2017年7月25日、韓国での生活を希望するミャンマー人23人が、5カ月に及ぶ審査の末に「再定住難民」と認定され、ソウル仁川(インチョン)国際空港に到着した。韓国・文化日報が伝えた。

同日午前9時30分、仁川空港の入国審査場に到着した23人の表情には、見知らぬ韓国の地を踏む緊張感と、ここでの新たな出発を期待する期待感が交錯した。入国審査場には「Welcome to Korea。大韓民国はあなたの新しい出発を応援します」と書かれたプラカードが掲げられていた。

彼らは本国ミャンマーで主に宗教や人種問題などにより差別や迫害を受け、隣国のタイに逃れた後、難民キャンプで生活してきた。韓国行きを希望するに至った理由について、ある女性は「ドラマで韓国人が幸せに生きる姿や、泣いたり笑ったりする姿を見て、韓国行きを夢見た」と語り、男性の一人は「長時間、韓国への再定住審査を受け大変だったが、韓国の方々は必ず私たちを受け入れてくれると信じていた。子どもたちが韓国で良い教育を受け、立派な人間になってくれることを望む」と、これまでの苦労や今後の期待を語った。

23人は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の推薦に基づき、韓国法務部による書類審査と身元照会・現地面接・健康診断など5カ月にわたる審査を経て選抜された。韓国入国から半年間は、韓国語や韓国文化・就業教育などの基礎的な適応教育を受ける予定だ。法務部による「再定住難民モデル事業」は2013年に発効された難民法に基づくもので、これまで15年に4家族22人、昨年は7家族34人のミャンマー難民が韓国に移り定着を果たしているという。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは5000を超えるコメントが集まっているが、そのほとんどが難民受け入れに否定的な内容だ。コメント欄には、「韓国に難民を受け入れるほどの余裕があるのか?」「難民を受け入れる前に、自国民の救済が優先では?」「偏見かもしれないが、難民の受け入れは理解できない」「難民の前に貧しい老人を助けてあげてほしい」「韓国人にも、食べていくのが大変な人がいるというのに…」「僕らの仕事すらないのに、難民を受け入れてどうするんだ」など、「難民より自国民を」とする声が多く並んだ。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)
http://sp.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=184983&;ph=0