【ソウル時事】

韓国外務省は31日、2015年12月に発表された慰安婦問題をめぐる日韓政府間合意を検証する作業部会を設置したと発表した。民間の専門家らも参加、交渉過程を徹底的に調査する。文在寅大統領は検証結果を踏まえ、今後の対応を決める。
 
委員長はハンギョレ新聞元論説室長の呉泰奎氏が務め、メンバーは呉氏を含め9人。31日に初会合を開き、今後の計画について協議したという。
 
康京和外相は先に、韓国紙・中央日報との会見で、「全般的に検討しなければならない部分があるようだ」と指摘。検証結果次第では再交渉も「一つの選択肢になり得る」と明言している。
 
また、外務省報道官は「(合意の過程で)どのような部分が不足していたのかなどに関し、最初から最後まで綿密に調べる」と述べ、結論が出るまでには一定の時間がかかるとの見通しを示している。


(2017/07/31-13:43)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017073100594&;g=pol