韓国映画界で今年最大の期待作『軍艦島』が26日に公開されたが、公開初日から観客の評価は真っ二つに分かれた。

 『軍艦島』は日本による植民地支配下にあった1945年、日本に行けば金を稼げるとだまされて軍艦島(長崎県の端島)に向かった人々の、島からの決死の脱出劇を描いた映画だ。

 『軍艦島』は26日午後4時50分現在、「ネイバー映画」コーナーのユーザー評価で5.39点(10点満点)にとどまった。ソン・ジュンギをはじめファン・ジョンミン、ソ・ジソブら人気スターが多数出演している上、公開前日のチケット予約率が70%に達し、大きな期待を集めていただけに、この評価は期待に反するものだ。

 ユーザー評価では4時50分現在で6466人が『軍艦島』を評価し、最低点の「1点」が45%で最も多く、次が「10点」(40%)だった。

 評価が大きく二分されたのは、映画に出てくる「ろうそく」のシーンが原因のようだ。映画の中で、朝鮮人たちが脱出直前にろうそくを手に持つシーンがあるが、一部のネットユーザーはこのシーンが「ろうそく集会」を連想させるとして不快感を示している。

 こうした感想に対し、別のユーザーらは「映画をなぜ現実に介入させるのか」「それなら映画を見なければいいのに」などの反応を示した。

デジタル・イシュー・チーム
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

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