>>680
>>681
このXASM-3の弾頭は、従来の弾頭に比べてタングステンなどの
金属が大部分の重量を占めていて、火薬は数十キロしかない。
昔の戦艦の徹甲弾のような構造に近いとみられていて、明らかに
求める破壊効果が従来の対艦ミサイルと異なる。
「艦底まで貫通することによる浸水効果を狙っている」と言われて
いるが、戦術思想に関しては、実戦を経ないと何が優れているのか
証明できないから難しい。

浸水効果に関しては、従来の火災による破壊を狙った対艦ミサイル
に対して、
・ 火災による損傷の修理は岸壁で行えるが、艦底の修理には
  ドックが必要で、敵のリソースを消耗させる効果が大きい
・ 火災の修理は軽微であれば部品を運んで現地でも可能だが、
  ドックに入れる必要のある浸水は、必ず本国回航を必要とする
などの優位性が言われてはいる。
> 運動エネルギーの塊みたいな物を叩き込んでも意味ないだろ?
という反対意見もある。
当然、反対意見も踏まえたうえで開発は行われていると思われるが、
実戦で使ってみないと何とも言えないことも確か。
そのための実射テストなのだろう。