菅義偉(すがよしひで)官房長官は14日午前の記者会見で、2010年に獄中でノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、劉暁波(りゅうぎょうは)氏が13日に死去したことについて「自由と民主主義の追求に人生を捧げた劉氏の逝去の報に接し、心から哀悼の意を表したい」と述べた。

 菅氏は「自由、基本的人権の尊重、法の支配は国際社会における普遍的な価値であり、これらが中国においても保障されることが重要だ」と指摘。「引き続き高い関心を持って、中国の人権状況を注視していきたい」と語った。

 また、中国当局が末期がんと診断された劉氏の国外治療を認めなかったことに関しては「詳細は差し控えるが、さまざまなルートで日本政府の考え方を中国に伝えていた」と述べるにとどめた。


http://www.sankei.com/politics/news/170714/plt1707140020-n1.html
2017.7.14 12:08