどきれいだから買う。それと同じこと」「貧しい中でのぜいたくか…ご飯よりは安いリッチなデザートや、ブランドの口紅が売れるのと同じ」とその心理を主張するコメントや、「『きれいなごみ』ブームと『ミニマリスト』が共存する社会」「結局のところ、お金をためても将来幸せになれるとは限らないから使う。将来に対する否定的な期待と確実性」と韓国社会の現状を伝える声などが上がっている。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)
http://sp.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=183331&;ph=0