日中全面戦争の契機となった盧溝橋事件から80年を迎えた7日、香港の活動家らが香港中心部にある日本総領事館が入るビルの前に、慰安婦を象徴する2体の「少女像」を設置した。日本政府に対し、戦争への謝罪と補償を強く求めるのが目的としている。

 設置したのは尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張する「保釣行動委員会」のメンバー。今回の動きは韓国の慰安婦問題の団体とは関係がないとし、ソウルなどにある少女像の写真をもとに製作し、初めて設置した。香港当局の設置許可は得ていないとしている。

 同委員会は中国が2014年、旧日本軍による南京事件について定めた「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」である12月13日まで少女像を設置したい考え。一方、日本総領事館は「過去の不幸な歴史に過度に焦点をあてることは良好な日本と香港の関係の発展・維持に資さない」として、香港政府に早期撤去を申し入れた。

 台湾・台北にある日本側の窓口機関・日本台湾交流協会の台北事務所前でも7日、抗議活動があり、日本政府に対し台湾人慰安婦への謝罪などを求めた。事務所近くの植え込みが赤いペンキで汚された。(香港=益満雄一郎)


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2017年7月7日21時30分
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