韓国の鄭鉉栢女性家族相は10日、政府として、従軍慰安婦問題の関連資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」に登録する事業の予算を「拠出できる」と述べ、登録推進事業を支援する考えを表明した。元慰安婦の女性らが集団生活するソウル近郊、京畿道広州の支援施設「ナヌムの家」を訪れ、記者団に明らかにした。

 女性家族省は、慰安婦問題の最終解決を確認した2015年の日韓合意が発表された後、登録推進事業から手を引き、登録推進は市民団体が中心となっていた。鄭氏は10日「慰安婦問題はもはや韓日間ではなく国際的な問題だ」と強調した。(共同)


https://mainichi.jp/articles/20170710/k00/00e/030/240000c
2017年7月10日 13時05分(最終更新 7月10日 13時10分)