「スマホはウリナラで生まれました。日本の発明品じゃありません、我が国のウリジナルです。
しばし遅れをとりましたが、今や巻き返しの時です。」
「ギャラクシーは好きだ」
「ギャラクシーがお好き? けっこう。ではますます好きになりますよ。さぁさぁ、どうぞ。サムスンのニューモデルです。
画素数もたっぷりありますよ。どんな近眼の方でも大丈夫。どうぞ充電してみてください。
……いい音でしょう? 余裕の音だ、馬力が違いますよ」
「一番気に入ってるのは……」
「何です?」
「……爆発力だ」
「わーっ、何を! わぁ、待って! ここで動かしちゃ駄目ですよ、待って! 止まれ! うわーっ!!」