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2017年7月13日、韓国銀行(中央銀行)は、韓国経済の基礎体力を示す潜在成長率が2%台後半に下落したとの分析結果を公表した。同行が、韓国の潜在成長率を2%台として正式に発表したのは初めてだ。韓国・SBSなどが伝えた。

韓国銀行は13日、経済見通し報告書で、2016〜20年の韓国の潜在成長率が年平均2.8〜2.9%と見込まれると明らかにした。合わせて過去の潜在成長率も、01〜05年は4.8〜5.2%、06〜10年は3.7〜3.9%、11〜15年は3.0〜3.4%と、下落を続けてきたものと推定されるとした。潜在成長率は一般的に、資本、労働などの生産要素を最大限に投入して、追加の物価上昇を引き起こすことなく達成できる成長率を指す。

韓国銀行は、潜在成長率が下落した背景について、「サービス業の発展が不十分なことと、高い規制水準により生産性が低下し、経済の不確実性により資本蓄積が進まないことが主な原因と推定される」と分析した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「大変だ」「本当に心配。大丈夫なんだろうか」「中国には追い越され、日本には追い付けない」「潜在成長率が2%台だったら、実質経済成長率はマイナスになるのでは?」「近いうちに潜在成長率もマイナスになるかも」など、悲観的な意見が数多く寄せられた。

また、「経済を再生させると言いながら、公務員の数を増やすという愚か者が大統領になったんだからこれも当然」と、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の政策への批判の声もみられた。