松江市の友好都市の韓国・晋州チンジュ市から来た中学生15人が30日、松江市西川津町の市国際交流会館で、市内の中学生18人とゲームや料理をして交流した。8月1日まで滞在する。

 竹島問題を巡って途絶えた晋州市との行政交流が今月、9年ぶりに行われたのを機に、2004年が最後になっていた中学生の交流も13年ぶりに再開。28日からホームステイなどをしながら市内に滞在している。

 日韓の中学生は4グループに分かれ、絵を紙に描いて後ろの人に次々と伝える伝言ゲームに挑戦。丼に盛る日本に対して、鍋で食べる韓国と、食べ方の違う「ラーメン」が絵でうまく伝わらないなど文化の違いを体感していた。

 また、ひらがなやハングルで名前の書き方を教え合って、仲を深めていた。

 イ・ガヨンさん(14)は「日本の中学生は親切で、女性はかわいい。ゲームは面白かった」と喜んでいた。市立湖東中3年浅野栞菜かんなさん(15)は「言葉がわからなくても楽しかった。韓国語のあいさつなどを覚えたくなった」と話していた。

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