日韓両政府が8月上旬にフィリピンで予定されている東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会合の際に外相会談を行う方向で調整に入ったことが19日、分かった。複数の日韓外交筋が明らかにした。

 韓国の文在寅(ムンジェイン)政権が5月に発足して以降、外相会談が開かれるのは初めて。

 両政府は外相会談について、8月2〜8日のASEAN関連外相会合に合わせて開催する日程を想定している。

 韓国側は康京和(カンギョンファ)外相が初めての日韓外相会談に臨む。日本側は同月3日に内閣改造・自民党役員人事が予定されており、外相は6日に現地入りする方向で調整している。

 会談では、日本側は釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像の撤去など、慰安婦に関する一昨年の日韓合意の履行を求める。

 康氏は日韓合意の再交渉要求を排除しない姿勢を示しており、初顔合わせで対立する可能性もある。

http://www.sankei.com/politics/news/170720/plt1707200007-n1.html