閑散とした仁川空港の中国航空会社のカウンター(資料写真)=(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】

今年上半期(1〜6月)に日本を訪れた外国人観光客が訪韓外国人客の2倍以上に達したことが分かった。

韓国観光公社と日本の観光庁によると、1〜6月に韓国を訪問した外国人観光客は675万2000人となり、前年同期比で16.7%減った。

一方、同期間の訪日外国人は17.4%増の1375万7300人となった。

昨年の上半期は訪韓外国人が810万9800人、訪日外国人は1171万3800人で、今年に比べ差は大きくなかった。

訪韓観光客が急減したのは、中国当局が3月に出した韓国旅行商品販売禁止措置により外国人観光客で最多だった中国人が40%以上減ったためだ。中国は米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に対抗する形で同措置を取った。

また、1〜3月は前年同月比で増加していた日本人客も北朝鮮の軍事挑発への懸念などから4月(5.4%減)に減少に転じ、5月(10.8%減)、6月(6.9%減)と減少が続いている。

これに対し、上半期に日本を訪れた韓国人客は339万5900人となり、前年同期比で42.5%増加。訪日外国人のうち最も多かった。

中国政府の韓国観光商品販売禁止が長期化するとみられるのに加え、東南アジアや米州、欧州からの観光客も減少しているため、韓国と日本の外国人観光客数の差は今後さらに広がる見通しだ。


2017/07/29 07:00
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