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▲「学校では教えてくれない日本史」276ページ.1万5千ウォン.
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▲著者のシン・サンモク氏

今日の日本を作った出発点としてしばしば1867年の明治維新が挙げられる。封建的政治体制と決別した日本が西欧技術と制度を積極的に受け入れ、アジアで一番最初に近代化に成功したという。しかし、新刊「学校では教えてくれない日本史」はこのような考えと一線を画す。

同書は古来、私たちから先進文明を受け入れた「後進国」日本が100年余り前、西欧化の改革を通じて強大国になった、という認識が事実とかけ離れていることを指摘する。日本近代化の成功は明治維新のだいぶ前からきちんと積み重ねた国家的力量が西欧文明と出会って「ポテンシャルが開花した」結果という主張だ。

同書は明治維新以前の260年余りをさす江戸時代に注目する。江戸時代は徳川家康の江戸幕府が始まった1603年から幕府が天皇に権力を譲渡した1867年までだ。「武士が刀をさして通る恐怖政治を展開し、人民は彼らの目に触れぬようぶるぶる震えながら暮らしていたと韓国人が思っている江戸時代、日本は朝鮮よりはるかに先んじていた。」

著者は16年間の職業外交官生活をやめてソウルで正統日本うどん屋を5年間開いているのシン・サンモク(47)氏だ。彼は日本問題を扱う外交部本部東北アジア1課や駐日大使館などに勤めた経歴がある。

同書は「西欧ルネサンスに次ぐ転換の時代」に直面した江戸日本の変化像を覗くため、衣食住をはじめとする生活文化史的接近を試みる。地方領主である大名たちが江戸と領地を行き来して生活するようにした参勤交代が江戸の都市化に多大な役割を果たしたという事実から紹介する。

数十万人の大名と随行員のための消費市場が発達し、多様な商業活動が活発化した。人々が順次、江戸に駆せ参じ、庶民の生活風景も変わった。この他に建国神話を象徴する伊勢神宮参拝の流行から出発した旅行ブーム、性を主題にした娯楽小説「好色一代男」の人気に力づけられた大衆出版物市場の形成、流通網の発達により日常食になった仙台味噌(日本味噌)人気などがこまかく扱われる。

この本はこのような事例を通じて資本、市場、競争、移動、統合、自治、公共など近代性の要素がどのように受容され、社会を変えたかを分析しながら近代化の種がどのようにまかれて芽が出たかを追いかけて行く。

著者は最後の文で19世紀、欧米国家から不公平な関係を強要された日本が憤慨するにとどまらず、ヨーロッパの法制研究等を通して不平等条項廃棄を引き出したと言及する。「自ら強要された不平等を朝鮮にまた強要した日本を、不道徳で悪い国だと批判するのは自由だ。しかし、日本は自ら主権を回復したし朝鮮は回復できなかった。その歴史から習う必要はないのか?」

全て同意することは難しいが、私たちの歴史観を一度かえりみる必要がある指摘だ。

ソース:聯合ニュース(韓国語) 現代日本出発点が明治維新?…「江戸時代から朝鮮先立って」
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/08/07/0200000000AKR20170807156600005.HTML

前スレ:http://lavender.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1502207890/
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